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俺の話

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  • 1:

    暢生

    俺の話を書こうと思う。ほんま頭悪いし小学生の作文以下やけど、書きたいので読む人は読んで下さい(旧掲示板コピペ)

    2005-12-14 06:14:00
  • 41:

    『あんた児島ママの病気の事しらんの!?』美穂の父親は総合病院の医者だ。専門分野は…どこやろう。わからん。
    『美穂、え?俺のおかん病気なん?俺、もう三ヶ月ちょい会ってないねん…』俺は声にならんような声で言った。
    『美穂もパパに聞いただけやからあんまわからんけど。すぐにでも入院せなあかんみたいやよ。』何を考えていいかわからんかった。『俺、とりあえず家に帰るわ…日曜やしおかんおるやろし。』美穂はその後『大丈夫か?』と言ってた気がしたけど俺にはよくわからんかった。とにかく早くおかんに会わなあかん。それだけが頭の中にあった。俺は家まで走った。

    2005-12-15 01:04:00
  • 42:

    家に帰るとおかんは夕食の支度をしていた。『何や暢生か!びっくりしたぁー!』『おかん…』俺はおかんを凝視した。今は元気そうに振る舞っているけど間違いなく痩せていた。そしてやつれている。『どしたんそんなに見て。もしかして暢生、おかんに惚れたんか?』俺は笑われへんし無視した。『おかん、病気らしいやん。何の病気よ?さっき鈴木美穂に会って聞いてもたんや。長いこと帰って来んでごめん…』

    2005-12-15 01:06:00
  • 43:

    俺とおかんは話し合った。おかんは自分の病気を知らないと言う。医者にはちゃんと検査するために検査入院をしてほしいと言われて『仕事があるから絶対無理!』と言い放ったとの事だ。でも俺は無理矢理入院させる事に決めた。『俺だって今はちゃんと稼ぎあるから、大丈夫や。』『暢生の金なんてアテにしやんわ!貯金がちゃんとあるよ…』とにかく次の日の月曜はおかんに仕事を休ませて一緒に病院に行く事にして、二人で夕食を食べて眠った。

    2005-12-15 01:07:00
  • 44:

    次の日、午前中から病院に行った。美穂の所の病院。病院に行くタクシーの中でおかんは俺に、自分は肺ガンなんじゃないかと思って居ると言った。俺は震えてしまった。
    母は、せき、たん、血たん、それに胸部痛、背部痛があったりたまに呼吸困難に陥る事がある、と医者に話した。
    診断の為、まず胸部X線撮影や断層写真などが行われた。やはり母はとりあえず検査入院に成った。その日に荷物を取りに帰り、俺の母は入院した。会社は一週間の休みを取った。俺は仕事があったのでひとまずミナミに出なければならなかった。今日は同伴も何もなかった。裕子に会いたい。裕子に電話しようとしたら、ピロリロピッピロリロリロ〜♪知らない番号からの電話だ。『はい?もしもし?』『あっ初めまして!暢生くんですかぁ?』美穂の声だ。『雑誌見て、かっこいいなぁって思って電話したんだけどぉ…』『わかってるよ、美穂やろ。』『あっバレてた?』『おかん入院させたわぁー』『うん。あんた毎日見舞い行けんの?児島家って二人家族やんなぁ?』『うん、仕事あるから毎日は無理やわ…』

    2005-12-15 01:08:00
  • 45:

    『あのさぁ、美穂も児島ママには良くしてもらったし行ける時は行くわぁ。』美穂の言葉が凄いありがたかった。電話を切って駅のホームで俺は裕子に電話した。『はい〜もしこ?ノブ兄おはよぉ』『おはよ。今日仕事前ヒマ?』『行けるよ!どこに何時?』『じゃあーゆめ八に5時45分!』『わかったよん♪』
    俺は5時40分に着いたけど、裕子は既に来て居た。『おはよぉ〜』オットリ・マッタリだ。癒される。裕子はスケッチブックを取り出してビリっと一枚破いた。『はい。これあげる。ノブ兄やで♪』俺の似顔絵だった。自然に笑ってて幸せそうな俺。いろんな色が折り重なってて凄く綺麗だ。『ありがとう!マジありがとう!』俺は裕子に言って、泣きそうになった。そして、おかんの事を話した。別に裕子に聞いて貰って何を求めるわけでもなかったんやけど、ただ聞いて欲しかったんやと思う。

    2005-12-15 01:10:00
  • 46:

    『裕子もお見舞い行ける時、いつでも行くわ。裕子も手伝うし。』そう言ってくれた。けど『いや、俺も帰るし、地元の連れもおかんと仲良いヤツおってくれるし裕子はいいよ』と断った。『じゃあそのかわり』裕子が言った。『そのかわり、手繋ご?』俺の右手に裕子の左手が触れた。そして、そっと包んだ。俺も包み返して、恋人つなぎをした。ゆめ八を出るまでずっとそのままだった。
    俺は全神経が右手に集中してるのか、凄くむずがゆかった。中学生の頃に戻ったみたいだった。

    2005-12-15 01:11:00
  • 47:

    裕子に会った事で俺は平常心を取り戻す事が出来て、俺はその日の営業をちゃんとこなして次の日ミーティングが終わるや否や地元に飛んで帰った。おかんは今日も検査だそうだ。ファイバースコープによる気管支内視鏡検査―気管支にファイバースコープを挿入して、可視範囲にある癌を直接見て診断することができ、生検(ファイバースコープを通して鉗子を入れ、組織の一部をとって顕微鏡で検査する)もできる。
    という検査をした。俺も完璧にはわかっていない部分もあるから言葉が間違っていたりしたらごめんなさい。
    そんな検査をしてるおかんを見て俺はまた平常心を失いかかっていた。

    2005-12-15 01:12:00
  • 48:

    次の日は美穂に任せて俺は仕事に専念した。でも頭の中から離れない。『おかんが肺ガンだったら…おかんが肺ガンだったら…』
    次の日、そんな俺に宣告が下った。

    2005-12-15 01:14:00
  • 49:

    肺がん─肺ガンはこの十年間に四倍という、世界一の増加率で増えていて、年間約二万人がそれによって死亡しているらしい。肺ガンは気管支の表面の粘膜から発生するらしい。本屋で立ち読みして読んだ内容だ。裕子と一緒に読んだ。裕子はかわいい。りんもかわいい。ミエちゃんだって、雪江だって、みんな。俺はりんとヤった。ヤってしまってから後悔なんてしなかった。別に買われたわけじゃない。ヤったからもう来なくなるなら来なくなればいい。飽きたなら飽きたでそれでいい。
    ─『児島さん、お母さんは肺がんです。それも末期の。』─
    俺はりんの腕の中で泣いた。

    2005-12-15 01:15:00
  • 50:

    肺ガンの治療法には、手術による肺切除療法、放射線療法、化学療法、免疫療法の4つがある。初期なら手術が出来た。でもおかんの癌はかなり進行していて、病巣が胸膜にも及んで居たので化学療法か免疫療法しか行えなかった。手術が出来ればまだ五年の生存は期待できた。でも他の治療法では長期生存はあまり期待できないとの事だ。
    ─早期に手術が受けられるかどうかが非常に重要だった─
    おかんの命はあと三ヶ月〜半年。

    2005-12-15 01:16:00
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