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恋なんかじゃない
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1:
〜♪♪・・・携帯が歌う。メールだ。
僕の従順な相棒は、一日に何通もの手紙を受け取り保管してくれる。
僕はゆっくりと開封していく。
「今日はありがとう!」
「明日は3時頃行くね☆。」
2006-06-07 11:31:00 -
42:
この世界、チャンスなんていつ舞い降りるか分からない。
ぼんやりしてれば、そうとも気付かず掴み損ねる。
ここで巻き起こる全ての事が、未知なる可能性を秘めている。
店のドアが開く度に、僕らの夢は実現に一歩近付くのかも知れない。2006-06-10 11:25:00 -
43:
「ナツロー、シャンパン飲もうかな?」
「珍しいね。初めてじゃない?」
律子さんはいつもビールだ。他の酒は一切飲まない。
「そうだっけ?たまにはいいじゃない。ねえ、何がおススメ?」
「う〜ん・・・カフェパのライチ。」2006-06-10 14:18:00 -
44:
僕のセレクトに、彼女はポカンとして、次の瞬間笑い出した。
「何かねぇ〜。ドンペリとか言うもんじゃないの?決定権委ねてるのよ?
何であえてそれなのよ?」
「いや、一番おいしいと思うから選んだんだけど・・・。」
それは本当だった。僕はワインがあまり好きじゃない。2006-06-10 14:22:00 -
45:
笑いの収まらない律子さんに、僕は続けた。
「いや、本当だよ。他意はないよ?おススメ聞かれて、
自分がおいしくないと思うものは薦められないよ。」
律子さんはハンカチで目頭を押さえながら頷いた。
「あんたにとっては、そこが重要なポイントなワケね。分かったわ。
でも今日はもう帰るわ。」2006-06-10 14:27:00 -
46:
「帰られますか?」
もう一度頷くと、律子さんはヘルプに伝票を持ってくるように促した。
「あんたのおススメは来週頂く事にするわ。」
「あの、何かお気に障りましたか?」
僕の問いかけに彼女は、首を横に振った。
「違うのよ。心配しないで。大丈夫だから。」2006-06-10 14:36:00 -
47:
てきぱきと支払いを済ますと、律子さんは立ち上がった。
送り出しのために、僕も一緒に出口に向かう。
「あんたは、そういうところが良いのよね。でも・・・。」
「・・・でも?」
僕の言葉には答えず、律子さんはタクシーに乗り込んだ。
「じゃあまたね。」2006-06-10 14:48:00 -
49:
店内からスタッフが出てきた。
「ナツロウ。初回で指名入ったぞ。」
「あ、すいません。すぐ戻ります。・・・さっき来られた方ですか?」
「そう。何か即決でお前指名だった。」
「メニュー見られたんですか?」
「いや、メニュー渡そうと思ったら、お前を見て
「今外に出て行った人でお願いします。」ってさ。」
「へぇ・・・。」2006-06-10 15:04:00 -
50:
僕はフロアへと急いだ。
彼女は珍しそうに店内を見回していた。
「いらっしゃいませ。こんばんは。」
僕は彼女の前に立つと、頭を下げた。
「こんばんは。」2006-06-10 21:43:00