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空気
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1:
由香
掴もうとしても 掴めないもの 手に入れようとしても 手に入らないもの
2006-08-21 04:19:00 -
17:
由香
『どっどしたん!?』 『…何でもないです。』 『何かあったん?』 色々と質問してくるその男に正直あたしはいらいらしていた。
2006-08-21 05:04:00 -
18:
由香
『付き合ってた男に奥さんも子供もおってん。失恋してん。何か文句ある!?』そう言うとキッと男を睨みつけた。 ことばにすれば現実味をおびてきて 自分が言ったことなのに
また涙が出てきた。2006-08-21 05:08:00 -
19:
由香
『…そぉなんや。ごめんな、色々聞いてもうて。』 素直に謝ってきた男に 少し罪悪感を感じた。 『あたしこそごめん。こんなん八つ当りやんな。』
2006-08-21 05:11:00 -
20:
由香
『仕方ないよ。そんな泣く程好きやったってことやろ?いい事やん。』 そう言うと男はにこっと笑った。 改めて見ると彼は 整った顔をしていた。
2006-08-21 05:15:00 -
21:
由香
『ちょっと落ち着いた?』あたしは何も言わずにうなずいた。 『良かった。今からどこ行くん?時間大丈夫?』 はっと時計を見ると かれこれ一時間は経っていた。
2006-08-21 05:25:00 -
22:
由香
『あっごめん…時間とらしてもぅて…』 『俺はまだ営業時間前やから大丈夫やし気にせんといて。』 『ほんまごめんな。あたし今から出勤やからセット行かなあかんねん。』 『夜してるんや。セットんとこまで送ってくわ。』
2006-08-21 05:28:00 -
23:
由香
サロンにつくまで、あたし達はあまり会話をしなかった。 それと言うのも 彼の携帯がひっきりなしに鳴っていたから。 電話で話す彼の口調からも店では上の立場の人だとわかった。
2006-08-21 05:36:00 -
24:
由香
さっき隣で頭をなでてくれて居た時も
彼の胸ポケットに入っている携帯からあたしの腕に伝わる振動に
あたしは気づいて居た。 でも彼は気を使ってなのか一度もその機械に触れようとはしなかった。2006-08-21 05:42:00 -
25:
由香
『じゃあ俺仕事行くわ。元気だしや!』 『ほんまにありがとう。』彼は笑顔で手を振って 夜の街に消えて行った。
2006-08-21 05:45:00 -
26:
由香
出勤時間まで後三十分。 確実に間に合わない。 あたしは毎日どこかで飲んでいるお客さんに電話をし同伴をとりつけた。 幸い誕生日のお客さんは十一時ぐらいになると言っていたので店に電話をし、同伴なので少し遅れると説明した。
2006-08-21 05:52:00