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??売れっ子ホステスの恋??

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  • 1:

    沙恵

    ――ここは大阪北新地。。。――亜希はここから新しい生活をスタートさせる。。

    (コピペ)

    2005-12-08 10:24:00
  • 5:

    そして亜希は従業員にバレない様に名刺を隠しながらメモリーに登録した。
    『さっきナビオ前で声かけられた亜希です。少しだけ新地に興味あるんで色々教えて下さい。』
    山本さんにメールを送った。すると5分も経たないうちに返事が来た。『亜希ちゃんよろしくね。今週中にでも、ゆっくり話しよっか。』「えっ!今週中?…木曜なら予定ないし…、いっかぁー。」『分かりました。では木曜、6時に〇〇喫茶店で。』
    自分でも驚く程、物事が早く進んだ。亜希はただ「新地行きたい」という気持ちが優先し、自分の身に降り掛かる不幸など考えてもいなかった。

    2005-12-08 10:28:00
  • 6:

    ――そして木曜日。――
    ついに山本と会う日がやって来た。亜希は早く喫茶店に行くとサンドイッチを食べながら携帯をいじり、山本が来るのを待っていた。。。山本『遅くなってごめんなぁ。』亜希『いえ。あたしもたまたま早く来ただけですから。』
    素っ気ない返事をすると、山本は笑いながらウエイトレスにコーヒーを頼み、亜希の向かいの席に腰掛けた。。山本『うちで働く気になった?』亜希『まだそこまで思わないです。ただ新地がどんなんか気になっただけ。』

    2005-12-08 10:29:00
  • 7:

    亜希『あの…、お店見学さしてもらっていぃですかね?(*^_^*)』 山本『おうっ!かまへんよっ。』山本の嘘臭い言葉を信じ、すでに亜希の決心は固まってしまった。「あたし新地で働くっ!立派なホステスになって、ガッツリ儲けたんねんっ♪世の中銭やっ!銭ゼニぃ!」 山本が喫茶店の会計を済ませ、亜希達は北新地へと足を運んだ。
    山本『亜希ちゃん、どうぞっ。』『club 咲良』と書かれた白くて大きな扉が開いた。。
    亜希『うわぁーっ☆すっごい!』目の前に広がる光景に、亜希は目を輝かせた。

    2005-12-08 10:32:00
  • 8:

    天井に大きく輝くシャンデリア。西洋チックなオブジェ。白と黒で統一された店内。カラオケなどは無く、店の真ん中でお爺さんがほほ笑みながらグランドピアノを演奏している。そんな雰囲気に圧倒され、亜希は口を開けたまま言葉が出ないでいた。。山本『どう?ここ気に入った?』亜希『あのっ…えっとぉ……。』ママ『あらっ!あんたが亜希ちゃん?山本から話は聞いてるよ。ほんまに清潔感ある子やねぇ!私こうゆう子好きやわ。歳はいくつ?』

    2005-12-08 10:33:00
  • 9:

    ママ『…ププッッ!あはははっ!(笑)あんた面白い!うちおいでよ。』亜希『でも今働いてる所あるし』ママ『辞めてからでいぃからさぁ。なぁ、うちおいでよっ。ねっ?』ママがジリジリと詰め寄って来る。亜希自身ここで働く気はなかったが、直感で「この人に逆らったらあかん気がする。。」と思い、しばらく考えた後『はい。』と返事をした。。

    2005-12-08 10:34:00
  • 10:

    そうしてあっという間に書き物を済ませ、ママの一方的な意見で来月の21日から働く事になった。。。亜希『そろそろ仕事なんで…。』ママ『…?あっ!そうやんな。遅くなってごめんねぇ。山本、お店まで送ってあげなさい。亜希ちゃん、来月楽しみにしてるねっ。。』亜希『あ・・・は、はいっ。。』

    2005-12-08 10:35:00
  • 11:

    愛想笑いをして店を出ると、急に全身の力が抜けた。「疲れた…」山本『はははっ!緊張したぁ?』亜希『はい。。何か仕事行く前から精神使いすぎたかもしらん。』山本『そっかぁー。けどママ、亜希ちゃんの事めっちゃ気に入ってるで☆あんなご機嫌に面接したん初めてちゃうかなぁ?』
    亜希『まじで?』山本『うん!』亜希の中で複雑に絡んでいたモヤモヤが、少しだけ溶けた気がした。。「ママが気に入ってくれてるんなら、、行ってみてもいぃかなぁ。」

    2005-12-08 10:36:00
  • 12:

    ――それから一ヵ月後・・・――ついに初出勤の日がやって来た。亜希は山本に言われた通り指定された美容院で髪をセットしてもらい、先週買ったばかりのドレスを着て店へ向かった。。
    亜希『おはようございまぁす…』扉を開けて挨拶をしてみた。だが返事が聞こえて来ない。。「早く来過ぎたかなぁ?」
    亜希『おはようございますっ!』もう一度大きな声で言ってみた。『おはようございまぁーすっ。』山本ではない、別の男の声がした。恐る恐る中へ入ってみると、、客席にボトルを置いてる黒服が見えた。。

    2005-12-08 10:39:00
  • 13:

    まだ22歳ぐらいだろうか。一瞬『ホストか!?』と思う程綺麗な顔をしている。スタイルもいいので、スーツ姿がよく似合っていた。。
    亜希『あっ、あのぉ…。はじめましてっ。今日から入った亜希です。よろしくお願い致しますっ!』『今日から来る18歳ってお前かぁー。俺チーフの前田なぁ。前田圭司。ちょっと手伝ってやぁーっ。』「はぁ!?何であたしが手伝わなあかんのよぉ。。けどまぁ新人やし…素直に言う事聞いとこっ。」

    2005-12-08 10:40:00
  • 14:

    それを聞いて亜希は自分が持ってる限りの知識で話をしようとネタを考えていた。。。
    亜希『終わりましたよぉーっ。』圭司『ありがとぉ。これ飲み。』圭司が無表情で差し出したのは、ゲストグラスに並々と注がれたオレンジジュースだった。
    亜希『何でオレンジなんですか?』圭司『お子ちゃまはジュースでえぇねん。黙って飲んどけやぁー。』亜希『はぁーっ?子供扱いしやんといてくださいよ。』
    圭司『どっから見てもガキやん(笑)ほらっ!ストローも付けたるから早よ飲めって。他の奴出勤して来たら飲まれへんで!』

    2005-12-08 10:42:00
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