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みどりさん
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1:
朋
彼女でも友達でもなかった。あなたは、今でも夜の街をさまよっているのだろうか?今でも、悲しい顔をして笑っているのだろうか?泣きながら「大丈夫だから」って無理をしているのだろうか?離れ離れになって気付いたんだ。
また会えるなら
前みたいに二人で暮らそうよ。今度は僕があなたを助ける番なんだ。2006-02-01 23:02:00 -
21:
朋
「うん、そうやね。…」
俺はイライラしていた。一緒に住んで、と言ってきたのはみどりさんやないか。なんで彼女でもないみどりさんにそんなこと言われなあかんねん。
「俺、もう行くわ。今日は同伴やし。」「…行ってらっしゃい。」
みどりさんの顔も見ずに家を出る。きっと泣きそうな顔でもしていたんだろう。声が震えていた。2006-02-04 02:49:00 -
22:
朋
なんだかすっきりしないまま客との待ち合わせ場所へ向かう。なんやねん…一年も一緒に暮らしてきて…。あんな事を言われたのは初めてで、動揺していた。あの時のみどりさんの顔が頭から離れない。
2006-02-04 02:57:00 -
23:
朋
客と店に着いた頃には、1時をまわっていた。いつものように、どう金を使わせようかなんて考えながら甘い言葉を囁く。俺も口がうまくなったもんやな。新人の頃なんて、見た目もぱっとしない、しゃべりも下手くそで客を喜ばせる方法も知らずにキャッチとヘルプばかりの毎日だったのに。寂しい女なんて、ちょっと甘い言葉をかけてセックスすれば金を落としていく。
2006-02-04 03:11:00 -
24:
朋
俺は俗に言う、色枕営業だった。俺は、みどりさんが1番嫌いな色枕ホスト。
2006-02-04 03:18:00 -
25:
朋
客とじゃれていると、ちょっと離れた席に見覚えのある女が座った。
みどりさんや…
家を出る時にあんな風にして出てきたものだから、正直気まずい。2006-02-04 03:22:00 -
26:
朋
みどりさんは、俺が席につくなり言った。「カフェパ持ってきて。」「…はぁ!?なんで?」
「そうすれば朋、ずっとおってくれるやろ?家にも帰ってきてくれるやろ?」
「…そんなんせんでも俺の家はあそこなんやから、帰るよ。みどりさんが俺に金使う必要なんかないやん。」「夕方にならな帰ってこぉへんやん!朋も、そうやってあたしを一人にするん?お金、どれくらい使ったらいい?朋の好きなもん買ってあげる。店でお金使ってあげる。だから捨てんといて…」2006-02-04 03:39:00 -
27:
朋
俺は何も言えなかった。ヘルプのやつが、「カフェパ、何味がいいですか?」なんて聞いている。シャンパンコール中もいまいち気分が乗らなかった。みどりさんが、カフェパ、ドンペリ、ピンドン、とおろして行く中で、俺は止める事もせずにただ、笑っていた。
2006-02-04 03:48:00 -
28:
朋
酔っ払って寝てしまったみどりさんをおんぶしてタクシーに乗り込む。みどりさんを客にしたら、売り上げかなり上がるなぁ。
この、俺の浅はかな思いつきのせいで、みどりさんを苦しめて追い詰める事になるなんて。2006-02-04 03:53:00 -
29:
朋
最初はみどりさんを客にするつもりなんてなかった。一度みどりさんが大金を使ってくれると、甘えるようになった。どうしてだろう?あんなに心地良かった関係が今では客とホストという関係。俺は調子に乗っていた。みどりさんが金を使いたいなら使えばいい。俺はホストとして接するだけだから。
2006-02-04 05:44:00 -
30:
朋
あなたが求めるなら、愛してあげる。俺はあなたに、金を求めるだけだから。
それでいいんだよね?2006-02-04 05:48:00