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檻の中
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1:
綾乃
私の体験談です?つまらない上に重いです?素通り?していただいてもかまいません
2005-09-11 01:24:00 -
38:
綾乃
母の嫌がらせは続いていたがいつも睦月は私を支えてくれた。次第に嫌がらせも減っていき、本当に縁が切れたと感じた時には、三年近くたっていた。
私の21歳の誕生日、夕食の片付けをしていると『昨日おとんから電話あってんかー』と睦月の声がリビングから聞こえた、「うん」水音で聞こえにくい…。
『おかんと二人で綾乃にプレゼント買ったから明日来いやって』睦月は水音に負けないように大きな声で話す。2005-09-11 02:00:00 -
39:
綾乃
「やった♪お泊りセットつくらな!」手を刺され、母から逃げてすぐの時、睦月がいない間は彼の実家で過ごしていた。その頃から彼の両親は、私を自分の娘のように可愛がってくれた。二人とも気さくで話しやすいし、私も彼の両親が大好きだった。
2005-09-11 02:01:00 -
40:
綾乃
急いでバッグに下着や着替えを詰め込む。
『綾乃ー。まだ話あんねんけど』
「何ー?今忙しい!」
『実家帰るついでに婚姻届出しにいこ。』
着替えを詰める手が止まった。2005-09-11 02:02:00 -
41:
綾乃
「本気で言ってる?」
『こんなん冗談で普通言わんやろ、ちゃんと指輪も買ってきてんからな!』と言いながら、彼は自分のバッグに手を入れる。ところが、いっこうに指輪は出てこない。彼の顔を見ると、耳まで真っ赤にして、
『ごめん、車に忘れてきた…取りに言ってくるわ』と言って、家を出た。2005-09-11 02:03:00 -
42:
綾乃
私は拍子抜けしてしまった。普通、プロポーズの言葉は『結婚しよう』とか、指輪でびっくりさせたりとかを想像していたのに、なんとムードのないプロポーズだ…。
でも、私は嬉しかった。これからも、睦月の傍にいられる。照れくさそうに顔を押さえて『俺、めっちゃかっこわるいわ』と言い、小さな箱を私の手にのせ、キスを一つくれた。2005-09-11 02:04:00 -
43:
綾乃
次の日、私たちは正真正銘の夫婦になった。彼の実家に着くと、両親は手放しで喜んで、
式はしないのか?子供はまだなのか?
と、とにかくすごいテンションだった。やっと落ち着いて、二人からプレゼントをもらった…。2005-09-11 02:06:00 -
44:
綾乃
箱を開けると、それは表札だった。プロポーズすることを睦月は両親に相談していたのだろう…。表札は、シルバーで右端にクローバーの絵が描いてあるシンプルなものだった。そしてそこには、 【広瀬・睦月】
【 ・綾乃】
と書かれていた…。
私はなんと言えば良いかわからないくらい嬉しくて、黙ってしまった。
慌てる義父、なだめる義母、笑う睦月…本当に幸せだった…広瀬という名が、とても愛しく思えた……。2005-09-11 02:08:00 -
45:
綾乃
ここからは、場面がかわるので、わからない人は冒頭を読んでくださいo(^-^)o
2005-09-11 02:09:00 -
46:
綾乃
母の夢を見るのは久しぶりだ…。まだ眠りから覚めず、ぼーっとしている私に、義母がコーヒーを出してくれる…。
2005-09-11 02:10:00 -
47:
綾乃
『おはよ。なんか嫌な夢でもみたん?顔がひきつってるで?』
「うん、母親の夢。すごい嫌な夢やった…もう忘れてたのに…」
『傷…やっぱり消えへんなぁ…』
「うん…」
『バカ息子が…嫁さん置いて何してんねん…』
義母の目線の先には、仏壇と、額の中にこぼれそうな睦月の笑顔が綺麗におさまっている…。2005-09-11 02:11:00