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隣で…

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  • 1:

    名無しさん

    僕は昔から君の事が好きだった この思いは一生届かない… 君の隣でいつも笑っていたかったんだ。

    2006-03-06 22:00:00
  • 2:

    名無しさん

    …蝉の声がウルサイ… 暑い暑い夏。 僕はこの夏、大失恋してしまう。 僕の一番大好きなあの子に…

    2006-03-06 22:04:00
  • 3:

    名無しさん

    あの子の名前は〔夏海〕と言った。 綺麗なサラサラロングの髪に華奢な体…僕は初めて見たときから釘づけ… 可愛い顔とその両足がない車椅子姿に…

    2006-03-06 22:09:00
  • 4:

    名無しさん

    初対面は、僕が8さいの時。 君はこの小さな町に引っ越ししてきたばかりご近所さん 母親に車椅子を押してもらい、僕の家に引っ越しの挨拶をしに来た

    2006-03-06 22:13:00
  • 5:

    名無しさん

    …フランス人形だ… 初めて夏海を見たときの印象がこれ。…真っ白な肌にどんぐりみたいな目… 『こんにちわぁ』明るく夏海が挨拶をしてきた

    2006-03-06 22:18:00
  • 6:

    名無しさん

    僕はこの時初めて〈障害者〉という人を見た。 テレビとかで見た事あったけど …なんかもっと、暗そうなイメージがあったのに…  夏海はかなりのお転婆娘なのだ

    2006-03-06 22:23:00
  • 7:

    名無しさん

    両手を使って、いきなり木登りを始めたり〔失敗に終わったけど…〕 意地悪な男の子に車椅子ごと体当たりしてみたり〔二人ともタンコブ出来ただけでよかった〕 弱虫な僕よりよっぽど頼りになる女の子。

    2006-03-06 22:28:00
  • 8:

    名無しさん

    家族ぐるみで仲良しになった僕達は、いつも一緒にいた。 それから8年の月日が流れ…俺たちは16歳になっていた

    2006-03-06 22:40:00
  • 9:

    名無しさん

     『たかぁ〜!!』 毎朝8時。 夏海は俺を起こしにくる… 『なんだよ!勝手に入ってくんなよ!』トランクス一丁の俺の姿 そんな事おかまいなしに夏海はカーテンを開ける

    2006-03-06 22:45:00
  • 10:

    名無しさん

    『誰もあんたの体みて、発情なんてしませぇん!』べぇと舌を出しながら、俺の頭を叩く 『うぜぇ!俺様の肉体美がわからんのかぁ?』ないチカラコブを見せ付けてマッチョのポーズをしてみた 『…ぷっ』夏海が鼻で笑っていた これが毎朝の日課。俺はこの日課がうれしくてたまらない!

    2006-03-06 22:52:00
  • 11:

    名無しさん

    『いってきまぁす!』声を揃えて母さんに言う。 俺は夏海の車椅子を押しながら、通学していた  『ちょっと!もうちょい早く押して!遅刻するぅ〜』我儘なお嬢様パワー発揮。まぁ、そんなこんなで俺はパシリ?!扱いされてる今日この頃…

    2006-03-06 22:58:00
  • 12:

    名無しさん

    いつも明るい夏海。…でも、学校に着いたとたんに無口になる…『ここまででいいよ!』にぃ、って笑って夏海は車椅子を自分で押す …なぜなんだろ?学校が嫌いなんか?…毎日疑問に思っていた

    2006-03-06 23:09:00
  • 13:

    名無しさん

    でも聞いたらいけない気がして……俺はなんで聞かなかったんだ? もし、あの時聞いていたら… 何かが変わっていたかもしれない。

    2006-03-06 23:11:00
  • 14:

    名無しさん

    昼休み。 購買にパンを買いに行こうと教室を出た 『たか…』夏海が少し離れた所で、手招きしている 『どしたぁ?』 …『…今日早めに家に帰るから、これ持って帰ってほしいの』 渡されたのは大きな紙袋『OK!気を付けてな』

    2006-03-07 00:00:00
  • 15:

    名無しさん

    快く引き受けた俺って、やっぱりパシリ? そんな事を思いながら夏海にバイバイした。 夏海は『ありがとっ』と言って器用に車椅子で人を避けながら帰っていった その様子見ながらをコソコソと女子たちが耳打ちしていた… ?

    2006-03-07 00:04:00
  • 16:

    名無しさん

    何を言ってるのかわからず、気にしなかった。 それでも女子たちは俺を見ながら怪訝に顔を歪ませ、耳打ちを続ける…

    2006-03-07 00:06:00
  • 17:

    名無しさん

    …だんだん腹がたってくる…  そいつらの前まで行って『なんかあんの?』って爽やかに言ってやった。 あくまでも爽やかに。 するとそいつらは互いの顔を見渡し、一人の女が口を開いた

    2006-03-07 00:09:00
  • 18:

    名無しさん

    『たか君ってさぁ〜あの子と付き合ってんの?浮気??』 あの子とは夏海の事…? 浮気…? 『夏海とは幼なじみなだけ!浮気なんかしてないよ』とため息混じりにいってやる…

    2006-03-07 00:13:00
  • 19:

    名無しさん

    『幼なじみって言ってもあれはないんじゃない!?…真理の立場ないじゃん!』ドギツク化粧した女が俺を睨む…『…お前らに関係あんの?』 すると女子たちは黙り込む  『とっ…とにかく真理が心配してたよ!あの子に取られそうだって!』 そういいながら去っていった。強烈な香水の匂いを残して…

    2006-03-07 00:18:00
  • 20:

    名無しさん

    真理とは俺の彼女。付き合って半年になる…っけな? 顔はかわいい系な、ちょいブリッコ。 またこいつ、嫉妬がすごい! …告白はあっちからで ただ、なんとなぁく付き合ったみたいな感じ…

    2006-03-07 00:22:00
  • 21:

    名無しさん

    手も繋いだし、キスもした。それ以上は…まだ… でもいつでも準備よさげに俺を誘ってくる …でも、なんでかする気になれないんだなぁ〜これが。 童貞だからじゃないぞ!〔たぶん…〕

    2006-03-07 00:27:00
  • 22:

    名無しさん

    その日の放課後、真理が教室に来て一緒に帰る事になった。 俺は大きな紙袋を担いで、左手で真理と手を繋ぐ 『たか君、今日ごめんね…真理の友達がなんか言ったみたいで…』申し訳なさそうな顔で俺を見る 『気にしてないよ。』そっけなく返事をした。真理は俯いたまま歩いてた。俺たちはいつも、こんな感じ。

    2006-03-07 00:33:00
  • 23:

    名無しさん

    でも…その時は紙袋を睨む真理の目は恐かった。始めて見る、真理のこんな顔…  嫌な予感。

    2006-03-07 00:36:00
  • 24:

    名無しさん

    その夜夏海が家に来た。相変わらず憎まれ口をたたき 母さんの手料理をおいしそうに食べる。 夏海の両親は共働きで帰りが遅い 周に2、3回ここで夕食を食べに来た

    2006-03-07 00:45:00
  • 25:

    名無しさん

    『あっ!たかちゃん、紙袋はぁ?!』 『俺の部屋に置いとるよぉ』 そそくさと夏海は紙袋を取りに方向転換した  『あれ、中身なんなん〜?』…聞いても返事をしてくれない

    2006-03-07 00:49:00
  • 26:

    名無しさん

    『夏海〜?』箸をくわえながら、夏海の後を追った。 …夏海?… 扉の隙間から見えた姿は…なんだか泣いているみたいに見えた… そして、俺はそっと扉から離れた…

    2006-03-07 00:53:00
  • 27:

    名無しさん

    テーブルに戻り、また飯を食う。 食う。 食いまくる。 なんで…?なんであんな顔してんだ? 訳がわからず、とりあえず口におかずを詰め込んだ。

    2006-03-07 00:56:00
  • 28:

    名無しさん

    『あらっ!今日はよく食べるわねぇ!母さんも作ったかいあるわぁ〜』なんて呑気に喜ぶ母さんを横目に、夏海が部屋から戻るまで まだまだ口に詰め込んだ

    2006-03-07 00:59:00
  • 29:

    名無しさん

    『この中身〜?教えてあげないよ!』 10分ぐらいたってから夏海は戻ってきた。 …いつもの顔して…だから俺も普通に振る舞う。  なにかの間違いだよな …そう思い込む…

    2006-03-07 01:51:00
  • 30:

    名無しさん

    次の朝、目覚ましの音で起こされた。 …?… 夏海?今日は寝坊か? これまで毎日起こしに来るもんだから、目覚ましで起きるとまだ、起きてるような感じしない …ボーっとしながらとりあえずカーテンを開けてみる

    2006-03-07 01:55:00
  • 31:

    名無しさん

    外は雨…もう、梅雨がはじまるなぁ… ピチャピチャ音をたてる地面は近い。それは夏海がいつでもこれるように、俺の部屋は一階にしたから  …この日は学校にもきていなかった…

    2006-03-07 01:59:00
  • 32:

    名無しさん

    『ねぇ〜明日うちにこない?』 真理が上目遣いで俺を見る。 弁当食いながら。 〔食いながら誘ってんのか??色気ねぇなぁ〕『…うん。行く』すこし考えて返事をした 『えっ!ほんとぉ〜☆今日片付けしよっ』

    2006-03-07 02:05:00
  • 33:

    名無しさん

    こいつ…片付けって、いつも散らかってんの?女なのに… 俺は真理のはしゃぐ姿を見ながら、フルーツ・オレを飲み干す。 入ったことのない真理の部屋を想像してみた…でも…その想像した部屋は、昔行った夏海の部屋だった…

    2006-03-07 02:10:00
  • 34:

    名無しさん

    明日、俺はこいつとするんだろな… 真理の誘う目線 いつもはしないグロスを塗っている  本当は喜ぶとこなのに…なんでか気が進まない…

    2006-03-07 02:13:00
  • 35:

    名無しさん

    16歳のやりたい盛りな男なはず… なのに。 真理はかわいいと思う 狙ってる奴も多かった中、真理は俺に告白してきた 『好きです』…そう言われてるのにもかかわらず、俺はあの時、違う事を考えてた。 いや…違う所を見ていた。

    2006-03-07 02:19:00
  • 36:

    名無しさん

    目線の先は…夏海…。

    2006-03-07 02:20:00
  • 37:

    名無しさん

    今日も真理と一緒に帰る。…左手で手を繋ぎながら  真理を家まで送り、キスをした …甘い香が漂う… 『バイバイ☆』満足気に真理は手を振り、家に入っていった。

    2006-03-07 02:24:00
  • 38:

    名無しさん

    …中に入った事を確認すると、俺は着ていた制服の肩で口を拭った… ベタベタするこの〔グロス〕ってやつ、大っ嫌いなんだ…!

    2006-03-07 02:27:00
  • 39:

    名無しさん

    肩をテカテカさせながら、家路に急ぐ。 雨が激しくなってきた…傘を斜め前に倒し、ダッシュで走る。5分ぐらい走り、家が近くなってきた〔真理とはご近所さんなのだ〕… なぜか夏海の家の前で、ふと立ち止まってみた… 明かりがついてる …部屋でなにしてんだろ?

    2006-03-07 02:36:00
  • 40:

    名無しさん

    その時、夏海の部屋のカーテンが開いた。 …俺は、ドキッとして姿が見えないように塀に張りつく。  …?!…

    2006-03-07 02:51:00
  • 41:

    名無しさん

    開いたカーテンから夏海の姿が見えた…  ……目が釘づけになる……。 なんで…?ナンデ?…

    2006-03-07 02:53:00
  • 42:

    名無しさん

    …なんで、裸なん?…

    2006-03-07 02:54:00
  • 43:

    名無しさん

    夏海は遠くを見つめていた…。 車椅子に座って裸体を曝している 夏海…? 俺の心臓がバクバク音をたてた 顔が熱くなる… またダッシュした。傘なんて放り投げて

    2006-03-07 02:57:00
  • 44:

    名無しさん

    部屋に駆け込むなり、布団に潜り込む… すんごく息が荒い!さっきの…さっきの光景はなんだった?! パニックになりそうな俺は、どうにか自分を押さえようと必死になる

    2006-03-07 03:01:00
  • 45:

    名無しさん

    夏海は裸だった。 胸が膨らみ、女性の体だった。 小さい頃の夏海とは違う体に …俺は女を意識した…そして、足がない夏海を…この時、不憫に思ってしまった…

    2006-03-07 03:04:00
  • 46:

    にゃ

    オモロィです?更新楽しみにしてます?

    2006-03-07 03:10:00
  • 47:

    名無しさん

    書き込みありがとうございます☆頑張ります!

    2006-03-07 03:46:00
  • 48:

    名無しさん

    主です↑

    2006-03-07 03:47:00
  • 49:

    名無しさん

    昨日は夢にまで見てしまった。…夏海の体を…  今日も目覚ましがなり、夏海は来ていない。 …迎えに行ってみよっかな?…

    2006-03-07 03:50:00
  • 50:

    名無しさん

    制服に着替え、またまた昨日の事を思い出す。 ヤバい…俺って変態なの?!昨日のは、明らかに覗きになるよなぁ…? 俺、捕まっちゃうの!? 妙にソワソワしてしまう自分が馬鹿らしくなる

    2006-03-07 03:54:00
  • 51:

    名無しさん

    昨日のは、無かった事にしよう! うんっ! そうしよう! 能天気な俺、大歓迎さ。とりあえず、夏海に会いに行ってみよ

    2006-03-07 03:56:00
  • 52:

    名無しさん

    そして、もうひとつ思い出す…。 真理と今日… すっかり忘れていた しかも今日に限って、ヨレヨレのトランクス…。 期待しているのか?それともまだ、早いと思っているのか? どっちにも取れない気持ちで、どうしろっていうんだよ!

    2006-03-07 04:14:00
  • 53:

    名無しさん

    ?

    2006-03-07 19:30:00
  • 54:

    名無しさん

    頭を抱えながら、夏海の家のチャイムを鳴らす  【ピンポーン】……… 〔はぁーい!〕中から夏海の返事がした

    2006-03-08 02:26:00
  • 55:

    名無しさん

    『どうしたの?めずらしい!』 夏海は目をぱちくりしながらドアから顔を出した 『あぁ…学校来てなかったから…具合でも悪いんか?』

    2006-03-08 02:30:00
  • 56:

    名無しさん

    『ん…ちょっと…風邪ひいちゃって…』… 珍しい事もあるもんだ。風邪なんてひいたとこ、俺見たことないぞ?  『明日には行けると思うから!じゃっ!』そのまま夏海は家のなかに引っ込んだ。 俺と目も合わせずに。

    2006-03-08 02:35:00
  • 57:

    名無しさん

     …もしかして、昨日見たてた事気付いてる…?だから目を合わしてくれないのか? あぁぁあ〜…俺、嫌われた?!どうしたらいいんだぁ―!!

    2006-03-08 02:39:00
  • 58:

    名無しさん

    真理の事もあるし、夏海の事もあるし。 しかも、ヨレヨレトランクスだし。悩める童貞16歳……なにやってんだ?俺って奴は…

    2006-03-08 02:42:00
  • 59:

    名無しさん

    学校に着くと、朝礼が始まっていた なんか先公が学校辞めるらしい。 朝礼代に立った先公は見かけない奴だった。 …ふーん…美術の先公か…

    2006-03-08 02:48:00
  • 60:

    名無しさん

    …あっ!そういえば…夏海、美術の授業好きだったなぁ… ボケーと考えながら、立っていた。…広い運動場に全校生徒が綺麗に並んでいる。…その中に俺は立っていた。 暑い、暑い夏の日。

    2006-03-08 02:54:00
  • 61:

    名無しさん

    『ねぇ〜放課後、真理の教室まで迎えにきてねぇ!』 昼休み、またまた誘う目をした真理がやってきた。…今日はグロスに色ついてやがる… オーバーに塗ったピンク色の唇を見て、おばけのキュー太郎を思い出す。

    2006-03-08 02:59:00
  • 62:

    名無しさん

    『あぁ…』そっけない返事の裏では 〔クエーッション!クエーシヨン…〕とキューちゃんの主題歌を歌っていた。 『じゃぁ、放課後ねぇ☆』真理はウキウキしたような歩き方で去っていく

    2006-03-08 03:03:00
  • 63:

    名無しさん

    …その時はHする事より、夏海の風邪の方が気になった… …俺って、まだまだ子供なんかな… 今日はカフェ・オレを一気飲みした。

    2006-03-08 03:06:00
  • 64:

    名無しさん

    放課後が近付き…緊張してくる。 あれをこうして…これをこうやって… 準備はOK。 前に見たエロビデオの通りに真理を抱いていた……頭の中では。うまくいくのか不安だぁ〜!

    2006-03-08 03:20:00
  • 65:

    名無しさん

    6限目の授業は、右耳から入って左耳から抜ける。…まぁ、聞いていないって事。 俺は窓際の一番後ろの席で、窓の外を見ていた。 ………………あれ?

    2006-03-08 03:23:00
  • 66:

    名無しさん

    なんで、夏海があんな所でたってんだ?…………???

    2006-03-08 03:25:00
  • 67:

    名無しさん

    窓際からは運動場をはさみ、柵の向こうには道路が見える。 夏海は一人、そこに立っていた。…正式には車椅子に座ってたんだけど…

    2006-03-08 03:27:00
  • 68:

    名無しさん

    夏海は俺に気付かない。 こっちを見ようともしない。〔教室3階だから?〕…気になって…気になって… 気付けば授業を抜け出し、夏海のいる場所まで走っていた。

    2006-03-08 03:31:00
  • 69:

    名無しさん

    …猛烈に走ったつもりだったんだけど…。 夏海はもう、その場所には居なかった  何してたんだろ??夏海が向いていた方を見てみる

    2006-03-08 03:34:00
  • 70:

    名無しさん

    …………美術室??…………。 夏海の向いた方向には、旧校舎が建っている そこの校舎はほとんど使われることはないんだけど、〔倉庫化してたし…〕なんでか美術室だけは使われていた

    2006-03-08 03:38:00
  • 71:

    名無しさん

    ?忘れ物でも取りに来たんかな? 周りを見渡しても夏海の姿は見当たらなかった …この時は、まだ深くは考えていない…夏海の奇妙な行動を…

    2006-03-08 03:41:00
  • 72:

    名無しさん

    ドキン…ドキン…ドキン   俺は今、真理の部屋にいる。落ち着こうにも落ち着かないこの状況… このファンシーグッツたちに囲まれて、真理が目を閉じ俺の唇が触れるのを待っている

    2006-03-08 04:43:00
  • 73:

    名無しさん

    やっ‥やってやる!!大人になってやる!! …ここの中で叫んだ… 真理の肩に手を置き、唇にキスをする…

    2006-03-08 04:46:00
  • 74:

    名無しさん

    初めて舌を絡ませたキス。 なんとも言えない、この感触… 顔を離し、真理と見つめ合った  『真理…たか君となら、いいよ。』 熱っぽい顔で俺を見つめる

    2006-03-08 04:49:00
  • 75:

    名無しさん

    ブラウスのボタンを外し、服を脱がせる…。 …なんでだろうな…? こんな時にまで、夏海の顔が浮かぶんだ…

    2006-03-08 04:51:00
  • 76:

    名無しさん

    そして手が止まってしまった… やっぱりダメだ…。 不思議そうな顔で真理が顔を覗きこんできた  『たか君?』

    2006-03-08 04:53:00
  • 77:

    名無しさん

    『………かえる………』  『…え!?なんで!?ちょっっ!!たか君!?』 真理をそのまま残し、その場を立ち去る…。

    2006-03-08 04:59:00
  • 78:

    名無しさん

    あぁ俺、最低じゃん……。 真理の呆気にとられた顔。悲しそうな目。脱いだ服が散乱しているこの部屋の主は なんとも間抜けに見えてしまった

    2006-03-08 05:02:00
  • 79:

    名無しさん

    真理の家を飛び出し、向かった先は 夏海の家の前…。窓はすべてカーテンが閉まっていて、明かりも灯っていない  『留守か……』一言呟いたものの まだ俺は家の前から動かない

    2006-03-08 05:06:00
  • 80:

    名無しさん

    かいてよー

    2006-03-12 13:58:00
  • 81:

    名無しさん

    かいて???頑張って??

    2006-03-14 18:27:00
  • 82:

    名無しさん

    2006-03-14 18:52:00
  • 83:

    すいません!書く暇が見つからなくて…夜には更新します。読んでくださってありがとうございます

    2006-03-14 19:26:00
  • 84:

    名無しさん

    あの窓…あの窓から夏海が見えた。 鮮明に裸を思い出そうとしている自分に気付き、また自分を恥じる… 『…かえろ…』 今日は夏海飯食いに来るかな…?

    2006-03-14 21:57:00
  • 85:

    名無しさん

     玄関に着くと同時母さんに呼び止められた  『あっ!たか、夏海ちゃん来たら作ってあるオカズ暖めてあげてね!』 『?どっかいくの?』 『ちょと武田さんと話してくるから!』

    2006-03-14 22:02:00
  • 86:

    名無しさん

    ヒールなんていつも履かないのに。 さては外食するきだな? 『はぁい!おばさんに宜しくぅ』 〔武田とは夏海の名字〕 テーブルには夏海が好きなハンバーグが並んでた

    2006-03-14 22:06:00
  • 87:

    名無しさん

    先に着替えでもすっかぁ〜 部屋のドアを開ける、と同時にドアが向こうから開いた。 ガツンっ!と顔に直撃したドアの向こうから夏海が顔を出した 『〜〜っってぇ!!夏海来てたんか!』 『あっ!ごめん。わざとなのぉ』笑いながら俺の顔に手を置く

    2006-03-14 22:14:00
  • 88:

    名無しさん

    『…………なにこれ?ベタベタがついてるよ?』手についたのは真理が付けてたグロス… 『なっなんでもねぇよ!』 焦りながら顔を拭った 『着替えるからあっち行け!』『なによぉ〜!ふんっ』

    2006-03-14 22:17:00
  • 89:

    名無しさん

    くっそぉ〜真理の奴! 鏡を見ると、顔の所々がキラキラしてやがる 脱いだシャツで顔が赤くなるまで擦ってやった。 『たかぁ!お腹すいたぁ』ノックもせずドアを開けてきた  ……ヨレヨレのトランクス姿の俺…

    2006-03-14 22:28:00
  • 90:

    名無しさん

    『っ勝手に開けるなよ!!!』 イライラしてたのか、いつもより大きな声で怒鳴った。 『なによ!短気ヤロー!!裸みたの、オアイコじゃん!!』 勢い良くドアを閉めてくれたもんだから、棚からいろんな物が落ちてきた

    2006-03-14 22:33:00
  • 91:

    名無しさん

    ………ん?おあいこ?………裸??……ハダカミタノ…… バレテタンダ

    2006-03-14 22:35:00
  • 92:

    名無しさん

    どうしよう……なんて言おう…たまたま通りかがって…えーとっ、見えちゃいましたぁ! …なんて言えないし……よしっ!知らなかったフリ大作戦でいこう!

    2006-03-14 22:45:00
  • 93:

    名無しさん

    スエットに着替えて〔一応トランクスも替えてと〕キッチンにそーっと向かう。 そして夏海は……俺のハンバーグまで食べてくれてた。 今日は散々だ。

    2006-03-14 22:49:00
  • 94:

    名無しさん

    白い飯と味噌汁だけ食べながら、ふと夏海の顔を見た …いつもとちがう顔… 『夏海…?最近ほんとどうしたん?』夏海の細い腕を掴み、顔を近付けた。 泣いた跡…充血した目……その顔を見た途端、胸が締め付けられたようだった

    2006-03-15 01:11:00
  • 95:

    名無しさん

    『なつは、恋する乙女なの!悩みぐらいあるわよ!』不自然に笑いながら、俺の腕を振りほどいた。 恋…………?夏海が??  誰に…………?

    2006-03-15 01:15:00
  • 96:

    名無しさん

    その後は沈黙……が続きまくり、気まずくなって部屋に戻ってきた。 頭のなかは夏海の恋する相手は誰なのか…?それだけでいっぱいいっぱいだ。

    2006-03-15 01:18:00
  • 97:

    名無しさん

    俺…じゃないのは確かだ。 だって……一度振られたし……。 ベットに横になり、思い出してみた  あの日の事を。

    2006-03-15 01:20:00
  • 98:

    名無しさん

    あれは小学六年の最後の夏休み。 火傷しそうなくらい熱くなったアスファルトをサンダルで歩き、目指したのは行ったことのない【海】 大人達には内緒で、二人でこっそり抜け出してきたむさ苦しい家のなか。

    2006-03-15 01:24:00
  • 99:

    名無しさん

    二人は家出を企んだ。 車椅子は今よりずっとずっと大きくて、重く感じたけど一生懸命押しまくった 夏海が海を見たいと言いだしたのは、両親の離婚話が原因。

    2006-03-15 01:30:00
  • 100:

    名無しさん

    歩いても歩いても、海は見えなかった。 世界はこんなに広かったんだ‥ そう感じたっけ。疲れ果てて公園のベンチに寝転んで俺は泣いた。自分の力の弱さに泣けてきてしまった。

    2006-03-15 03:05:00
  • 101:

    名無しさん

    夏海は『いくじなし!』と言って俺の隣で泣いてた 『ごめん』と言って歯を食い縛ったのを覚えてる  …『夏海の事好きだから頑張れると思ったのに…ごめん』『……なつ、足がほしい…足があったらどこでも行けるのに』

    2006-03-15 03:09:00
  • 102:

    名無しさん

    『なつは、自分の体が嫌い。自分も嫌い。自分を好きだと言ってくるたかも嫌い…』

    2006-03-15 03:12:00
  • 103:

    名無しさん

    初めての失恋だった。なにもしてあげれないうえに、夏海を泣かしてしまった…  その後、警察に保護されそのまま家に連れ戻された

    2006-03-15 03:14:00
  • 104:

    名無しさん

    あの日以来、夏海が泣くことなんてなくなった。いつも明るくて、ひょうきんで、ちょっと口が悪い   失恋したからといっても、俺の気持ちはまだ夏海にむいている

    2006-03-15 03:17:00
  • 105:

    名無しさん

    夏海が好きだ

    2006-03-15 03:17:00
  • 106:

    名無しさん

    気付けば時計は午後10時をさしている  …寝てしまったんか… キッチンに戻ると夏海はもういなかった。 『あらっ!たか居たの?てっきり出掛けたとおもってたわ』 母さんがコーヒーを啜っている

    2006-03-16 01:48:00
  • 107:

    名無しさん

    ボケーっと頭を掻きながら、ソファーに座った 『今日ね、武田さんと話してたんだけど…その…夏海ちゃん最近、変わった所ない?』コーヒーを片手に母さんが横に静かに座る

    2006-03-16 01:52:00
  • 108:

    名無しさん

    『なんで?』 『いやね…夏海が最近おかしいって、相談されて…旦那さんもあんまり家に帰ってこないし、心配してるみたいなの』  俺は、ふーんと言ってテレビのスイッチをいれた

    2006-03-16 01:56:00
  • 109:

    名無しさん

    …やっぱり、おかしいよな? 夏海いったい何考えてんだろ……?  『とりあえず、夏海ちゃんの事ちゃんと見てあげてね』『へいへい』

    2006-03-16 01:58:00
  • 110:

    名無しさん

    まぁ、恋煩いかなんかだろう………。 その事を考えると胸がまた苦しくなった……  夏海の好きな奴は、いったい誰なんだ?

    2006-03-16 02:01:00
  • 111:

    名無しさん

    りあるたいむだ??みてます??おもろい!

    2006-03-16 02:04:00
  • 112:

    名無しさん

    『たかくん!!ちょっと来て!!』 ケバケバ軍団が俺の机を囲んで、えらい形相で睨んでる。 真理の事だな… 『あぁ』いろんな香水の匂いで頭をクラクラさせながら、屋上に連れてかれた

    2006-03-16 02:05:00
  • 113:

    名無しさん

    『真理が昨日泣いて電話してきたの!あんた最低じゃん!!』 ギャルもどきのゴボウみたいな女が俺の肩を押す 『真理、勇気を出して言ったのに帰るとか、ありえなくない?!』『そーよ!今日休んでるし!』『真理に謝りなさいよ!』ジリジリ女たちが寄ってくる  俺は無言で運動場を見てた

    2006-03-16 02:11:00
  • 114:

    名無しさん

    『やっぱ、あれじゃない?武田とかいう奴に…』『絶対そうだよねぇ!最低!』口々に夏海の名前が飛びかう  『だから!夏海とはなんにもないっていってるだろ!!』

    2006-03-16 02:13:00
  • 115:

    名無しさん

    『どうだかねぇ〜あいつも好きモノだしぃ』『そうそう!か弱いフリしてやる事やってるし』  …?…何のことだ? 状況が掴めない

    2006-03-16 02:16:00
  • 116:

    名無しさん

    『あんたが大事にしてる武田さん!先公とできてるんだよ!』

    2006-03-16 02:18:00
  • 117:

    名無しさん

    ……………できてる?…………先公と?………夏海が好きな奴って…………………………

    2006-03-16 02:19:00
  • 118:

    名無しさん

    『きもーい』キャハハ!と笑う化粧お化けを押し退け教室に戻ろうとした …馬鹿らしい!どうせ噂話だろ… 『足がないぶん、色仕掛けしなきゃ、男よってこないんじゃない!?』

    2006-03-16 02:22:00
  • 119:

    名無しさん

    ガーンっと扉を蹴り飛ばした 女たちは静かになる  …この時、初めて女を殴りたいとおもった…

    2006-03-16 02:24:00
  • 120:

    書き込みありがとうございます!読んでくれてるって思うと頑張ろうと思います また読んでもらえたらうれしいです!

    2006-03-16 02:29:00
  • 121:

    名無しさん

    非常階段を足早に降りていく  途中クラスが一緒の中村と遠藤が踊り場でタバコを吹かしていた  『一本どう??共犯、共犯!』差し出されたタバコを受け取り、口にくわえる

    2006-03-16 02:35:00
  • 122:

    名無しさん

    遠藤が横から火を付けてくれた。 …力一杯吸い込んで、肺に煙を送り込む  ゴホッゴホっ!! 煙が鼻から口から吹き出してきた

    2006-03-16 02:37:00
  • 123:

    名無しさん

    2006-03-16 02:39:00
  • 124:

    名無しさん

    初めてのタバコの味は苦かった……肺も痛くて……このタバコの煙のせいかな?  目にしみて、涙が出てきそうになる……

    2006-03-16 02:40:00
  • 125:

    名無しさん

    非常階段から見えた景色が霞んで見えた。 きょうはやけに風が吹く。 涼しい夏の日だった。

    2006-03-16 02:43:00
  • 126:

    名無しさん

    放課後、夏海のクラスに寄ってみたけどもう帰った後だった  なんだか避けられてるみたいだ…     教室ではあのケバ集団たちが顔に化粧を塗りたくつてる。よけいにブスに見えた

    2006-03-16 05:26:00
  • 127:

    名無しさん

    真理……怒ってるだろうなぁ………  気が重い。とりあえず今日家に寄ってみよう

    2006-03-16 05:28:00
  • 128:

    名無しさん

    あ                あ

    2006-03-16 05:28:00
  • 129:

    名無しさん

    校舎を出て なんて真理に謝ろうか考えていた。 その時、車椅子が校舎の隅の方にとまっているのに気付く    …あれは夏海の……

    2006-03-16 05:33:00
  • 130:

    名無しさん

    傍まで駆け寄ったが、乗っていない……    夏海?    周りを見渡すが人影さえない  どこ行ったんだ?

    2006-03-16 05:39:00
  • 131:

    名無しさん

    なんでだろう……胸騒ぎがする…   そう思い、勝手に足が向いたのは、旧校舎だった。…シーンと静まりかえった廊下は、歩くたびにギシギシ音をたてる  【美術室】 かび臭い匂いが漂ったこの教室に、夏海がいるとなんでわかったんだろう?

    2006-03-16 05:45:00
  • 132:

    名無しさん

    扉を開けると、予想通りに夏海がいた。 床に座って絵を見ていた

    2006-03-16 05:48:00
  • 133:

    名無しさん

    その【絵】が目に飛び込んできた時、 俺は目が飛び出るほど仰天する……あの時の………あの時の夏海がいた……

    2006-03-16 05:51:00
  • 134:

    名無しさん

    夏海は俺の姿を確認したのにもかかわらず、まだその絵を見ている。 制服にはホコリや、土やらが着いていて 体を引きずっていた形跡がみられた

    2006-03-16 05:55:00
  • 135:

    名無しさん

    『な…つみ?』 そう呼び掛けると、我に還ったように目を見開いた。 『たかちゃん……』そう呟いて俺を見つめていた

    2006-03-16 05:58:00
  • 136:

    名無しさん

    掲げられたキャンパスには  夏海の…裸が描かれている……     『……綺麗でしょ?これ…先生に描いてもらったの…』 俯き微笑む夏海は、あの時と同じ目をしていた

    2006-03-19 22:01:00
  • 137:

    名無しさん

    『先生って…!お前これ…裸じゃん!』直視をできない俺は 目をふせながら夏海の肩を持ち、制服についた汚れを叩いた

    2006-03-19 22:07:00
  • 138:

    名無しさん

    頑張れ?

    2006-03-19 23:40:00
  • 139:

    ありがとうございます!

    2006-03-19 23:58:00
  • 140:

    名無しさん

    俺の肩に手を回させ、体を持ち上げた 『この絵持って帰りたいの…たかちゃん、そこにある紙袋にいれてくれる?』 『…わかった』

    2006-03-20 00:02:00
  • 141:

    名無しさん

    こんな時にまで、言うこと聞く俺って…。     いいたい事、いっぱいあるのに…  聞きたいも事いっぱいあるのに…  言葉が出ない。

    2006-03-20 00:05:00
  • 142:

    名無しさん

    描かれた絵は、驚くほどよく似ていた。  …ほんと、写真みたいに。     ただ変に違和感を感じたとこがあった

    2006-03-20 00:09:00
  • 143:

    名無しさん

    描かれた夏海の体には、足が着いていたからだ。

    2006-03-20 00:10:00
  • 144:

    名無しさん

    ?

    2006-03-30 22:49:00
  • 145:

    名無しさん

    夏海を車椅子のあった所まで運び 紙袋を夏海の膝のうえに乗せた。

    しっかりと紙袋を持ち夏海は呟いた

    2006-07-07 03:40:00
  • 146:

    名無しさん

    「たかちゃん…私の体…変?」 
    俺をしっかり見つめる夏海
    「…どうして…?私には足がないのかな」
    そう言って悲しげに微笑んだ

    2006-07-07 03:44:00
  • 147:

    名無しさん

    何も答えられない自分…
    無言のまま立ち尽くした
     どうして? どうして?  …わからない…

    2006-07-07 03:47:00
  • 148:

    名無しさん

    なんで俺には足があるんだ?
    なんで夏海には足がないんだ?
    考えた事なかった…
    だって…昔からそれが当たり前だったから…

    2006-07-07 03:50:00
  • 149:

    名無しさん

    …その後の二人は無言…
    俺は車椅子を押し、家に向かった。 その間にも紙袋を大事そうに持つ夏海

    …先公と出来てる…

    2006-07-07 04:01:00
  • 150:

    名無しさん

    噂話が俺の中で現実になりつつある
    美術の先公。 夏海のおかしな行動。 窓から見た夏海と裸の絵…       ……頭がクラクラする…

    2006-07-07 04:05:00
  • 151:

    名無しさん

    めっちゃおもろい?頑張ってください!

    2006-07-07 18:16:00
  • 152:

    ありがとうごさいます!長い間放置してたんですが最後まで頑張ります☆

    2006-07-08 00:04:00
  • 153:

    名無しさん

    夏海の家が見えてくる…  このまま無言でいいのか? なにか言う言葉はないのか?

    2006-07-08 00:06:00
  • 154:

    名無しさん

    しっかりしろ!俺!

    2006-07-08 00:07:00
  • 155:

    名無しさん

    『たかちゃん…私の好きな人ってね、せ…』

    2006-07-08 00:09:00
  • 156:

    名無しさん

    俺は走っていた 猛ダッシュで。 振り返る事なく逃げた… 
    夏海の口から聞くのが、震えが来るぐらい恐かった
    情けない。
    最悪な俺…

    2006-07-08 00:13:00
  • 157:

    名無しさん

    夏海は俺になんでそんな事を言おうとしたんだろう…? 友達だから?幼なじみだから?
    足がなくて先公が好きで、裸で 絵には足ついてて しかも書いたのは 辞めた美術の先公??
    訳が……………
    もう訳がわからん

    2006-07-08 00:18:00
  • 158:

    名無しさん

    そんなことを考えながら走っていた。
    この頃はまだまだ俺は子供だった…
    その時の夏海はどんな事を考えてたんかな?
    俺の考えてることより、さらに夏海は複雑な事になってたのに…

    2006-07-08 00:24:00
  • 159:

    名無しさん


    ―‥ねぇ…ねぇってば! 
    ハッ!!っと気付くと目の前には…
    テカテカの唇があった

    2006-07-08 01:19:00
  • 160:

    名無しさん

    『たかくん!!今日こそ一緒に帰ってもらうからね!』 テカテカグロスを塗った真理が、寝呆けナマコの俺の腕を掴む
    『あぁ…?あれ?いつのまに授業おわった?』 もう片一方の手で頭を掻く。見渡すと教室には4、5人しかいなくなってた。   『いいからぁ帰るよぉ!』

    2006-07-08 01:27:00
  • 161:

    名無しさん

    …しくじったぁぁ!!あの日から真理を避けていたのに……!
    と、口にも、顔にも出せるわけでもなく 『か…帰ろうか……』 いつもの調子で答えた

    2006-07-08 01:32:00
  • 162:

    名無しさん

    真理はあの事を怒っているのか、いつもと様子がちがう。  なんか前は可愛らしかった(ブリッコというのか…)のに、今日はえらくツンとして大人な感じがした

    2006-07-08 01:35:00
  • 163:

    名無しさん

    並んで歩いてると、突然…『1週間以上も彼女と連絡とらないってどういう事?』 真理が前を向きながら聞いてきた 
    相当機嫌が悪いらしい…手も繋がず、スタスタと足早に歩いて俺が必死で追い掛けている感じになっていた 『…ごめん…』 これが今の俺の精一杯の言葉。

    2006-07-08 03:24:00
  • 164:

    ピタっと真理が足を止める
    『…悪いと思うなら、今日…今から家に来て』
    目線を合わすといつもの真理の顔に戻っていた  『わかったよ』

    ―なぁ、俺っていったい何考えてるんだろ―" " "06/07/08 03:31

    2006-07-08 03:31:00
  • 165:

    名無しさん

    俺の彼女なのに…申し訳ない…
    真理… ごめんな

    2006-07-08 03:33:00
  • 166:

    名無しさん

    ファンシーグッツに囲まれながら、俺は男なんだと確信した。
    真理が俺の中で眠っている… 情なのかな? それともやっぱり好きなんかな?
    抱いた後の真理が愛しく感じる………

    2006-07-08 16:47:00
  • 167:

    名無しさん


    それでも……
    それでも俺は、夏海の事を気にしていた

    2006-07-08 16:51:00
  • 168:

    名無しさん

    楽しみにしてます?頑張って?

    2006-07-13 01:47:00
  • 169:

    名無しさん

    『起きてる…?』真理の声がした
    『うん…』 真理は俺の腕の中から這い出てそそくさと服を着た。
    『親…もうすぐ帰ってくるから……』 あぁそうか、見られたらまずいしな…。俺ものそのそと起き上がり散らばってる服を掻き集めた

    2006-08-11 20:41:00
  • 170:

    名無しさん

    あれ…?靴下どこやったっけ?? 辺りを見回しても見つからない
    『真理…俺のくつし…』 聞こうと真理のほうを向いた時には、真理が靴下を差し出していた
    『あ、ありがとう…』
    靴下を受け取りそれを履く。…なんだか…ものすごく自分が間抜けに感じる
    そして俺とは逆に、その時真理が急に大人びて見えた

    2006-08-11 20:51:00
  • 171:

    名無しさん

    なんというのか…
    余裕な女の顔………だ。

    2006-08-11 20:53:00
  • 172:

    名無しさん

    帰る準備をして玄関に迎う。お互いギグシャクしてしまって、あの真理でさえ無言…
    俺たちは一線を越えてしまった
    結ばれたとかそんな表現じゃない ただ、越えてしまっただけ…

    2006-08-11 21:00:00
  • 173:

    名無しさん

    そんな風に思わないと夏海を裏切ったような感じがしてしまって……また今までの自分にも裏切った気がして…。
    純粋な夏海への思いが汚れていく
    必死に今の自分を正当化する

    2006-08-11 21:08:00
  • 174:

    名無しさん

    『帰るな…』夏海に手を振り家路に急いだ
    もちろんダッシュで…

    2006-08-11 21:10:00
  • 175:

    間違えました↑は夏海ではなく真理です。

    2006-08-11 21:13:00
  • 176:

    ぁりす

    書いて??

    2006-08-12 21:03:00
  • 177:

    名無しさん

    家に着いてすぐにシャワーを浴びた
    いつもより丁寧に洗い上げてみた。 自分の体をこれほど意識したのはこの時ぐらいだ……男も女みたいに綺麗になるんかな…?
    …なんて本気で思ってみた馬鹿な俺…

    2006-08-13 00:04:00
  • 178:

    名無しさん

    『愛してる』『好き』『大切にする』『ずっと一緒にいようね』
    こんな短い言葉さえ言っていない…
    こんなに簡単で、想像していたより生々しい俺の初体験は、後悔の2文字でしか思い出せなくなっていた

    2006-08-13 00:09:00
  • 179:

    名無しさん

    同時に…男は言葉で表すより、行動するほうが簡単なんだなって気付いた…。

    2006-08-13 00:13:00
  • 180:

    名無しさん

    その夜は夏海は晩飯を食いにこなかった…
    次の日も、そのまた次の日も。
    俺は夏海を避けてるが、夏海も俺を避けていた

    2006-08-25 04:54:00
  • 181:

    名無しさん

    こんなに会わなかった事は、あの時の告白した日以来だ。
    あの時も俺たちはお互いを避けていた。
    なにかが変化しそうで…今のこの関係が壊れてしまいそうで…

    2006-08-25 04:58:00
  • 182:

    名無しさん

    今の自分たちが変わっていくのが恐くて、逃げる事しかできなかった

    2006-08-25 05:02:00
  • 183:

    名無しさん

    かいて

    2006-10-02 12:03:00
  • 184:

    書くわけないやん。長いこと放置してて。わざわざあげるな

    2006-10-02 16:48:00
  • 185:

    名無しさん

    また雨が降っている…のそのそと起き上がり時計を見た …9時…
    完全に遅刻だ!!
    と焦ったものの…なんだか学校行く気がしない。
    はぁ…大きくため息をついた

    2006-10-13 04:06:00
  • 186:

    名無しさん

    自分の頭の中が整理できない… 俺が好きなのはいったい誰なんだ…?
    憧れに近い想いの夏海…
    一番そばにいる真理…
    ベットから腰をあげ、ふと本棚にあるアルバムが目に入った

    2006-10-13 04:11:00
  • 187:

    名無しさん

    手に取り、ペラペラとページをめくる。
    幼い頃の自分…その隣にはあたりまえのように夏海が笑っていた
    今は…今は…?
    離れていく気持ち…。
    あたりまえだった事は変化し続ける

    2006-10-13 04:20:00
  • 188:

    名無しさん

    ようやく家を出たのは昼をまわっていた。
    トボトボと通学路を歩く。途中、夏海の家の前を通り掛かり、様子を見たが家には人がいる気配はなかった。
    教室に入ると昼休憩だったので、購買にパンを買いにいった

    2006-10-13 04:28:00
  • 189:

    名無しさん

    『たかちゃん!』後ろから聞き慣れた声がする…振り替えると夏海が車椅子を猛ダッシュで走らせてきた。 『夏海…!』いつもの調子でくる夏海の顔を見て思わずにやけた
    『体はもういいのか?』膝を少し屈め、夏海の顔をまじまじと見つめた。
    『大丈夫だよぉ!心配かけてごめんね!もう元気いっぱいだから』

    2006-10-13 04:35:00
  • 190:

    名無しさん

    『そっかぁ!』テンションが上がってくるのがわかる…『今日、ご飯久しぶりに食べに行くから!じゃね!』そういって夏海は逆方向に車椅子を回転させ、教室に帰っていった。
    まだニヤケル俺の顔…あぁ…またいつもの楽しい日常に戻るんだ…上機嫌になった俺はパンを買い、もひとつ唐揚げ、これまたひとつアイスやジュースまで買ってしまい、充実した昼ご飯に、イチゴオレで一人乾杯した。

    2006-10-13 04:50:00
  • 191:

    名無しさん

    『たか君!』真理の所へ行ってみた。『今日はもうお休みかと思ってたぁ』真理は恥ずかしそうに顔に手を置きながら、小走りで駆け寄ってきた。今日はテカテカグロスは塗っていない…というか、すっぴんだった。『昨日は急にごめんね!でもうれしかった』首を少しかかげ笑った真理は、いつもより幼い印象…『あぁ…今日は用事あるから一緒に帰れないんだ』

    2006-10-13 05:02:00
  • 192:

    名無しさん

    『そうなんだ…あっ!でも真理も今日友達と遊ぶから…』なんだか今日はやけにしおらしい…すっぴんだと弱きになるんかな…?ほけーっと考えなから『じゃあまたな』と言ってその場を去る

    2006-10-13 05:07:00
  • 193:

    名無しさん

    自分でもこの態度の違いに驚いた。
    はたから見たらそりゃ夏海の事疑うな…
    でも今付き合っている彼女は真理。…それはまちがいない…
    そう言い聞かせる自分に、罪悪感を感じたのは知らないフリをした

    2006-10-13 05:11:00
  • 194:

    名無しさん

    しおり

    2006-10-15 09:29:00
  • 195:

    名無しさん

    ?

    2006-10-26 17:22:00
  • 196:

    名無しさん

    家に帰り、自販機にジュースを買いに行こうとふたたび家を出ようとしたら夏海がちょうど玄関まで来ていた。
    「たかちゃん!どこいくの?」 「ジュース買いに自販機!行くか?」
    返事も聞かず、オレは夏海の車椅子を押し近くの自販機までダッシュした

    2006-10-28 05:31:00
  • 197:

    名無しさん

    お金を入れると『なつ、これがいい!』さっさとボタンを押し俺がおごるハメに… まぁ、いいや
    今日はなんだかご機嫌だから! 自分の分も買い、鼻歌混じりで来た道をもどる
    『今日、なんか気持ち悪ーい!』夏海がキャッキャッと笑い、つられて俺も笑う

    2006-10-28 05:37:00
  • 198:

    名無しさん

    家に戻り、夕飯ができるまで部屋で待つことにした。
    『あぁー!これアルバムだぁ、なつかしい!』
    しまい忘れたアルバムをパラパラめくり、夏海は懐かしそうにまた笑った

    2006-10-28 05:41:00
  • 199:

    名無しさん

    思い出話に花が咲く
    夏海が引越してきてからてどれだけの思い出ができたんかな…?
    俺と夏海はそこらの夫婦よりお互いをしっている。
    二人でアルバムを見ている姿は、まさしく長年連れ添った夫婦だな

    2006-11-03 06:01:00
  • 200:

    名無しさん

    ふと…顔をあげると…夏海の顔がびっくりするぐらいに近かった。
    長いまつげ…白い肌…ほんとにフランス人形だ…
    鼓動が早くなりすぐにアルバムから遠ざかった
    一人で馬鹿みたいにギクシャクしながらリビングまで駈けおりた

    2006-11-03 06:06:00
  • 201:

    名無しさん

    あげ?
    続き書いてほしいです

    2006-12-14 03:35:00
  • 202:

    ママへに書きこんでくれた人かな?ありがとうございます!頑張って書くようにしますね!

    2006-12-16 03:01:00
  • 203:

    名無しさん

    もぉかかへんの?

    2007-06-09 17:32:00
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