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一番星に恋をする

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  • 1:

    「あ!一番星!」
    夕方の空に星が輝く。
    小さい頃母と見た一番星。横を見ると母は優しく微笑んだ。その瞬間が大好きで一番星を見つけるととても幸せに感じたんだ。
    だからきっと私はアナタに恋をした。

    2006-05-22 00:21:00
  • 2:

    『ありがとう、でもサヤも綺麗やで!』
    私が地元の友達で仲良くしているのは極数人だ。サヤはそのうちの一人で小学校からの付き合い。サヤとは夏以来あってなかったけど変わらない態度に心が和んだ。

    2006-05-22 00:34:00
  • 3:

    『さっきまでユキ一緒やったけど今みんなのとこ行ってるわ!』
    「そうなん?後で会うしまぁええわ。てかノド乾いたしジュースのもや」
    私はサヤと自販機でジュースを買いベンチに座った。

    2006-05-22 00:41:00
  • 4:

    『叶いつまでこっちおるん?しばらくおるんやったら明日サヤ暇やし翔太らと飲まへん?ゲロ地帯で♪ワラ』
    「明後日帰るし明日やったらええよ☆てか翔太とホンマ仲ええな!もう二年半ぐらい?」
    『幸せでスマンね♪』

    2006-05-22 00:59:00
  • 5:

    「あはは!いっぺん殴ったろか☆」
    懐かしい顔に懐かしい話。なんだか嬉しくなった。
    『叶ち〜ん!オヒサ☆』
    ユキも交じって思い出話に盛り上がった。
    『叶ちん彼氏はぁ?』

    2006-05-22 01:03:00
  • 6:

    「おるけど別になんもないで。もう別れそうやし」
    『マジで?まぁ叶ちんやったらすぐ次見つかるからええか☆』
    私らは自分で言うのもなんやけどモテる方やった。たぶん田舎やからってのもあるけど中学の時は3人で誰が一番多く告られるか競争したりした。

    2006-05-22 01:10:00
  • 7:

    サヤとユキは付き合ったりしてたけど私は彼氏はあまり作らなかった。
    『叶今仕事何してるん?パチンコ屋まだいってんの?』
    「あぁ〜‥うん」

    2006-05-22 01:14:00
  • 8:

    仕事の話が出ると心が痛む。二人には隠し事した事なかったけどさすがに風俗とは言えない。ユキがキャバで働いてた事があってその時言おうかと思ったけど結局言えなかった。ユキも彼氏と同棲して夜上がったし尚更言いヅライ。

    2006-05-22 01:17:00
  • 9:

    『あ、翔太や♪』
    『ダァリン登場やん☆てか知らん子いっぱいやな』
    スーツを着た翔太達の中に私服の男の子が何人か交じっていた。
    『翔太見てみて〜♪可愛い?』

    2006-05-22 01:22:00
  • 10:

    翔太に近寄りながらサヤが着物姿をお披露目した。
    『可愛い可愛い☆叶もユキも似合ってんなぁ』
    「そらどぉ〜も!」
    ユキと二人で嫌味たっぷりに返事して笑った。
    「翔太、その子ら誰?」

    2006-05-22 01:25:00
  • 11:

    私は私服の子らを見て言った。
    『一個下のやつ。覚えてない?』
    「ん〜、見覚えはあるけど知らん」
    『佐伯先輩っすよね?中学一緒やったんすよ☆』

    2006-05-22 01:29:00
  • 12:

    「そうなんや、叶お姉おるから上はわかるんやけど下は全然わからんねん、ごめんなぁ」
    『いやいや、全然いいっすよ☆あ、コイツは大阪のやつなんすけど一緒に連れて帰ってきたんすよ♪』

    2006-05-22 01:35:00
  • 13:

    『俺がタカシでコイツがユウキです☆』
    タカシが自己紹介をしてニッコリ笑った。翔太とサヤは二人の世界にいってしまってた。
    『ユウキ、叶先輩とユキ先輩、翔ちゃんとおるんがサヤ先輩。3人共中学で有名やった人らやねん』

    2006-05-22 01:47:00
  • 14:

    『有名やってぇ♪』
    ユキが楽しそうに笑う。
    「タカシ君らも大阪住んでるん?叶も大阪やねん」
    『そうなんすか?じゃあまた大阪でも遊びません?俺らよくミナミいるんで』

    2006-05-22 01:52:00
  • 15:

    「ええよ☆ユウキ君もよろしくな♪」
    『はい』
    ユウキ君は笑ったけど私の顔をじっと見ていた。
    「…?」
    『叶ちん!式始まるみたいやで!』

    2006-05-22 01:55:00
  • 16:

    私らは慌てて会場に入りそれから一時間ほど話を聞いた。私はユウキ君の事が気になっていた。
    やたら見てたけどどっかで会った事あるんかな?
    私の仕事場もミナミやから会っていてもおかしくない。いろいろ考えていると式は終わってしまった。

    2006-05-22 02:00:00
  • 17:

    二次会も終わり、私とユキはサヤの家に泊まる事にした。三人で飲みなおしていつのまにか寝ていた。その頃にはユウキ君の事なんて忘れてしまってた。

    2006-05-22 02:03:00
  • 18:

    夕方、サヤとユキを起こして支度をすると昨日言っていた飲み会に出かけた。
    場所は私の家のそばにある牧場の遊戯場。居酒屋とか行けばいいのにいつもここ。理由は思い出のゲロ地帯だから。ワラ

    2006-05-22 02:07:00
  • 19:

    『サヤ、こっちやで!』
    翔太が手を振って合図した。三人で駆け寄って『マジ寒い!』となぜか翔太にキレた。
    『叶!こっちこい!』
    「コウちゃん!」
    コウちゃんは小学校から一緒で唯一恋愛感なくつるんでいた。困った時必ず駆け付けてくれるコウちゃんは私のヒーローやった。

    2006-05-22 02:15:00
  • 20:

    「コウちゃん昨日来てなかったやん!」
    『式とかめんどいやん、今日来たからええねん♪』
    コウちゃんはサヤと翔太をくっつけた日一緒に計画を立ててくれた人やった。小学校の時はコウちゃんに恋してたけど今は友達でも好きな人でも家族でもない不思議な存在。でも一番心が安らぐ。

    2006-05-22 02:20:00
  • 21:

    『叶先輩こんばんわ〜』
    「あ、タカシ君やん!今日も来たんや☆」
    『ユウキもいますよ☆今他のやつと買い出し行ってます』
    ユウキ君…あの子なんか知ってそうで恐い。

    2006-05-22 02:24:00
  • 22:

    『あ、帰ってきた』
    その言葉にビクっとして私は「トイレ行く!」と慌てて立ち去った。
    なんやろう。ユウキ君に会うの嫌やな…
    そう思いながらトイレを出た。

    2006-05-22 02:29:00
  • 23:

    『ミ・キ・ちゃん♪』
    「ぎゃぁぁあっ!!」
    トイレの入り口でユウキ君が待ち伏せしていた。私はかなりビビって柱に抱きついた。
    『いやいやビビりすぎやろ!』

    2006-05-22 02:34:00
  • 24:

    ユウキ君は爆笑しながら私を見た。私は顔を真っ赤にしながら柱から離れた。
    ん?ミキちゃん?今ミキちゃんって言ったやんな?
    ‘ミキ’は私の源氏名。やっぱりコイツ私の事知ってたんや。

    2006-05-22 02:37:00
  • 25:

    「なんで知ってるん?」
    私はユウキ君を睨んだ。みんなにバラされたらマズイ。
    『俺前にあの店で働いてたもん♪今はスカウトだけやけど☆』
    「でも会った事ないやん」

    2006-05-22 02:42:00
  • 26:

    『俺の会社あの店と契約してるしミキちゃんナンバー入ってるから有名やん。しゃべった事ないけど何回か見かけたし』
    「で?誰かに言った?」
    心臓がバクバクして手が震えた。

    2006-05-22 02:46:00
  • 27:

    『やっぱりみんな知らんねや?誰にも言うてないで☆』
    ユウキ君がニヤっと笑う。私は一気に体の力が抜けた。
    「誰にも言わんとって?お願いやから」

    2006-05-22 02:50:00
  • 28:

    『どうしよっかな〜♪』
    「お願いやから!」
    私はユウキ君の胸ぐらを掴んだ。
    『お願いする態度ちゃうやん!』
    ユウキ君はまたケラケラ笑った。私も我に返り手をはなした。

    2006-05-22 03:02:00
  • 29:

    『言わへんよ。当たり前やん☆』
    ユウキ君はニコっと笑った。その笑顔に安心した。
    「ありがとう。」
    そのまま立ち去ろうとしたら腕を掴まれた。

    2006-05-22 03:05:00
  • 30:

    「なにぃな?!」
    『番号!交換せえへん?』
    なんだコイツ…?まぁ黙っててくれるんやしええか。
    私はユウキ君に番号を教えた。

    2006-05-22 03:09:00
  • 31:

    『名前…』
    「カナウ」
    『どんな字なん?』
    「クチに十。願いを叶えるとかの叶。」
    『バリええ名前やん☆』

    2006-05-22 03:11:00
  • 32:

    「別に…なんも叶った試しがないしな」
    『ふぅん?あ、俺ユウキっていれといてな♪』
    交換した後二人でみんなのとこに戻った。ユウキ君は約束通り黙っててくれたけどその日の飲み会は楽しめなかった。

    2006-05-22 03:14:00
  • 33:

    夕方の空が好きやった。
    でもある時から空を見るのをやめた。真っ赤な空に一つだけ輝く星を見ると苦しくなる。
    それはアナタを思い出すと苦しくなる感覚ととてもよく似ていた。

    2006-05-22 03:19:00
  • 34:

    しゃーぼんだぁまとんだ、屋根までとんだ、屋根までとぉんで、壊れてきえた…
    懐かしい声がする…優しくて暖かくて…とても心地いい…。そうだ‥これは私が小さい頃にお母さんがよく歌ってた。お母さん…

    2006-05-22 03:25:00
  • 35:

    目が覚めると夕方やった。遠くで子供が遊んでる声が聞こえる。私の目から涙が流れていた。
    「また…」
    一言つぶやいてうつむいた。

    2006-05-22 03:28:00
  • 36:

    大阪に帰ってきて3日たった。なぜかずっと同じ夢をみていた。前もたまにみてたけどこんなに頻繁にみる事はなかった。
    「おっちゃんおつりいらんわ!」

    2006-05-22 03:33:00
  • 37:

    私はピリピリしながらタクシーを降りた。あの夢をみた日は決まって機嫌が悪い。ソエモン町からひっかけを渡り、道頓堀筋に出た。
    〜♪
    携帯がなって名前も見ずに出る。

    2006-05-22 03:37:00
  • 38:

    「はい?」
    『あ、もし?叶?』
    「誰?」
    『ユウキやって!お前登録しとけよ!ワラ』
    「ごめん、誰からか見てなかったから。何?」

    2006-05-22 03:40:00
  • 39:

    『なんか機嫌悪いな。今どこ?』
    「ミナミ。別に普通やから」
    『あ!』
    斜め前を見るとユウキ君がいた。

    2006-05-22 03:43:00
  • 40:

    ユウキは電話を切って近づいてきた。
    『なんしてんの♪』
    「仕事行くとこ」
    今日はあまり人と話したくない。仕事中は‘ミキ’を演じれるけど‘叶’を知ってる人に会いたくない。

    2006-05-22 03:48:00
  • 41:

    名無しさん

    2006-05-22 03:48:00
  • 42:

    あ ◆zR1KF1Ox4o

    あげ???

    2006-05-22 03:51:00
  • 43:

    『仕事何時から?』
    「9時から予約入ってる」
    ユウキ君は携帯で時間を見ると「まだ7時半やん!ちょっとしゃべって行けや♪」と言った。

    2006-05-22 04:00:00
  • 44:

    強引に引き止められ仕方なく近くにあったベンチに座った。
    『大阪で会うんはじめてやなぁ☆てかお前の地元バリ田舎!タカシとか…』
    ユウキ君が話ている事が耳に入らない。何か考えてるわけじゃない。ただずっとあの歌声が頭にめぐる。

    2006-05-22 04:05:00
  • 45:

    ああ…泣きそうや。
    「ごめん、もう行くわ。準備に時間かかるし」
    私はそれだけ言って逃げるように走り去った。
    泣きたくない。だって今から仕事やし。泣いたらメイク崩れるやん。

    2006-05-22 04:10:00
  • 46:

    その日の仕事は最低やった。作り笑いしかできなくて話も耳に入らない、客を怒らせたりしてしまった。
    「何やってんねやろ…」
    トボトボ道頓堀を歩いた。朝方の空気がやけに冷たくて顔が痛かった。

    2006-05-22 04:15:00
  • 47:

    次の日もまた同じ夢を見ていたけど携帯の音で起こされた。
    「はい‥」
    寝起きの声で電話に出る。
    『カナ?ごめん起こした?』

    2006-05-22 04:19:00
  • 48:

    タツヤやった。タツヤはホストで私の彼氏。
    『一昨日の話考え直してくれた?』
    一昨日私は電話でタツヤに別れを切り出した。でもタツヤはもう一回考えてほしいと言ったので私は「わかった」と言って電話を切った。

    2006-05-22 04:24:00
  • 49:

    考え直す気なんてなかった。タツヤの気が済むように返事しただけ。正直忘れてた。
    「ごめん‥やっぱり無理やわ」
    『…一回会って話たい。今日会われへん?』

    2006-05-22 04:29:00
  • 50:

    「…わかった」
    5時に約束して電話を切った。出かける準備をして5時すぎにミナミに行くとタツヤはすでに待っていた。マクドに入り席に座る。重苦しい空気に耐えれなくなって話を切り出した。

    2006-05-22 04:34:00
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