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?ペット??コピペできる方?
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1:
なな
いないでしょうか???みれなくなってて??お願いします?
2006-08-11 17:25:00 -
282:
名無しさん
――それから、マキとはロクに会話を交わさず?日が過ぎた。最近自らキャッチに出てるから、店でもなかなか顔を合わさないし。
━2日14日━バレンタインデー。恋人達の為の夜も、あたしはもちろん仕事だ。もちろんヒカリも。
『いらっしゃいませー!!』店はいつもに増して騒がしく、忙しい。2006-12-03 12:46:00 -
283:
名無しさん
同伴で呼びが5つと、指名がかぶり、あたしも今日はなかなか忙しかった。
『ハィ♪手作りやでぇ〜笑』もちろんお客さんに配るチョコもちゃんと作ってきてる。
『ありがと綾チャン〜♪お礼に今日は好きなん卸すでぇ〜♪』
「ありやあす!!」とボーイの声もこの日は威勢がやたらといい。さすがイベントの日は違う。2006-12-03 12:48:00 -
284:
名無しさん
━AM5:00━
『お先でえす。』あえて早めに詰めた予定を順調に終わらし、まだチラホラ客が残る店内を出ようとした時、ふと他の女の子の席に目をやる。
〈大変やな。〉マキもその子の席について客と喋ってる姿が見えた。
でも今日も目を合わすコトもなく終わる。
店を出て、送りの車で家に帰った。2006-12-03 12:52:00 -
285:
名無しさん
家につき、テーブルに紙袋を2つ並べひとり呟く。
『ハァ…どーしよ。』その紙袋を1つ手に取り、考える。
〈ヒカリに会うんは明日…やろ。明日渡して…〉そしてもう片方を見つめる。。『マキ…どうしよ。』
袋の中身はチョコレートケーキだ。もちろん彼氏のヒカリの分と、もうひとつは毎年あげてる幼なじみのマキの分。
〈ヒカリ嫌がるかな。でもだからって毎年あげてんのにあげへんのもなぁ…〉2006-12-03 12:58:00 -
286:
名無しさん
悩んだ結果サッサとあげてしまえとマキに電話を掛ける。〈もう家帰ってるよな。〉―プルルッ……
出ない。『あ…』〈桃香かな?〉そう思い電話を切ろうと思った時、『ぁぃ〜…』と弱々しい声が受話器から聞こえた。
『もし?寝てた?』『ん〜…!起きてはない。笑』『何よそれ。笑』そんな会話をしながら、本題に入る。『渡したいもんあんねんヶド。笑』『お〜お〜笑。今年こそ美味いやろな?笑』『ネンがら年中美味しいから!笑』
『んな持ってきてぇ〜』と一方的に電話を切られた。2006-12-03 13:01:00 -
287:
名無しさん
『お〜…綾子ぉ?』そこにはスーツのままベットに俯せになってる彼の姿が。
『なあしてんの、マキ。笑』と笑いながら、ベットの下にチョコンと座り彼を見る。『…チョコわぁぁ?』と、手だけ差し出す彼。『ハィハィ。笑 てかどしたん?疲れてる?』
すると彼は重そうに体を起こした。髪はクッシャクシャで顔は真っ赤。その姿を見てあたしは一瞬で全てを察した。
『あんた飲んだやろ!?』2006-12-03 21:36:00 -
288:
名無しさん
彼は少し笑って壁にもたれかかって言う。
『それ。笑 しんどいしんどい…。』マキは昔からかなり酒が弱い。酎ハイ一杯でも酔う位弱いのだ。
『何してんの!笑 さっきついてた客に飲まされたん?』『ん〜…!』とまたベットに倒れ込む彼。かなりきてるみたいだ。
『大丈夫?水飲む?』とあたしが立ち上がろうとした時、腕を掴んだ彼の手にビックリした。
『マキ?』熱い。よく見たら息も少し荒い。〈まさか…〉彼の手をのけてオデコを触る。2006-12-03 21:36:00 -
289:
名無しさん
――やっぱり。
『あんた熱あるやろ!?』すると彼はあたしの手を触り言う。『…ずっとやし。てかお前手冷たい。気持ちいー…』言いながら目を閉じる。
『熱あんねやったら仕事休みや!』『ムリやし。てか大丈夫やし。』あたしの手をギュッと握ったまま彼が小さい声で言う。
『…薬は?』『薬キライ。』『アホ!ごはんは?』『おなかへってない。』『熱計った?』『体温計ない。』――ハァッとひとつタメ息をつき、あたしは彼の手を離し立ち上がった。2006-12-03 21:40:00 -
290:
名無しさん
『…ホンマどうしようもないねんから。』独り言の様に呟き、財布を持つ。
『…ドコ行くん?』彼が起き上がり赤い顔で聞く。
『色々調達!マキは寝ときって。』と彼の体を倒し、そっと布団をかけた。
『いいって。』『何がよ』『大丈夫やって。おりいや。』と、彼はあたしの手を離さない。
『…てかおって。』〈…〉彼のその一言に胸がキューンと締め付けられる。2006-12-03 21:43:00 -
291:
名無しさん
普段そんなコトを言わない彼が、強気な彼が、今弱っている。それが何だか可愛く思えて仕方ない。
『…すぐ帰ってくるから』『‥無理。』〈…もぅ。〉結局、マキの我儘を受け入れてしまった。あたしは昔からこうだ。何でかマキには逆らえない。
『でもちょっと待って。とりあえず冷やして…何か食べて薬飲まな。あ‥!そうや、あったカナ…』財布を開け、小銭入れをジャラジャラ。『あった!』その中からいつも持ち歩いてるバファリンを見付け、取り出した。2006-12-03 21:48:00