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俺の話

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  • 1:

    暢生

    俺の話を書こうと思う。ほんま頭悪いし小学生の作文以下やけど、書きたいので読む人は読んで下さい(旧掲示板コピペ)

    2005-12-14 06:14:00
  • 48:

    次の日は美穂に任せて俺は仕事に専念した。でも頭の中から離れない。『おかんが肺ガンだったら…おかんが肺ガンだったら…』
    次の日、そんな俺に宣告が下った。

    2005-12-15 01:14:00
  • 49:

    肺がん─肺ガンはこの十年間に四倍という、世界一の増加率で増えていて、年間約二万人がそれによって死亡しているらしい。肺ガンは気管支の表面の粘膜から発生するらしい。本屋で立ち読みして読んだ内容だ。裕子と一緒に読んだ。裕子はかわいい。りんもかわいい。ミエちゃんだって、雪江だって、みんな。俺はりんとヤった。ヤってしまってから後悔なんてしなかった。別に買われたわけじゃない。ヤったからもう来なくなるなら来なくなればいい。飽きたなら飽きたでそれでいい。
    ─『児島さん、お母さんは肺がんです。それも末期の。』─
    俺はりんの腕の中で泣いた。

    2005-12-15 01:15:00
  • 50:

    肺ガンの治療法には、手術による肺切除療法、放射線療法、化学療法、免疫療法の4つがある。初期なら手術が出来た。でもおかんの癌はかなり進行していて、病巣が胸膜にも及んで居たので化学療法か免疫療法しか行えなかった。手術が出来ればまだ五年の生存は期待できた。でも他の治療法では長期生存はあまり期待できないとの事だ。
    ─早期に手術が受けられるかどうかが非常に重要だった─
    おかんの命はあと三ヶ月〜半年。

    2005-12-15 01:16:00
  • 51:

    俺にはおかん以外に家族はいない。おかんは一人っ子でおかんの父親は俺が産まれてすぐ位に、おかんの母親も俺が三歳位の時に他界しているから親戚もいない。誰も頼る人が居なかった。頼れる『大人』が欲しかった。自分はなんて子供なんだろう。
    そんな時一人の人間が頭に浮かんだ。おかんの昔の親友─俺が茂子ねぇちゃんと呼んで居た人だ。ねぇちゃんと言っても、もう40代後半のおばちゃんだ。
    俺は寝ずにおかんに会いに行き、一旦家に帰っておかんの電話帳をひっくり返した。
    あった。沢田茂子066… プルルルル…茂子ねぇちゃんの声がでたので俺は『もしもし、裕奈の息子の暢生ですけど…』と言った。『…ユウナ?ノブキ?えっ!あっ、暢生くん!?えーっ!久しぶり!どうしたの?』俺は茂子ねぇちゃんに全部話した。

    2005-12-15 01:17:00
  • 52:

    事情を知った茂子ねぇちゃんはおかんの世話をしによく来てくれたし、俺のわからない事とかを手伝ってくれたりしたし、美穂も色々助けてくれた。
    でも俺はまだなお追い詰められていた。精神的にも肉体的にも…仕事にもそれがダイレクトに反映して俺は成れるはずだったNo.3に成れなかった。No.3どころかNo.5だ。
    俺はミーティング後にオーナーのヒカルさんと拓哉さんに呼び出されて腹を殴られた。拓哉さんは華奢なのであまり痛くはなかった。身体的には。でも心は思い切り痛がっていた。

    2005-12-15 01:18:00
  • 53:

    『お前、最近どうしてん?何かあったんやろ。それを自分一人でしょいこんでるんと違うか?仕事の態度見ててもおかしいで?』『はい、すいません。』俺は謝った。ヒカルさんが口を開いた。『お前な、辛い時は黙ってたらあかん。俺らがおるんちゃうん?俺らただの仕事場の同僚とちゃうんやで。俺らは仲間やねんから』

    2005-12-15 01:19:00
  • 54:

    ちゃんと仕事がんばらな。お客さんに営業電話、営業メール、昼間に遊びに行ったりアフター行ったり徹底してやらなあかん。
    俺は自分を悲劇のヒロインと勘違いしてたみたいや。俺ががんばらな誰が頑張るねん。ほんまにここん所の接客とか客に対する態度はおかしかったと思う。その時は『オラ営』と言う言葉を知らなかったけど、俺はオラオラ営業してしまってた。現にクラブのホステスの雪江は切れてしまった。電話で『ええから来いや!売り上げないねんからお前どないかせえや!』とキレて怒鳴ってしまったからだ。オラオラする相手を間違えた…
    その電話で雪江にキレられて以来電話してなかったから謝りの電話を入れた。でも『別に許すけど、もう店は行かないからね』惨敗だ。

    2005-12-15 01:20:00
  • 55:

    でもその日、雪江は来てくれた。男の人と一緒に。クラブでのお客さんだろう。この男の客、『福田さん』がかなりくせ者で、俺らはかなり飲まされ、酔わされ、踊らされ、吐かされで、りんが来てくれてたのにまともに相手してやれんかった。
    りんとは一回ヤったけど、それでも俺から離れて行くことはなかった。寧ろ余計に俺にくっついて来てくれた。りんにはおかんの話はしてなかったけど泣いてる俺を見て何かを察してくれたんやと思う。『来てくれ』って言わんでも3日に2日は来てくれるように成った。今では俺のエースだ。

    2005-12-15 01:21:00
  • 56:

    ヤって伸びる女、ヤったら切れる女、ヤらな来ない女、色々居てるけど俺にはまだその見分けがつかなかった。たまたまやけどりんとヤった事がプラスに成って良かった。
    …そしてこの日俺に初めて男のお客さんができた。『福田さん』。俺と福田さんは番号を交換した。

    2005-12-15 01:23:00
  • 57:

    次の日もその次の日も俺はおかんの病院に行った。おかんは日に日に痩せ細って行く。でも瞳だけは今でもキラキラしていた。おかんは今でも煙草を辞めれずにいた。死が近付くだけなのに。
    福田さんが来た次の次の日、俺は福田さんに電話した。ボウズだったから誰かれかまわず電話したのだ。すると福田さんはミナミに居た。また飲んでるんかい!と俺は思った。安キャバで飲んでるからキャバ嬢を連れて、行けたら行く…との事だ。よっしゃぁ!このおっさん絶対来いよー!こっちは売り上げゼロなんじゃ!
    『ぃらっしゃいやせぇ〜!』福田さんとキャバ嬢二人が来た。よく見るとレイラちゃんと裕子だった。

    2005-12-15 01:24:00
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