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1:
瑠美
当時20歳
やりたくない事はやらない。
仕事は気が向いた時だけ。
夜は飲み歩いた
欲しい物もたくさんあった
自分が幸せだなんて思わなかったけど
別に不幸だとも思わなかった。2006-09-01 02:48:00 -
2:
略部分
自分が幸せだなんて思わなかったけど
不幸だとも思わなかった。2006-09-01 02:50:00 -
3:
瑠美
瑠美はホストクラブが大好きだった。
夢を見させてくれるから。
優しい言葉をくれるのは全てお金のためとわかっていたし瑠美も本気になってたわけじゃない2006-09-01 02:54:00 -
4:
瑠美
瑠美はバツ1。
2歳の子供もいる。
育児ばかりしていた瑠美をバカみたいに甘い親はたまには遊んだらと週に1回丸1日自由の時間をくれたあげく20歳にもなる娘におこずかいをあげていた。
瑠美はそんな親に甘えてた。2006-09-01 03:01:00 -
5:
瑠美
毎週土曜日
瑠美の自由な時間。
今日も友達の結花とホストクラブに行く。
しかし結花の様子がおかしかった2006-09-01 03:06:00 -
6:
瑠美
「結花?元気ないやん!!どうしたん?」
か細い声で結花は答えた。
「…生理こないねん」2006-09-01 03:10:00 -
7:
瑠美
瑠美は一瞬驚いた表情を見せた。が、すぐ冷静な口調で
「妊娠検査薬はやったん?妊娠してたとしたら誰の子なん?」
結花は少し…30秒位黙っていたがゆっくり口を開いた
「まだ。妊娠してたとしたられお以外おらん。」2006-09-01 03:15:00 -
8:
瑠美
れおは結花が指名してるホストの事。
「れおとヤってたんや?」
結花は黙っていた。
「うちらでグダグダゆっててもしゃあないし薬局行こうや」
結花と瑠美は薬局に向かった2006-09-01 03:19:00 -
9:
瑠美
検査の結果は陽性。
結花は泣きだした
「泣いたってしゃあないやろ!!きついかもしれんけど避妊させなかった自分も悪いんやで。…でも避妊しなかったれおも悪いけどな。れおに電話しぃや。今。」2006-09-01 03:24:00 -
10:
瑠美
結花は携帯を手に取ったまま動かない。
「確認しときたいんやけど結花はれおの事好きなん?子供生みたいん?」
結花は小さく頷いた。
「なら父親いなくても一人で育てていけんねんな?!」
結花は顔を伏せてしまった2006-09-01 03:28:00 -
11:
瑠美
瑠美はため息を吐きながら結花から携帯をひったくってれおに電話した。
「…もし?あぁ瑠美やけど。今ちょっと出てきてくれへん?あ?無理ってコッチが無理やし。いいからはよ来てや」
電話をきって15分位でれおがきた。2006-09-01 03:32:00 -
12:
瑠美
瑠美は結花が妊娠した事を説明した。
れおから出た言葉は
「本当におれの子なん?」
でました。
瑠美は頭が噴火するんじゃないかって位腹が立った。そこまで言われても口を開かない結花にもイライラしてた。でもここでキレてもしょうがない。冷静になろうと深呼吸した2006-09-01 03:36:00 -
13:
瑠美
「結花はれお以外おらんて言ってるけど」
れおは信用できないって顔してる。まぁ無理はないか。
2人の問題になんであたしがこんなにつっこんでんだろって急にあほらしくなってきた。2006-09-01 03:40:00 -
14:
瑠美
確かに結花は大事な友達やけどここはあたしの出る幕じゃない。
「あとは2人で話つけや。なんかあったら電話して」
瑠美はホストクラブには行かずタクシーに乗って帰った。2006-09-01 03:50:00 -
15:
瑠美
瑠美は家についてから泣いた。なぜ泣いているのかわからない。
自分と同じような経験をしてほしくなかったから?
何もできない自分に腹がたった?
自分でもよくわからない。2006-09-01 21:03:00 -
16:
瑠美
それから自分の子供の顔が浮かんだ
あたしはなんで娘がいるのにホストクラブになんか行ってたんだろう。
親がくれた息抜きの時間をホストクラブになんかで使っていたのが急にバカらしく感じた。2006-09-01 21:06:00 -
17:
瑠美
気分が落ち着いてきた頃に結花から電話がかかってきた。
「瑠美…さっきはありがとぅ。子供は堕ろす事にした。れおが中絶のお金出してくれるって」
当然の結果だろう。
これを機にフタリはホストクラブに行くのをやめた。2006-09-01 21:10:00 -
18:
瑠美
でもそう思ってたのは瑠美だけだった。
2週間もしないうちに瑠美は結花からホストクラブに行こうと誘われた。
「やめるって言ってたやん?いつから行ってるん?」
「3日位前からやけど…やる事ないしさぁ瑠美もどうせ暇やろ?」
耳を疑った。2006-09-01 21:14:00 -
19:
瑠美
3日前って…子供堕ろして間もないのに。
「おまえなんか一生同じ事繰り返してたらえーわ!!」
瑠美は一方的に電話を切った。
何も罪のない赤チャン堕ろして悪怯れもしない友達の神経を疑った。2006-09-01 21:17:00 -
20:
瑠美
瑠美は結婚してから急激に友達が減った。
家事などで忙しかったし当たり前だと思う。
離婚した後も連絡をとろうと思えばとれたが今更だと思い連絡はとっていなかった。だから結花との縁が切れた今遊ぶ人がいなかった。2006-09-01 21:20:00 -
21:
名無しさん
頑張って
2006-09-01 22:10:00 -
22:
瑠美
ありがとぅございます?
へただけど読んでやってください??2006-09-01 22:42:00 -
23:
瑠美
別にひとりもいないわけじゃない。
浅い付き合いだが何人かいた。
時間帯が合わないだけ。
瑠美には中学から仲がよかった杏奈という子がいた。2006-09-01 22:51:00 -
24:
瑠美
杏奈はいい企業に就職して頑張っている。
キャリアウーマンって感じがしてなんだか羨ましかった。
自分も結婚して幸せだったけど世界が違う気がした。
そんな杏奈に離婚した事は伝えていなかった。2006-09-01 22:54:00 -
25:
瑠美
そんなカッコ悪い姿を知られたくなかったんだと思う。
だけど無償に会いたくなった。声が聞きたくなった。
瑠美は携帯を手に取り杏奈に電話した。2006-09-01 22:57:00 -
26:
瑠美
杏奈は1コールもしないうちに電話に出た。
「久々やん!!全然連絡してこやんで!!元気してたん?」
瑠美は懐かしい杏奈の声に涙が出てきた。
そして離婚した事を杏奈に話した。2006-09-01 23:00:00 -
27:
瑠美
言うまでもない。杏奈は驚いていた。
「なんで言ってくれなかったん?なぁ今から会えへん?うちちょうど今日休みやし…ゆっくり話したいわ」
瑠美は杏奈を家に呼んだ。2006-09-01 23:03:00 -
28:
瑠美
感動の再会って感じだった。
あえて離婚の話題には触れず2歳になる瑠美の娘の話、昔から甘かった親の話、杏奈の仕事の話をした。
昔に戻ったみたいで瑠美はうれしかった。2006-09-01 23:08:00 -
29:
瑠美
杏奈は急に聞いてはいけない事を聞くような口調で
「再婚とかは考えてないん?」
と聞いてきた。瑠美は笑顔で答えた。
「ちょっとは考えてるで。いつまでも親に甘えっぱなしじゃあかんと思うしな。えみにも…血は繋がってなくても父親は必要だと思うねん。」
杏奈はせやなって言いながら懐かしい笑顔をこぼした。2006-09-01 23:12:00 -
30:
瑠美
それから杏奈は合コンなどによく呼んでくれた。
再婚するなら瑠美がただ好きになった人じゃだめな事を杏奈もよくわかっていた。
子供を養っていけるような人じゃないと…。
杏奈が呼んでくれる合コンや飲み会はちゃんとした仕事をしてる人ばかり。だけどバツ1に子持ちの女を受け入れてくれる人はあまりいなかった。2006-09-01 23:47:00 -
31:
瑠美
だけどそんな人ばかりじゃなかった。
瑠美のような過去を持っているさとるに出会った。
27歳で7つも年上だけど瑠美には関係なかった。
さとるはいつも優しくて瑠美がさとるを好きになるのには時間がかからなかった。2006-09-02 00:38:00 -
32:
瑠美
さとるも瑠美の事が好きなんだと思う。だけど付き合おうとかフタリの関係をハッキリさせるような言葉は言わなかった。
瑠美はじれったくなってさとるに言った
「あたし…もうさとるの事出会って間もない時から好きやねん。さとるはあたしの事彼女にしてくれる気はないん?」2006-09-02 00:42:00 -
33:
瑠美
「好きやで。けどなお互い子供もおるし付き合うなら俺は結婚前提やと思ってる。瑠美はまだ若いしそんな事考えてないやろ?」
瑠美はなんだかうれしかった。
「あたしやって結婚前提やと思ってるで!!さとるならえみともうまくやってくれる気がするし!!」
さとるは笑顔を見せた。2006-09-02 00:47:00 -
34:
瑠美
瑠美はほっとした。
―あたしこの人と幸せになれるかもしれん。
だけどさとるは急に真剣な顔になった。
「俺な前の奥さん死んでんねん。」2006-09-02 00:50:00 -
35:
瑠美
瑠美はおどろいて何も言えなかった。
「…今から話す事瑠美が受け入れてくれんねやったら俺は瑠美を幸せにするって約束するで」
さとるは笑顔で言った。けどその笑顔には不安が交じっているようだった。
瑠美は笑顔で頷いた。2006-09-02 00:55:00 -
36:
瑠美
「事故やった。家の中で階段から落ちて打ち所が悪くて…俺の娘はそれを見てた。自分の親が死ぬ瞬間を。ショックも無理ないよな。今も精神科に通ってんねん。その時の記憶がないねん。ショックでとんだらしい。こんな複雑な家庭やねん。おまえは俺と一緒になったら大変な思いすると思うで?」
瑠美はおどろいたけど過去は過去。自分が悲しい過去から救ってあげたい気持ちだった。
もちろんさとるに伝えた。さとるは喜んでくれた。2006-09-02 01:04:00 -
37:
瑠美
それから半年もしないうちにフタリは籍を入れた。
えみはまだ2歳だけど父親ができた事に喜んでいるようでさとるになついていた。
だけどさとるの連れ子の梨果は違った。瑠美に会おうともしなかった。2006-09-02 01:08:00 -
38:
瑠美
瑠美とさとるが一緒に暮らしはじめる事になり瑠美と梨果は初めて顔を合わす事になった。
「初めまして。今日からよろしくなぁ☆」
瑠美は当たり障りないあいさつをした。しかし梨果は何も答えなかった。
「梨果。今日からこの人がおまえのママになるんやで!!ちゃんとあいさつしぃや。」
梨果は黙って自分の部屋に行ってしまった。2006-09-04 05:55:00 -
39:
瑠美
瑠美の旦那になったさとるは安定した給料で貯金もある。新しい家族のために一軒家を買った。家族のためならなんでもする理想の夫だった。
梨果の態度にショックをうけていた瑠美に
「梨果も年ごろやねん。小4やし…死んだ母親の事もあるし…」
気を使うさとるが瑠美にはうれしかった。
「大丈夫やで。覚悟はしてたし。そんなすぐうまくいくとは思ってへんよ。あたし頑張るから協力してや?」2006-09-04 06:02:00 -
40:
瑠美
さとるは笑顔を見せ少し梨果と話してくると2階へ上がった。
さとるの笑顔は口には出していなかったけどありがとうと言われてる気がして瑠美は幸せな気持ちでいっぱいだった。
梨果との問題は抱えているけれどこんなに優しい夫がいていい家に住めて本当に自分は幸せなんだと思った。2006-09-04 06:08:00 -
41:
瑠美
瑠美は大切な娘を面倒みながら大好きな夫のために家事をする充実した毎日を過ごしていた。
ただ梨果の事はどうしても前途多難だった。
梨果が瑠美の事が気に入らないは梨果の態度を見れば一目瞭然だった。
それはすごくツライ事だけど夫は優しかったし娘のえみの成長を見ていたら少しは紛れた。2006-09-04 06:33:00 -
42:
瑠美
それでもやっぱり血は繋がっていなくても家族なんだしみんな仲がいい方がいい。瑠美は1ヵ月後にせまった梨果の誕生日に何かしようと思ってさとるに相談した。
「梨果の誕生日もうすぐやんかぁ。プレゼント何がえぇかな?梨果の友達も呼んでみんなで祝ってあげない?」
さとるの反応は微妙だった。
「家族だけでいいやろ。」
さとるは他人を家に入れるのを嫌がった。瑠美が家に呼べるのはさとるとの出会いのきっかけとなったあんな位だった。2006-09-04 06:40:00 -
43:
瑠美
なんでそんな嫌がるんやろ…ちょっと神経質なんかな…その時はそれ位にしか思ってなかった。
養ってもらってる側だからあまり強くは言えないし。
この時はまだ何もわかってなかった。2006-09-04 06:47:00 -
44:
瑠美
梨果の態度は日に日にエスカレートしていった。
さとるが仕事で帰りが遅いときに限って梨果は何かしらやらかす。
はじめは瑠美のアクセサリーを盗む程度だった。
梨果がやったって証拠はないけどアクセサリーを入れてるケースの中身はあきらかに減っていた。2006-09-04 06:53:00 -
45:
瑠美
その事をあんなに相談した。
「相手は小学生やろ?かまってほしいだけなんちゃう?」
「ちゃうねん!!あたしを見る目があきらか殺意みたいな…なんか睨まれてるみたいな感じやねん。」
あんなは少し悩んで笑った。2006-09-04 06:57:00 -
46:
瑠美
「お母さん死んだせいで精神科通ってる位なんやろ?それだけ親が好きだったんやなぁ…嫉妬かもしれんな。自分が梨果ちゃんの立場やったらやっぱすぐには受け入れられんやろ。表し方って人それぞれやと思うし。無理に母親面する方が逆効果なんちゃう?長い目で見たりや。相手は精神病にかかった小学生やで。デリケートやねん。」
あんなは励ます様に言った。瑠美はあんなの言うとおりだと思った。
自分は心の傷を負った子をそんな目で見てたのかと思ったら恥ずかしくなった。2006-09-04 07:05:00 -
47:
瑠美
長い目で見ようと思った矢先えみの泣き声が聞こえた。驚いて駆け付けると梨果もそこにいた。
「えみ?どうしたん?ママやで?…なぁ梨果えみになんかした?」
「してへん。」
「じゃあなんで泣いてんねん?」
「知らん」2006-09-05 14:20:00 -
48:
瑠美
梨果が本当の事を言うはずがない。これだけじゃない。洗濯物がぐちゃぐちゃになってたのも冷蔵庫の電源がしょっちゅう切れるのも車のキーがなくなるのも証拠はないけど梨果ってわかってた。
瑠美はそろそろ限界だと思ってさとるに相談した。
「なんで梨果がやったって決め付けるん?」
「だって梨果しかおらんやん!!車のキーとかえみには届かない所に置いてあるんやで?」
さとるは瑠美を軽蔑するような目で見た。2006-09-05 14:27:00 -
49:
瑠美
さとるは梨果にはかなり甘い。瑠美の親も甘いけどそんなの比べものにならない位甘かった。もちろんえみにも優しかったが梨果への態度は本当にお姫様扱いだった。
瑠美は我慢するしかないと思った。もうすぐ梨果の誕生日だ。誕生日に梨果の気に入るようなプレゼントをあげれば少しはマシになるかなと期待と言うよりも神頼みのような感じだったけど瑠美は梨果の誕生日プレゼントを考えた。2006-09-05 14:33:00 -
50:
瑠美
さとるはまだ瑠美の事を怒っているようで口を聞いてくれなかった。
瑠美は自分が悪い事をした気はまったくしてなかったけどこんな広い家でさとるに口を聞いてもらえないと自分がこの家に独りぼっちな気がして淋しくて仕方なかった。
「さとる?起きてる?ごめんなぁさっき。瑠美イライラしててあんな事言って。」
さとるは寝ていた体を起こし笑顔で瑠美を抱き締めた。
「梨果のせいにするって裏切られたような気がしてあんな態度とったねん。わかってくれて嬉しいで。さすがは俺の瑠美やな」
瑠美は何かおかしいと思いながらも淋しいのは嫌だったから何も言えなかった。2006-09-05 14:42:00 -
51:
名無しさん
めたおもしろい☆★
2006-09-05 20:42:00 -
52:
瑠美
ありがとぅございますm(__)m
夜更新するんで見たってください?2006-09-06 10:56:00 -
53:
瑠美
「なぁさとる〜梨果の誕生日プレゼント犬にせえへん?せっかく一軒家買ったんやし!あかんかなぁ?」
さとるも賛成してくれて梨果の誕生日プレゼントは犬を買う事になった。
さとると瑠美はえみを連れてペットショップに行った。2006-09-06 19:24:00 -
54:
瑠美
梨果は夕方までカウンセリングで帰ってこない。夕方までには犬を買って家で誕生日パーティの準備をしなきゃ。
さとるはすごく嬉しそうだったけど瑠美はずっと不安だった。
うまくいくか…プレゼントは喜んでくれるか…心配だらけだった。2006-09-06 19:30:00 -
55:
名無しさん
あげ?
2006-09-07 17:38:00 -
56:
名無しさん
瑠美ちゃん頑張れ?楽しみにしてるよ?
2006-09-07 23:39:00 -
57:
名無しさん
もう書けへんの?
2006-09-08 21:30:00 -
58:
瑠美
更新遅れてごめんなさい?
読んでくれてる人おって嬉しいです?
今から書いてくんで読んだってください?2006-09-09 00:07:00 -
59:
瑠美
さとるが梨果を迎えに行ってる間瑠美は誕生日パーティの仕上げにかかった。準備が終わってから昼寝してるえみを起こして梨果の帰りを待った。
えみはさとるが大好きだったからさとるが帰ってくるのを楽しみに待っていたけど梨果の事はそうでもなかった。
えみは梨果に髪の毛を切られた事があった。
それ以来えみは梨果に近寄らなくなった。
それをさとるに言ってもさとるは梨果に優しく注意する位で怒らなかった。そんな事が何度か起きてから瑠美はさとるへの感情が何か変わっていった。2006-09-09 00:20:00 -
60:
瑠美
えみと遊びながらさとると梨果の帰りを待って10分位したところで2人が帰ってきた。
普段はさとるが家にいると瑠美よりさとるの方が好きなんじゃないかって位、さとるにべったりなえみだけど今日はさとるの隣には梨果がいたためえみは瑠美から離れなかった。
ご飯を食べおわり、風呂に入ってからケーキを切ることになった。
さとるがえみをお風呂に入れてる間、瑠美とえみはフタリっきりになった。
普段は用がない時は2階の自分の部屋にこもっているのに今日はめずらしく下にいた。2006-09-09 00:28:00 -
61:
瑠美
梨果とふたりっきりになる事はめったになかったから時間が過ぎるのが遅く感じた。むしろ瑠美は緊張しているようだった。
―なんで一応は自分の娘なのにこんな振り回されてんねやろ…2006-09-09 00:38:00 -
62:
瑠美
瑠美が考えているとえみが口を開いた。
「あたしのおかんはなもっとご飯うまかったで。」
瑠美は驚いて何も言えなかった。
―この子はあたしの事母親として認めてないんや…2006-09-09 01:22:00 -
63:
瑠美
瑠美が黙っているとさとるとえみが風呂からでてきた。
「ママー!!ケーキケーキ!!」
「まだやで。お姉ちゃんがお風呂入ってからな。梨果お風呂入ってきぃや。」
えみは瑠美の服をつかんだまま梨果の方を見ていた。2006-09-09 01:27:00 -
64:
瑠美
梨果は黙って風呂に入った。梨果が風呂に入っている間プレゼントとケーキを用意して梨果が風呂から出るのを待った。
瑠美はさっきのえみの言葉が忘れられずうわの空になっていた。自分が料理がへたなのはわかってる。けどショックだったのはあたしは認めないと言い張るような梨果の態度だった。
「瑠美?大丈夫やで?きっと梨果も喜ぶやろ。」
さとるは瑠美が梨果がプレゼントを喜んでくれるか心配してるのかと思い優しい言葉をかけた。2006-09-09 01:35:00 -
65:
瑠美
そんなんちゃう。さっき梨果に…なんてさとるには言えなかった。
「せやな」
瑠美は笑ってえみを抱き上げながら言った。
2006-09-09 01:38:00 -
66:
瑠美
梨果が風呂からでてきてリビングに入ってきた。
「梨果誕生日おめでとう!!」
さとるの言葉と同時に誕生日プレゼントの子犬を渡した。
梨果は少し笑っているように見えた。2006-09-09 01:43:00 -
67:
名無しさん
たまにえみと梨果がごっちゃになってるで。
2006-09-09 01:46:00 -
68:
瑠美
ケーキを食べてからえみを寝かして風呂に入ってから寝室に行った。
さとるは瑠美を待っていた。瑠美が部屋に入ってきた瞬間抱きついてきた。
テーブルを見たらウィスキーのボトルとグラスが置いてあった。
瑠美は無理矢理さとるに抱かれた。2006-09-09 01:54:00 -
69:
瑠美
67さん?本間や?教えてくれてありがとうm(__)m気を付けます?
2006-09-09 01:57:00 -
70:
名無しさん
頑張ってね☆★
今の小説板で一番楽しみやねん(o^v^o)2006-09-09 02:11:00 -
71:
瑠美
70さん?ありがとぅ!!期待に応えられるかわからないけど頑張るんで読んでください(つз・、)?
2006-09-09 03:00:00 -
72:
瑠美
梨果は冬休みになってずっと家にいた。
瑠美がえみと遊んでいる時杏奈から電話がかかってきた。
「杏奈久々やなぁ!!」
「本間やで〜相変わらず連絡してこない子やで。たまには連絡してきぃや?瑠美幸せなん?」2006-09-09 03:08:00 -
73:
瑠美
瑠美は自分が幸せなのかわからなかった。
「わからん…幸せなんかなぁ…梨果ともあんまりうまくいかへんしさとるもよおわからんし…えみはさとるにべったりやしなんか淋しいわぁ。」
「さとるさんとうまくいってないん??」
「うまくいってないってゆうか…あたしのいうこと信用せんで梨果のかたばっかもつねん。たまにめっちゃイライラすんねやんかぁ」
「自分の娘やもんかわいくてしゃあないんやろ。大目にみたれやぁ。ってか忘年会の話聞いたぁ?」2006-09-09 03:17:00 -
74:
瑠美
「聞いたでぇ。行くみたいやけど。」
「瑠美はこないん?」
「あたし?なんでなん?会社の人達でやるんやろ?」
「毎年結婚してる人は奥さんとか子供連れてくるし瑠美も来るもんかと思ってたわぁあたしも彼氏連れてくし瑠美に会わしたいからえみちゃんと梨果ちゃん連れてきたらええやん。」2006-09-09 03:22:00 -
75:
瑠美
「そうなんや…普通に社員だけやと思ってたし…来てほしくないからあたしに言わなかったんちゃうかな?だったら行かん方がよくない?」
「なんでやねん?来てほしくない理由なんかないやろ。」
「いやぁあたし前から思っててんけどさとる自分の知り合いに会わしてくれへん気ぃすんねん。親にもやで?結婚のあいさつしに行った時位しか会ってないからな。おかしいと思わへん?」
「…よぉわからんなぁ。一応聞いてみたら?」2006-09-11 14:22:00 -
76:
瑠美
最近瑠美の中では複雑な感情ばかりがでてきて心に余裕がなかった。
その日の夜瑠美はさとるに忘年会の事を聞いてみたが軽く流された。
「あたしも行きたい」言おうと思えば言えたけどなぜだか恐くて聞けなかった。
―もういっぱいいっぱいや…。なんか体がだるい…。動きたくない。2006-09-11 14:27:00 -
77:
瑠美
部屋でぼーっとしていた瑠美を見たさとるは瑠美の隣に座った。
そしてフタリが出会った日の話や付き合いはじめの話をした。
明るい話ばかり。
瑠美は気分が軽くなった気がした。あたしはなんで勘ぐってばかりいたんだろう…幸せな気持ちで眠りについた。2006-09-11 14:32:00 -
78:
瑠美
次の日の朝目が覚めたら昼過ぎだった。最近やたら眠い。気分が軽くなったと思っていたが一時的だったようだ。吐き気もする。
妊娠かと一瞬思ったけどピルを飲んでるしそんなわけがない。
さとるに電話したら仕事を切り上げて一緒に病院へ行ってくれた。
えみは梨果と留守番。さとるは梨果に「えみを頼むで」と言ったけど正直えみを梨果と2人きりにしたくなかった。けど仕方なかったのでそのまま家をでた。2006-09-11 15:32:00 -
79:
瑠美
瑠美は絶対精神病やと思った。
―あたしは頭おかしくなったんや!!
しかし瑠美のお腹の中には赤ちゃんがいた。
瑠美はおどろいていた。ピル飲んでたはずやのに…。医者は100%ではないからと言ったが瑠美はさとるを疑っていた。
前に瑠美が寝ている時ふと目を覚ましさとるの方を見たらさとるがピルの入ってる引き出しをあさっていた事があった事を思い出したからだ。次の日引き出しを見たらピルはあったし気にしなかったけどもしかしたら何か他の薬と変えたのかも…。2006-09-11 15:41:00 -
80:
瑠美
だけどさとるの子供の様に喜ぶ姿が微笑ましくてその事は忘れようと思った。
家についてえみの事を思い出した。梨果にまた何かされてたらどうしよう…
また吐き気がした。
しかし家について見るとえみと梨果はリビングで一緒に寝ていた。特に変わった事はない。
瑠美達が帰ってきた物音で梨果が起きた。2006-09-11 15:49:00 -
81:
瑠美
今日の夜が忘年会だったからさとるは準備をしていた。それをぼーっと見ている瑠美にさとるは
「今日から外でたらあかんで。買い物も俺がするしほしいものあったら俺が買ってくるから。おまえは子供の事だけ考えてればえぇから。」
瑠美は気が重かった。そんなんせんでえぇのに…
そんなやりとりを見ていた梨果にさとるは言った。
「梨果にまた一人弟か妹ができるんやで?嬉しいやろ?」
梨果は黙ってまた2階にあがってしまった。2006-09-11 15:58:00 -
82:
瑠美
(略)梨果は黙って2階にあがってしまった。
2006-09-11 16:04:00 -
83:
名無しさん
書いて下さい??
2006-09-15 14:45:00 -
84:
瑠美
子供が熱だしたりで大変やった?
あとで更新するんで見てください?2006-09-17 23:12:00 -
86:
瑠美
ゆうさんしおりありがとぅ?
今から書きます?2006-09-18 22:51:00 -
87:
瑠美
さとるを見送った後瑠美は杏奈に電話した。
「え?妊娠したん!!おめでとーう!!って嬉しくなさそやな?」
「あたしピル飲んでたんやで?おかしいと思わへん?」
瑠美は杏奈にいろいろ説明した。2006-09-18 22:54:00 -
88:
瑠美
「しかも軽く外出禁止やねん。笑い事ちゃうでほんま。そんだけ心配ゆうのもわかるけどそんなん余計なお世話やろ。勘弁してほしいわ。」
「なんかすごいな。さとるさんたまに会社で会うけどめっちゃクールやで?さとるさんもう忘年会むかったん?」
「ついさっきな。つーかあたしほんまは子供いらんねん。今はえみと梨果の事でいっぱいいっぱいやねん。」
なんとなく振り替えると梨果が立っていた。
―いつからいたん?聞かれてた?2006-09-18 23:08:00 -
89:
瑠美
―絶対さとるに言うわこのガキ。最悪や。しかもさとるに言ったらめんどうになるような事だけしか言わんねん。ほんまだるい。
梨果は2階にあがって行った。
「瑠美?どうしたん?聞いてる?」
「あ…ごめん。今梨果が…。話聞かれてたわ。」
「ほんま?大丈夫なん?てかあたしもそろそろ忘年会向かわな!!また電話するなぁ。」2006-09-18 23:14:00 -
90:
瑠美
梨果に何言ってもフォローにならないのはわかっていた。ほっとくしかない。
瑠美は寝ようとしたけどなかなか寝れなかった。
―あたしなんでこんな振り回されてんねやろ…
むなしさでいっぱいだった。瑠美は涙がこぼれた。
ぼーっとしていると電話がなった。2006-09-18 23:19:00 -
91:
瑠美
知ら番だった。
―こんな時間に誰やねん。
「はい?」
「瑠美ー!!久々やなぁ!!元気してたぁ?」
「…ごめん誰?」2006-09-18 23:22:00 -
92:
瑠美
「涼やって!!覚えてないん?」
涼?涼…涼…
―思い出した。ゆかと通ってたホストクラブの奴や!!2006-09-18 23:25:00 -
93:
瑠美
「なんか用ですか?」
「冷たぁー!!もうミナミこぉへんの?」
「いかんよ。結婚してるし。ホスト遊びなんかとっくに卒業してんねん。」2006-09-18 23:29:00 -
94:
瑠美
「結婚したん?いーなぁ!!俺ホストやめたんやでぇ!!でも瑠美とは友達でおりたいなぁ思って電話したんやけど〜迷惑やった?」
「直引きしようとしても無駄やで。」
「なんでやねん!!笑そんなんちゃうわ!!なんか昔より更にどぎつい性格んなったなぁ!!」
なんだかんだ涼と昔話で盛り上がった。少し明るい気分になれた気がした。2006-09-18 23:36:00 -
95:
名無しさん
頑張って?
2006-09-20 22:39:00 -
96:
瑠美
↑さんありがとぅ?
最近更新遅いけど完結するまで頑張るんでよんでくださいm(__)m2006-09-22 00:11:00 -
97:
瑠美
涼と話してたら梨果に杏奈との会話を聞かれた事も忘れてた。
朝起きてさとるの機嫌が悪かったので思い出した。
さとるが仕事行ってからやることもなくえみと遊んでた。梨果は誕生日にあげた子犬と遊んでいた。
この時にはすでに梨果と仲良くなる事は諦めていた。2006-09-22 00:16:00 -
98:
瑠美
瑠美はさとるが仕事から帰ってくるのが恐かった。残業になればいいのに…そんな思いもむなしくいつもより2時間も早く帰ってきた。
食事中も瑠美とさとるは一言も話さなかった。2006-09-22 00:21:00 -
99:
瑠美
瑠美がごろごろしているとさとるが寝室に入ってきた。
「涼って誰なん?」
瑠美はビックリした。なんで知ってるん?……さとるケイタイ見たんや…
「誰って友達やで。」2006-10-10 00:30:00 -
100:
瑠美
「友達って男やろ?俺がいるのに男友達なんて必要ないやろ!!なめとんの?」
「何熱くなってんねん!旦那と友達はちゃうやろ。なんでそこまでいわれなあかんねん。なめてんのはそっちちゃう?」
瑠美も我慢の限界だった。熱くなってるのは自分も一緒だ。
「本当に友達なんやな?じゃあ電話しろや俺が見てる前で。」2006-10-10 00:37:00 -
101:
名無しさん
あげぇ??
2006-10-10 22:58:00 -
102:
瑠美
さとるは瑠美がホストに行ってた事を知らない。涼の返答によってはホスト遊びがバレる。でもここで断ったら怪しまれるし瑠美は諦め半分で涼に電話した。もちろんスピーカーで。
「もしー?何しとん?今ちょっと平気ー?」
「瑠美から電話なんてめずらしいなぁ!!なんかあったん?」
「いや…ちょっと旦那に疑われてんねん。」
「はぁ?意味わからん!!何を疑われてん?あれか?不倫!!ないわぁー笑」2006-10-10 23:21:00 -
103:
瑠美
やっぱ空気読める子やわ。笑
「別にそこまで聞いてへんわ!!笑ごめんなぁこんな電話して。まぁまた適当に連絡してや☆」
瑠美はかなりほっとした。2006-10-10 23:25:00 -
104:
瑠美
「これでわかったやろ?あたしはやましい事なんかせぇへんよ。今日ずっと態度悪かったんはこれのせいなん?」
さとるはごめんなって言いながら瑠美を抱いた。
―なんでやろ?普通やったら誤解とけて嬉しくて抱き合ってお互い深まっていくものだと思ってた。でも嬉しいって感情とはちゃうねん。めんどくさい事が1つ減って一息…みたいな感じ。さとるとのエッチだってしなくても全然問題ないみたいな…むしろ妊婦なんやからやめて〜って感じ。これが倦怠期なんかな?あたしはもうさとるの事好きじゃないんかな?2006-10-10 23:34:00 -
105:
瑠美
瑠美はそんな事を考えながらさとるに体をあずけされるがままになった。
―そういえばあたし梨果に杏奈との会話聞かれたんやった。さとるは知らへんの?まだ言ってないだけかもしれんし油断はできへんな…
この時の瑠美は考える事がたくさんありすぎて常に何かに悩まされてた。
自分では精一杯でまだ何も気づいてなかった。2006-10-10 23:48:00 -
106:
瑠美
何日かたってもさとるの態度は変わらず普通だった。
そういえば最近梨果は瑠美につっかかってこなくなった。だからと言って仲がよくなったわけではないけど。仲良くなるチャンスなんだろうか。瑠美は思い切って話かけてみた。
「なぁこないだの会話聞いてたんやろ?なんでおとんにゆうてへんの?」
「ゆうても意味ないやろ?」2006-10-11 15:14:00 -
107:
名無しさん
おもしろいので全部よんぢゃいましたぁ??
2006-10-17 06:47:00 -
108:
名無しさん
しおリ?
2006-10-20 02:18:00 -
109:
瑠美
ありがとう?
更新遅いけど読んでください?2006-10-24 00:02:00 -
110:
瑠美
やっぱ無理なんやろか…でもこのまま梨果に気を使ってばっかなのは嫌や…
瑠美が黙っていると梨果が口を開いた。
「子供どうするん?」
びっくりした。まさか梨果からそんな言葉がでてくると思わなかった。何言うてるん?どうゆう意味?2006-10-24 00:07:00 -
111:
瑠美
「子供生みたくないんやろ?おとんとの子供はいらんのやろ?」
「そんなんちゃうよ!!あたしはただ…」
梨果は部屋に戻って行った。本当は兄弟できるのが楽しみだったんかな?いろいろ考えたけど結局梨果の考えてる事はわからなかった。2006-10-24 00:11:00 -
112:
瑠美
梨果はさとるに言わない気かもしれない。でもなんで?梨果なんか瑠美を困らせるのが趣味みたいな女やのに…?
一人で考えたら次から次へといろんな事考えだしてどんどん不安が募った。
…なんか胃痛い。。。
そんな時涼から着信。2006-11-09 00:30:00 -
113:
瑠美
「こないだ平気やったぁ?」
「あぁ平気やったで?ごめんなぁ本当(>_2006-11-09 00:35:00 -
114:
瑠美
「せやなぁ…てかごめんまた掛けるわ。」
「え?なんでなん?今都合悪い?」
「ほんま……胃痛い。しゃべんのもしんどいわ。」
その瞬間血ぃ吐いた。2006-11-09 01:15:00 -
115:
瑠美
―うわ…何なんこれ…
瑠美は体が崩れて地面に座りこんだ。ふと見ると梨果が立ってる。携帯から涼の声が聞こえる。
梨果が瑠美の携帯をとって話しだした。瑠美は今起きてる事がわからなくて呆然としてた。2006-11-09 01:20:00 -
116:
瑠美
それから10分かな…どれ位たったかわからないけど涼がうちにきた。
抱き上げられて涼の車に乗せられた。梨果はえみの手をひいて車に乗った。
―夢でも見てるんかな…2006-11-09 02:43:00 -
117:
チコ
どうなるの!?胃潰瘍!?
2006-11-09 17:00:00 -
118:
瑠美
チコさん?まぁそんな感じです?笑
2006-11-13 04:02:00 -
119:
瑠美
瑠美はしばらく病院のベッドで寝ていた。
看護婦さんが部屋のドアをあける音で目が覚めた。
ふと横を見ると涼が椅子に座ったまま寝ていた。2006-11-13 04:06:00 -
120:
瑠美
看護婦さんは瑠美の体の事を説明しだした。ストレスが原因で…栄養失調と…
―そんなんいいからはよ肝心な事言えよ2006-11-13 04:08:00 -
121:
瑠美
看護婦さんの話の途中で涼も起きた。二人で話を聞いていた。
結局胃潰瘍やった。
そして瑠美のお腹の中の赤ちゃんはもう生きてなかった。2006-11-13 04:11:00 -
122:
瑠美
気の毒そうな顔をして看護婦さんは部屋を出ていった。瑠美は涙がぼろぼろこぼれた。そんな瑠美を涼は抱き締めてくれた。
その時梨果とえみが部屋に入ってきた。
―…やばい…こんなん見られたらまたやっかいやんけ。2006-11-13 04:14:00 -
123:
瑠美
また胃が痛くなってうずくまった。
「なぁどうやったん?大丈夫なん?」
梨果が瑠美に聞いている。瑠美はビックリしてことばがでなかった。涼が代わりに説明してくれた。
「ほんまに?赤ちゃんおらへんの?全部あの親父のせいやん!!だからさっさと別れたらよかったのに…」2006-11-13 04:18:00 -
124:
瑠美
「どうゆう事?」
瑠美は意味がわからなかった。そこまでさとるにストレス与えられたような気はしない。。
「おとんがあんたのご飯になんか薬みたいの入れてたの見た事あんねん。よぅわからんかったけどおとん、あの女はだらしないからおしおきやってゆっててん。けど恐くて何も言えへんかってん。ごめんなさい。。しかもなおかんも…死んだおかんはおとんのせいで死んだねん!!まったく同じやねん。あんたもおかんと同じになるかもしれんやん…」
梨果は泣いていた。初めて梨果の涙を見た。梨果の瑠美への態度は嫌がらせじゃなかった。2006-11-13 04:26:00 -
125:
瑠美
きっと梨果はあの家で人一倍気を使ってたんだ。あたしが痛い目に会わないように自分のお母さんの二の舞を繰り返さないように不器用ながらも助けてくれようとしてたんだ。
―なのにあたしは…
悔しさと情けなさで涙がとまらなかった。そっと梨果とえみを抱き寄せてしばらくの間泣いていた。2006-11-13 04:29:00