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俺の話
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1:
暢生
俺の話を書こうと思う。ほんま頭悪いし小学生の作文以下やけど、書きたいので読む人は読んで下さい(旧掲示板コピペ)
2005-12-14 06:14:00 -
58:
裕子は俺の方を向いてやたらとニタニタしてる。俺は福田さん御一行をBOXに案内し、裕子の隣を死守した。拓哉さんもレイラちゃんと福田さんの間に入り込んだ。『えっ?裕子、何で?』俺は小さい声で裕子に聞いた。『今は裕子じゃないょ☆桜って呼んでっ☆』『うん、わかった。桜、何で来てるん?』『福田さんがノブ兄の店行くってゆぅから。福田さん、レイラちゃんのお客さんやねん』
レイラちゃんのお客さんかよ!?ミナミの街は狭いなぁと思った。2005-12-15 01:25:00 -
59:
俺は忙しい日々に追われた。毎日毎日の仕事、仕事の後のアフター、眠くてもお客さんとの長電話もしたし、昼間だって営業に出掛けた。病院は、美穂と茂子ねぇちゃんが居てくれたから地元に帰っておかんの顔を見に行くのは2日に一回。おかんは本当に痩せてしまった。昨日見てないだけなのに、一昨日より一回り小さくなり、また一回り小さくなった。既に仕事は辞めていた。会社からの退職金も貰えたので入院費の足しに成った。(入院費用は保険やら何やらでもまかなえた。)バリバリのキャリアウーマンだったおかんの面影はもう、ない。
2005-12-15 01:27:00 -
60:
俺は茂子ねぇちゃんと話をした。茂子ねぇちゃんに本当にありがとうございます、とお礼を言った。茂子ねぇちゃんは当たり前の事を当たり前にしているだけだ、と言ってくれた。そして俺はどうしても聞きたかった事を聞いた。
『茂子ねぇちゃんは俺の父親を知っていますか?』2005-12-15 01:30:00 -
61:
『うん、知ってるよ。凄く良い人だった。暢生くんの目はお父さんの目やで。』『えっ?』『暢生くんは昔から裕奈にうりふたつやったやん?でも目はな、お父さんにそっくりやで』俺は自分の目ん玉を触った。痛かった。──拓哉さんがイイと言ってくれた目。俺をホストの道へと導いた目。
『おかんは、最期に会いたいかな?その…俺の父親に、知らせんでいいんかな?』
茂子ねぇちゃんは静かに言った。『私にはわからへん。裕奈に聞いてみてあげて。』2005-12-15 01:31:00 -
62:
俺はおかんに『俺の父親』の事を切り出すのを躊躇ってた。ほんまに聞いた方がいいのか、きかへん方がいいのか。聞いたらおかんは何て答えるのか。
裕子に相談したら『会いたいって言うかはわからんけど、心の中では少しは会いたいって思ってるハズやで。だってノブ兄のお父さんやで。』と言われた。そして『ノブ兄も会いたいんじゃないの?』そう言ってくれた裕子はなんとなくやつれて見えた。『ただ、最近忙しいから疲れてるだけやで』と言ってたけど、手首を見るとリストカットが増えてた。俺は何か言おうとしたけど、辞めた。そのかわり、裕子の頭を撫でた。
そして俺は決めた。明日おかんに切り出そう。早くしんと時間がなくなってしまう。余命が宣告されてから、もう三ヶ月が経ってた。2005-12-15 01:32:00 -
63:
『おかん…』俺は病院に居た。今日はミーティングは出やんとお母さん所行ったれ、と拓哉さんと代表が言ってくれたから、俺は朝から病院にいる。『ん…?』一時期は抗がん剤でボロボロになっていた母だけど、今は抗がん剤も辞めて穏やかな顔をしている。そんな母を見てたら、ただ死ぬのを待ってるだけ…みたいに見えて涙が溢れそうになった。でもあかん。俺は絶対おかんの前では泣かんって決めてんねん。絶対や。
2005-12-15 01:33:00 -
64:
『あんな、おかん…俺の父親に、会わんでいいんか?』一瞬黙って母は『父親かぁ…』と言った。そして穏やかな痩せこけた顔を俺に向けてしばらく黙った。そして『こんな姿見せられへんやん。』と言った。『でも、暢生にはお父さんの話、全然してないもんなぁ。私一人で十分やと思ってたからなぁ…』『俺はおかん一人でほんまに幸せやし全然十分すぎるくらい十分や!』
しばらく沈黙があっておかんは息をついた。『暢生の「暢」はお父さんから取ってんで。』唐突に言った。『どんな…ヒト?』2005-12-15 01:34:00 -
65:
『暢生、男は泣いたらあかんとは言わん。逆に辛い時は泣かなあかん。でもその涙は一人の女性にしか見せたらあかんよ。』『うん…』『暢生にはそんな女性はおるん?』俺は考えた。おかんの病気が発覚した時、俺はりんの腕の中で泣いた。でもやっぱり頭に浮かぶのは──裕子。
俺は頷いた。『うん、居てるよ。俺の片想いやけどな。』おかんはニコっとして『そっか。』と言った。ほんまに良い人でな、お互いほんまに好き合ったよ。でもな私は一般庶民。お父さんはある財閥の長男。跡取り息子やってん。そんな身分の差とか言ってる様な時代じゃなかったよ。でもな、お父さんは財閥の為に結婚せなあかん女性がおったんよ。仕方ない事やってん。別れて私もいほんまに良い人でな、お互いほんまに好き合ったよ。でもな私は一般庶民。お父さんはある財閥の長男。跡取り息子やってん。そんな身分の差とか言ってる様な時代じゃなかったよ。でもな、お父さんは財閥の為に結婚せなあかん女性がおったんよ。仕方ない事やってん。別れて私もいい男性を探そうって思ってた。でもな、別れてから気付いてん。暢生、あんたが私のお腹の中にいてんで。』2005-12-15 01:36:00 -
66:
削除削除されますた
あぼ~ん -
67:
『私はめっちゃ嬉しかったよ。心の底から喜んだ。茂子や両親は心配しやったけどな。彼と一緒になられへんかった私への神様からの贈り物やと思ってん。』俺は嬉しかった。神様からの贈り物、俺の事をそう言ってくれた。
『でもな、一度は考えたよ。私が産んでもこの子を不幸にするだけちゃうかなって。でもそんな気持ちはすぐに吹っ飛んだよ。私が目一杯愛してあげればいいねんってすぐにわかったから。』
俺はベットに寝てるおかんの手をにぎりしめてた。ほんで知らんうちに泣いてた。息もできひんくらい泣いてた。俺は昔からおかんの事が好きで好きでしゃーないガキやった。おかんの事、尊敬してたし愛してた。
『ぉ゛がん…俺゛を…産んでぐでて…ぁ゛ぢがどぉ゛…』俺は出ない声を無理矢理出して言った。『だから涙は一人の女性にしか見せたらあかんって言ってるやろ…』おかん、めっちゃ愛してる。
2005-12-15 01:37:00