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━†Tears†━

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  • 1:

    ◆O0SM2LCy2c

    「ねぇユキナ…ユキナは、大きくなったら何になりたいの?」
    『ゆーちゃんねぇ、ママみたぃになりたい!!』  「……ママみたい?」  『そぅ!大きくなったらねママみたぃになりたい☆』   

    ママみたいに―――…

    2006-07-31 03:10:00
  • 31:

    ◆O0SM2LCy2c

    「そういゃユキナちゃん、来月誕生日やんね〜?!」『えっ…ルカくんなんで知ってるん??』     「凌さんから聞いたぁ☆笑ユキナちゃんは冬生まれなんやぁ〜。あっ、だからユキナ??」
    そう、来月はあたしの誕生日。
    『そうだよ…だから、ユキナ☆雪の降る日に生まれたから、雪奈……。』     
      
    母の、四回忌がやってくる――――‥。

    2006-08-01 01:56:00
  • 32:

    ◆O0SM2LCy2c

    「そっかぁ〜。…いい名前やねっ☆俺、雪大好きやし!!」
    『あはは、ルカくんが言ったらなんか犬みたい……。笑』 
    「えっ・・・!!犬!?ユキナちゃんヒドイ…↓笑」   

    …凌、あたしの誕生日覚えててくれたんやね。こんな事で一喜一憂してしまう。それほどまで、あたしはアンタを愛してるから――‥。

    2006-08-01 02:04:00
  • 33:

    ◆O0SM2LCy2c

    『…ルカくんごめん!あたしちょっとトイレ!』  「はぃは〜い!行ってらっしゃいませぇ〜☆」   

    トイレに入って一人になると、いつもこの瞬間だけ ―――ものすごく孤独感に襲われる。
    フロアに流れる爆音のトランスが聞こえなくなると、なぜかあたしは一人ぼっちになった気がするんだ…。

    2006-08-01 02:16:00
  • 34:

    ◆O0SM2LCy2c

    ガチャッ――――。
    『あ……ごめんなさい。』トイレのドアを開けると、目の前に派手な女の子が立っていた。誰か待っているなんて知らず、長い間一つしかない個室に入っていたかも知れない‥。
    「…………いえ。」
    その子は、あたしから目を逸らすとそれだけ答えてすぐさまドアを閉めて中に入ってしまった。
    バタン―――。

    2006-08-01 02:23:00
  • 35:

    ◆O0SM2LCy2c

    確かあの子…… そうだ、思い出した。
    凌のお客さんだ……。

    お店で、頻繁に見かける。派手な髪型に、派手なメイク。ショップ店員のようなファッションに、目鼻立ちの整った顔が…すごく印象強かった。

    2006-08-01 02:48:00
  • 36:

    ◆O0SM2LCy2c

    おそらく向こうも、気付いていたんだろう。態度を見たら、すぐに分かる。  同じ男を好きになってしまった女の気持ち…。        

    「雪奈〜!……お前トイレ長いって。おしぼり乾いてもたわぁ。」 
    『あ……凌。ってか、乾くわけなぃやん。笑』

    2006-08-01 02:55:00
  • 37:

    ◆O0SM2LCy2c

    「乾いたねん!!笑 まっそんなんいいから残りのシャンパン飲もうや〜☆」 『はいはい・・』    「あ…雪奈っ、今日さ〜終わったら一緒に帰ろ?」 『え……うん、どしたん?珍しいやん。笑』 
    「行った事ないし、お前ん家行ってみたいなぁって思って!! …あかん?」    
    『…………いい…けど。』   
    凌が、家に来る―――? ダメだ……… 動揺が隠せない。ほんまに・・・?

    2006-08-01 03:07:00
  • 38:

    ◆O0SM2LCy2c

    ドキドキドキドキして……。心臓が、飛び出そうだった。
    そこからラストまでの会話は、ほとんど覚えていない。唯一ルカくんに、『ユキナちゃん顔赤いで!?酔った!?』って言われた事だけは覚えてる‥‥。       

    そして閉店時間――。  「雪奈、駅前のローソンで待っとぃて。」

    2006-08-01 03:13:00
  • 39:

    ◆O0SM2LCy2c

    『……分かった。』     
    凌、ほんまに来るんや……。どうしよう。。部屋綺麗やったかな……。        
    そんな事を考えながら、会計を済ませてあたしは店を出た。凌に指示された、待ち合わせのコンビニへ迎う。
    『ぅー…寒っぅぅ…』  冬の日の早朝ほど、ツライものはない…。いくら寒さには強いあたしでも、さすがにこれには応えて自然と足早になっていた。

    2006-08-01 03:20:00
  • 40:

    ◆O0SM2LCy2c

    ピンポーン―――
    「いらっしゃいませお早ようござぃま〜す。」
    コンビニに入ると、暖房で体が一瞬で解凍された気がする‥。とりあえず雑誌売場に向かい、かじかむ手でコートのポケットの中から携帯を取り出した。   画面に表示された着信履歴を確認する――。      
     
      着信2:05【店長】   着信3:12【店長】   着信4:02【店長】

    2006-08-01 03:28:00
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