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??売れっ子ホステスの恋??
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1:
沙恵
――ここは大阪北新地。。。――亜希はここから新しい生活をスタートさせる。。
(コピペ)2005-12-08 10:24:00 -
45:
「今の…ママやんな?まだ1時半やったら営業してるはずやのに。。何でおるん!?」いくら考えても理解できない。ママはあれから店に来たのか…。それとも店が早く閉店して圭司の家に来たのか‥‥。「こんなん考えるだけ無駄か。。まぁいいや。もう寝よ・・・。」客ノートも書き終わり、ベッドに入って寝る態勢に入ったときだった。「ブーッ―【着信☆圭ちゃん☆】」
2005-12-08 11:17:00 -
46:
「!!?」携帯のバイブが激しく鳴りだし、驚いて適当なボタンを押した。。「通話中…01・02・03」しばらく何も喋れないでいると、圭司のダルそうな声が聞こえた。 圭司『もーしもぉーしっ!!!』亜希『あっはいっ!もしもし!』
2005-12-08 11:17:00 -
47:
圭司『お前もしかして寝てた?』亜希『う、うん。そんなとこ。』圭司『そっか。ごめんな。てか、ほんっまあのババアうざいって!』「やっぱり咲良ママかぁ……。。」亜希『ババアって、お母さん?』 亜希は桃から聞いた事を隠して、圭司を試す様に質問した。。
「圭ちゃん、ちゃんと言うかな」圭司『ん?あぁ。そう。いきなり家来てなぁ。ほんっまウザイわ。』2005-12-08 11:18:00 -
48:
亜希『そっかぁ・・・・。。。』やはり圭司は本当の事を言わなかった。自分がママのヒモだっていう事、ママと深い関係だという事を知られたくないのだろう。。それから亜希は、複雑な気持ちで圭司の話を聞いていた。。
圭司『うちのおかんスナックで働いててなぁ、酔っ払ったらよく俺ん家来よるねん。ビールとか勝手に持って来るし。まぁ酒には困らんけど食い物持って来いってなぁ(笑)』亜希『はは…っ。そうやねぇ。』2005-12-08 11:19:00 -
49:
圭司の口から出る言葉が全て嘘に聞こえてならない。我慢できなくなった亜希は、覚悟を決めてある質問をしてみる事にした。
亜希『圭ちゃん、あんなぁ、今日桃に『ママがおるときは圭ちゃんと絶対喋ったらあかんっ!』って言われてんけど、何かあるんっ?』圭司『……。ごめん。もう全部言うてまうわ。。俺…ママに飼われてんねん。さっき来たんもママや。』亜希『うん。分かってたよ…。』圭司『やんなぁ…。。』2005-12-08 11:20:00 -
50:
亜希『何で嘘ついたん?』
圭司『いろんな奴に知られたらヤバイやん。しかもお前と今日会ったばっかやし。まだ知る必要ないと思って。。桃もほんま喋りやなぁ。まぁ、知られてもうたからには何か罰を与えなあかんなぁ(笑)』亜希『そんなんされんでも黙っとくし…。』
圭司『最近の若い子は信用できひんからなぁー。』
亜希『はぁ?他の子と一緒にすんなや!てか、あんただって十分若いやん。あんたの方が恐いわ。』2005-12-08 11:21:00 -
51:
圭司『じゃあ、もしお前が喋ったらどうする?』
亜希『そのときは…、、罰受けたろうやんけ!』
圭司『その言葉覚えとけよっ?』亜希『分かった。覚えとくわ。』亜希は少しリキんでそう答えた。。亜希の悪い癖【挑発されたらすぐに乗ってしまう所】。まだ若いせいか、ヤンキーっ気が抜けていないのが原因か。今回も亜希は圭司の挑発にまんまと乗ってしまった。。これがのちに、亜希にとってひどい後悔をする事になる。。2005-12-08 11:22:00 -
52:
それから約一ヵ月後――。。。
だいぶ仕事にも慣れ、同伴・ホステス同士のコミュニケーション・接客、自分の客も呼べる様になっていた。初日以来ママは一日たりとも休む事はなく、店内で圭司と会話をする事はなかった。唯一話をするのは仕事終了後の電話だけ。。この一ヵ月間、圭司は毎日電話をかけてくれた。最初は店内の話だけだったのが、今では朝まで世間話をする仲にまで発展していった。。2005-12-08 11:23:00 -
53:
圭司『亜希ぃ、今度の三連休何か用事あるんかぁ?』
亜希『別に何もないけどぉー?』圭司『じゃあ買い物行かんっ?』亜希『そんなんママにバレるやん』 圭司『あいつ明日から別の店のママと旅行行くねやん。絶対バレへんって。』亜希『……ほんまぁ?』圭司『ほんまっ!俺も久しぶりに羽伸ばしたいし、たまには付き合えやぁーっ(笑)』
亜希『…しゃあないなぁー(笑)』圭司『よっしゃ!ほんなら夕方家まで迎えに行くから、詳しい場所教えといてや。またメールしてきて。』2005-12-08 11:24:00 -
54:
ある普通の木曜日。急に圭司からのお誘いが来た。。この一ヵ月間で成長したのは仕事面だけではなく、圭司への恋心も確実に育っていたのだ。。仕事中のクールでかっこいい圭司も好きだが、プライベートでの電話でたまに出す甘い声や、嫌味のない優しさに亜希は魅かれていったのだ。。
2005-12-08 11:25:00