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今なら…今だから…そしてこれからは…
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1:
ナオ
実話です☆頑張って書くんで応援してください?
2005-09-05 17:16:00 -
31:
ナオ
九月になり産婦人科に定期検診に行くと、先生が、『羊水すくないみたいやなぁ。赤ちゃん苦しそうやから、早いけど、来月末くらいにだしてあげようか。お母さんの身体もだいぶ弱ってるみたいやしなぁ』私はすぐに仕事をやめた。だけど生活していくためにお金はいる。私は仕方なく、役所に生活保護の申請をした。三週間ほどで決定がおり、私は保護のお金でこのときから、生活するようになる。ヒナは毎日私と過ごせるから喜んでいた。私は反対にお腹の子が大丈夫なんかという不安や、一日することなく家でヒナと2人の生活にストレスを感じはじめていた
2005-09-06 00:09:00 -
32:
ナオ
私のストレスもあったし、部屋を決める時に元旦那にヒナを数日預けたこともあったので、たまにヒナは元旦那のとこへ遊びに行き、その間は私一人になれる時間が持てた。ただ、夜になると、ママがいいって泣き出すらしくて、必ず寝る前には帰ってくる。ヒナは甘えたさん。寝るときは必ず私の腕枕で寝ていた。最近のヒナはお腹に手をあてて、『赤ちゃん早くでておいでー。ママと待ってんでー』と言ったりするようになりはじめた。元旦那は、ヒナに父親違いの弟か妹ができることをこころよくは思っていない。当たり前やけど。
2005-09-06 00:20:00 -
33:
ナオ
けど、ヒナをめちゃめちゃ愛してる元旦那から、思いがけないことを言われた。『俺らやり直さへんか?産まれてくる子、俺の子として育てていく。ヒナと産まれてくる子のために。別にオマエのことも嫌いちゃうし。』私は、答えに困った。少し考える時間をもらった。私と元旦那は円満離婚。もめて別れたわけではない。借金や、小さいケンカの積み重ねで別れた。若すぎたんやと思う。我慢することができずにただ、逃げたような離婚。別れる時、泣いたのは元旦那のほうやった。
2005-09-06 00:29:00 -
34:
ナオ
元旦那は私と離婚してから、彼女をつくっていない。人を好きになることができんくなったと前に言っていた。元旦那の気持ちは嬉しかった。けど、私の心の中には、まだゆうくんがいた。あんなひどいこと言われ、最後は携帯解約までして逃げた男やのに、私はまだ好きやった。断ったけど、ヒナの父親としてはこの先もつきあってく人なんやって思ったら、なんか心強かった。
2005-09-06 00:36:00 -
35:
ナオ
10月になり、お腹の子を産む日が決まった。10月24日。7ヶ月での出産。帝王切開二回目。出産のための入院。ヒナは元旦那の親が見ることになった。私が出産するとは知らずにだ。あんだけ、夜になるとママーって泣いてたのに、赤ちゃん産むためよって説明しといたから、泣いてぐずることはなかったみたい。ヒナもあの小さい身体で心で淋しい思いして我慢してた。早くヒナのもとへ赤ちゃんと2人で帰りたい!
2005-09-06 00:42:00 -
36:
ナオ
帝王切開なので分娩室ではなく、手術室に運ばれた。赤ちゃんのために下半身麻酔をかけた。おなかから下では、器具の音。20分ほどして、『オギャー!!オギャー!!』産まれた!男の子。早く産んだのと、羊水が少なかったために少し小さな男の子。涙がとまらなかった。お腹を縫わないといけないので、短いご対面で終わった。赤ちゃんは1900グラムの未熟児。すぐに保育器の中に入った。手術室から、部屋にもどり、麻酔が完全にきれるまで眠った。目がさめて病室を見渡した。私の他に三人、出産を終えたりこれからっていうお母さんが入院していた。
2005-09-06 01:08:00 -
37:
ナオ
賑やかだ。みんなそれぞれに、たくさんのお見舞いの人がきていた。私は一人やった。産むと決めた時から覚悟はしていた。でも淋しかった。私のとこだけ誰もいない。誰からもおめでとうと言われない。さっきとはまた違う涙がこぼれてきた。でも泣いてはいられない。これからもっともっと大変なんやから!自分に言い聞かせ、涙を拭いた。産婦人科の先生がやってきた。赤ちゃんのことを話してくれた。『小さかったなぁ。羊水少なかったわぁ。出血の量と合わしても、缶ジュース一本分もなかったから。でも、元気にミルクも飲んでたから!頑張ってくれるよ』
2005-09-06 01:17:00 -
38:
ナオ
『ありがとうございます。赤ちゃんいつ会えますか?』と聞くと、『今日は動いたらあかんから、明日の昼間かな。保育器の中やから連れてきてあげられへんから。待ってな。明日まで。』残念やけど仕方ない。ヒナの時もそうやったし。『わかりました。』そう返事をした。先生はまだ話を続けた。
2005-09-06 01:22:00 -
39:
ナオ
『未熟児で産まれたから赤ちゃんは小児科の先生にみてもらうから。あと、落ち着いて聞いてほしいことがある。赤ちゃんな、右手の親指が二股のような別れてて、指が六本あるねん。これについては、形成の先生に診てもらうようにするね。詳しいことは形成の先生に聞いてね。すぐにくるから』そう言って部屋をでた。頭の中に?がいっぱい浮かんできた。なんて言ったん?えっ??指が六本?どういうこと?先生なんて言うた?これは夢?そんなことが頭の中でかけめぐってると、形成の先生がきた。
2005-09-06 01:33:00 -
40:
ナオ
『はじめまして。門脇です。早速ですが、赤ちゃんの指ですが、六本あります。親指がふたつあるような形になっています。神経は両方にあり、爪もはえています。このような赤ちゃんは2000人に1人の割合で産まれます。足の指にでるケースがほとんどで、手の指はマレですね。母子多指症と言います。一歳前後で、どちらかの指を切断し、神経を残った指につなぐ手術をします。』門脇先生は淡々とそう説明してきた。頭の中にさらに?がうかぶ。なにを言ってるのか理解したくてもできない。いや、したくないからできないのか…。どちらにしろできない。
2005-09-06 01:46:00