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1:
瑠美
当時20歳
やりたくない事はやらない。
仕事は気が向いた時だけ。
夜は飲み歩いた
欲しい物もたくさんあった
自分が幸せだなんて思わなかったけど
別に不幸だとも思わなかった。2006-09-01 02:48:00 -
41:
瑠美
瑠美は大切な娘を面倒みながら大好きな夫のために家事をする充実した毎日を過ごしていた。
ただ梨果の事はどうしても前途多難だった。
梨果が瑠美の事が気に入らないは梨果の態度を見れば一目瞭然だった。
それはすごくツライ事だけど夫は優しかったし娘のえみの成長を見ていたら少しは紛れた。2006-09-04 06:33:00 -
42:
瑠美
それでもやっぱり血は繋がっていなくても家族なんだしみんな仲がいい方がいい。瑠美は1ヵ月後にせまった梨果の誕生日に何かしようと思ってさとるに相談した。
「梨果の誕生日もうすぐやんかぁ。プレゼント何がえぇかな?梨果の友達も呼んでみんなで祝ってあげない?」
さとるの反応は微妙だった。
「家族だけでいいやろ。」
さとるは他人を家に入れるのを嫌がった。瑠美が家に呼べるのはさとるとの出会いのきっかけとなったあんな位だった。2006-09-04 06:40:00 -
43:
瑠美
なんでそんな嫌がるんやろ…ちょっと神経質なんかな…その時はそれ位にしか思ってなかった。
養ってもらってる側だからあまり強くは言えないし。
この時はまだ何もわかってなかった。2006-09-04 06:47:00 -
44:
瑠美
梨果の態度は日に日にエスカレートしていった。
さとるが仕事で帰りが遅いときに限って梨果は何かしらやらかす。
はじめは瑠美のアクセサリーを盗む程度だった。
梨果がやったって証拠はないけどアクセサリーを入れてるケースの中身はあきらかに減っていた。2006-09-04 06:53:00 -
45:
瑠美
その事をあんなに相談した。
「相手は小学生やろ?かまってほしいだけなんちゃう?」
「ちゃうねん!!あたしを見る目があきらか殺意みたいな…なんか睨まれてるみたいな感じやねん。」
あんなは少し悩んで笑った。2006-09-04 06:57:00 -
46:
瑠美
「お母さん死んだせいで精神科通ってる位なんやろ?それだけ親が好きだったんやなぁ…嫉妬かもしれんな。自分が梨果ちゃんの立場やったらやっぱすぐには受け入れられんやろ。表し方って人それぞれやと思うし。無理に母親面する方が逆効果なんちゃう?長い目で見たりや。相手は精神病にかかった小学生やで。デリケートやねん。」
あんなは励ます様に言った。瑠美はあんなの言うとおりだと思った。
自分は心の傷を負った子をそんな目で見てたのかと思ったら恥ずかしくなった。2006-09-04 07:05:00 -
47:
瑠美
長い目で見ようと思った矢先えみの泣き声が聞こえた。驚いて駆け付けると梨果もそこにいた。
「えみ?どうしたん?ママやで?…なぁ梨果えみになんかした?」
「してへん。」
「じゃあなんで泣いてんねん?」
「知らん」2006-09-05 14:20:00 -
48:
瑠美
梨果が本当の事を言うはずがない。これだけじゃない。洗濯物がぐちゃぐちゃになってたのも冷蔵庫の電源がしょっちゅう切れるのも車のキーがなくなるのも証拠はないけど梨果ってわかってた。
瑠美はそろそろ限界だと思ってさとるに相談した。
「なんで梨果がやったって決め付けるん?」
「だって梨果しかおらんやん!!車のキーとかえみには届かない所に置いてあるんやで?」
さとるは瑠美を軽蔑するような目で見た。2006-09-05 14:27:00 -
49:
瑠美
さとるは梨果にはかなり甘い。瑠美の親も甘いけどそんなの比べものにならない位甘かった。もちろんえみにも優しかったが梨果への態度は本当にお姫様扱いだった。
瑠美は我慢するしかないと思った。もうすぐ梨果の誕生日だ。誕生日に梨果の気に入るようなプレゼントをあげれば少しはマシになるかなと期待と言うよりも神頼みのような感じだったけど瑠美は梨果の誕生日プレゼントを考えた。2006-09-05 14:33:00 -
50:
瑠美
さとるはまだ瑠美の事を怒っているようで口を聞いてくれなかった。
瑠美は自分が悪い事をした気はまったくしてなかったけどこんな広い家でさとるに口を聞いてもらえないと自分がこの家に独りぼっちな気がして淋しくて仕方なかった。
「さとる?起きてる?ごめんなぁさっき。瑠美イライラしててあんな事言って。」
さとるは寝ていた体を起こし笑顔で瑠美を抱き締めた。
「梨果のせいにするって裏切られたような気がしてあんな態度とったねん。わかってくれて嬉しいで。さすがは俺の瑠美やな」
瑠美は何かおかしいと思いながらも淋しいのは嫌だったから何も言えなかった。2006-09-05 14:42:00