-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
東京心中24時50分
-
1:
NN
毎晩毎晩、その一瞬一瞬に新しいホストが生まれ、そして消えていく。彼らに行く末は何処にもないのかもしれない。それとも永遠にこの世界で生きていけるという道があるのかもしれない。
どちらにせよ、消費されていくんだ、体も心も。そして新しいものが生まれていく。消耗品であることは間違いないみたいだ。いつ自分は消えていくのかな。2005-10-21 02:30:00 -
311:
名無しさん
あかさん 失礼しました。夜も昼も関係ない、その通りだと思います。偏見したような発言をしてしまい、失礼しました。偽りの自分を作らないと、生きずらい。何だか胸に残りました。なきほさん、いつも応援してくれてありがとうございます。すごい嬉しいです。
ゆいなさん、はじめまして。おもしろいっていってもらえて嬉しいです。カオルのファンになってやってください(^-^)347 さんありがとうございます。マリナさん、風邪の心配までしてくれてありがとうございます!!もうばっちりです。
仕事が忙しくなってきたので更新は少し遅れるかもしれませんが..読んでくださってる方、感想をくださった方、ありがとうございました。2005-11-20 22:05:00 -
312:
NN
■それは3日前の出来事だ。「女1人つぶしといてあんたは何様なの。シュナは本気であんたが好きだったんだよ!!」シュナが以前勤めていたキャバクラの女に言われた。どうやら女はシュナの親友らしかった。店内まで乗り込んできた女は俺を散々罵倒した。俺は何も言わなかった。ここで吠えたって意味がないことはよくわかってる。
黙っていた。2005-11-20 22:08:00 -
313:
NN
最後は痛烈にビンタを一発食らったけれど、これくらいで済んだらまだマシだなと思った。そして俺はこれまで以上にフリー客、つまりまだ指名が決まっていない客の接客には神経質になった。短い時間でどうやって自分をアピールするか。どうやってデカイ客を捕まえるか。
頭の中はただただそれだけだった。2005-11-20 22:09:00 -
314:
NN
深夜0時。あいにくの大雨で車はクラクションの鳴らしあい。傘と傘がこぜり合いになっては、人ごみは苛立つ。きっとこの雨が何かを予感させてたんだ。店内で一番苛立ちを隠せないのは最少年の新人ホスト、アリスだった。
キャッチに出て10分で店内に舞い戻り大声で叫ぶ。「雨の日にキャッチなんかやってらんないしっ!!」「何が雨の日だ。お前は晴れでも雨でもさぼってるだろが!!」
2005-11-20 22:10:00 -
315:
NN
―まーた始まった。雷さんとアリスの兄弟喧嘩。俺は携帯を片手に客に一斉にメールを送信する。2人の声からなる『騒音』と、店の外から聞こえる『雨の音』が重なり合って耳がおかしくなりそうだ。「いーからお前はキャッチ行ってこい!!」暴れるアリスをつまみ出す雷を横目に「やっと静かになるな」と東吾がつぶやく。カオルさんは2時出勤だ。多分まだ寝ているだろう。15分くらいキャッチに出よう、俺は重い腰をあげる。雨はやむ気配を見せない。この調子で朝方までずっと降り続けるだろう。
2005-11-20 22:11:00 -
316:
NN
「まーったく雨の日のキャッチなんてやったって無駄だってばっ」雷がうるさいから店内出てきたけど、全く新人だからってキャッチばっかり、おもしろくないや、アリスは独り言のように小さくつぶやく。アリスは1人、店の裏路地で携帯電話を触る。前のキャッチで何人か番号とメアドを聞き出したからとりあえずメールだけでも送ってみよう。
2005-11-20 22:12:00 -
317:
NN
『おはよーアリスだよヽ(゚∀゚)ノ仕事中??終わったら連絡ちょうだいっ☆』2005-11-20 22:13:00 -
318:
NN
こんな感じでいいのかなぁ。アリスは画面をしばらく見つめて、送信ボタンを押す。ホストってけっこう楽じゃないんだ。TVの世界に騙されたなぁ。彩人さんとカオルちゃんはまさにTVの人!!って感じのホストだけど、雷なんかは居酒屋にいそうなおっさんと変わらないしスパルタ教育だし。唇に雨の水滴が落ちる。歌舞伎町は何かありそうな気がしたんだ。歌舞伎町では誰か「僕」を呼んでくれる気がしたんだ。「せめて雨、止まないかなぁ..」空から降る大粒の雨がビニール傘を直撃する。
2005-11-20 22:13:00 -
319:
NN
ふっと路地に目をやると、足早に歩くピンクの傘を持った女が通る。左手には大きなルイヴィトンのカバン。―とりあえず声かけとくか。アリスは女の後を急いで追う。「ねぇねぇ何してんのっちょっとはなそーっ!!」「うわっもうびっくりした..いきなり声かけてくるから」
女は目を大きくし心臓に手をあてながら驚いたぁと繰り返す。2005-11-20 22:15:00 -
320:
NN
あれ。アリスは女の顔を見たとたん、停止する。茶色の長い髪。大きな瞳。気のせいかな。どっかで見たことある気がするんだけど。「歌舞伎町で仕事してる子?」「うんしてる、今はちょっと休業中だけど」女はアリスの顔さえ見なかった。早口で質問に答える。急ぎ足のままだ。アリスは女の進路を妨害するかのように前に立ち、身振り手振りで会話を続ける。「そーなんだーじゃあさぁよかったら飲んでかない?初回5000円だし飲み放題フリータイム!!」「飲まない、いらないっどいて」女は短く返事をする。
2005-11-20 22:16:00