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東京心中24時50分

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  • 1:

    NN

    毎晩毎晩、その一瞬一瞬に新しいホストが生まれ、そして消えていく。彼らに行く末は何処にもないのかもしれない。それとも永遠にこの世界で生きていけるという道があるのかもしれない。
    どちらにせよ、消費されていくんだ、体も心も。そして新しいものが生まれていく。消耗品であることは間違いないみたいだ。いつ自分は消えていくのかな。

    2005-10-21 02:30:00
  • 61:

    NN

    今はホストクラブ通いやブランド品買いのために、キャバで稼ぎ続ける毎日だ。  
    まだ上京して半年だからか、それともシュナの性格か、いい意味で騙しやすい。涙もろく、「絶対アタシが彩人を一番にしてあげるからっ」と、何かにインプットされたかのように繰り返す。

    2005-11-02 00:16:00
  • 62:

    NN

    「いずれかはホストやめたいんだ。」「えっ?」チカチカと点滅するライトが頭上を回転する。シャカシャカシャカと機械音みたいに聞こえるテクノサウンドは、店内を盛り上げる。
    まるで嘘を隠すかのように。

    2005-11-02 00:17:00
  • 63:

    NN

    「今は、こうやってみんな俺のこと指名してくれたりするけど、それは俺がホストだからだろ?多分、ホストやめたら一人になると思う。その時、俺を好きだっていってくれる子、すごく魅力的に思う。」「彩人…」
    シュナは彩人を見つめながら、力強くうなずいた。「シュナはっ彩人がホスト辞めても大好きだよっ?もうシュナ、彩人のためにお仕事がんばっちゃーうから!!」

    2005-11-02 00:18:00
  • 64:

    NN

    そういうと、シュナは「絶対彩人がやめるまでに、シュナが彩人をNo1にもさしてあげるっ!」と叫び、20万円のシャンパンを2本頼んだ。サンキュー、シュナ。ホスト辞めたらひとりになる?関係ない。
    だってホストやってる今だって、ひとりはひとりに違いねぇから。シュナの一声で、待ってました、と言わんばかりに、シャンパンコールがかかる。

    2005-11-02 00:21:00
  • 65:

    NN

    「シャンパン、いただきましたー!!」俺の声でさらに、店内は活気ずく。彩人はお酒に弱いから..なんて客に言われて何も飲まないなんて、廃業寸前のホストかよ。
    俺は体に逆らったって飲み続けるよ。寿命との戦いだなんて関係ない。

    2005-11-02 00:22:00
  • 66:

    NN

    No1になるなら、飲めない酒だって体が悲鳴あげたって関係ない。
    そう全てどうでもいいんだ。関係のないことなんだ。全てはNo1のためなんだから。

    2005-11-02 00:25:00
  • 67:

    NN

    「彩人、お前二本一気にいくのか?無茶だぞ」雷さんの声が耳に入る。いっちまいますとも、やっちまいますとも、限界への挑戦。
    閉め日まであと少し、カオルさんの売り上げを超えるチャンスはもう少ない。俺はパン!と派手な音を立ててあいたシャンパンに口をつける。 飲んで、飲んで、飲んで、ホストの声が踊る。
    視界はどんどん遠のく。

    2005-11-02 00:26:00
  • 68:

    NN

    「ありがとーございました!」5分も立たないうちに、カラになった二本のビンが転がる。
    足元がクラクラする。No1になりたい。その気力だけで今、ここに立っている気がする。
    「やん、彩人カッコイ!もう2本!」シュナの声に押されるようにして、20万円のシャンパンが二本追加する。

    2005-11-02 00:27:00
  • 69:

    NN

    シャンパンコールはまた、音が大きくなった気がする。この声に負けじと俺はまた、口にビンをつけるが、「これ以上はお前ヤバイだろ。」と、雷さんの声で現実に戻る。残りの二本は、雷さんをはじめ、他の仲間が回し飲みを始めた。
    「シュナ、もっと、興奮したくない?」

    2005-11-02 00:28:00
  • 70:

    NN

    彩人が微笑むと、シュナは顔を赤らませ、何度もうなずいた。「俺のもうひとつの夢、かなえてよ。」
    カウンターにある100万円のボトルを指差す。シュナに話した、もうひとつの夢。あの100万のリシャールをシュナと飲みたい。
    そう話したとき、シュナは絶対それを叶えてあげる、と、彩人に約束していた。

    2005-11-02 00:30:00
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