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一番星に恋をする
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1:
叶
「あ!一番星!」
夕方の空に星が輝く。
小さい頃母と見た一番星。横を見ると母は優しく微笑んだ。その瞬間が大好きで一番星を見つけるととても幸せに感じたんだ。
だからきっと私はアナタに恋をした。2006-05-22 00:21:00 -
91:
叶
「あ‥一番星…」
私は夕方の空に光る星を指差して言った。ユウキ君はキョトンとした顔で私を見た。
「叶の小さい頃の口癖やってん…」2006-05-22 07:39:00 -
92:
叶
私はお母さんが大好きやった。お母さんの後をいつもチョコチョコくっついてまわってた。優しくて大好きなお母さん。
‘叶ちゃん’って呼ばれるたび私は暖かい気持ちになった。2006-05-22 07:44:00 -
93:
叶
お母さんはよく歌を歌ってた。シャボン玉の歌やお母さんの歌。
私はいつもそれを嬉しそうに聞いていた。
小学校から帰ってくると雨の日以外は二人で散歩をした。2006-05-22 07:48:00 -
94:
叶
夕方の真っ赤な空を二人で眺めるのが好きやった。
「あ!一番星!」
私が一番星を見つけるとお母さんは『叶ちゃんは一番星好きやなぁ』って言って私の頭をなでた。その時のお母さんの優しい笑顔が大好きやった。2006-05-22 07:52:00 -
95:
叶
歌が好きなお母さん。
ケーキを焼くのが好きなお母さん。
‘叶ちゃん’って呼ぶお母さん。
優しく頭をなでるお母さん。2006-05-22 07:55:00 -
96:
叶
大好きな大好きなお母さん。
でもお母さんはある日突然死んでしまった。
いつだったかお母さんは私に言った。
『もしお母さんが死んだらお母さんは一番星になる‥そしたら叶ちゃんは絶対見つけてくれるやろ?』2006-05-22 07:58:00 -
97:
叶
その時のお母さんはいつもと違って悲しそうやった。
私はまだ小さかったからなんでお母さんがそんなん言ったんかわからんかった。でもお母さんが死んでから私は一番星を見つけるのをやめた。
思い出したくなかったから。2006-05-22 08:02:00 -
98:
叶
「だから夕方の空は嫌い…一番星が嫌い」
ユウキ君は私の話を黙って聞いていた。
『俺の名前な、ユウキやねん♪』
ユウキ君が突然クチを開いた。2006-05-22 08:07:00 -
99:
叶
「‥知ってるけど…?」
『漢字どう書くかわかる?』
「わからん‥」
『夕方に輝くって書くねん』2006-05-22 08:10:00 -
100:
叶
「…」
『オトンがな、俺が生まれる時何もできひんもどかしさでせめて祈ろうと思ったんやって。それがちょうど夕方で夕焼けの中に一つだけ星光っててその星に祈っててんて。だから無事生まれた事をその星に感謝して夕輝ってつけたらしい。だから俺は夕方の空が一番好きやねん。』2006-05-22 08:22:00