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東京心中24時50分

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  • 1:

    NN

    毎晩毎晩、その一瞬一瞬に新しいホストが生まれ、そして消えていく。彼らに行く末は何処にもないのかもしれない。それとも永遠にこの世界で生きていけるという道があるのかもしれない。
    どちらにせよ、消費されていくんだ、体も心も。そして新しいものが生まれていく。消耗品であることは間違いないみたいだ。いつ自分は消えていくのかな。

    2005-10-21 02:30:00
  • 521:

    NN

    「すげぇなリョウ。最近、新規の客あいつに流れるもんなぁ」「来月はナンバー入りなんじゃねぇ?」控え室では連日リョウの快進撃話で持ちきりだった。その裏でリョウを妬むホストも少なくはなかった。「異様だよな。枕でもしまくってんじゃねぇの。」「おい」雷さんの低い声が響く。「冗談だよ」ホストは笑って煙草に火をつける。「冗談でも口に出していうな。従業員同士で根も葉もない噂作って潰し合いをしだしたら終わりだ」その通りだ。俺は雷さんの横で小さくうなずく。嫉妬する時間なんて必要はない。

    2005-12-05 21:28:00
  • 522:

    NN

    「お前がんばってるな」彩人が控え室で髪の毛をセットするリョウに声をかける。リョウは笑顔で「はい!ありがとうございます!」と答えた。「俺、彩人さんに憧れてホストになったんです。」俺は動きが止まる。「俺にあこがれて?」「はい!」リョウは俺の目をまっすぐ見る。

    2005-12-05 21:31:00
  • 523:

    NN

    「俺、昔、歌舞伎町通りかかったとき、女の人に必死に声かけて頑張ってた彩人さん、何度も見たんです。かっこいい人だなと思ってて。彩人さんキャッチしてる時、女の子に無視され続けても、ウザがられても絶対あきらめない。すごいって思ったんです。それでホスト雑誌見て調べてこの店にきたんです。やっぱりNo1だったんですね。すごいですよね!」キャッチか..確かに新人時代、一番めげそうになった仕事だ。だけど続けた。毎晩毎晩、女の子に声をかけてどんな答えが返ってきても、絶対にめげなかった。それはきっとNo1になりたかったから。

    2005-12-05 21:32:00
  • 524:

    NN

    「No1っていってもカオルさんが抜けたから、繰り上がりしたんだよ。補欠合格みたいなもん。実力でも何でもないよ」俺が苦笑いをすると、リョウは真剣な顔つきになった。そして、俺につぶやく。「でも事実、今はNo1は彩人さんじゃないですか。いつかもし、偶然カオルさんに会ったとき、No1ですって胸はれる仕事してるなら、綾人さんがNo1に変わりないんですから」

    2005-12-05 21:33:00
  • 525:

    NN

    その瞬間、体中に電流が走った。。いつかもし、偶然カオルさんに会ったとき、No1ですって胸はれる仕事してるなら、俺がNo1に変わりない..その通りだった。だけど今。仕事は適当、前半に売り上げをあげてあとは遅刻、無断欠勤、営業手抜き。そんな今の俺の姿がNo1っていえるのだろうか。カオルさんにもしも偶然であった時、俺は「今おれがNo1です」と胸を張っていえるのだろうか。「えっすみません生意気いって」リョウが頭を下げる。「いや、いいんだ」

    2005-12-05 21:35:00
  • 526:

    NN

    そうだ 俺は何をしてるんだ なにをしてたんだ No1は今、俺なんだ もうカオルさんの背中を追いかけない 俺は追いかけられる立場として 戦うんだ
    いつまでも過去に甘えるな 俺は俺の体で No1に誇りを持って守り続けるんだ

    2005-12-05 21:36:00
  • 527:

    名無しさん

    http://dogbre.jp/f.php?9943900cf6070795.18149804

    2005-12-05 21:39:00
  • 528:

    NN

    一年後。

    2005-12-05 21:55:00
  • 529:

    NN

    カムプリは歌舞伎町でも有数のホストクラブとされ、テレビや雑誌に頻繁に掲載された。「No1彩人」「No2リョウ」「No3雷」と、「パネルの位置はあんまり変動がないな」と原田さんは笑ったけど、リョウの毎月追い上げも激しく、危ない思いも何度かした。「ちょっとちょっとー最近、綾人うるおってるけど、なに?女できたの??」アンジュの笑声が俺の横で響く。そうだな。あの時、見えなかったものが今になったらうっすらとわかるよ。客を捨てゴマとしか思ってなかったあの日。きっと俺は客に何も見せなかったんだ。今なら苦しいときは苦しいっていうよ。嬉しいときは嬉しいっていうよ。カッコイイだけの男より、人間らしい男になりたいんだ。そう、俺は男だし、ホストだし、だけどそれ以前に人間なんだから。

    2005-12-05 21:58:00
  • 530:

    NN

    「入店一年と半年で、やーっとNo4だぁ!!うわーっ嬉しい!!」アリスが給料明細を見て声をあげる。「愛ちゃーん今日給料日なんだよねっなに食べたいっ?あっあとNo4になったんだ僕!」アリスが笑顔で携帯を片手に話す。愛とは順調で、2人は半年前同棲を始めた。「あいつも立派になって。あと少しわがままがなおればいいんだがなぁー」と、雷さんが笑う。「雷は年々ジジイに近づいてるよね」「うるせーっ!!」相変わらず2人はよく喧嘩をするけど、本当の兄弟みたいに仲がいいのも事実だ。

    2005-12-05 22:01:00
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