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━君がいたから━

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  • 1:

    秋の匂いは私の胸を締めつける。
    だって,思い出が多過ぎるから。
             裕里。

    2006-09-04 20:52:00
  • 31:

    ◆『圭ちゃん?遊園地いかん???』
    お互いの事を名前で呼ぶようになり,毎日電話で話した。学校の帰り道送ってもらったりした。少しずつ距離を縮めていく。

    気付けば春休みも後少し。まだまだ照れがある二人。裕里は,勇気をだしてデートに誘ってみた。返事はもちろんOK。ずっと,こんな楽しい毎日が続くと思ってた。だけど…

    2006-09-05 19:31:00
  • 32:

    遊園地はめっちゃ楽しかった。電話は日課になってて,周りからは,ラブラブとか言われてよく冷やかされた。圭ちゃんはすごい優しかった。顔からして優しくて想像した通りの人やった。嫌な事はしない。裕里にすっごい気を使ってるのが分かる。

    付き合って3ヶ月。何一つ嫌な事なんかなかったのに,このモヤモヤは何…?

    2006-09-05 19:54:00
  • 33:

    会いたくない。次第に裕里は,圭ちゃんに対してそんな気持ちをいだくようになった。
    何でも言う事を聞いてくれる圭ちゃんが頼りなく思えて,優しすぎて,何か物足りなく思えてしまった。
    あんなに好きやった気持ちはあっけなく消えていってしまった。

    2006-09-05 21:16:00
  • 34:

    別れる決心がつかへん裕里は,恋愛経験が多い,ミウに相談した。
    「最低やん。裕里さぁ贅沢じゃない?」
    自分でも分かってる。けど,冷めるなんて裕里が1番思ってなかった。何も言えなくて黙りこむ。
    「けど,しゃあないよな。そういう事もあるわ!早く別れた方が坂本も楽ちゃうかな?ミウは裕里の味方やから」
    ミウのその言葉に,今までたまっていたモノが溢れ出し,涙に変わって,裕里は泣き続けた。

    2006-09-05 21:26:00
  • 35:

    裕里に泣く資格なんかないのにね。

    その日,会う勇気がなかった裕里は,電話で圭ちゃんに別れを告げた。
    圭ちゃんの泣く声を聞いたのは,これが初めてでした。
    圭ちゃんは,声を振り絞って「友達でいてな」と言ってくれました。

    2006-09-05 21:30:00
  • 36:

    人は失ってから,初めて大事だと気付きます。

    傷つけた分,必ず自分に返ってきます。

    だけど耐えます。あなたが好きやから。

    2006-09-05 21:32:00
  • 37:

    ◆またあの季節がやってきた。今は9月。秋が近づいてくる。

    圭ちゃんと別れてからも,電話のやり取りがほぼ毎日続いた。恋人じゃない,友達として。
    周りは,圭ちゃんが裕里に未練あるって言ってたけど,全然そんな感じじゃなかった。本間に仲の良い友達って。裕里はそう思ってた。

    2006-09-05 22:15:00
  • 38:

    毎日電話して飽きひんの?ってくらい楽しかった。こんな日が続いたらって思った。

    けど,裕里は圭ちゃんの気持ちを利用してたんかもしれません。寂しくならないように。

    2006-09-05 22:19:00
  • 39:


    そんな毎日が,少しずつ,少しずつ変わろうとしていました。

    学校の帰り道,愛加とバイバイをして一人ポチポチ帰ってると,後ろから聞き慣れた声がした。

    2006-09-05 22:23:00
  • 40:

    圭ちゃん━?
    電話だけの変な関係やったから,会って話すのは久々やった。
    「今ちょっといける?」
    『ぁっ…久々!どしたん?』沈黙がしばらく続き,耐え切れなかったのか圭ちゃんが話し始めた。

    2006-09-05 22:29:00
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