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11:
今日のゆりの、「課長さん」ネタは、要約するとこう言う事だった。
ゆりは、入社した時、先輩にこう言われたらしい。
「課長の後ろに立っちゃだめよ。下手すると大変な事になるから。」
何のことだろう?ゆりは入社以来ずっと疑問に思っていたらしい。
そして!今日、その謎が解けた。2006-06-30 23:19:00 -
12:
「今日ね、課長に付いて銀行回りしてね、
ほら、社用車なんて・・・」
えっと、ゆりは課長さんと地下鉄に乗ったらしい。
地下鉄は、車両がホームに入ると、風が吹くだろ?
ゆりは先輩の助言を忘れて、「課長さん」の後ろに立っていたらしい。
2006-06-30 23:24:00 -
13:
「あ!いけない!」
そう思った瞬間、足元から風が吹き上げて・・・
「課長、カゲムシャみたいになったの!」
・・・カゲムシャ・・・?何の事だ?
ポカンとしている俺に、ゆりはその時の状況を夢中で説明する。2006-07-01 12:52:00 -
14:
課長さんの髪が風で乱れ、短髪がロン毛になったらしい。
襟足だけが、めちゃくちゃ長いロン毛。
頭頂部は不毛地帯だった・・・。
・・・お前・・・それ・・・
落ち武者だろ・・・。2006-07-01 12:57:00 -
15:
その後の課長さんの対処は素早く、
一瞬にして、片手で髪を定位置に戻したそうだ。
「鏡も見ないで、セットできるんだねえ〜。課長すごいよねえ〜♪」
その後の課長さんのお気持ちお察しするよ。
同じ男として、人事じゃねえ・・・。
俺は鏡に映った自分の生え際に、チラリと目をやった。2006-07-01 13:07:00 -
16:
食事中、ゆりは一人でしゃべり続ける。
俺はそれを、テレビを見るような気持ちで聞いている。
仕事中俺はしゃべりっぱなしだから、
家に帰ってきて、この状況はとても楽だ。
「寝るよ。」2006-07-01 13:20:00 -
17:
「あ、うん。おやすみ♪」
メシが終わると、俺は即爆睡に入る。
俺が寝てる間に、ゆりは洗濯、アイロン。
家事は一切、ゆりがこなす。
俺が起きると、シャツにはしっかりとアイロンが掛けられ、
テーブルには夜食が置いてある。
脱衣所の洗濯物は靴下一枚も残っていない。2006-07-01 16:33:00 -
18:
よく出来た女だよな・・・。
俺はめちゃくちゃ感謝してたよ。
でも、そんな毎日が当たり前だと思ってたんだな。
例えて言うなら、朝になったら太陽が昇るように、
夏になったら、ヒマワリが咲くみたいに、
不変的に繰り返していくものだと思ってた。
ずっとこのままで居られるんだと思ってたよ。2006-07-01 16:56:00 -
19:
「一真さん、おはようございます。」
事務所でパソコンいじってると、スタッフのナツロウが入ってきた。
「あぁ、おはようさん。」
「一真さんいつも出勤早いですよね。・・・あ、飲みます?」
ナツロウはお茶を淹れ始める。
「あぁ、頼むよ。お前も今日早いじゃないか。」
「ええ、早く起きちゃったんで・・・。」2006-07-01 17:23:00 -
20:
ナツロウはカップをデスクに置いた。
「お、サンキュ。」
「いえ。」
ナツロウは俺の隣のデスクの椅子に腰掛けてお茶を啜っている。
「なあ、お前今月ナンバーやばいぞ。」
俺はディスプレイから顔を上げてナツロウを見た。2006-07-01 19:21:00