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ヒマワリ
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18:
よく出来た女だよな・・・。
俺はめちゃくちゃ感謝してたよ。
でも、そんな毎日が当たり前だと思ってたんだな。
例えて言うなら、朝になったら太陽が昇るように、
夏になったら、ヒマワリが咲くみたいに、
不変的に繰り返していくものだと思ってた。
ずっとこのままで居られるんだと思ってたよ。2006-07-01 16:56:00 -
19:
「一真さん、おはようございます。」
事務所でパソコンいじってると、スタッフのナツロウが入ってきた。
「あぁ、おはようさん。」
「一真さんいつも出勤早いですよね。・・・あ、飲みます?」
ナツロウはお茶を淹れ始める。
「あぁ、頼むよ。お前も今日早いじゃないか。」
「ええ、早く起きちゃったんで・・・。」2006-07-01 17:23:00 -
20:
ナツロウはカップをデスクに置いた。
「お、サンキュ。」
「いえ。」
ナツロウは俺の隣のデスクの椅子に腰掛けてお茶を啜っている。
「なあ、お前今月ナンバーやばいぞ。」
俺はディスプレイから顔を上げてナツロウを見た。2006-07-01 19:21:00 -
21:
ナツロウはお茶を飲み込むとにかっと笑った。
「ええ、難しいですね。」
「おいおい、他人事みたいな事言うなよ。
どうした?いつも10位以内に必ず入ってんだろ。」
ナツロウはお茶を飲みながら何か考えている風だった。2006-07-01 19:27:00 -
22:
「客単価が大きければ、ナンバー入れるんでしょうけど、
それだけ目的にお客を煽ってもね・・・。
長く続かないでしょ?」
「まあ、それはそうだけどな。」
「自分のやり方で最善を尽くして出た結果ですから。」
ナツロウは椅子の上で軽く伸びをした。2006-07-01 19:42:00 -
23:
こいつはいつもマイペースだ。
闘争心って物があまりないんだろうな。
そのゆるりとした感じが、俺には心地よくて、
こいつにはついつい何でも話したくなる。
これがきっとナツロウの魅力なんだろうな。2006-07-01 19:47:00 -
24:
しかし、まあ、こいつの場合客数は結構なもんだ。
煽らず、色使わずでここまで売れてんだから、すげえよな。
「一真さんは今月も入りそうなんでしょ?」
「まあ、なんとかな。・・・お、そろそろだな。」
開店の時間になった。2006-07-01 20:54:00 -
25:
開店直後の店内は、まだのんびりしている。
数時間後には満席だけどな。
「いっらっしゃいませ!」
新規客が来店。俺は席に案内する。
料金システムを説明し、担当決めの為に、アルバムを渡す。
「気になるスタッフは、何人でも構いませんので、
遠慮なく仰って下さい。お席まで参りますので。
最終的に担当を一人決めていただく事になります。」2006-07-01 23:44:00 -
26:
今までに何千回と繰り返した台詞。
最初はかみまくってたけど、今じゃ流暢なもんだ。
お客は目を輝かせてアルバムに見入る。
アルバムって言うか、カタログ?メニューだよな。
俺達の顔写真、簡単なプロフィールが載せてある。
ドリンクやフードのメニューと同じようなもんだ。
俺達はここの商品だからな。2006-07-02 00:02:00 -
27:
昔でこそ、勢いでお客に色かけたり、煽ったりもあったけど、
25歳くらいになって、「俺、何やってんだ?」って、
気恥ずかしくなってな。
少しずつ軌道修正して、今のキャラクターに落ち着いた。
お客の入れ替わりはあったけど、無理なく仕事が出来るようになったよ。2006-07-02 17:24:00