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━†Tears†━

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  • 1:

    ◆O0SM2LCy2c

    「ねぇユキナ…ユキナは、大きくなったら何になりたいの?」
    『ゆーちゃんねぇ、ママみたぃになりたい!!』  「……ママみたい?」  『そぅ!大きくなったらねママみたぃになりたい☆』   

    ママみたいに―――…

    2006-07-31 03:10:00
  • 37:

    ◆O0SM2LCy2c

    「乾いたねん!!笑 まっそんなんいいから残りのシャンパン飲もうや〜☆」 『はいはい・・』    「あ…雪奈っ、今日さ〜終わったら一緒に帰ろ?」 『え……うん、どしたん?珍しいやん。笑』 
    「行った事ないし、お前ん家行ってみたいなぁって思って!! …あかん?」    
    『…………いい…けど。』   
    凌が、家に来る―――? ダメだ……… 動揺が隠せない。ほんまに・・・?

    2006-08-01 03:07:00
  • 38:

    ◆O0SM2LCy2c

    ドキドキドキドキして……。心臓が、飛び出そうだった。
    そこからラストまでの会話は、ほとんど覚えていない。唯一ルカくんに、『ユキナちゃん顔赤いで!?酔った!?』って言われた事だけは覚えてる‥‥。       

    そして閉店時間――。  「雪奈、駅前のローソンで待っとぃて。」

    2006-08-01 03:13:00
  • 39:

    ◆O0SM2LCy2c

    『……分かった。』     
    凌、ほんまに来るんや……。どうしよう。。部屋綺麗やったかな……。        
    そんな事を考えながら、会計を済ませてあたしは店を出た。凌に指示された、待ち合わせのコンビニへ迎う。
    『ぅー…寒っぅぅ…』  冬の日の早朝ほど、ツライものはない…。いくら寒さには強いあたしでも、さすがにこれには応えて自然と足早になっていた。

    2006-08-01 03:20:00
  • 40:

    ◆O0SM2LCy2c

    ピンポーン―――
    「いらっしゃいませお早ようござぃま〜す。」
    コンビニに入ると、暖房で体が一瞬で解凍された気がする‥。とりあえず雑誌売場に向かい、かじかむ手でコートのポケットの中から携帯を取り出した。   画面に表示された着信履歴を確認する――。      
     
      着信2:05【店長】   着信3:12【店長】   着信4:02【店長】

    2006-08-01 03:28:00
  • 41:

    ◆O0SM2LCy2c

    うわ…… すごい着信履歴やん。
    携帯の着信履歴、メールは店長とお客さんがほとんどだった。実は、あたしはまだ店長と別れていない。 いや、正式に言うと別れられていなかった・・・  凌に出会ってからは、凌の事しか見えなくなって基本的に二股とか出来るタイプじゃなかったから良く悩んだ結果… 2年間付き合っていた彼に別れを告げた。一応、店の上司という事もあったし多少なりとも気まずい気持ちはあったけど、店なんていくらでも変わればいいと思ってた。
    だけど、別れを切り出しても納得してくれず「嫌だ」の一点張り…。結局、店を辞める事もなくズルズルときてしまい現在に至る。     

    ……本当は、誰かに支えてもらわないとあの時のあたしには耐えられなかったのかもしれない。

    2006-08-01 08:45:00
  • 42:

    ◆O0SM2LCy2c

    ズルイ女だと分かってる。きっと、いつか罰が当たることも…

    だけどね凌、あたしの罰は想像してたより遥かに残酷なものだったよ……。
      

    2006-08-01 08:57:00
  • 43:

    ◆O0SM2LCy2c

    凌が来て、二人で朝方のミナミを歩いた。
    この時間のこの街は、一番悲しげに見える。夜はキラキラと輝く賑やかなネオン街も、一瞬で、まるで違う世界のように見えるから…。  

    「雪奈んち、こっから近いの?」
    『……え?あぁ、うん。近いよ。タクですぐ!』

    2006-08-01 09:17:00
  • 44:

    ◆O0SM2LCy2c

    「そっかぁ〜。初雪奈んちだなぁ☆楽しみぃ〜。笑」ニコニコと嬉しそうに笑う凌。なんだかあたしまで自然と笑みが零れてしまう…   
    「ユキナァ、ほらっ。」 『…………え?』

    突然、目の前に差し出された大きな手―――。

    2006-08-01 09:22:00
  • 45:

    ◆O0SM2LCy2c

    「お前、迷子になりそーやから。笑 ほらっ、はやく手貸してや☆」     『迷子って……自分の家やのに。。。』           
    ゆっくりと凌に手を差し出す…。

    凌と手を繋ぐ事は初めてではなかった。毎晩、店の中でもあんなに近くにいるのに。やっぱり外でこんな事されると今更ながらに… 緊張してしまう。

    2006-08-01 09:29:00
  • 46:

    ◆O0SM2LCy2c

    「じゃあ、飯食ってから帰ろかぁ〜。腹減ったし雪奈ビクドン行こうや☆」  『うん……!!』       


    どうしてあの時、この手を離してしまったんだろう?凌は、最後まで現実と戦ってくれていたのに―――‥  

    2006-08-01 09:35:00
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