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恋なんかじゃない
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1:
〜♪♪・・・携帯が歌う。メールだ。
僕の従順な相棒は、一日に何通もの手紙を受け取り保管してくれる。
僕はゆっくりと開封していく。
「今日はありがとう!」
「明日は3時頃行くね☆。」
2006-06-07 11:31:00 -
22:
彼は食事を摂り、ゆっくりとお酒を飲み、
12時前に帰っていった。いつも通りの流れだ。
彼が私の身体に触れる日もあるが。
キッチンで食器を洗い終えて、私はシャワーを浴び、PCを開いた。2006-06-08 18:28:00 -
23:
ブックマークしてあるブログや掲示板を一通り見て回る。
リンク先に飛んでみたり、検索したりを繰り返す。
私にはいい時間潰しになるのだ。
そして一軒のお店のサイトにたどり着いた。2006-06-08 18:31:00 -
24:
・・・CLUB HILL?何のお店?
私は入り口をくぐった。
そこには髪を逆立てた男の子達が、自分を最も美しく見せる角度で、
カメラを見据える写真が並んでいた。2006-06-08 18:37:00 -
26:
今の生活を始めてから、私は出掛ける機会が減った。
私と彼は契約を結んでいる。
私の仕事が休みである、木曜と日曜以外は、
18時から24時までは必ず部屋にいること。
ここ以外でのお互いの生活には、一切干渉しないこと。
彼においしい食事を提供する事。
・・・それだけの事。2006-06-08 18:43:00 -
27:
小さく溜息をついて、PCの電源を落とした。
クローゼットから黒いワンピースを取り出し、
鏡の前に座る。
この時なぜ急にそんな行動を起こしたのか、
自分でもよく分からなかった。2006-06-08 18:48:00 -
28:
「ナツロー!おはよう!」
2時を少し回った頃に、一人目のお客が来店した。
「律子さん!いらっしゃい!」
「もうクタクタだよ〜。疲れちゃった。」
「どうしたの?何かあった?」
「そうなのよ〜。今日も話きいてね。」
「オッケ!まあ座ってよ。」2006-06-08 20:28:00 -
29:
律子さんはレストランを経営している。
店の規模は小さいらしいが、お客の入りは上々で、繁盛しているそうだ。
でも僕は実際のところ、彼女の店がどこにあるのかも知らない。
無理に聞き出そうとも思わない。
僕は彼女が与えてくれる情報だけを受け取る。2006-06-08 20:31:00 -
30:
それは話の内容だけではない。
声のトーン、表情、仕草、それらの全てが
「僕といる時の彼女」を形作る、大切な情報だ。
その情報から、僕は彼女が今何を求めているかを、感じ取る。2006-06-08 20:36:00