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??売れっ子ホステスの恋??
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1:
沙恵
――ここは大阪北新地。。。――亜希はここから新しい生活をスタートさせる。。
(コピペ)2005-12-08 10:24:00 -
35:
桃『はぁーっ。極楽じゃあー☆』亜希『桃…あたし外出とくわ。』桃『えぇよえぇよっ☆全然気にせぇへんしぃ(*^_^*)てか、亜希はもう大丈夫なん?あんたの姿見ぃひんと思ったら全身真っ赤っ赤で前田とマネージャーに担がれてんねんもん。ほんまびっくりしたわ!』亜希『ははっ…(苦笑)ちと飛ばし過ぎたわぁ(;^_^Aもう平気やで』桃『そかっ!今日ママ休みで良かったなぁー。ママおってこの時間に酔ってたら怒られるからなぁー。』亜希『嘘ぉ!てかママ休みなん?』桃『うんっ。店には急用って言うてるけど、どうせまたホスト行ってんねんやろなぁー。』
2005-12-08 11:03:00 -
36:
桃『けどママ毎日前田ん家来て、女の気配ないか探りに来るんやってぇ。亜希、、ママがおるときは絶対前田と会話したらあかんで!じゃないとほんまに取り返しつかん事なるから。。分かったぁっ!?』亜希『う…ん。分かったぁー。』亜希は軽いショックを受け、桃の忠告に空返事をした。。
話が終わり桃と一緒にトイレを出ると、圭司がグランドピアノの横に立って店内を見渡していた。ときどき灰皿を替えたりミネラルを交換したりと、自分の仕事を難なくこなしていく。。そんな姿を見て亜希の頬がまた赤くなる。。。2005-12-08 11:04:00 -
37:
亜希はその赤面した顔を圭司に見られるんじゃないかと思い、少し俯き加減に歩いた。すると、入り口の所でマネージャーと山本が笑いながら話をしているのが見えた。
山本『あっ!亜希ちゃん。初日から酔っ払ってるんやって?(笑)』亜希『おはようございます!はいぃ。緊張してるせいかすぐ酔っ払っちゃって…(;^_^A』
山本『ははっ!そうかぁー。まぁ今日は初日やしママもおらへんから酔ってもかまわんけど、今日は挨拶廻りしなあかん事と自分をどんどん売り出していく事は頭に入れといて。もう大丈夫そうやな。。じゃあ2番の〇〇証券さん行こか。』2005-12-08 11:05:00 -
38:
山本は亜希をマネージャーに任せると、亜希に営業スマイルの様な作り笑顔を見せて店を出て行った。山本がいつも外にいるのはスカウトと客待ち、そして外を歩いている店に来た事のあるお客さんを捕まえる為。そうマネージャーが教えてくれた。。 ほどよく酔いも覚め大きく深呼吸すると、大きな目をパチリと開けてマネージャーを見ながらコクンッと頷いた。「スタンバイOK!」の合図なのだ。マネージャーはこのやる気に満ちた顔が大好きなのか、嬉しそうに微笑んで亜希の背中を軽く押した。。
2005-12-08 11:06:00 -
39:
亜希『失礼しまぁす。。』
ゆっくりと挨拶し、さっきと同じ様に笑顔で接した。するとマネージャーから「帰る時間」の合図。着替えを済ませて店を後にした。
「はぁ……。今日は疲れたな。」電車に揺られながら大きなため息をついた。。そのとき――。。。「―ブーッ!ブーッ!―【着信☆‥☆】」知らない人からの着信。「はぁ?誰ぇ!?」キャバクラを辞めてすぐに携帯は替えた。今の番号を知っているのはキャバクラ時代の太客と友達・家族・あとは山本ぐらいだ。初日というのもあり、店の客には一切番号を教えていない。2005-12-08 11:11:00 -
40:
「どうせエロサイトか何かの迷惑電話やろ。ほっとこ……。」亜希は眉間にしわを寄せて軽く舌打ちすると、そのまま携帯を閉じてバッグの中に放り投げた。だが、その番号からの着信は亜希が家に着くまで延々と鳴り続けた。。。呆れた亜希は、一発文句を言ってやろうと意を決して電話に出てみた。。亜希『はい。もしもし。誰ぇ?』『俺や俺っ。』「はぁっ!!?」亜希『あんたなぁ、さっきから何やねん!ほんっまあんた失礼やなぁ!かけて来てんから名前ぐらい名乗れや!!』『前田圭司…。』「けっ…、けっ…、圭ちゃん?」亜希は驚きの余り電話を切った。
2005-12-08 11:12:00 -
41:
「―ブーッ!ブーッ!―」
圭司からの着信が続く。亜希は震える手で通話ボタンを押してみた。亜希『もしもし。』
圭司『お前何で電話切んねん!』亜希『ごめん。びっくりして。』圭司『どんな言い訳やねん(笑)』亜希『だってほんまやもん。てか何であたしの番号知ってるん?』亜希『入店書見たっ☆』
受話器の向こうから、圭司のキャラではありえない様な可愛らしい声がした。。2005-12-08 11:13:00 -
42:
亜希『人の入店書勝手に見たん!?圭ちゃん最っ低!(笑)』
圭司『うちの店な、中の人間はいつでもホステスに連絡できる様に番号知っとかなあかんねん。店長から聞いてないん?』
亜希『そんなん知らんしぃー!』圭司『まぁええやん♪これで俺らいつでも連絡取れるし(*^_^*)』 亜希『別に圭ちゃんと連絡取らんでいいし。あたし山本さんに入れてもらってんから山本さんにしか連絡せぇへんし!』
圭司『お前、店長辞めんの知らんのかぁ?』2005-12-08 11:14:00 -
43:
亜希『はぁ!!?知らんでっ!いつ辞めるん?てか、山本さん辞めたら誰があたしの面倒見るん?』圭司『来月の20日やで。さぁー?たぶんマネージャーやろ。マネージャーばり自己中やし人の話ほんま聞かんでぇ!まぁせいぜい頑張れや(笑)』亜希『あんたもほんま自己中!』圭司『番号ぐらい別にええやんけ。情報提供したってんからありがたく思え!――あ。また後でかけるわ。。』
2005-12-08 11:15:00 -
44:
『圭ーっ!!――プーップーッ――』亜希『えっ!?圭ちゃ……。。』「切れたし。」画面を見ながらゆっくりと切ボタンを押した。だが、亜希は最後に聞こえた女性の声を聞き逃さなかった。。少し酒焼けしたハスキーな声…。一ヵ月前に聞いたあの声。。そう、咲良ママだ‥。
2005-12-08 11:16:00