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51:
名無しさん
頑張って???
2005-07-12 05:30:00 -
52:
ぁたし
急いで家に着くと驚きで一瞬立ち止まってしまった
━家中のガラスが割れてる!!━
これって自分の家!?って疑うぐらぃに悲惨だった
うちには飼い犬がいるんだけどあいつはいっつも夜中酔っ払うと首輪を外して散歩させるクセがある
あたしとお姉ちゃんはそれをいつもイヤがってた…事故にでもあったら心配だからだ…
しかしやはりその日も飼い犬はいなかった
その他に室内でウサギも飼っていた
縁側のあたりにお父さん手作りのケージでいつも遊んでいた
そのケージが今
足下で壊れてめちゃくちゃになった状態で転がっている
破片は向こうの庭にまで飛び散ってるくらいだ
おそらく足で蹴って吹っ飛ばしたのだろう
家の中にあったソファー…イス…ほとんどが壊された状態で外になげすててあった…
━━…もうイヤだこんな家…イヤだ…━
涙が止まらなかった。2005-07-12 15:20:00 -
53:
ぁたし
多分泣いていたと思う
よく覚えていない
思い出したくない気持ちが強いため、思いだす事を体が拒絶してしまっているからだ
とにかく必死でウサギを探した
家族はあきらめていた━もうウサギはあきらめろ…━
そう言われ、力が抜けた
動物は関係ないのに…何もしてないのに…なんでそこまでする必要があるのか…腹が立ってムカついてどうしようもなかった
涙はもう出なかった…2005-07-12 15:27:00 -
54:
ぁたし
とりあえず家には誰もいない様子だった
みんな病院…警察に行ったから
家の中に入るなり目に飛び込んできたのは
血だった
血…血。どこを見ても血だらけ…
壁も畳も床も電話も…
廊下の一部には血がたまっていたぐらい
誰かが死んだんじゃないかってくらいの血の量だった
でもここでぁたしはこう思った
━あいつ死ねば良いのに━
これだけ血を流したら死ぬだろう…そう思いながら
生臭い血の掃除をお母さんとした
怖かった…一滴一滴くまなく拭いた…家に帰ってくるたび今日の事を思いだすのがイヤだった…だから念入りに拭いた
壁や畳は染み込んでなかなかシミがおちない
それでも根気よく拭いた
床を拭いて次は階段…てすりや隅っこ…一段一段血をたどって拭いていくと行き止まりにぶつかった…
━━あいつの部屋の前だった━━━2005-07-12 15:35:00 -
55:
ぁたし
心臓が飛び出るかと思った
静まり返ったその扉を開ける勇気はなかった
もし急にあいつがでてきたらどうしよう。
怖くて怖くて動けなかった
すると下から誰かが階段を上って来る足音が聞こえて来た
……トン、トン、トントントン…
━もしかして????!!!━
気が動転した
あいつかと思った
『もぅあとは休んでいいょ』
振り向くとお母さんだった
『うん…』
お母さんは気を使ってあたしが下に行ってからあいつの部屋の扉を開けようとしたのだろう
あたしが降りてくまでずっと見てた
そして下に着くころ扉を開ける音が聞こえた。
お母さんがすでにいるため、もうさっきの恐怖心は消えていた
むしろあいつの部屋の中が気になって仕方なく、また階段をかけあがり…あいつの部屋に入っていった。2005-07-12 15:45:00 -
56:
ぁたし
お母さんはボーっとしたまま部屋を見回していた
━何を使って血を流したのか━
多分ソレを目で探していたのだろう
ボーっとしているお母さんの隣りであたしが見ていたところは一か所だけ…ベッドの下に溜まった血だった
もう時間が経っていたために、ちょっと黒っぽい色をしていた
溜まりに溜まった血は
分厚くなり、固まっていた
お母さんもあたしも掃除する気力がなくなり『もう今日は寝よ?疲れたよね?ありがとね』
お母さんが笑顔であたしにそう言って一緒に部屋を出た
…プルルル…
電話がなりお父さんが出ると警察からだった。━今○○病院にいるので来てください━
お母さんとあたしは二人で病院へ向かう事にした2005-07-12 15:53:00 -
57:
ぁたし
その時だった
…バタバタッ!!!
という音と共にウサギが足下に走ってきた
『あぁ!!!』
急いでつかまえようとしたがかなり怯えていたからそれ以上近付くのをやめた
落ち着くのを待ってそして抱っこしてケージにいれた
…━前足が折れてた
でも生きてるだけマシだ♪そぅ思っていた頃飼い犬もかえってきた
ハァハァいいながらおとなしくちょこんと玄関に座った
とりあえずあたし達は一安心した
といぅか何がともあれ二匹とも元気だったから良かった
そして病院へ向かっていった
お父さんは家の修理のため家に残った
2005-07-12 16:02:00 -
58:
ぁたし
病院の駐車場に車を止め降りようとした時
パトカーに乗ろうとしている三人が見えた
向こうもあたし達と目が合い、ペコっとおじぎをすると
『大木さん〔仮名〕ですか??』と言い近付いて来た
『はい』
お母さんがそう言って警察の人としゃべっていた
『娘さん?たくや君の妹さんですかぁ??』
あたしにもう一人警察が聞いてきた
でもあたしは無視してパトカーのほうへ走っていった
おじいちゃんの元へ走ってったのだ
おじいちゃんはおばぁちゃんに支えられてパトカーの中にいた
おばぁちゃんは疲れ果てた顔をしていた
おじいちゃんは包帯で頭ぐるぐる巻きだった…
『おじいちゃん大丈夫????』
あたしがそう聞くと
『…ぅん』
おじいちゃんは力なくそう答えた
なんかボケてしまったんかなぁって思うくらい放心状態になってた。
その後おじいちゃんとおばぁちゃんは事情聴取を受けた
あいつはというと
警察署で暴れて公衆電話を投げたため
━現行犯逮捕された━
2005-07-12 16:12:00 -
59:
ぁたし
この時おじいちゃんはおでこを6針縫う怪我をおっていた…
あいつがおじいちゃんを殴ったか何かで力のないおじいちゃんは前に倒れおでこを切ったからだそうだ
おばぁちゃんは足で蹴られアゴを骨折していた
でもおばぁちゃんはその怪我の事をみんなに黙っていた
あいつの罪がおもくなったら可哀相だから…だそうだ
どこまでバカなんだろう…みんなあきれた
でもおばぁちゃんを責める事はできなかった
あたし達がいない中
どんなに怖かったか…その現場にいたおばぁちゃんは言葉では言い表せないくらいに怖かったと思う
でも怖いのにそれでもあいつをかばおうとするおばぁちゃんの気持ちがあたしにはわからなかった
その日以来おばぁちゃんの口数が減り、家の仕事をしなくなった…病院へ行き診てもらうと〔肺炎〕になっていた
もううちはだめだ
めちゃくちゃ
家族ってこんなものなんかなぁ…
こんなんでも家族なんだろうなぁ…
そして次の日…2005-07-12 16:23:00 -
60:
ぁたし
現場検証?のため警察がたくさん来てあいつの部屋の写真をたくさん撮っていった
そして最後に一言こう言った
『このままだといつか家族の誰か殺されちゃいますよ!』
その言葉を聞いてあたしはムカついた
━今までアンタら呼んでも助けてくれなかったくせに…クソ!!━
そしてまたあいつは当分戻ってこないんだろうなぁと思った
こんなにもあいつが憎いのに今になって涙が溢れてきた
みんなの前から離れ、部屋にこもって一人で泣いた…
こんな事を思い出したからだ2005-07-12 16:31:00