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━手紙━

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  • 1:

    こう ◆SxKiod.xdI

    大好きな君に手紙を書こう。
    大好きな君に届きますようにと思いを込めて
    大好きな君に伝えたいことがたくさんあるんだ
    大好きな君にほんとは会って話したい

    2006-02-17 23:50:00
  • 101:

    名無しさん

    2006-03-05 02:16:00
  • 102:

    こう ◆IDid/knpO6


    (何かある…)

    僕は相手から何か言われるまで心の内を探ったり、土足で踏み込んだりするのを嫌っていた…気付いていたのにも関わらず、僕は見てみぬフリをした
    カナさんは初回で僕を指名した後、ラストまで居て連絡先を交換することもなく二度と会うこともなかった

    2006-03-05 02:17:00
  • 103:

    こう ◆IDid/knpO6

    先輩ホストから聞いた話ではカナさんの弟さんが僕にとても似ていて、カナさんが傷つけて二度と会えないとか…
    カナさんは僕と弟さんを重ねて見ていたんだ。
    ホストになって僕はお客さんの抱える心の傷の深さに何度も驚かされた
    両親が居ないのが当たり前、複雑家庭が当たり前、昔とても真面目で色んな期待に疲れてしまった人…愛情に疑問を抱き淋しさから大金を使う…

    2006-03-05 02:21:00
  • 104:

    こう ◆IDid/knpO6

    優しくされたり必要とされると答えようとする
    冷たくあしらわれるとプライドもあり意地になる
    ホストは個々の性格に合わせて色やら店ぐるみやらをする

    2006-03-05 02:23:00
  • 105:

    こう ◆IDid/knpO6

    今のところ仕事に問題は無いが、僕はこの冷たい世界で自分の無力さを痛感していた
    そんな僕を支えてくれたのが、キャッチで出会ったサーフギャルちゃんだった

    2006-03-05 02:24:00
  • 106:

    こう ◆IDid/knpO6

    番号を交換した日、店は大忙し
    。僕はあちらこちらの席を忙しく回っていてサーフギャルちゃんの存在を忘れていた。
    仕事が終わり落ち着いた時に携帯を見ると見知らぬ番号から着信があった
    とりあえず掛けなおしてみると…サーフギャルちゃんだった

    2006-03-05 02:25:00
  • 107:

    こう ◆IDid/knpO6

    「はいはぁ〜い♪純たーん♪」
    「あのねぇ、今日カラオケ行って出てから歩いてたら他のホストにキャッチされたの」
    「でも純たん以外に興味無いから全部無視したよ♪」
    「純たん♪明日会いに行くね」

    2006-03-05 02:25:00
  • 108:

    こう ◆IDid/knpO6

    『名前…なんて登録したらいい?』
    そう答えるのがやっとだった
    「ナミだよ♪」

    ナミは僕と同じで今年19歳。o型で天然。ミジェーンとパラパラが大好きなサーフギャル。

    2006-03-05 02:26:00
  • 109:

    こう ◆IDid/knpO6

    『いらっしゃいませー』
    この日、僕はキャッチをあげた
    ユキが店に来たのだった
    『何飲む?』
    「うーん?ミルクティ♪」

    2006-03-05 02:27:00
  • 110:

    こう ◆IDid/knpO6

    ミルクティと僕はシャンディ片手にラストまで話し続けた
    それから毎日ユキは朝方にやって来る
    先輩ホストにも誉められ、ハルキさんからご褒美に黒の細いネクタイをもらった

    2006-03-05 02:27:00
  • 111:

    こう ◆IDid/knpO6

    店も平和で僕も楽しかった
    平和な店に嵐がやってきた
    従業員同士のケンカだった

    2006-03-05 02:28:00
  • 112:

    こう ◆IDid/knpO6

    今日はここまでです?

    2006-03-05 02:29:00
  • 113:

    名無しさん

    2006-03-05 05:47:00
  • 114:

    こう ◆IDid/knpO6

    アンカーレスありがとうございます?今から書いていきます

    2006-03-06 07:32:00
  • 115:

    こう ◆IDid/knpO6



    事の発端は僕より一つ上の先輩ホストのシュウジさんが酔っ払いすぎて幹部のシマさんの太客、リツさんの横に座り肩を組んでシマさんの潰しをしたからだった

    2006-03-06 07:33:00
  • 116:

    こう ◆IDid/knpO6

    シマさんの忠告を無視してシュウジさんは絡む…
    「なあー。ボトル卸してやぁ。俺、飲み足りひんしー」
    リツさんは気が弱く言い返せないタイプの人で苦笑いを繰り返していた
    気付いたシマさんは慌てて飛んできた

    2006-03-06 07:34:00
  • 117:

    こう ◆IDid/knpO6

    最初は笑いながら
    「お前ー何してんねんー?俺の客やぞぉ?リツも困ってるやんけ」
    と、シュウジさんとリツさんを離そうとした

    2006-03-06 07:35:00
  • 118:

    こう ◆IDid/knpO6

    「なんすか?!邪魔せんといて下さい!今、俺リツと話して…」
    シュウジさんが言い終わるる前にシマさんがシュウジさんの腕を引っ張り裏へと連れ込んだ

    と、思った瞬間…!!

    2006-03-06 07:37:00
  • 119:

    こう ◆IDid/knpO6


    【がしゃーん!パリンッ!ガラガラ!】

    物凄い破壊音がカウンター内に響いた

    2006-03-06 07:37:00
  • 120:

    こう ◆IDid/knpO6

    カウンターに居るみんなが裏へと目線を移した
    カウンターには色やら本営やら本カノを座らせる店なので大体みんな予測は着いたみたいたが、僕はビックリして裏へと急いだ

    2006-03-06 07:39:00
  • 121:

    こう ◆IDid/knpO6



    そこには額が割れ、血塗れに倒れるシュウジさんと拳を血で染めてシュウジさんを見下ろすシマさんが居た

    2006-03-06 07:41:00
  • 122:

    こう ◆IDid/knpO6

    僕はいきなりの事でパニックを引き起こしそうになり呼吸が荒くなっていた
    【ぐいっ】
    『!?』
    誰かが僕の腕を引き、裏から連れ出した

    2006-03-06 07:42:00
  • 123:

    こう ◆IDid/knpO6

    咄嗟にシュウジさんが引き込まれる光景が頭をめぐった

    (殴られる!)

    僕は遂に過呼吸を引き起こした

    2006-03-06 07:43:00
  • 124:

    こう ◆IDid/knpO6

    息が出来ない
    頭が真っ白になった
    体が自分の物じゃないように力が入らない
    立ってられない…
    僕はそのまま地面に吸い込まれるようにバランスを失った

    2006-03-06 07:44:00
  • 125:

    名無しさん

    期待あげ

    2006-03-06 08:01:00
  • 126:

    こう ◆IDid/knpO6

    期待あげあーざっす?
    今から更新します?

    2006-03-06 19:19:00
  • 127:

    こう ◆IDid/knpO6

    だが体に衝撃はなく、冷たい風が体に触れ、袋が口に当てられた

    「純っ!」

    少し落ち着いたところで声が聞こえた

    2006-03-06 19:21:00
  • 128:

    こう ◆IDid/knpO6

    幹部で一番良くしてくれるタクさんが僕の背中を自分にもたれさせ、僕を体育座りにして寒いはずなのに上着を脱ぎ僕に抱かせ、袋を口に当ててくれていた。

    2006-03-06 19:23:00
  • 129:

    こう ◆IDid/knpO6


    『すいません…』

    僕が立ち上がり上着を返した

    2006-03-06 19:23:00
  • 130:

    こう ◆IDid/knpO6


    「ここにおれ。まだ中には入らん方がいい。“体で覚えさせる”それが夜のやり方や。お前はシュウジと仲良かったしショックやったんはわかる。でもあの場で邪魔してたらお前も巻き込まれてた。」

    2006-03-06 19:24:00
  • 131:

    こう ◆IDid/knpO6


    『僕は…』

    僕が喋る間もなくタクさんが続けた

    2006-03-06 19:25:00
  • 132:

    こう ◆IDid/knpO6


    「俺はお前にそのまま素直でいてほしい。絶対、染まるな。なんかあったら俺に相談してこい。俺がおりやすい環境作ったるから」

    2006-03-06 19:26:00
  • 133:

    こう ◆IDid/knpO6

    僕は
    『ありがとうございます』
    とだけ残し、店に戻った
    やっぱりシュウジさんが気になった

    2006-03-06 19:27:00
  • 134:

    こう ◆IDid/knpO6


    何か…
    何か…納得いかない

    2006-03-06 19:28:00
  • 135:

    こう ◆IDid/knpO6

    裏ではシュウジさんがうずくまっていた
    最初よりもありえない光景が僕の目に飛び込んできた

    2006-03-06 19:29:00
  • 136:

    こう ◆IDid/knpO6

    空瓶はすべて割れ、散乱
    中身の入ったビンも割れ、床は水浸し
    水に交じり広がった血液
    壁に散った血液
    そして…無残にも折れた…人間の歯…

    2006-03-06 19:30:00
  • 137:

    こう ◆IDid/knpO6

    裏には従業員が何人か用を済ませに来ていた
    誰も止めなかった
    誰もが自分を守った
    僕も何も出来なかった
    何か…違う…

    2006-03-06 19:30:00
  • 138:

    こう ◆IDid/knpO6


    声が出ない
    何か言いたいのに

    2006-03-06 19:31:00
  • 139:

    こう ◆IDid/knpO6

    後ろからタクさんが来た
    「だから戻るなってゆうたやろ?」
    と言いながらシュウジさんにおしぼりを渡した
    「大丈夫っす…すいません…」
    消えてしまいそうなシュウジさんの声

    2006-03-06 19:32:00
  • 140:

    こう ◆IDid/knpO6

    『病院…っ』
    「わかってる。従業員もみんなわかってるのに連れていかん意味わかるか?」
    『自分が怒られる…から』
    タクさんは僕の頭をなでながらうなずいた

    2006-03-06 19:34:00
  • 141:

    こう ◆IDid/knpO6

    「外の空気吸って少し落ち着け。とりあえずガーゼとか買って来たって」

    言われるがまま僕はコンビニへ向かった

    2006-03-06 19:35:00
  • 142:

    こう ◆IDid/knpO6

    外の寒さを感じない
    落ち着けるはずもない
    酔っ払いたちの笑い声が無性に腹立つ
    (こいつら…近くのビルで誰かが血を流してることなんて想像も出来ないだろうな)
    誰もが予測出来るわけないのに誰かに罪をなすりつけたかった

    2006-03-06 19:36:00
  • 143:

    こう ◆IDid/knpO6

    消毒液やガーゼを買って店に戻った

    シュウジさんの手当てをして床の血液を掃除した

    2006-03-06 19:37:00
  • 144:

    こう ◆IDid/knpO6


    携帯が鳴った
    ー♪♪♪ 着信 ナミー

    2006-03-06 19:38:00
  • 145:

    こう ◆IDid/knpO6

    「じゅーんたぁんっ♪」
    いつも通り元気な声

    『どした?』
    僕はいつも通りに振る舞った

    2006-03-06 19:40:00
  • 146:

    こう ◆IDid/knpO6


    「もうすぐ着くよぉ♪」

    『わかった、降りるわ』

    2006-03-06 19:40:00
  • 147:

    こう ◆IDid/knpO6

    ナミはいくら僕がボックス席に案内しても必ずカウンター席に座る
    今日もナミはミルクティー、僕はシャンディ片手にたわいもない話をしていた
    ラストソングになり真っ暗な店にEXILEの曲が流れる
    店が明るくなりチェックを済ませ、店を出た

    2006-03-06 19:42:00
  • 148:

    こう ◆IDid/knpO6

    エレベーターに乗り込むと急にナミが僕に軽くキスをした
    驚いて顔を離すと見が合ったまま、そらせなくて、またナミが僕にキスをした

    次は舌を絡めて…

    2006-03-06 19:44:00
  • 149:

    こう ◆IDid/knpO6

    タクシーを拾うために大通りへ向った
    途中、ナミが立ち止まり僕の手を握った
    「何か…きつい?」

    僕を見る真っすぐな目…

    2006-03-06 19:45:00
  • 150:

    こう ◆IDid/knpO6

    「ナミじゃ力になれない?」
    ナミは気付いていた…僕が話すまで聞かないつもりだったのか…?きっと痺れを切らしたんだろう。
    僕はなぜかナミに聞いてほしくてすべてを話した
    何かが間違ってること
    そして僕自身の無力さ

    2006-03-06 19:47:00
  • 151:

    こう ◆IDid/knpO6

    《なぁ、ナミ。
    お前はさぁ、話をさえぎる事無く、俺の目を見て真剣に話を聞いてくれてたな。
    お前は目を潤ませて、まばたきと同時に流れた涙、そして話し終えた俺の手をきつく握って、
    “きつかったんだね”って…》

    2006-03-06 19:48:00
  • 152:

    こう ◆IDid/knpO6


    タクシーに乗り込んだナミ
    運転手に僕の住所を告げる
    ナミに部屋の鍵を渡した

    2006-03-06 19:49:00
  • 153:

    こう ◆IDid/knpO6

    『終わったら連絡する。明日仕事やろ?家着いたらベット使っていいから先に寝てて。何かあったらメール入れて』
    ナミは鼻をすすりながら
    「わかった、純たん大好きだよっ」
    と残し車は動きだした

    2006-03-06 19:51:00
  • 154:

    こう ◆IDid/knpO6

    店に戻る途中にナミからメールが来た
    「純たんと遊びたい。」
    『明日仕事やろ?』
    「大丈夫やから…お願い」
    『わかった。』

    2006-03-06 19:52:00
  • 155:

    こう ◆IDid/knpO6

    店に戻ると片付けが始まっていた
    僕はシュウジさんの元へ行き、担いでフロアに運び椅子に寝かせた
    その横でシマさんが従業員に話している

    2006-03-06 19:53:00
  • 156:

    こう ◆IDid/knpO6

    「ちょっとやりすぎたかもなぁ。」
    「いや、最初は殴る気なかったけどなあ、裏連れてっら“なんやねん?”とか言い出してな」
    「またむかついてきた。まじ殴りたい。」
    僕はシマさんの言葉にイライラしていた

    2006-03-06 19:55:00
  • 157:

    こう ◆IDid/knpO6

    ミーティングが終わり、従業員が帰り始めた。
    誰もシュウジさんをかまうことがなかった
    僕は人の冷たさに呆然としていた
    そしてシュウジさんに声をかけようとしたとき

    2006-03-06 19:58:00
  • 158:

    こう ◆IDid/knpO6

    「純っ」
    振り替えると【ドッ!】
    腹に蹴が入った
    腹を抱えていると顔面にグーが飛んできた
    「イライラしてる時にチョロチョロすんな!!」

    2006-03-06 20:00:00
  • 159:

    こう ◆IDid/knpO6

    理不尽な言い訳に腹が立った
    しかしナミとの約束があったので潰れたシュウジさんに自分のジャケットをかぶせ表に出た

    2006-03-06 20:02:00
  • 160:

    こう ◆IDid/knpO6

    ナミと会いカラオケに入る
    ナミは浜崎あゆみのA SONG FOR ××を歌った
    僕は以心伝心を歌った

    2006-03-06 20:03:00
  • 161:

    こう ◆IDid/knpO6

    「ナミ、本間に純たんがスキやねん!」
    『そっか…』
    「ナミ、純たんの彼女になりたい!ダメ…?」
    『………』

    2006-03-06 20:03:00
  • 162:

    こう ◆IDid/knpO6

    とりあえずここまでです?

    2006-03-06 20:04:00
  • 163:

    名無しさん






    面白かった(´∀`)

    2006-03-06 20:05:00
  • 164:

    名無しさん

    2006-03-06 20:07:00
  • 165:

    こう ◆IDid/knpO6

    今から書き始めます?

    2006-03-07 08:35:00
  • 166:

    こう ◆IDid/knpO6

    『俺ホストやで?』
    「うん…」
    『女の人相手やで?』
    「わかってる…」
    『耐えれるん?』

    2006-03-07 08:39:00
  • 167:

    こう ◆IDid/knpO6


    「…純はっ!」

    『うん?』

    2006-03-07 08:42:00
  • 168:

    こう ◆IDid/knpO6

    「純は、ナミがずっと純を好きだったこと知らないでしょ
    ナミはいつも純を想ってたし、初めて会った時から純が好きなの
    純の仕事もわかってる
    でも、純が好きなの!この気持ちだけはどうしようもないの!」

    2006-03-07 08:52:00
  • 169:

    こう ◆IDid/knpO6

    ナミの真っすぐに僕を見つめる視線
    いつも元気なナミの真剣な言葉
    僕はハッキリ言ってナミのキャラは苦手だった
    ただ、この時ナミの素直さが僕の中に自然に流れてきた

    2006-03-18 02:32:00
  • 170:

    こう ◆IDid/knpO6

    『そっか、ありがとう。俺ホストやけど…』
    「付き合ってくれるの?!」
    『ははっ!おうっ付き合ってあげる』

    2006-03-18 03:11:00
  • 171:

    こう ◆IDid/knpO6

    いたずらな笑顔の純
    口の片方をキュッとあげながら八重歯をちらつかせる笑顔
    そして白く長い指でナミの前髪に指を通した

    2006-03-18 03:12:00
  • 172:

    こう ◆IDid/knpO6

    「あげるって何ー?!」
    プゥッとしかめっ面をしたナミのほっぺたをムニっとつまむと、またいたずら笑顔で
    『嘘やって。』
    と笑った

    2006-03-18 03:15:00
  • 173:

    こう ◆IDid/knpO6

    『ナミ?』
    「うん?」
    『よく見たら可愛いな』
    「誉めてるん?!」
    『あはは』

    2006-03-18 03:17:00
  • 174:

    こう ◆IDid/knpO6

    純はナミの唇に軽くキスをして、そしてナミを抱き締めた
    『可愛いで』
    カラオケを出て西中島にあるナミの家へ帰ることになった

    2006-03-18 03:21:00
  • 175:

    こう ◆IDid/knpO6

    『おじゃまします』
    ピンクとミジェーンで飾られた女の子らしい部屋だった
    MDコンポにスイッチを入れながら
    「違うよ純。ただいまだよ」
    と話すナミの背中は確実に照れていた

    2006-03-18 03:24:00
  • 176:

    こう ◆IDid/knpO6

    その日、二人は同じ布団で寝た
    ナミは僕に腕枕をねだった
    ナミの頭を腕に乗せナミの体を抱き締めた
    『おやすみ』
    軽くキスをした

    2006-03-18 03:26:00
  • 177:

    こう ◆IDid/knpO6

    抱き締めるとわかる女の子の膨らみ、ときたまナミの寝息が首にかかる。女の子らしい香りがする
    男なら欲情して当たり前だ
    でも純はナミに手を出すことはなかった

    2006-03-18 03:30:00
  • 178:

    こう ◆IDid/knpO6

    僕はまだ君を求めているのか?
    思いを引きずるなんて似合わない
    君への気持ちの隙間を埋めるためにナミと居るのだろうか?
    僕はナミを好きなのか?

    2006-03-18 03:36:00
  • 179:

    こう ◆IDid/knpO6

    いい匂いと共に目が覚めた
    「おっはよー♪純たーんっ」
    相変わらず元気なナミ。低血圧な僕にはキツかった。寝る前に色んなことが頭に過ったこともあり寝起きは最悪…そんな僕の目の前に置かれたのは

    …トンカツ…

    2006-03-18 03:40:00
  • 180:

    こう ◆IDid/knpO6

    期待の眼差しでナミが僕を見る
    『いただきます』
    喉を通らないのを無理矢理押し込み胃がびっくりして何度も吐きそうになりながらすべて完食
    いや、まじで胃に悪い

    2006-03-18 03:44:00
  • 181:

    こう ◆IDid/knpO6

    『ごちそうさま。おいしかったよ』
    とナミの頭を撫でるとナミは満面の笑みで僕を見た
    「えへへ♪」
    ナミの笑顔を見て少し殺意が和らいだ気がしたがまじでキレてやりたかった

    2006-03-18 03:46:00
  • 182:

    こう ◆IDid/knpO6

    シャワーを浴びて僕はいつもながらボクサーパンツ一枚でリビングに出た。ナミは僕の方をジッと見て
    「細いー!腹筋割れてるぅ!肌白いー!」
    スーツを着れば
    「やっぱスーツもいいねぇ!ホストみたぁい!」
    と騒いだ

    2006-03-18 03:48:00
  • 183:

    こう ◆IDid/knpO6

    本当にナミの元気さには参った。四六時中こんな調子だった

    少しスウェットが飛んでくるのを期待した自分が居た

    2006-03-18 03:50:00
  • 184:

    こう ◆IDid/knpO6

    『今日、予定あるから』
    と僕は靴をはいた
    「わかったぁ」
    の言葉を背中で聞きドアを開けた

    2006-03-18 03:51:00
  • 185:

    こう ◆IDid/knpO6

    『あっ!忘れ物…』
    僕は振り返った
    『いってきます』
    キスをして僕は梅田へ向かった

    2006-03-18 03:52:00
  • 186:

    こう ◆IDid/knpO6

    何も問題のない始まり
    …とはいかないのが人付き合い
    いつも午前3時になるとナミから電話が入り午前5時にはタクシーをぶっ飛ばして店にくる
    しかし今日は携帯が鳴らない

    2006-03-18 03:53:00
  • 187:

    こう ◆IDid/knpO6

    (忙しいのかな?)
    僕はキャッチをしながら何度か携帯を見た
    新規が来たと連絡が入り僕はそのまま店へと戻った
    店はだんだんと忙しく予定が無い僕はヘルプ指名の席を回ってナミのことを考えなくなっていた

    2006-03-18 03:54:00
  • 188:

    こう ◆IDid/knpO6

    今日は久しぶりにユキの席に着いた

    君は何も変わらず僕の肩にパンチを入れる
    ボディタッチに呼吸が苦しくなる
    彼女が居る…なんて言えなかった

    2006-03-18 03:56:00
  • 189:

    こう ◆IDid/knpO6

    あれこれ話してるうちにラストソング
    携帯を見たがナミからの着信は無くメールを問い合わせたがナミからの連絡は無かった
    さほど気にせず片付けながらミーティングを待った

    2006-03-18 03:58:00
  • 190:

    こう ◆IDid/knpO6

    ー♪♪♪ メール受信中ー

    〈連絡出来なくてごめん?〉
    ナミからメールが来た
    内心、安心した

    2006-03-18 04:00:00
  • 191:

    こう ◆IDid/knpO6

    《忙しかったんか?》
    〈うん?仕事終わった?〉
    《今からミーティング》
    〈終わってから会いたい…〉
    《俺、予定あるってゆうたよな?》

    2006-03-18 04:01:00
  • 192:

    こう ◆IDid/knpO6

    ー♪♪♪ 着信 ナミー
    『今からミーティングやって』
    「その後、お客さんと会うの?」
    『…ああ』
    「…あのね?」

    2006-03-18 04:02:00
  • 193:

    こう ◆IDid/knpO6

    『ん?』
    「純のこと、愛してるよ」
    『あ、ああ。ありがとう。俺ミーティングあるから』
    電話を切った
    ミーティング中ずっと携帯が震えていた

    2006-03-18 04:03:00
  • 194:

    こう ◆IDid/knpO6

    【お疲れさまっす】
    外に出るなり携帯を確認しをた
    ナミから着信とメールが大量に入っている

    2006-03-18 04:04:00
  • 195:

    こう ◆IDid/knpO6

    僕は電話帳からお客さんのアドレスを検索し、メールを入れた
    《ごめん。急に代表に呼ばれて…今日無理なった》
    そのまま西中島へ向かった

    2006-03-18 04:07:00
  • 196:

    こう ◆IDid/knpO6

    「ただいま」
    部屋の明かりは消えカーテンも閉まっているが外から部屋を見渡すには十分な明かりが入っていた
    ベッドから嗚咽が漏れている
    電気をつけ布団にくるまるナミの横に座る

    2006-03-18 04:44:00
  • 197:

    こう ◆IDid/knpO6

    「ナミ、帰ってきたよ」
    『ごめんなさい。ごめんなさい』
    「何が?謝ってもわからんやろ?」
    『ご…めん…ごめん…なさい』
    「ナミ!」

    2006-03-18 04:45:00
  • 198:

    こう ◆IDid/knpO6

    僕はナミの体を起こした
    顔をふさぐナミの手から血がしたたり落ちた
    「ナミ…」
    店で何回かお客さんが血まみれになるまで腕を切っているのは見てきたが、自分の近くではナミが初めてだ
    とりあえず止血をして病院へ連れていこうとしたがナミが嫌がって聞かない

    2006-03-18 04:47:00
  • 199:

    こう ◆IDid/knpO6

    僕は困り果てた
    ナミを膝に乗せ興奮して泣きじゃくるナミの頭を撫でながら語りかけた
    『なみ?何があったか話して?じゃないと俺にはわからない。ナミが泣いてると俺も悲しい。ナミがきついと俺もきつい』
    「ごめんなさい」

    2006-03-18 04:48:00
  • 200:

    こう ◆IDid/knpO6

    『怒ってるんじゃないよ?好きな人だから、心配なんだ。こんなになるまで…』
    「あたし、ダメな子。最低。死にたい」
    『何で?俺はほんとにダメなやつなら付き合ってない』
    「しに…たい」
    『…わかった』

    2006-03-18 04:49:00
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