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?顔面ブス?ν$?性格ブス?
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1:
香奈
みんなの小説見て私も書きたくなりました?初めて書くからヘタクソですけど、読んでください?
2005-11-09 04:35:00 -
180:
香奈
「まだキャバクラで働いた事もないのにそんなんまだ分からんやん!」{面接落ちてる時点でもうあかんやろ。}「……。」
{この際はっきり言うたるわ…。自分まず顔があかん。けどスタイルはいいねん。細いのに割と乳あるしな。それを生かせれるんは風俗しかないわ。}2005-11-27 10:43:00 -
181:
?????
????????????????????????????????????
2005-11-27 16:11:00 -
183:
香奈
{自分の顔嫌いやろ?それやったらまずは短期で風俗してみて、なんぼか金貯まって、それでまだ顔にコンプレックスあったら整形したらいいやん。そっからキャバしてもおかしないんちゃう?}
ヒャヒャヒャ…と変な笑い方をしながら男がそう言った。
そいつの発言はいちいち鼻につく。だけど男が言ってる事が図星なだけあって、否定できなかった。2005-11-27 23:38:00 -
184:
(`・∀・){常連
しおり?ヾ(・´з`・)ノ
2005-11-27 23:54:00 -
185:
香奈
「そ…そうですね。この顔嫌いやし…。ほんとに短期間ですよ?」{うんっ。ほんなら今日から働くやろ?こっからちょっと距離あるけど兄貴が代表やってる店あるわ。箱ヘルやけど、かなり客入ってるから稼げるわ。俺うまい事交渉したるしな。ほな行こか!}
2005-11-28 00:24:00 -
187:
香奈
すると男は美咲が持ってた飲みかけのコーラを奪って飲み干し、ゴミ箱に向かって放り投げた。
「あっ、あのっ!そんな急に‥」{急がなぁまた店員オーバーなんで!今日しかない!善は急げや。}「い、意味が分からないんですけど…。」
{いいから急げ!}2005-11-28 04:14:00 -
188:
うんこ
しおり?
2005-11-28 04:47:00 -
189:
名無しさん
おもろぃ?ァゲ??
2005-11-28 07:56:00 -
190:
名無しさん
書いてぇ???ゅかりのしぉり?
2005-11-28 23:44:00 -
192:
???
とったどー?
2005-11-29 03:52:00 -
193:
香奈
美咲の意見なんかおかまいなしに男は美咲を引っ張って走る走る。吹っ飛ばされそうになりながら、もつれかける足を必死に動かした。キャバクラ街を抜け飲食街を抜け…そしてあちこちネオンだらけの怪しげな場所で男が足を止めた。
{ほい!とーちゃくぅーっ!笑}「ゼェゼェ…。えっ…ここっ!?」2005-11-29 03:59:00 -
194:
香奈
{うんっファッションヘルス【いやん?ばかん?】略してぇー?}
「い……いやばか?」
{正解っ!ほな入ろかぁーっ。}男が先にズカズカと入っていった。美咲も辺りを見渡して、誰も見てないか確認してから恐る恐る中へ入って行った。2005-11-29 04:09:00 -
195:
ミィ
ちぉり‥?
2005-11-29 04:09:00 -
196:
香奈
《言い忘れてました?店名、人の名前は変えてあります?ご了承ください?》
2005-11-29 04:11:00 -
198:
香奈
{あーにきぃー!面接ですよ!}男がしきりに兄貴という人を呼んでいた。
{あっ!隆史君やぁ☆代表今ちょっと出てていてないよ。面接するのん?だぁれ?}
奥から女の子が出てきて男に話しかけた。なぜか恐くて隠れる美咲。2005-11-29 04:18:00 -
199:
香奈
{んー、あっ!何でんなとこ隠れてるん?出てきぃや。}
「…………。」
ドアの隅から片目だけ出して様子をうかがう。男に話しかけてる女の子は下着姿。
その光景を見て頭がグルグル回る。「男の前なのに恥ずかしくないのん?あたしもあんな事するの?」{恐くないよ☆こっちおいで☆}「十分恐いよぉぉぉ!泣」2005-11-29 04:25:00 -
200:
香奈
心の中で絶叫し、ドアを掴む力が強くなっていく。
{どーおしったのっ?面接ぅ?}肩ポンッ!
「@●¥‡ΞπЭ♀∞%∈!!」急に後ろから肩を叩かれ、驚きのあまり奇声を発した。
{あービックリしたぁ!}
「こっ…こっちがビックリしましたよっ!」2005-11-29 04:33:00 -
201:
香奈
男{ってか今の何語ですかぁ?}「しっ、知りませんよ…。」
男{ヒャヒャヒャ!ばりおもろいっ!}女{おもしろぉい☆名前はぁ?}「み…美咲です。」
女{まじ?ピカの本名と一緒☆} 代表{はいはい。光は待機戻れ。その格好で出るなって何回言うたら分かんねん!服着て待機っ!}女{はぁーい。またねぇーっ☆}「はっ…はい。」2005-11-29 04:41:00 -
202:
名無しさん
ぁげ??
2005-11-29 10:24:00 -
204:
香奈
代表{さてと。面接すっか!こっち入ってちょっと待っててな。}代表と男に案内されて一つの個室に入った。
「わぁ。すごいですねぇ…。お部屋みたい。ここで仕事するの?」男{これ待機部屋やで。昔は大部屋やってんけど、女同士がモメたから個室にしてん。個室言うても、他の部屋行っていいし呼んでもいいし。何でもありやわ。笑}2005-11-29 23:51:00 -
205:
香奈
「そ…そうなんですか。」
人付き合いが苦手な美咲は、男の言葉を聞いて少し安心した。
「あのっ、どんな子がいてるんですか?」
男{いーっぱいおるで!面接終わったら受け付けのパネル見に行こか☆}
「パネルなんてあるねんやぁ…。」{せやで。客にはまず受け付けでパネル見てもらって、もし自分が指名されたら、この画面に客の顔映るねん。もし知り合いとか来て接客したなかったら拒否れるし。}2005-11-30 00:05:00 -
206:
香奈
「へぇーっ。すごいですねぇ。」{女の子守るんが黒服の役目ですから☆あとは兄貴が全部話すやろ。ちゃんと聞いとけばすぐ慣れるわ。ちなみにココ…B専ヘルスやねん。男前の客めっちゃ来るでぇー!}「B専って!…まぁ、仕方ないか。でも何で男前来るんですか?同じ事するならやっぱりかわいい子がいいんじゃないんですか!?」
2005-11-30 00:13:00 -
207:
名無しさん
今日ゎもお-書かへンのお-(・?・`??)??
2005-11-30 01:19:00 -
209:
香奈
男{君分かってないねぇー。真の男前はブスが好きなんです!妙に落ち着くんです!美人は三分居たら疲れるんです!はい以上っ!}「意味分かんないんですが…。」男{んなら逆の立場で考えてみ?ごっつい男前とおったら緊張して自分出されへんし疲れるだけやろ?もし相手がブッサイクやったら緊張するか?}
「…ううん全然。」
男{それっ!それやねん!男前を体の芯から癒すんはブスしかおらんのよ!でもデブは圏外な。}2005-11-30 03:32:00 -
210:
香奈
「は…はぁ…。」
代表{おまたせー。隆史、お前くそでかい声で熱弁すな!外まで丸聞こえやったで。客来たらどないすんねん。}
男{ごめんなちゃーい☆笑}
代表{よっしゃ。面接始めます。えっと、名前は?}
「太田美咲です。来月で19になります。〇〇阪市に住んでます。家計が苦しいのでキャバクラの面接しに出てきたんですけど落ちちゃって、気付けばここに来てました。」2005-11-30 03:41:00 -
211:
香奈
代表{そこまで詳しく話さんでいいからな。じゃあこの用紙に書けるとこまで記入して。}
代表に用紙とボールペンを渡された。初めて書くせいかペースが遅い。代表{書いてる途中で悪いねんけど本題に入るわな。美咲ちゃん処女?}
「えっ…!?何で…ですか!?」男{もしかしてほんまに処女?}「いっ、いやっ…一応処女じゃないってゆうか…。」2005-11-30 03:49:00 -
212:
香奈
代表{大事な事やからはっきり言うてほしいねんけど。}
「……。去年の秋に他校の男の子と…やりました。」
代表、男{だははははっ!!笑}代表と男が一瞬顔を見合わせて腹抱えて爆笑した。
「な、何がおかしいんですか!」代表{あははは…。いや、純粋なんやなぁと思って。笑}
男{ってかそこまで聞いてへんからっ!ぎゃはははっ!}2005-11-30 03:57:00 -
213:
香奈
「……。すいません…。」
代表{謝らんでいいよ。恥ずかしかったら【はい】か【いいえ】で答えて。じゃあ男がどうされたら気持ちいいとか分かるやんな?}「…よく分かりません。」
代表{彼氏のくわえた事ある?}「は…はい。一応は…。」
男{テクはなし…と。どうする?}代表{んー、しゃあないな。一から教えるしかないか。}2005-11-30 04:08:00 -
214:
香奈
代表{よし、面接終了!源氏名何にしよかぁ?魅咲希(みさき)はもうおるから変えなあかんな。}「他はどんな名前なんですか?」代表{光、椿、あいる、りおら、渚、ララ、ここる、苺、くれは、魅咲希、キキ、ゆま、あゆ、くらら}「みんなすごい名前ですねぇ。」男{たいがい名前負けやんな。}代表{ようこんだけ現実離れした名前出て来るよなぁ。うーん…、【香奈】は?}
2005-11-30 04:22:00 -
215:
香奈
男{香奈ええやん!はい決定。}「えっ…えぇーっ!?」
代表{嫌なん?嫌やったら変えるけど…。}
「いや香奈で。よろしくです。」そうして美咲は、ヘルス嬢【香奈】という新しい自分を手に入れた。2005-11-30 04:28:00 -
216:
香奈
代表{ほんなら今日はこれにて終了!今日から働いてって言いたいとこやけど…。まだ心の準備できてないやろ?落ち着いてからでいいからな。隆史、ちゃんと送ったって。ほな気ぃつけてなぁー。}「ありがとうございました…。」代表{こちらこそありがとぉ。ほな待ってるわな☆}
2005-11-30 04:34:00 -
217:
香奈
男に手を引かれ、黙って後ろをついて歩いた。外に出るとチカチカ輝くネオンがまぶしくて細い目を一瞬つぶった。
男{なぁなぁ。腹減ってない?}そういえば昼前から食べてない。「うん…。お腹空いたかも…。」男{っしゃ!お好み食いに行こか☆}2005-11-30 04:42:00 -
218:
香奈
「でもあたしお金持ってない。」男{んな事女が気にすんなって。どーせ毎日あんま食ってないんやろ。今日は腹いっぱい食えよ!}左前を歩いてた男が、少し振り返ってそう言った。そこには男の楽しそうな笑顔があった。
「……。うんっ☆ありがとぉ!」2005-11-30 04:50:00 -
219:
香奈
その笑顔がすごく嬉しくて美咲もニッコリ笑って元気に返事した。
父親がなくなってから初めて笑顔になった気がする。マネキンのように無表情でいたからかな。周りを見ようとしなかったし、知らず知らずのうちに心も閉ざしたままだったかもしれない。2005-12-01 00:49:00 -
221:
香奈
>>228さん?いつもありがと?
そんな美咲の心の中に容赦なく入り込んで来たこの男。
「何であたしにご飯おごってくれんの?あたしみたいなブサイクが隣におって…嫌じゃないんかな?」一度も男の子におごってもらった事のない美咲にとって【おごってもらう】という事は、とても特別な物に思えた。2005-12-02 03:37:00 -
222:
香奈
男{ここのお好みめっちゃウマイねんで☆何でも好きなん食べや。}店内に入って美咲はビックリした。本格的なお好み焼き屋さんに入るのも初めてだったのだ。
「すっごい…。テレビで見るのと一緒!おっきい鉄板☆あたし…ここに座りたいな。」2005-12-02 03:43:00 -
223:
香奈
目を輝かせながらカウンター席に座って、店の主人らしき人がお好み焼きを作る工程をじっと見つめた。男{自分…もしかしてこーゆーとこ初めてなん?}
「うん。ウチ全然外食とかしぃひんくて…。たまにジャスコのアイスとか売ってる売店でお好み焼き食べるくらいかな。」2005-12-02 03:51:00 -
224:
香奈
男{まじで…?}「うん…っ。」男{んなら本物のお好み食べたら泣くやろなっ☆っしゃ!…しげさーん!いつものと【しげスペ】ちょうだい!}
「【しげスペ】って何ですか?」 男{今焼いてる人が【しげさん】って言うねん。まぁいっぺん食ってみって☆}2005-12-02 03:58:00 -
225:
香奈
しげさん{はい!しげスペです} 目の前に置かれたデカイお好み焼き。これぞスペシャル!っていう感じのトッピング。ヘラで取って口に運ぶ。 「あちっ!でもおいひいーっ☆」男{せやろ?}
美咲が食べるのを見ながら男がまた頬笑んだ。その笑顔を見ると自分まで嬉しくなる。2005-12-02 04:06:00 -
226:
香奈
「あっ!そういえば…名前、何て言うんですか?」
男{ホーケイ・アンジョリーナやでぇっ☆}「…怒りますよ?笑」
男{ごめんごめん。木村隆史やで。で、今日面接したんが兄貴の宗一郎な。【宗ちゃん☆】って呼んだり?笑。自分は?何やっけ?}「太田美咲ですってば。」
男{あぁ。そっかぁ。じゃあ忘れへんように、これからお互い名前で呼ぼや!呼ばんかったら肩パンなっ!}2005-12-03 00:12:00 -
227:
香奈
「は、はいぃ。」
男にちゃんと名前で呼んでもらえるの初めてや…。
{あーっ!腹いっぱいなったわ。美咲プーサン好きか?}
「えっ?好きやけど…。何で?」{出会いの記念にと思ってな。}「でも、もう店閉まってるよ?」{ゲーセンあるやん☆}2005-12-03 00:23:00 -
228:
香奈
ゲーセンにはプーサンとかミッキーとか、いろんなぬいぐるみがあってワクワクした。
{どれがいいんや?}
「うーん、これにしよかなぁ?」{もっとでかいのにしようや。}「えっ?えっと、じゃあこれ…」{っしゃ!一回で取ったるわ!}隆史は財布からたくさんの100円玉を出して、子供みたいに腕まくりした。2005-12-03 00:32:00 -
229:
香奈
ギュイーン・・・カタンッ。
「すっごい!ほんまに取れた!」{こんなもん簡単やん。}
「すごいよ!隆史ありがとう☆」{いいえっ☆次何がいいんや?}「えっと、これのミッキーとぉ……」隆史といるこの数時間。すごく楽しかった。今日出会ったばかりなのに、こんなに自分らしく居れる事が不思議で…。一緒に笑ったり同じ所を見たりする事の一つ一つが嬉しくて仕方ない。2005-12-03 01:35:00 -
230:
香奈
「切符代まで出してくれてありがとう☆今日はほんまに楽しかった!これずっと大事にするから!」{おうっ!それ落とすなよ!あっ!美咲携帯の機種どこなん?}
「ボーダフォンやで。」
{絵文字使えるやん☆携帯貸して?}
{はい。ワンギっといたで。これ俺のやから登録しとって。またメールするわぁ!}2005-12-03 01:42:00 -
231:
香奈
改札を抜けて振り返ると、隆史が笑って手を振ってくれた。両手にぬいぐるみが入った袋を持ってて手を振れなかったけど、にっこり笑ってホームへの階段を降りた。
アナウンス{まもなく〇〇里です。} 見慣れた駅前の景色がいつもより綺麗に見えた。今日はとても気分がいい。
「たまにはお菓子でも買ってったろかな。」2005-12-03 01:54:00 -
232:
香奈
近所のコンビニでお菓子を買って家に帰り、まだ起きてた妹にお菓子を渡してお風呂場へ。
シャワーを浴びながら鏡に映る自分を見て美咲は決心した。
「明日から…行こう。」2005-12-03 02:05:00 -
233:
りな
最後まで読ませてまらいまぁすッ☆香奈たん頑張ってネン♪
2005-12-03 03:17:00 -
234:
ひな
がんばってくださーい?毎日楽しみにしてチェックしてるんで???
2005-12-03 20:17:00 -
236:
???
しぉりィ??
2005-12-03 20:43:00 -
238:
名無しさん
ゅかりのしぉり??
2005-12-04 00:16:00 -
240:
香奈
【翌日の夕方】
【隆史おはよう?あたし今日から行くね?八時前には着くから、行く前に昨日の案内所に顔出すなっ?また連絡します?】
……送信完了しました。
「よし…用意するか…。お化粧しないと。」
藍子が薬局でバイトしてたときに貰った化粧品を広げ、折り畳み式の鏡をテーブリに置いて化粧をした。2005-12-04 15:19:00 -
241:
香奈
♪チャララララ〜ン♪
さくらんぼの着メロが軽快に鳴る。グループ設定をしてない美咲はいったん手を止めてメールを確認した。 【受信メール:隆史。】
【分かった?ほな待ってるわな?気ぃ付けておいでや?】
「【気ぃ付けて】やってぇっ☆」【はぁい?】とだけ返信し、また鏡を見つめて化粧を始めた。
「何か今日は化粧ノリいいなぁー。まつ毛もしっかり上がってくれてるし。今日はいい事あるかも☆」{ただいまぁー。あれっ?姉ちゃんお洒落してどこ行くん?}2005-12-04 15:37:00 -
242:
香奈
部活から帰って来た妹が、クラリネットのケースを置いて話しかけてきた。 「ん?仕事やでっ☆」
{姉ちゃん今日何かかわいい…}「ほんまかぁ!ありがとうっ☆」{もしかして…彼氏できたん?}「まさかぁ。あたしに彼氏なんかできる訳ないやん。さてと!そろそろ行こっかな?お母さんの事お願いなっ。行ってきまぁーす!」2005-12-04 15:54:00 -
243:
ひな
わぁい?更新されてる?完結したら絶対おすすめ小説としてひなが上げるからがんばってくださーい???ひなも仕事で物書きやってるから大変なんはわかるよ??楽しみにしてるケロ無理せずね??
2005-12-04 16:26:00 -
245:
香奈
{い…、いって…らっしゃい。}妹の不思議そうな顔に笑顔で答え家を出た。いつもは自転車なのに今日は歩きたい気分。家から駅まで自転車でも10分以上はかかるのに、今日はとても早く感じた。
アナウンス{まもなく難波です。}
改札を抜けエスカレーターに乗り、商店街に近い出口を出る。今日もたくさんの人。2005-12-04 20:12:00 -
246:
香奈
人の流れにそって歩くと、隆史がいる案内所が見えた。顔が自然とにやける。人を掻き分けて案内所の前まで小走りして、そっと中を覗いた。
……隆史がいない。
「すいません。すいませーん!」{あぁ?何か用?}
「あの…隆史君いてますかね?」{知らんで。ってかあいつここの店員ちゃうから。}
「えっ?」2005-12-04 21:13:00 -
247:
香奈
「で…でもっ、昨日ここに…。」{暇言うて来たから留守番頼んだだけやで。あいつんとこの子?}「えっ?あの…隆史君って何してる人なんですか?」
{箱ヘル・ホテ・デリの社長やで。} 「うっそ…!?」
{嘘付いてどないなんねん。笑}「じゃあ…【いやばか】の社長って事ですか?」
{おう。あんた【いやばか】の子か。隆史にスカウトされたんか?}2005-12-04 21:23:00 -
248:
香奈
「スカウトってゆうか…。その…。」隆史{美咲!遅なってごめんなぁ。おうっ!のぶ!こいついい感じにブッサイクやろ?笑}
{お前が好きそうなタイプやな。}隆史{やろ?笑}
二人の会話を聞いて美咲は喜んでいいのか悪いのか……。複雑な心境で二人を見るしかなかった。2005-12-04 21:36:00 -
249:
香奈
隆史{美咲、メシ食ったかぁー?}「まだ…食べてない。」
隆史{腹減ったし何か食いに行こか!どうせ焼肉屋も行った事ないんやろ?つれてったるからな☆}「えっ!?あの…そのぉ……。」隆史{れっつらGOーっ!}
美咲が何か言おうとしたら腕を掴まれて、また勢いよく引っ張られた。
「ひゃあぁっ!」
のぶ{いってらぁー。}2005-12-04 21:44:00 -
250:
香奈
のぶのやる気のない言葉が聞こえて、また必死に足を動かして走る。ようやく止まった所は焼肉屋ではなくモータープールだった。
{今から新地に向かいまぁす!}「えっ!?いや、無理無理!あたしみたいなんには、あんなお上品な所行けないって!しかも新地って…大金持ちが行く所やろ?そんな所の焼肉屋さんって100万円ぐらいするかもしれへんし……。」2005-12-04 21:51:00 -
251:
香奈
{何も悪い事してへんねんから謝らんでいいの!…この川越えたら新地やで。}
新地を見た初めての印象は、やっぱり【豪華】の一文字。またモータープールに車を停めてギクシャク歩きで焼肉屋さんへ。
隆史が適当にコースを注文した。出てきたお肉に感激しながら無我夢中でガツく。2005-12-04 23:05:00 -
252:
名無しさん
しぉり???????
2005-12-05 02:58:00 -
254:
香奈
{のぶから何か聞いたんかぁ?}「ブッ!ゲホゲホッ!…えーっと、うん。隆史あっこの人じゃないって事と…、風俗の店いっぱい出してる社長って…。」
{そっかぁ。それ聞いてどう思った?}
「すごいなぁって思ったよっ。」{何もすごないで。普通やっ。}2005-12-05 06:20:00 -
255:
香奈
{大金稼ご思て行き着いたんがコレやからな。もう店はいらんわぁ。しょうみホテもデリも赤字やし。その二つ潰れても箱ヘルだけでやってけるから。}
「そう…なんや。」
{なぁ美咲、俺について来てくれるか?}
「えっ!?どうゆう意味なん?」{お前を不動のナンバー1にしたる。だから裏切ったりせんとってくれってゆう意味。}2005-12-05 22:48:00 -
256:
香奈
「そっ…急にそんな事言われても!あたしなんかができる訳な…」バシッ!(箸の裏で頭叩く音)
「いたっ!」
{「あたしなんか」って言うたらしばくって約束したやろ?}
「はい。けど…この仕事初めてやし、あたし全然自信ないねん。」2005-12-05 22:57:00 -
257:
名無しさん
荒らしまぁす
2005-12-05 22:58:00 -
258:
名無しさん
?
2005-12-05 22:59:00 -
259:
香奈
「こんな顔やしスタイルも良くないし…色気も何もないし。どこもいいとこないねんもん。」
{そのコンプレックス全部解消したるって言うたら?}
「……?えっ!?嘘‥やんな?」{嘘言うてるように見えるか?}目を反らして話してた美咲は、テーブルに箸を置いておそるおそる隆史を見た。2005-12-05 23:06:00 -
260:
香奈
真っすぐな力強い目。自信に満ちた顔。
その力強い目に吸い込まれそうで恐い。だけどその奥に何があるのか気になって仕方がない。恐いのにドキドキする。不思議な気持ちになった…。
美咲は何となくしか分からないけど、隆史が嘘を言ってるようには見えなかった。2005-12-05 23:17:00 -
261:
名無しさん
?
2005-12-05 23:30:00 -
262:
香奈
「ううん…見えへん。」
{じゃあ信じてくれんねやな?}「うん。信じるよ。」
{ありがとう☆ほなこれ食ったら飲みに行くかぁ!}
「えっ?あたし今日仕事しに…」{今は仕事せんでいいでっ。夜の世界何も知らんやろ?少し知ってからのがいいで☆金なら心配せんでいいからな。えーっと、美咲は日給保障五万八千やったなぁー。はいよっ☆}2005-12-05 23:39:00 -
263:
香奈
そして隆史は財布から10枚の壱万円札を出して、何食わぬ顔で美咲の目の前に置いた。
「あたし…仕事してないし、こんな大金貰えませんよ!」
{これはある意味投資や。美咲はやればできる子って信じてるからな。}
そう言って笑顔で美咲の鞄に十万円をつっこんだ。2005-12-06 00:33:00 -
264:
香奈
鞄からお金を出して何度も何度も返そうとしたが受け取ってくれなかった。
焼肉屋を出て近くのお洒落なバーに行き、美咲の家の近所まで送ってくれた。
「こんな遠くまで…ありがと。」{いいえっ☆今日寒いから、あったかい格好して寝ぇや。女の子の体はデリケートやからな!}
「うん。隆史も気をつけてね。」2005-12-06 00:42:00 -
265:
名無しさん
????????????
2005-12-06 00:55:00 -
266:
ぁりさ
今全部読みましたぁ?ぉもしろぃですね?バリ先が気になるぅ(*´?`)?
2005-12-06 02:06:00 -
268:
名無しさん
???しぉり???
2005-12-06 04:38:00 -
269:
まぃ
めちゃぉもしろぃっ?更新待ってまつ????
2005-12-06 18:00:00 -
270:
名無しさん
ぁげ
2005-12-06 23:56:00 -
272:
香奈
>>273の続き?
シートベルトを外して、ゆっくりとドアを開けた。まだ春だというのに夜風が冷たい。車から出ようとしたとき、近くの自販機にまだあったかい飲み物が置いてあるのを思い出した。
「ちょっとここで待っててな?」{あ、うん。}2005-12-07 00:15:00 -
273:
香奈
美咲はすぐにドアを閉め全力疾走で自販機まで行くと、ホットコーヒーと紅茶花伝を買った。紅茶花伝を鞄に入れてまた走る。
{そんな走って、どないした?}「えっと…、はいっ!今日も楽しかったし、送ってくれたお礼っ。何買ったらいいか分からんくて…そのっ…、コーヒーやねんけど…。」2005-12-07 00:22:00 -
274:
香奈
「今日すっごく寒いから、その…これ飲んで、あったまってな?」息切らしながら精一杯言った言葉。走ったせいか照れくさいのか、顔が真っ赤になって恥ずかしい。{美咲…ありがとぉ!}
「いやそんな。あたしこそあ…」チュッ!
「……。」{ありがとうなっ☆}2005-12-07 00:30:00 -
275:
香奈
「……。」{ほな、おやすみ☆}ブロロロロン━。
隆史の車が走り去る音だけが聞こえた。美咲は隆史に「おやすみ」も言えず、車が見えなくなってもその場に立ちつくしてた。
「い、い、今キ…キス…された?」 足元の白線を見つめたまま頬に手をあてた。2005-12-07 00:37:00 -
276:
香奈
頬には隆史の唇の跡が残ってる気がした。その跡がすぐに消えてしまわないように、しっかり手を押さえて家に入った。
「はぁ。顔洗いたくないなぁ。」「しかし…びっくりしたなぁ。」「ってか何でキスしてくれたん?」部屋で紅茶飲みながら独り言…。2005-12-07 00:59:00 -
278:
香奈
妹{姉ちゃん!母さん病院行くからついて来てやって。起きて!}「うぅーんっ。分かったぁー。」独り言を言ってる間に寝てしまってたみたいだ。
起きてすぐに母さんの病院へ。今日は母さんの心臓の検査発表日。忙しくて昨日の事を思い出す暇なんてなかった。
医者{お母さんの心臓ねぇ、前よりかなり悪くなってるんよ。三週間くらい入院してもらわなあかんね。}2005-12-07 01:08:00 -
279:
名無しさん
これからどうなるの??ドキドキ?
2005-12-07 20:26:00 -
280:
名無しさん
????????????????????????
2005-12-07 22:39:00 -
283:
香奈
「にゅ…入院ですか…。」
医者{うん。で、ちょっと言いにくいんやけど…今大部屋どこもいっぱいで個室しかないねん。あと…今までと違う治療していかんとあかんから、かなりお金がいるんやわ。母子家庭やからわりかし安くはなるけど…大丈夫かなぁ?}「…。いくらになるんですか?」そう尋ねると看護婦が医者に電卓を渡し、目の前で電卓を弾いた。2005-12-08 05:50:00 -
284:
名無しさん
ぉぃッ?書ぃてくリ??
2005-12-10 01:04:00 -
285:
????
書いて?
2005-12-10 01:44:00 -
286:
名無しさん
?
2005-12-10 02:46:00 -
287:
名無しさん
???
2005-12-10 03:25:00 -
290:
香奈
医者{だいたいー、これくらいになるんやけどねぇ。}
そこには約六桁の数字が並んでいた。それに驚いていると医者はまた電卓を弾く。
医者{ちなみに退院しても通院はしてもらわなあかんのよ。一回の診察×日数。薬代は母子家庭ので無いとして…これぐらいかな。}さらに額は増していく。2005-12-12 02:16:00 -
291:
香奈
母さん{ほんま?いくらなん?}「三万二千円やで。なっ?全然大丈夫やろ?だから母さんは心配せんでいいから。早よ良くなってくれるだけで嬉しいからさ!」
美咲は母さんに心配かけない為に嘘をついた…。その隣では妹が不安気な顔で美咲を見つめていた。2005-12-12 03:37:00 -
293:
スティッチ
めっちゃ面白い♪
頑張ってなぁ(^−^)
楽しみにしてるからぁ〜(●≧ω≦●)2005-12-12 05:04:00 -
295:
香奈
「じゃあ、また着替えとか持って来るな。ちゃんと寝ときぃや?」妹を連れて病室を出た。
車に乗ってファミレスを探してると、助手席で静かにしていた妹が口を開いた。
{姉ちゃん…うち、産まれて来ぉへんかったら良かったんかな。}「いきなり…どうしたん?」
{うちが産まれてから…母さん心臓悪くなったし、その次父さんおらんくなるし。姉ちゃん一人しんどい思いさしてるやんか?うちだけ何もできひんし足手まといな気して…。}2005-12-13 10:48:00 -
296:
香奈
「そんな気にしなくていいんとちゃう?母さんの心臓は生まれつきやし、父さんは会社のせいやから、あんたのせいと違うよ。手伝いしてくれるだけで十分助かる。」{何を手伝えばいいか分からんもん。}
「家の事とか母さんの事とか。」{そんなん嫌や!うちも仕事して{ありがとう}言われたいっ!}「あんたまだ中二やん。無理。」{学校なんか行かへん。あんなとこ行かへんもん…。}2005-12-13 11:24:00 -
297:
香奈
「学校で何かあったん?」
{別に…。とにかくうち部活も辞めるし学校も行かへんからっ!}「あんたまさか…いじめられてるん?」
{ありえへん。姉ちゃんと一緒にせんとって。}
「ほんならワガママ言わんと行き!中学は絶対出なあかんの。14歳でバイトなんかできひんの!」
{もういいっ!}2005-12-13 11:33:00 -
298:
香奈
それから妹はムッとしたまま何も話さなかった。美咲も、妹のただのワガママだと思って不機嫌になったまま運転した。
外食する気にもならず、コンビニで適当にお弁当を買って家に帰る。食事中も終始無言。テレビの笑い声だけがむなしく響く。2005-12-13 11:40:00 -
299:
香奈
今夜も隆史に会う。今日は梅田で待ち合わせ。早く用意しないと。夕方まで家と病院を往復。落ち着いた頃にはもう夕食時。
「晩ご飯何しよっかなぁ?」
運転しながら献立を考え、近所のスーパーに立ち寄った。
「あ、さなえちゃんと美貴ちゃんや。」
さなえと美貴は妹の同級生で、クラスも部活も一緒。三人仲良しで、よく家にも遊びに来ていた。2005-12-13 11:50:00 -
300:
香奈
「さなえちゃん!美貴ちゃん!」約10メートルくらいの距離から二人の名前を呼んだ。さなえと美貴が振り向く。だが……
プイッ!
さなえと美貴は軽く美咲を睨み、避けるように走って行った。
「…えっ?いつもなら挨拶してくれんのに…何でなん?」2005-12-13 12:08:00