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‐記憶‐
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1:
柚菜
今、何処にいるの…?
右も左もあたりを見回す限り真っ暗…
手足を伸ばしたら柔らかい壁にぶつかってしまう。
聞こえてくるのはドクッドクッって言う規則正しいリズムのある音。2006-08-04 21:50:00 -
51:
柚菜
そんな柚菜に気付いた葉月ゎ何も考える余裕もなく声をかけていた。
「ゆず、どぅしたの?何か嫌いな物入ってた?それとも不味かった?」
2006-08-09 01:44:00 -
52:
柚菜
「ううん、違うの。何だか懐かしい気持ちと、またこうして葉月ママの手料理が食べれる事が嬉しくてさっ。」
「そっかぁ。それはよかった。あっ、それとねママのお弁当の事は淕に内緒にしててね。」2006-08-09 01:45:00 -
53:
柚菜
柚菜の言葉を聞いて葉月は安心していた。
そんな葉月の後ろに人が…
「葉月ちゃぁ〜ん、俺に何を内緒にするのかなぁ〜?」
葉月の後ろに立っていたのは淕だった。
柚菜は“噂をすれば現れた…”と心の中で思っていた。2006-08-09 01:45:00 -
54:
柚菜
淕は柚菜が珍しくお弁当を持って来てるのを見て側に来たらしい。
「葉月ちゃぁ〜ん、今度ゆずのお弁当作ってもらう時ゎ俺のもお願い出来るかなぁ〜?」
淕は葉月の事を少し脅す様な感じだった。2006-08-09 01:46:00 -
55:
柚菜
「う〜ん…一応、帰ったらママに聞いてみる。」
「頼んだょ!葉月。俺もたまにはおばさんの作った飯食べたいしさっ!」
凄く期待した様な表情を浮かべながら淕は2人から離れて行った。
淕が2人の会話が聞こえナィ位離れると葉月がため息をついた。2006-08-09 01:47:00 -
56:
柚菜
「はぁ〜。ママに言ったら絶対ママ喜ぶよ。」
「えっ…?葉月ママが喜ぶんならいいんじゃないの?!」
「ゆず、今朝なんかママ1時間も早く起きてお弁当作ってるんだよ。“淕の分も”って頼んだら徹夜して作るよ。はぁのママは…」2006-08-09 01:47:00 -
57:
柚菜
そぅ言うなり葉月ゎもぅ1度ため息をついた。
柚菜は母親の事で悩む葉月の姿を見て見ぬふりは出来なかった。
「う〜ん。じゃ、こういうのはどう?今度の土曜日、昔みたいに昼食会するの!」
「えっ…?」
2006-08-09 01:48:00 -
58:
柚菜
「ただ、昔とは違って私と葉月が手伝うの。多分、昔より食べる料は多いし1人で作るより手伝った方が葉月ママも絶対楽じゃん?」
柚菜にはそれしか思い浮かばなかった。
ただ、昔みたいに葉月ママの手料理が食べたい気持ちから思い浮かんだ事にゎ変わりなかった。2006-08-09 01:49:00 -
59:
柚菜
「うん、それいいよ。ママもゆずに会いたがってたし今日帰ったらすぐにママに聞いてみる。」
葉月の顔が一瞬にして笑顔に変わった。2006-08-09 01:50:00 -
60:
柚菜
安心したからか、葉月が「そ〜言えば、5教科の合計499点で、ダントツ1位だったね。」
「そうなんだぁ。」
「えっ、ゆず成績表見てナィの?相変わらずって感じで2位も淕だったケド、淕ゎ448点だからゆずがダントツだよ。」
「それで、葉月ゎ相変わらず3位キープ出来たの?」2006-08-09 02:24:00