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Ring
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1:
知香
薬指に光るリングは、あの日誓ったあたし達二人の絆の証。
『生涯愛し続けることを誓いますか?』
あたしは言った。
『はい。誓います』と。
そう誓ったはずだった…2006-07-18 18:32:00 -
97:
知香
『近いわけないやーん…あたしめっちゃ大阪の北区に住んでんのにぃ』
しかも終電もない。神戸からタクシーに乗れば交渉してねぎっても一万円は絶対かかる。
『マジで?俺天満やで家。もう俺もそろそろ引き上げるし乗っけてたろか?ポンコツやけど』2006-08-15 01:47:00 -
98:
知香
『えーーっポンコツ嫌やぁ(笑)』
『はぁー!?俺の愛車をポンコツ呼ばわりすんなやぁ』
『あんた自分でポンコツって言ったんやんか』2006-08-15 01:50:00 -
99:
知香
不思議とこの空気がすごく心地良かった。
初めて会ったばかりで話し始めてから数時間しかたっていないのに、大地は不思議な空気をあたしに感じさせた。
からみやすい話し方、無邪気な笑い声。明るい空気…。癒やしに似たような感じ。2006-08-15 01:55:00 -
100:
知香
『ほんな帰るでーちゃんとついて来いよ』
偉そうにカウンターから出てくるとそう言ってあたしの前を歩いていく。年下のくせに生意気。でもなんとなく見ていて楽しい。
二十歳の大地は大人と子供のはざまにいる。抜け切れていない子供みたいな可愛さがあたしにはとても新鮮に映った。2006-08-15 02:06:00 -
101:
知香
『あれ?大地もう帰るんか?あ、七海ちゃんも帰んの?』
あたしと大地がお店を出た時、うしろから声をかけられた。潤くんや…
『もうそろそろお開きでしょ?終電もないし帰る方面一緒らしいから送っていくことになって。ってゆうか送らされるんすけど(笑)』2006-08-15 02:11:00 -
102:
知香
『なにゆって…』
あたしは突っ込むはずの声が小さくなってしまっていた。潤くんの前では何故だかアホらしく騒げない。
初めて会った二人の男。大地とはノリ合えるのに潤くんはドキドキして素をだせなくなる。これって…2006-08-15 02:15:00 -
103:
知香
『ごめんなぁ七海ちゃん。大地に送ってもらうにしてもとりあえずこれは受け取っといて。タクシー代がわりやから』
潤くんがあたしのカバンにそう言って何かをいれる。
カバンを見ると茶色い紙…えっ!?これめっちゃ諭吉やん…しかも三枚も?2006-08-15 02:22:00 -
104:
名無しさん
更新まってらぁ
2006-08-16 01:27:00 -
105:
知香
『いっ、いいですよこんなん…もらえないです!』
あたしはすぐにカバンからお金を出して潤くんに渡そうと手を差し出した。
『ほんまにいいって。気持ちやし。なんか今日は楽しく飲めたし』でもそう言って受け取ってくれなかった。2006-08-17 18:41:00 -
106:
知香
『えーやん貰っとけやぁ。なんなら俺が貰ってもいーで(笑)』
困っていたあたしに大地は笑いながらそう言った。
『あ、そや。ごめん忘れてたわ。大地なんぼぐらいがいい?』2006-08-17 19:07:00