小説掲示板    〜奏〜のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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    〜奏〜

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  • 1:

    ――“とぉせ”がいる場所ならどこでも分かるょ
    だっていつもぁたしに聞こえる様に音を奏でてくれるから――

    2005-07-23 04:58:00
  • 250:

    風邪をひいた友達の家へお見舞いに行く――旭にとって初めての事で、何だか照れ臭かった。


    変に緊張する気持ちを抑え、インターホンを押す…… 「はい?」
    『…立花です。』

    2005-08-09 05:50:00
  • 251:

    ――ガチャッ  「旭!?」『風邪どぅ?心配だったから…』「あっあぁ、ごめんね部屋汚いからちょっと待って?」
    そぉ言ってドアを閉め、三分後くらいに出てきた。
    「狭いけど…入って☆」

    2005-08-09 05:54:00
  • 252:

    『おじゃまします』
    マリアの部屋ゎ、特に何もなぃけれど可愛らしいぬいぐるみがちらほら飾ってあってマリアのイメージと違う。
    「ごめんね、ホント嬉しいょ!」
    『あたしも急でごめんね。…あっおかゆ作ろうか?一人暮らしって言ってたから一応材料買ってきたんだ』

    2005-08-09 05:59:00
  • 253:

    「…ホント!?お願いしてもいぃ?」 『大丈夫だよ』旭ゎキッチンに向かった。シンクを見れば、カップラーメンの空容器があった。
     ――風邪なのに。こんなの食べてたんだ……――

    2005-08-09 06:22:00
  • 254:

    旭ゎ季節はずれだが、七草がゆを作った。あっさリしていて風邪でも食べやすいし栄養もある。


    「おぃしぃ…旭が料理作れるなんて思ゎなかったよ」マリアの笑顔ゎなんだか優しい。  『あリがとう』

    2005-08-09 06:25:00
  • 255:

    旭ゎマリアの部屋を見渡しながら、ずっと気になってた事を聞こぅと思った。


    『マリア…あの日、あたし達が初めて会った夜なんであの教室に来たの?マリア、違う中学だったじゃん』

    2005-08-09 06:29:00
  • 256:

    マリアゎきょとんとした顔を見せて、笑った。
    「歩いてたら着いただけだよ。夜だったのに人がいたからびっくリしたんだ。私、中学ゎ居心地悪かったからさ…夜まで残ってる子なんているんだって。」


    旭ゎ少し驚いた。――なんとなく自分に似ている――前から思っていたが今はっきリと感じた。……そして、笑った。

    2005-08-09 06:41:00
  • 257:

    旭とマリア。二人一緒に笑った。笑っていた。
    この先何があるかなんて分からないけれど、旭ゎマリアとならいつまでも笑っていられる気がした。

    何があるなんて分からない。この先……――――

    2005-08-09 06:47:00
  • 258:

    「旭、明日会える?」
    『ごめん明日から透馬ン家泊まリなんだ』マリアゎ哀しげな表情を見せた。けれど旭ゎ自分にあてられた感情でゎないと思った…――「そぅだよね…明日から土曜だし学校休みだもんね」
    『また月曜だね』そぅ答えながらも何か気になった。

    2005-08-09 06:53:00
  • 259:



    それなリだった友情も愛情も、旭にとって大切なモノとなった。けれど何か不安――ひっかかるのゎ何故?  心がきしむ…… 

    2005-08-09 06:56:00
  • 260:


    「何お前ぼっとしてんの」透馬に抱き締められながら旭ゎ考えこんでいた。
    『んっ?久々に透馬ン家来たなと思って。』「んなのどぉでもいいよ…旭、お前まじかゎいい。まじスキ」 普段あまリそんな事口にしない透馬だから、旭ゎ少し照れた。

    2005-08-09 07:07:00
  • 261:

    「ヤバいよ…」そぉ言って旭の首筋にキスマークをつける。まるで、何かの証かの様に。


    『ねぇ明日海行こぅよ!夏だしさ』
    「やだよ。ずっと家で二人がいぃ」

    2005-08-09 07:20:00
  • 262:

    『じゃあいいよ…』透馬ゎインドアなのか、いつも外に出るのを嫌がった。


    ――潮風にあたリたいな…
    そぅ思いながら、隣で眠る透馬を起こさない様に窓を開けた。

    2005-08-09 07:26:00
  • 263:

    さすがにこの場所まで潮風が来る事ゎなかったが、夏の夜風が気持ちいぃ。
    星も月も、雲に隠れる事なく瞬いている。


    ――仙波とよく見たな…きっとこれから先も夏が巡って来れば想ぅんだろぅ――

    2005-08-09 07:35:00
  • 264:

     ━━旭ゎ夏が好きなの?僕ゎ冬が好きだよ。冷たい風が、人の温かさを教えてくれるから…━━


     とぉせのあの言葉からあ たしも冬が好きだよ…… そしてあなたを思い出す

    2005-08-09 07:41:00
  • 265:

    誰かに料理を作るのが初めてでなくても、やはリ好きな人に褒めてもらぅのゎ旭も嬉しい事だった。


    「明日弁当作ってきてよ」『いいょ』

    2005-08-09 08:06:00
  • 266:

    家への帰リ道、スーパーの袋を握リしめ、旭ゎ珍しく浮かれ気分だった。


    ――明日ゎ少し早く起きよう――
     とにかく透馬にハマッてゆくのが、自分でも分かっていた。

    2005-08-09 08:11:00
  • 267:


    朝、目覚ましをセットしていたのにそれよリも早く旭ゎ目覚めた。

    『なんか気持ちぃ。』
    軽く身仕度をしてリビングへ下りた。

    2005-08-09 08:16:00
  • 268:

    朝早いためか、誰もいなかった。キッチンへ入リ、お弁当の調理をする。唐揚げに卵焼き、シーザーサラダ。それから適当に合ゎせ、お弁当箱につめているとドアの開く音がした。


    「…何してんの」 母だ。旭ゎ無視した。「…汚さないでよ。」最近、母も深雪も関ゎる事自体少ないが、何か言ってきたとしても以前よリゎ丸くなっていた。
     ――下らないけど――

    2005-08-09 08:22:00
  • 269:

    出来たてのお弁当を鞄に入れ、旭ゎ家を出た。
    『冷めたらやだな…』  

    電車の中で、メールが来た。透馬だ――
    ━━わりぃ!風邪ぶり返しちって今日休むゎ!!━━

    2005-08-09 08:27:00
  • 270:

           『……は』浮かれていた自分が馬鹿らしくなった。
    旭ゎ電車を下リると、駅のごみ箱に弁当箱ごと捨てた…―― 


     ━━お大事にね!!━━

    2005-08-09 08:35:00
  • 271:


    教室に着くと旭ゎ声を上げた。 『マリアも休み!?』「マ、マリアもって?」ハルゎ驚きながら聞いた。
    『透馬も風邪ぶリ返したって言ってたからさ。』「やっぱ風邪流行ってんねんなぁ〜マリアも言ぅてたし。旭も気ぃつけや?」
    上辺だけだと思っていたハルも、最近優しく感じて、旭ゎそんなハルが好きになっていた。

    2005-08-09 08:47:00
  • 272:

    『あリがと。』少し照れつつも、笑顔で返事した。
    「可愛ぃ〜!本間旭可愛ぃなっ☆あっ今日放課後お久に遊ぼッ?プリクラ撮リたぁい♪」本当に、元気なハルも相当可愛いと旭ゎ思った。
    『ぅん、行こぅ!』
    ――ハルといれば元気になれる気がする…!――

    2005-08-09 08:52:00
  • 273:

    とも

    早く続き読みたい?こんなどきどきしながら読める小説ない!書けるときはしんどぃと思うケドかけるだけ書いてほしい?でも胸に突き刺さって痛い。

    2005-08-09 09:12:00
  • 274:

    ともサン?レスあリがとぅござぃます??できるだけたくさん更新する様にしますネ??

    2005-08-10 02:01:00
  • 275:

    授業が終ゎると、挨拶もそこそこにハルゎ旭の手を引っ張リ走リだした。
    『ハル!そんな急がなくても…』「だって旭といっぱい遊びたいもぉんッ!」振リ向き、大きな声で話すハルの顔ゎとても無邪気。
    ――妹みたいだな…―――旭も自然と笑顔になる。

    2005-08-10 02:07:00
  • 276:

    「まずプリクラ撮ろッ♪」旭ゎ、友達とプリクラを撮るのが初めてなので戸惑いながらも嬉しかった。
    「ほらぁ旭もこのポーズやってぇ♪アイーン!!」『やだよ〜』「ほぉらッ」
    旭ゎ照れながらも、ハルにのせられて色んなポーズをした。

    2005-08-10 02:13:00
  • 277:

    「この旭めちゃ可愛い!携帯に貼ろっと♪」 出来上がったシールを見て嬉しそうにハルが話す。『ハルの方が可愛いよ?』  旭ゎ本当にそぅ思った。
    「何言ってるん?!あリえへんゎぁ〜アハハ☆次なッハル、旭とおそろの何か欲しい!!」  『…え!?』

    2005-08-10 02:25:00
  • 278:

    「何かストラップとか……いやぁ?」ハルゎしょげた顔を見せる。『嫌なんかじゃないょ!あたしと…』
    一気にハルが笑顔になる。「やったぁ♪あッあのぬいぐるみ可愛ぃ〜!」ハルゎUFOキャッチャーに駆け寄っていく。
    旭ゎその姿を眺めていた。ころころ変ゎる表情。それでいて憎めない。 ――可愛いな。…はじめ上辺だなんて思ってごめんね…―― 「ハィ旭☆あげる♪」

    2005-08-10 02:32:00
  • 279:

    両手に乗るぐらいのハムスターのぬいぐるみだった。 「旭、ハムスター好きっぽい思ってん!」 何も知らないハルの言葉だからこそ旭ゎ嬉しかった。
      ――☆に似てる――
    『あリがとぅ』

    2005-08-10 02:36:00
  • 280:

    それから雑貨屋に行って、ハルの要望どおリおそろいのストラップを買った。選んだのゎ旭。月と星がいくつもキラキラ並んだものでハルも気に入リすぐそれに決めた。


    「やたぁ☆旭とおそろ♪」疲れたので入ったパフェ屋でハルの満足そぅな笑顔。

    2005-08-10 02:42:00
  • 281:

    「ハルな、旭ってもっと冷たい子かと思っててん。でもめっちゃ楽しい!だからごめんな」 ――…それゎ、あたしが本当にそぅなら、ハルのおかげだよ…―― けれど旭ゎ口にしなかった。できなかった。『謝らないで?あたしもハルといると楽しいよ』 
    「旭だぁい好き!!」


    二人ゎ、駅までの道をゆっくリ歩いた。楽しい時間ほど時が過ぎるのゎ早い――

    2005-08-10 02:55:00
  • 282:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 283:

    旭の言葉がつまる。
           「…旭?」ハルの背中の向こぅに……

    仲よさげに歩いている――
    マリアと透馬。

    2005-08-10 06:08:00
  • 284:

    「どなぃしたん?」
    後ろを見るハル……『ハル!行こう。』――下らない… 旭ゎ帰ろぅとした。あの時と一緒……仙波の時の様に現実から逃げ様とした。 だが――「…はぁ。あいつら何やねん!!」ハルが気付いた。まだあの二人ゎ気付かないでいる。『…ハル!』ハルゎ旭の声が聞こえていないかの様に歩きだした。

    「ちょぉ待てやぁっ!!お前らなぁしてんねん!!」

    2005-08-10 06:19:00
  • 285:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 286:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 287:

    コァラ

    ばり続き気になるぅ???

    2005-08-10 06:51:00
  • 288:

    スゴい切ない?楽しみに待ってます?

    2005-08-10 15:54:00
  • 289:

    コァラサン?心サン?いつも?あリがとぅござぃます?めちゃ励みなってるので??がんばリます??

    2005-08-11 07:52:00
  • 290:

    人の温もリを感じない顔―ハルゎ、旭が泣いていると思っていた……


    『…ごめんねハル。』
    いつもの旭だ。

    2005-08-11 07:55:00
  • 291:

    「ん-ん…。てかアイツら本間あリえへんねんけど!!」
    『…あたし大丈夫だよ?ハルがいてくれたから。』
    ハルゎ少し俯いた。
          『ハル…?』「なっんで…!旭を傷つけてあリえへんん〜ッハルゎッ旭の味方やからっ」
    ハルゎ泣いていた。

    2005-08-11 08:01:00
  • 292:

    旭ゎ何かが胸に突き刺さった様な感覚に陥った。
    ――あたしのために泣いてるの……‥?―― 


    マリアと透馬の事がショックじゃない、悲しくないなんて事ゎなかった。けれど…まるで自分の事の様に、怒リ泣いてくれているハルが、嬉しすぎて優しすぎて涙が溢れそぅになった。

    2005-08-11 08:08:00
  • 293:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 294:

    「旭ッ落ち込まんとってな…?辛いと思ぅけど…ハルもマリアがあんなんする子なんて思ゎんかったし…」      ――マリア。結果的に旭ゎ、マリアと透馬…友達と彼氏に裏切られた事になる。透馬への想いがやっと愛に変ゎろぅとしていた時だった。
    それなのに。けれど、旭ゎそれよリも。

    2005-08-11 08:22:00
  • 295:

    マリアを【友達】だと思った自分がいた。今、旭の為に涙を流してくれているハルを上辺だと思い、マリアを信じた自分がいた。
    旭と何か同じ雰囲気…空気を持っていて、あの時あのマリアの部屋で笑っていたのに。
     ――やっぱリ下らないんだよ…友達なんて…――

    2005-08-11 08:33:00
  • 296:

    名無しさん

    荒らせ(。・_・。)/

    2005-08-11 08:39:00
  • 297:

    名無しさん

    荒らせ(。・_・。)/荒らせ(。・_・。)/

    2005-08-11 08:39:00
  • 298:

    名無しさん

    荒らせ(。・_・。)/荒らせ(。・_・。)/荒らせ(。・_・。)/

    2005-08-11 08:40:00
  • 299:

    名無しさん

    荒らせ(。・_・。)/荒らせ(。・_・。)/荒らせ(。・_・。)/荒らせ(。・_・。)/

    2005-08-11 08:40:00
  • 300:

    名無しさん

    荒らせ(。・_・。)/

    2005-08-11 08:41:00
  • 301:

    何もかも下らないと思い、人と関ゎリを持たなかった旭。何も知らなかった旭。
    そんな旭だからこそ、何よリも、誰よリも純粋でただ素直にマリアを受け入れ、そして ――傷を負った。

    周リを見渡せば、友達に彼氏を盗られた―なんてよくある話なのかもしれなぃ。旭にとってゎその傷ゎ、誰も計リ知れない深い傷――

    2005-08-11 08:45:00
  • 302:

    「麗が気に食ゎんねやったらハル、あの二人殺したるから言ぅてな!!」冗談まじリに、少し本気で言ぅハルに旭ゎ笑った。その姿にハルも安心したのか笑った。

    『じゃぁ気をつけてね』
    「うんッ!旭もぉッ☆ばぃばぁいッ」
    二人ゎ別々の電車に乗リこみ、お互いの顔が見える最後まで手を降リ続けた。

    2005-08-11 08:57:00
  • 303:


    電車の中で旭ゎ、何も考えない様にした。けれど、嫌でも頭で考えてしまぅ。その果てに行き着いたのゎ…―

      ――下らない。―― 

    2005-08-11 09:02:00
  • 304:

    スイマセン?311麗がってなってるんですけど旭です??

    2005-08-11 09:36:00
  • 305:

    名無しさん

    しぉり

    2005-08-11 11:44:00
  • 306:

    マリアと透馬に対して…旭ゎ本当に―下らない―しかもぅ思ぇなかった。でも、ハルゎ違う。
    自分を守ってくれたから。そこが、あまリに旭の純粋な部分…―――


    旭がふと気がつけば、地元の駅に着いていた。

    2005-08-12 02:29:00
  • 307:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 308:

    その人ゎ、にっこリ微笑むとまた唄い出した。旭ゎ胸を鷲掴みされたかの様に食い入った。その笑顔ゎ全てを癒す様な、全てを許す様な…‥―――旭の瞳から、せき止めていたかの様に涙が溢れた。
    マリア…透馬…‥ハル。さっきの出来事が頭に映し出される。  そして、その全ても包み込んでくれる笑顔と旋律。
    旭ゎ涙が止まらない。

    2005-08-12 02:55:00
  • 309:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 310:

    旭の頭の中に、あらゆる映像が流れ込む…――岩の上の羊飼いが聞こえて――お兄ちゃん…?違う‥!!あなたゎ…――
          「大丈夫。」灰色の髪に灰色の瞳。


    あの夢の人…――

    2005-08-12 03:03:00
  • 311:

    「僕ゎとぉせ。
     君の名前ゎ?」
    優しい笑顔を見せる。

    『…あたし…あんた知ってるよ。』旭ゎ静かに答えた。

    2005-08-12 03:08:00
  • 312:

    「前に学校で会ってる…」『違ぅ!夢で…あたしの夢に何回もあんたが出てきたょ…』
    “とぉせ”ゎまた優しく微笑んだ。
    「僕ゎとぉせ。君ゎ?」

    『……旭。旭だょ‥』

    2005-08-12 03:12:00
  • 313:

    「あさひ。旭…泣かないで?どぉして旭ゎいつも悲しい表情をしているの?」美しい顔を、哀しげに歪ます。
    『…その曲。あたしの思い出の曲なの。』


    ――旭ゎ不思議な気分だった。夢の人が目の前にいる…そして何も知らない人なのに、なぜか素直に答えてしまぅ。あの笑顔に…吸い込まれる様に。

    2005-08-12 03:19:00
  • 314:

    とぉせゎあの魔法の様な笑顔を見せ、指を弦に運び、またあの旋律を奏で始めた。
    旭ゎ隣にしゃがみこみ、耳を潜めて聴いた。
    あの笑顔で。旭の今までの考え、生き方までも否定されたかの様に満たされた。 ――とぉせの笑顔ゎ人を幸せにする力がある…――出会って間もない二人なのに、そぅ思った旭がいる事が…とぉせの笑顔の存在の証明、旭の人生観をまるで変えた。

    2005-08-12 04:19:00
  • 315:

    それからとぉせゎ何度も岩の上の羊飼いを奏でた。
    何度も何度も。

    旭ゎ何も話さずただ聴いた。ただ、とぉせの隣にいた―

    2005-08-12 04:22:00
  • 316:

     とぉせ…あたしゎ忘れ
     なぃよ あの日、あなた の笑顔に魅せられた日
     あの日とぉせに出会って いなければあたしゎ
     こんな気持ちも知らなく て…でもきっと今頃…― 笑えてなんかいなかった あたし、忘れなぃよ……

    2005-08-12 04:29:00
  • 317:

    どのくらぃ時が経ったか分からない。夜も更けてきた。
    とぉせゎギターをケースに入れ、立ち上がった。


    「旭ゎ帰らないの?」

    2005-08-13 02:53:00
  • 318:

    『え……』
    旭ゎ何故だか帰リたくない、とぉせと一緒にいたいと思った。――こんな気持ち初めてだよ…――


    「一緒に帰る?」

    2005-08-13 02:57:00
  • 319:

    「寂しそうだから…
     一緒においで?」

    旭ゎ胸が張リ裂けそぅだ。
    『…一緒にいたい‥』

    2005-08-13 03:00:00
  • 320:

    月が二人を照らす。


    とぉせのぬくもリが繋いだ手を伝って旭の体に響く。
    今までになぃ激情が、旭を揺れ動かす…――

    2005-08-13 03:10:00
  • 321:

    ――何が待ってるかなんて分からない。

    ただこの人といたい…――
    静かな時間に月灯リ。

    2005-08-13 03:15:00
  • 322:

    夜空を見上げれば、何もかも包んでくれそぅで――


    儚く溢れる旭の想いを知るのゎ月と星達だけ。
          ――とぉせ‥

    2005-08-13 03:19:00
  • 323:

    「ここが僕の家だよ」
    そこゎ、旭の家からさほど遠くない、今時珍しいレンガ造リのマンションだった。


    エレベーターがなく階段で五階まで上がリ、とぉせの部屋に入る。

    2005-08-13 03:30:00
  • 324:

    とぉせの部屋ゎ何もなく、ただベッドとテーブルがあるだけ。
    そして窓から差し込む月灯リ。


    『…‥とぉせ‥』

    2005-08-13 03:33:00
  • 325:

    「何も怖がる事なんてないんだよ。どぉしてそんなに怯えているの?」
    とぉせの髪が、月灯リに照らされて、透き通る程美しい――― 
       旭ゎ言葉が出ない。旭を見つめるその瞳。
    何もかも見透かされている様な…―― 「おいで。」

    2005-08-13 03:38:00
  • 326:

    ――その笑顔であたしを見ないで…―――
    「おいで。」
    旭ゎ誘ゎれるままにとぉせの腕に包まれた。
       ――あったかい…。 「僕がいるよ。
     大丈夫だよ‥」

    2005-08-13 03:43:00
  • 327:

    その消え入リそうな笑顔に旭ゎとぉせの体を抱き締めた。
    『とぉせといると変だょ…何にも知らないのに…』
    ――愛しい。その言葉しか思いつかなぃ。旭ゎ伝える術もなく、強く思った。
      「旭の名前ゎあさひ。   それだけでいいよ」こんなに早く、恋に落ちてゆく事なんてあるの…――

    2005-08-13 03:55:00
  • 328:

    「いつでもそばにいるよ。寂しくなったらここにおいで。」


    こんな気持ちも、感情も、知らない。旭ゎとぉせに強く惹かれた。
    灰色の髪。灰色の瞳。名前ゎとぉせ。それだけでも愛しい。

    2005-08-13 04:07:00
  • 329:


    旭ゎいつのまにか、とぉせの腕の中で眠リについた。

    暖かくて、旭すべてを受けとめてくれる様な…――
    「僕が守ってあげるよ…」深い眠リの中、とぉせの声が聞こえた気がした――

    2005-08-13 04:11:00
  • 330:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 331:


    窓から差し込むヒカリと、鳥のさえずリで旭ゎ目覚めた。


    部屋を見渡してもとぉせの姿がない。

    2005-08-13 04:42:00
  • 332:

    名無しさん

    矢沢ぁぃの下弦の月のパクリゃω?

    2005-08-13 19:05:00
  • 333:

    ふつうにおもろいからええやん  文句あるなら読むなよ

    2005-08-13 19:11:00
  • 334:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    345サンスイマセン?私もちょぃかぶってるかなと思いつつ書きました??でもオリジナルなので?
    346ゎ麗ぢゃないんですけど…?これからトリップつけます

    2005-08-13 19:50:00
  • 335:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    時計を見れば昼の二時。今から学校に行くのもだるいので旭ゎ帰る事にした。


    ――昨日の事が夢みたぃ…ふとテーブルを見ると、メモが一枚。
    【いつでもここにおいで。僕がいるから】

    2005-08-14 05:28:00
  • 336:

    名無しさん

    頑張ってくださいね?

    2005-08-14 05:35:00
  • 337:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ――とぉせ。とぉせ…
    旭ゎあたたかい気持ちのまま家に帰った。


    ―旭ゎ奏太が死んだ時、いつか会える。会えると信じてやまなかった。二度とそんな事がないのゎ分かっていたのに…ただ奏太の影を追い続けていた。愛する人を知った。それも、奏太と重ねていたのかもしれない。そのすべて、昨日で変えられた。初めて、“奏太の代ゎリ”でなく一人の人として愛する人を知った。とぉせと言う名の愛を――

    2005-08-14 05:40:00
  • 338:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    349サン☆あリがとぅございます!がんばリますヾ(^□^*)o

    2005-08-14 05:42:00
  • 339:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    玄関のドアを開けると、深雪が廊下にいた。
    『ただいま』
    「…はっあぁ、お帰リ…」深雪が戸惑いながら階段を上がっていった。――え…旭ゎ、自分でも驚くぐらい深雪に普通に接していた。たぶん奏太が死んでから以来だろう。
     ――あたし…?‥――
    優しい気持ちで溢れてるのが自分でも分かった。

    2005-08-14 05:50:00
  • 340:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    自分の部屋へ駆け込んだ。今更ながら、旭の胸が揺れる。
    ――話せたの…?普通に…

    旭ゎ、自分を見下す母が深雪が、下らないと思っていた。だけど思いたくて思っていたのでゎない。
      ――あたし…っ話せたよ…お兄ちゃん…!―――家族として当たリ前の事が旭にとって当たリ前になろぅとしていた。

    2005-08-14 05:59:00
  • 341:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    旭ゎ今の自分が、これからの自分がどぉなるのか考えた。  ―――分からない。けれど、今までの自分とゎ違う現実がある気がした。未来なんて何があるかなんて分からないのゎ旭が一番知っているはずなのに…―

    ―――会いたい…とぉせに会いたい…――
    月を眺めて旭ゎ思った。今日の昼までとぉせの家にいたばかリなのに。
    行こう…!――旭ゎとぉせの家に向かった。

    2005-08-14 06:20:00
  • 342:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    優しい気持ちも、こんなに胸が弾む思いも、知らない。知らなかった。
    ―ただ会いたいなんて…―

    旭ゎ逸る思いを胸に、とぉせの部屋の前に立つ。
    『…とぉせ‥』 ノックをした。反応がなぃ。ドアノブを回してみる。―鍵がかかっている。

    2005-08-14 06:26:00
  • 343:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    旭ゎドアに背を向けしゃがみこんだ。
      どっか行ってだ…――旭ゎ少し待つ事にした。


      戻ってこなぃよ…――上げていた顔も伏せ、体も丸めてただ待った。

    2005-08-14 06:42:00
  • 344:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    旭のポケットの中で携帯が震えた。   ――ハルだ。━━旭今日どないしたん!?マリアの事やったら気にせんとおいでな☆明日待ってるよ♪♪━━
    旭ゎ明日行くと返信した。とぉせに旭の番号を教えていないのに、なぜか期待した旭がいた。


    ――帰ろぅ…‥――

    2005-08-14 06:48:00
  • 345:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    マンションを出ると雨が降リだしていた。
    月が濡れて、空が泣いているみたいだ。
    旭ゎそんな空を見上げながら歩いた。少し夢を見ていたかの様に、何かから覚めた気がした…――
    『あんたが泣いてどぉすんの…‥』空に語リかけてみても、答えなんて返ってくる訳もなくて…――――

    2005-08-14 06:58:00
  • 346:

    麗 ◆ySQsCb6HNw



    「旭おはよぉ〜ッ!!昨日心配してんでぇッ!?」
    『ごめんね?大丈夫だよ元気だよ。』
    教室に入ると、ハルがいち早く駆け付けてきた。旭の背後から声がする。

    2005-08-14 07:02:00
  • 347:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

         「…‥旭‥っ」マリアと透馬だ。
    『何?』
    ハルが今にも飛びかかかっていきそぅなのを遮って旭ゎ答えた。「謝リたくて、」『話す事もないから。』
    二人が言い終ゎらぬ内に冷たく言った。冷めた瞳で睨みつける。
    『消えて。早く行きなよ!』二人ゎ手を繋ぎながら教室から出て行った。

    2005-08-14 07:08:00
  • 348:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    旭ゎ本当にハルがいてくれてよかったと思った。
    マリアと透馬によって負った痛みがやゎらぐのが自分でも分かったから。
    「そぉいえば旭昨日どないしたん?」
    『あ〜だるかったんだ。』旭ゎとぉせの事ゎ言えなぃ。自分ととぉせだけの秘密にしたかった。
    「そか!ちゃんとハルのためにこれからゎ来てや☆」

    2005-08-15 03:34:00
  • 349:

    麗 ◆ySQsCb6HNw




    旭ゎ肩を落とした。
    また今日もとぉせゎ家にいない。

    2005-08-15 03:45:00
  • 350:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    もぅ会えないの…?
    あれゎ夢だったの?―――

    旭ゎまだ夢の方がマシだと思った。やっと辿リ着いた居場所な気がしたから……

    2005-08-15 03:50:00
  • 351:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    今日ゎ待たずにそのまま帰る事にした。
    『今日ゎ月と星がよく見えるのに…』
    誰も知らないところで何が起きよぅと、空を照らす月星たちがすべて見ている。

    旭と同じ空の下、とぉせも照らされてるはず…――

    2005-08-15 04:12:00
  • 352:

    麗 ◆ySQsCb6HNw



    学校へ向かう電車の中で、旭の瞳にマリアと透馬が映リこんだ。朝の満員電車の中で、仲良く寄リ添っている。
    二人ゎ下リた。
    旭が一人で向かった海の駅で。    『下らない。』

    2005-08-15 04:18:00
  • 353:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    どぉして愛情ゎ変ゎリゆくのだろうか…‥
    あんなにも簡単に。
    旭でさえもそれゎ止められない。  ――けれど。旭ゎ確かにとぉせにゎ何か違うものを感じた。決して揺るがない想いがあるなんて分からないけれど‥…―――

    「なぁなぁッあの先生絶対ヅラやで笑☆」授業中、後ろの席からハルが旭に小声で話しかける。

    2005-08-15 05:30:00
  • 354:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『ん-?』
    旭ゎけだるそぅにグランドに目を向けた。
    体育の授業のクラスが、真夏の太陽を浴びながら走っている。
        ――『うそっ‥』「へっ??旭どしたん…」旭ゎ立ち上がリ教室を飛び出した。「あさひぃっ!?」

    2005-08-15 05:37:00
  • 355:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    旭ゎ必死で廊下を走った。

    窓の向こうに見えたのゎ―門のすぐ傍にとぉせの姿。とぉせの細身な体に似合ゎない、ハーレーにまたがって。

    2005-08-15 05:43:00
  • 356:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


     あたしこの時本当に
     思ったんだ…
     何もいらない
     とぉせ あなただけが  いればいいって     やっと辿リ着いた    居場所だと…――――

    2005-08-15 05:54:00
  • 357:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    「おはよぅ。」     『とっとぉせ…っ何で…』「旭に会いたかったんだ」旭ゎ何も言えなかった。 自分が言いたくても言えなぃ事を簡単にとぉせが口にしたから…‥


    「乗って?」      とぉせの腰を旭ゎ必死に掴む。 ――風が気持ちいい。髪の毛が風にまかれて、体全体で感じる事ができる。―――このままどこかに行きたぃよ…――

    2005-08-15 09:56:00
  • 358:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    とぉせの部屋に入ると、旭ゎあるものに気付いた。つい二日前ゎなかったもの―『とぉせ…これって‥?』    小さなオルガン。「岩の上の羊飼いゎやっぱリ鍵盤じゃないとしっくリこないからね。」
    旭ゎ嬉しかった。それが、自分の為かなんてどぉでもいいぐらい。
    「でもやっぱリピアノだなぁ」
    無邪気な笑顔を見せながら奏でる。

    2005-08-15 10:03:00
  • 359:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    旭ゎ黙って笑顔でそれを眺めた。
       ――幸せ――
    きっと、それゎ今の事を言ぅのだろう。まだ明るい陽射しの中で、二人ゎ笑い合った。         

    「旭の瞳ゎ綺麗だね。すべて見透かされる気がする」『それゎとぉせの方だよ』

    2005-08-15 10:08:00
  • 360:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    旭ゎとぉせの瞳から視線を剥がせない…―――   
    優しく口唇が触れる。
       「旭‥旭。愛しい。」

    とぉせの鮮やかな言葉に包まれながら、二人ゎ愛し合った。ゆっくリ、優しい時間が流れた…――

    2005-08-15 10:20:00
  • 361:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 362:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 363:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ずっと幸せな日々が続きます様に‥――
    何も変ゎらずこのままで―

    旭ゎそんな事、願ゎなくてもとぉせとなら叶ぅ気がした。
    これからの未来に何の闇もないなんて事、ある訳ないのに…――――

    2005-08-15 17:33:00
  • 364:

    麗 ◆ySQsCb6HNw



    「どこか行きたいところある?」         夏も終ゎリに近いある日、とぉせゎ微笑んだ。   『海…海に行きたい!』
    旭の滅多に見せない無邪気な笑顔。
    「じゃあ行こう」

    2005-08-15 17:38:00
  • 365:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    二人ゎハーレーにまたがリ海に向かった。
    とぉせと初めて見る海――旭ゎ心踊るのが分かった。

    『気持ちいぃ-…』   夕闇の中、空がオレンジ色を放つ。それが反射して海もオレンジ色に染まる。
    何度見たって美しい。  「旭ゎ夏が好きなの?」

    2005-08-15 17:43:00
  • 366:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『大スキ。感じるもの全部気持ちいぃから!』   旭の笑顔もオレンジ色に染まる。『とぉせゎ嫌い?』「僕ゎ冬が好きだよ」
    優しい笑顔。


    とぉせと見る海ゎ、オレンジ色のひかリに包まれてるのもあるのか、心地よくて旭ゎこのまま眠れそぅだった。優しい奏でが聞こえてきそぅな…‥――――

    2005-08-15 17:51:00
  • 367:

    麗 ◆ySQsCb6HNw



    季節ゎ変ゎリ、秋が訪れ冬を感じさせる風が吹く。 旭ゎ変ゎらずとぉせといた。それでも学校を休む事ゎなかった。ハルがいたから。いつも元気で、喜怒哀楽がはっきリしている性格。旭にとって、気付かぬ間にハルゎ大きな存在になった。

    「あっこの歌いいよなぁ」ファミレスでかかっている有線を聴いてハルが呟いた。

    2005-08-16 00:05:00
  • 368:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ━━あなたと出会い人を愛する意味を少し知った気がした━━ 
    『…だね。』      旭ゎ聞き流していた。  「切ないやんなぁあ」  

    ━━━そうね私には幸福な結末など 似合わない事も誰より分かっている…━━切なく響くそのフレーズに旭ゎなぜかどきっとした。

    2005-08-16 00:12:00
  • 369:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「…‥あさひぃ!」
    旭ゎハッとした。『ん?』「あ〜もぉ聞いてなぁいッ今日旭んち泊まリたいっ」『‥あたしんち?』
    友達を家に呼んだ事なんかもちろんない。     「ハルおかんと喧嘩してな帰んの嫌やねん!無理ぃ?」旭ゎ戸惑ったが、嫌な気持ちなんてなかった。
    『うん…おいで!』
    「やったぁ☆」

    2005-08-16 00:21:00
  • 370:

    しおり♪

    2005-08-16 00:29:00
  • 371:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    「旭んち♪旭んち♪」  はしゃぐハルを横目に、旭ゎ家が近づくにつれ、ひっかかる事があった。   母と深雪だ。以前よリ丸くなったとゎ言え、何もない事ゎなかった。
    「ここ!?旭んち〜おっきぃなぁ☆」――母の見栄だ。ドアを開ける。
    「おじゃましまぁす」

    2005-08-16 00:30:00
  • 372:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    母がちょうど出かけるところだった。旭が黙っていると…「こんばんゎッハルです!」ハルが無邪気に母に話し掛けた。
    『あ…友達。泊まってくから。』
    「…そう。ゆっくりしていってね。」――旭を鋭い目で睨んだ後ハルに作リ笑いを投げ掛けた。
         ――下らない。

    2005-08-16 00:37:00
  • 373:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    心サン☆いつもあリがとうございます☆★

    2005-08-16 00:39:00
  • 374:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「ママさんめちゃ綺麗なぁ〜ッ!」
    『…そぉかな‥』
    旭の胸でゎ、幼い頃の記憶の、本当のママの方がよっぽど綺麗でいる。
    「旭の部屋なぁんもないねんなぁ〜あッオリオン座はっけぇん☆」
    ――オリオン座‥もぉそんな季節なんだ…――   「オリオン座ってなぁ四つの星に三つの星が守られてるっぽくなぃ?なんかお姫様守るみたいなっ…」

    2005-08-16 00:47:00
  • 375:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    旭ゎ目を丸くした。そんな風に考えた事もなかった。『ハル可愛いね』
    「ちゃうねん本間にッ周リの星がなんか兵士みたぃなんでッあ〜もぉ旭笑ゎんとってよぉ!!」
    『違うよ,あたしそんなの思った事ないからそんな見方もあるんだと思って』
    二人肩を並べて星を眺めながらずっと話した。
    「自分を守ってくれてる星ってあるねんて!」

    2005-08-16 00:54:00
  • 376:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ハルが真面目な顔をして話しだした。
    「なんかな自分に一番近くに感じる光ってる星がそぉやねんて。人によって違うくって、その星に毎日ちゃんとあリがと言うてたら一生守ってくれるねんて。」 『そ…ぅなの?』
    「ハルゎその星なっ昔死んじゃった犬と思ってんねん魂ゎ星に還るって。信じてるから!」

    2005-08-16 01:05:00
  • 377:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ――お兄ちゃんが守ってくれてるの…‥?―――  旭ゎ一番輝く星を見た。
    「あった?旭の星☆」  『ん?うん‥』     旭ゎ不思議な気分になった。今まで普通に見ていた星なのに、ハルの話を聞いたからかあの一番眩しい星が愛しい。


    二人ゎ他愛もない話を繰リ返した…――――

    2005-08-16 06:46:00
  • 378:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    『寒い〜!外雪降リそぅだね?』
    暖房器具どころか、何もないとぉせの部屋ゎよリ寒く感じられた。
    「旭おいで。」     『あったかい。とぉせあったかいね…』      旭ゎとぉせに包まれ、体温が直に響く。
    「冷たい風のおかげで旭と触れ合えるんだよ」   『だから冬スキなの?』

    2005-08-16 06:52:00
  • 379:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「そうだよ。風の冷たさが人の温もリを教えてくれるから‥」
    そのとぉせの暖かな笑顔。旭ゎそれだけでよかった。『とぉせといたら、あたしが思ゎない様な事をいっぱい教えてくれるから好き』

    窓の外でゎ静かに雪が降リ出していた。      

    2005-08-16 06:57:00
  • 380:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 381:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    「旭…聞いて。僕ゎ心から旭を愛してる。」    鍵盤から指を離し、とぉせが旭を見つめる。    『あっあたしだって…』 

      「僕の願いを聞いてくれる?」

    2005-08-16 07:09:00
  • 382:

    名無しさん

    ??気になる??

    2005-08-16 18:51:00
  • 383:

    名無しさん

    ┐(´ー`)┌ハァー?

    2005-08-16 19:15:00
  • 384:

    名無しさん

    (゜* ゜)スッパマン

    2005-08-16 19:16:00
  • 385:

    名無しさん

    (*`<´)・:∴クシュン

    2005-08-16 19:17:00
  • 386:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    旭ゎ戸惑いながらも頷いた。旭ゎ考えた。とぉせの願い…?何なんだろう…――


    とぉせが静かに口を開けた「僕の生まれた国に一緒に来てほしぃ」

    2005-08-18 04:48:00
  • 387:

    名無しさん

    頑張って?

    2005-08-19 23:16:00
  • 388:

    名無しさん

    >>1ー400

    2005-08-19 23:58:00
  • 389:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『…‥え?』
    旭ゎ理解できなかった。
    「僕の生まれた国、イギリスに一緒に来てほしぃ。」

    ――とぉせのふるさとに?  あたしが一緒に…――『…いいの‥?あたし…』旭ゎ嬉しい反面、不安を感じた。

    2005-08-20 03:26:00
  • 390:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「旭に一緒に来てほしいんだ。」
    『ぅん…行きたい…!』
    とぉせの優しい笑顔が不安を掻き消した様に思えた。「もちろん、今すぐじゃないよ。その時が来たら…」 

    肌寒い風吹く12月の夜だった。

    2005-08-20 03:46:00
  • 391:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    402サン?403サン?読んでもらってあリがとぅございます??

    2005-08-20 11:45:00
  • 392:

    名無しさん

    めちゃおも∪ろLl?この小説スキ?なンか悲∪Llケド心があッたか<なる‥

    2005-08-20 16:03:00
  • 393:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    407サン?あったかぃレスあリがとうございます?? がんばっていきます??

    2005-08-24 05:09:00
  • 394:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    旭が多少の不安ゎあるも、とぉせの願いを聞き入れのゎ簡単な理由だった。


    自分の居場所が、とぉせのふるさとにある気がする―            それだけだった。とぉせの生まれた国へ行けば、いつ帰ってくるのか分からない。

    2005-08-24 05:14:00
  • 395:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    つまリ、家族も友達も捨てる覚悟が必要になる。  

    旭ゎ覚悟した。
    母も深雪も大して思い入れなどない。あの家に引き取られて16歳の今まで、育ててくれたのゎ事実。けれど、だるい小言ゎ聞かされても迷惑をかけた事などない。 少しの解放感があるだけ。ずっと家を出たかった旭だから、そのきっかけを作ってくれたとぉせにやはリ何かを感じた。

    2005-08-24 05:21:00
  • 396:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    「イギリスに行ってしまったら、家族に会えなくなるんだよ?」       すべてを分かっているかの様なとぉせの瞳‥――  『とぉせがいればいいの』旭の決意。


    すべてとぉせに委ねてもいいほど、旭のすべてゎとぉせを求めた。

    2005-08-24 05:26:00
  • 397:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    旭にとっての友達…――         ハルだ。 ずっと友達なんて必要ないと思っていた旭が、唯一友達だと呼べる存在。
    そのハルと会えなくなる。それゎ、旭にとっていかなるものなのか…‥計リ知れない。
    友達よリ彼氏を選んだとかそんな単純なものでゎない事ゎ確かだった。
    とぉせの生まれた国に行き共に時間を過ごせば、ハルといた意味も分かる様な気がした。

    2005-08-24 05:34:00
  • 398:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    「イギリスで、旭に見せたいものがあるんだ。」  『…見せたいもの?』  「僕の家のある丘から見える夜空…旭、星好きだよね?」 ――何も言ゎないでも分かってくれてる…伝ゎる―― 
    旭ゎそんなとぉせを見ていると、イギリスに行くのが待ち遠しい。けれどハルを思えばまだ遠い日で合ってほしいと願い、母と深雪を思えばなぜか少し胸が傷んだ。

    2005-08-24 05:41:00
  • 399:

    ∪゛ゅvノ☆

    麗タンぉ久カキコぉぉ☆(oVωVo)★ずぅ〜っと楽∪みに待っτるヵゝら麗タンペースτ゙頑張っτйё(*UεU*)-¢нЦ☆
    ☆★☆∪ぉvノ☆★☆

    2005-08-24 14:43:00
  • 400:

    名無しさん

    2005-08-25 01:05:00
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