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■ヨドミ■
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1:
『おちょくんのもええ加減にせえや。もう疲れたわ。』
緊迫した空気が、瞬く間に部屋中に充満する。毎度毎度、よくもまぁ飽きもせず同じ台詞を吐けるなぁと感心しながら、あたしは下を向いて、フローリングの木目の数を数えながら、このつまらない時間が過ぎていくのを待った。2006-06-01 09:43:00 -
11:
先程の男は少々手がかかるが、ルックスがずば抜けて良い事と、すぐに足になる事、そして何より単純馬鹿で扱い易い為、繋いでいた。
彼には、母親からの虐待がトラウマで、彼氏にも暴力を受けていて人間不振…といった設定にしてある。
その他にも、現在交際をしている男は五人いる。
中にはセックスが上手いからというだけの者や、ただおもしろいだけといった者も。
2006-06-01 20:12:00 -
12:
きっと、こんなことをしているあたしを周りは良く思わないだろう。
《遊び人》《魔性》《パンコ》《男好き》
証拠に、こんな単語を女共から最近よく浴びせられている。
別に、かまわない。2006-06-01 20:16:00 -
13:
多少の尾鰭はついていようと、その中心部は大概真実なのだ。
悪いことと知っている。
しかし何も感じない。
だから何も思わない。何を聞いても。何をされても。2006-06-01 20:25:00 -
15:
胸が少しキリキリと痛んだ。
思わず弱音をこぼしそうになった。
懐かしい友人に、甘えたくなった。
…しかし、そんなことはもうとうにできない事を、あたしは知っていた。2006-06-01 20:32:00 -
16:
零れそうな涙を必死で堪え、あたしは彼女を見据えた。
そして、自分でも驚くほど冷酷な声で言った。
『アホくさ。もうすぐ全部終わる。それまで好きに生きて何が悪い。』
2006-06-01 20:35:00 -
17:
言い放った直後、あたしの背後で悲鳴が上がる。
友人は、何かをあたしに握らせて走り去った。
空の色が変わり、じっとりと重く湿った風が、体全体に絡み付く。
あたしは深く深呼吸すると、それを振り切るように走りだした。2006-06-01 20:42:00