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恋なんかじゃない
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1:
〜♪♪・・・携帯が歌う。メールだ。
僕の従順な相棒は、一日に何通もの手紙を受け取り保管してくれる。
僕はゆっくりと開封していく。
「今日はありがとう!」
「明日は3時頃行くね☆。」
2006-06-07 11:31:00 -
51:
「ナツロウです。ご指名ありがとうございます。」
「え?」
「え?どうかしましたか?」
彼女はゆったりと微笑んだ。
「あなたがナツロウさんだったんだ。」2006-06-10 21:45:00 -
52:
「えっと・・・、僕の事ご存知でしたか?」
彼女は首を振って
「ううん、サイトで見た写真と、全然雰囲気ちがうのね。」
「ああ、サイトをご覧になったんですね。
・・・僕ってどんな感じに見えましたか?」
彼女はクスクスと笑っている。
「すごい髪型だなあって。それで覚えていたの。」2006-06-10 21:49:00 -
53:
「ああ・・・。」
僕はやけに照れくさくなって俯いた。
彼女は、僕が気を悪くしたのかと思ったらしく、慌てて続けた。
「あ!ごめんね!ナツロウさんって顔がすごく小さいでしょ?
だから余計に髪が大きく見えたのよね!変だって言ってるわけじゃないの!」
必死にフォローしている彼女が、可愛らしく思えて
僕は何だか暖かい気持ちになった。2006-06-10 21:54:00 -
54:
「・・・って言うか、えっと・・・、どうぞ座って下さい。」
僕の後ろでヘルプが、アイスペールとボトルを持って、所在なさげにしていた。
「ああ・・・、では、失礼します。」
僕は適度な距離を置いて、彼女の隣に座った。
「それでね、あなたがナツロウさんだって分かってびっくりしたの。
実物の方が全然ステキだから。」2006-06-10 21:59:00 -
55:
「ありがとうございます。」
僕が微笑むと彼女は安心した様に頷いた。
そして思い出したように、
「あ!私ナツキです。はじめまして。」
「ナツキさんですね。はじめまして。」
僕らは乾杯した。2006-06-10 22:06:00 -
56:
「僕らって名前似てますよね。」
「そうなの。それもあってね、あなたの事はとても印象的だったのよ。」
「僕、そんなに頭大きかったですか?」
「やだ!ごめん・・・・うん。」
「ひどいなあ〜!」
彼女は僕の腕を軽く叩いた。
「もう!その事はもう忘れてよ!!」2006-06-10 22:11:00 -
57:
「いやいや、でもね、髪のボリュームは僕らにとっては、
心意気の表れみたいなものなんですよ。なあ?」
僕はヘルプの新人に水を向けた。
「そうなんスよ!毎日開店前に鏡に向かう時の気持ちは
戦場に向かう武士の如くっス!」2006-06-10 22:16:00 -
58:
「お侍さんなんだ!ステキだね。
・・・あ、どうぞあなた・・・えっと、お名前は?」
「僕は那智っス!宜しくお願いします!」
「那智君ね。どうぞ那智君も飲んでちょうだいね。」
「はい!かたじけないっス!」
2006-06-10 22:31:00 -
59:
彼女は本当に楽しそうに笑う。
不思議な人だ。彼女の笑顔を見てると、僕も自然に笑いがこみ上げてくる。
ヘルプの那智も緊張が解けて、いつもよりもリラックスしているようだ。
2006-06-10 22:38:00 -
60:
_________________________________________________
今日はここまでです。
もし読んでくださっている方がいらしたら
本当にありがとうございます。
おやすみなさい。2006-06-10 22:42:00