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最後の笑顔‐スタビがくれた

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  • 1:

    千春

    千春、18才。最大の恋愛を失恋で終わって、幼い私は新しい恋でしか傷を治せなかった。毎日のように、スタビに投稿しては、メールをしていた。だがそのほとんどは、一日で終わってしまい、恋なんてできるわけもなかった。

    2006-07-17 03:50:00
  • 6:

    千春

    でもただ一つ問題があった。それは 距離 。 車で一時間30分。休みも合わない。=会えない。 何度もメールを辞めようとした。辞めようと、言われた。やけど諦められなかった…。
    なんでやろうな。メールだけで人を好きになるなんて、ありえへんってほんまに 思ってた。会った事ないのに、なんでか…いつもみたいに 『次さがそ』ってできひんかった。

    2006-07-17 04:13:00
  • 7:

    千春

    それから一ヵ月ご…。
    『千春!やったで!月曜はおまえに合わせて休みとれたー!』
    アキラからだった。 
    『ほんまに!?むっちゃありがとう!月曜楽しみすぎて睡眠不足なりそうやぁ』もうそれから月曜までは、弾丸のようにすぎていた。笑顔も増えて、ママやお客さまからも誉められて。幸せの絶頂やった。

    2006-07-17 04:17:00
  • 8:

    千春

    月曜‐。
    『千春やんな?』背の大きい写メどおりの人が私に声をかける。 
    『え?アキラ?』目が点になるほど男前。すごく恥ずかしい…。 
    『うん★写メどおりやなー千春★はじめまして!』
    にかーっと八重歯をだして笑うアキラにつられて笑う。『ぅん。はじめまして!笑』

    2006-07-17 04:21:00
  • 9:

    千春

    黒に金メッシュやシルバーメッシュが入っている。さすがホストやなぁ。あ なんかいい匂いがする…。隣にこんな不細工デブがおってええんやろか(*_*) 
    『千春、おとなしすぎ!緊張してんの?笑』背中をばしっと叩かれて、セットした髪をぐちゃぐちゃにされる。 
    『男前で隣いてるの恥ずかしいだけ!(>_

    2006-07-17 04:25:00
  • 10:

    千春

    『ちょ!慣れすぎ!最悪!』私だけいっぱいいっぱいで、アキラは余裕な雰囲気。すこしいらついた。
    『ちがうって!ごめん。違うんよ…俺…今日会いにきたんはな…話あるねん』
    今までとは違う顔つきで、私の目を見つめそう言った。初夏の独特の匂いが風にのってきて、私の鼻をかすめた。泣きそうになるのをこらえて アキラの話に耳を傾けた

    2006-07-17 04:31:00
  • 11:

    千春

    『おれな。東京いっててんやん。そこでもやっぱりホストしとってさ。一年たった時かなぁ…ある日体がうごかんくなった時あってん。目もあけられへんかって。』公園のベンチを腰をかけ、ゆっくりと話をするアキラの手は震えていて、目には少し涙がみえた。
    『ボタンを手探りで押して、つれに病院まで連れてってもらったん。体うごかんけど、耳は聞こえるやん。そん時、医者の言ったことば忘れられへん。』『しまいやな。』『ってゆーたんや。過剰なアルコール、タバコの摂取、ストレスからくる神経の破壊。俺は、余命…一年、6ヵ月やねん。』ポタポタと…アキラの目から涙がでてきた。だけど非現実すぎて 〔嘘〕と思った。
    『じゃなんでホスト続けてるン。余命のびるかもやん?』

    2006-07-17 04:40:00
  • 12:

    千春

    アキラの手を握って質問してみた。わかりあいたいから、きかなくちゃ。傷つけてしまうかもしれないけど。 
    『俺の存在を証明してくれた場所やから。ホストをやりながら死にたい。でもな、暇つぶしにスタビして…たまたま千春にメールして。恋愛しようなんて気なかったんよ。だってな、恋愛したって俺消えるねんで?そしたら相手しんどいやろ。千春とメールしてると、気持ち、安らいだ。いつもネガティブな俺を励まして、前向きにさしてくれた…俺、最後はおまえの隣で死にたい。わがままで最悪な願いやとは…わかってるねん。けど…』

    2006-07-17 04:46:00
  • 13:

    千春

    『けど…俺………』
    ここらアキラは泣いてしまって、何も言わなかった。『アキラが消えるとかさ。千春は実感ないけど、今隣にいるよ。あったかいじゃん。未来は千春も消える。それはみーんな同じ。だから恋愛しちゃいけいなんて事ないんだよ。千春はアキラが大好き。』
    本当は自分も泣きたかった。毎日メールしていく中で、二人であそこ行こうって想像していた幸せな未来。でもそれは期間限定。

    2006-07-17 04:51:00
  • 14:

    千春

    『俺と…付き合ってください。』耳元で聞こえる泣き声。 
    『千春でよければ★』
    抱き締めたアキラの体はごつごつしていて、骨が出ていた。
    『なぁ、いっぱい思い出つくりたない?千春なアキラといきたいとこ沢山あるねん★』
    無理矢理笑顔つくってアキラを見る。 
    『おまえも泣きたいんやろ?無理しんくてもぇえよ。ごめん…ごめん…もっと早く出会いたかった』

    2006-07-17 04:55:00
  • 15:

    千春

    付き合い初めてからは、一緒にすむようになった。 毎日、早起きをしてアキラとドライブに行ったり、ベタな遊園地へ行ったり。毎日がきらきらしていた。まったくアキラが亡くなるなんて微塵も感じなかった。10月に入った頃、大阪はとても寒かった。なので私の故郷、九州へ3日旅行へいくことにした。

    2006-07-17 05:01:00
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