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あの頃。

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  • 1:

    ? ◆aNcczJY1pQ

    携帯の受信フォルダを開く。あの人からの嬉しいメールは全部保護してある。それを見るたび涙が溢れる。あの人からの指定着信音はもう鳴らない。
    失って初めて気付いた事。
    幸せやった。

    2005-12-21 02:45:00
  • 7:

    ? ◆aNcczJY1pQ

    新規のホストクラブに遊びに行く時は必ず前もって決めたメインにメールする。私は「仕事は風俗。〇〇って店の〇〇やで」やりとりするうちにこう送る。返信は決まってる。「〇〇ちゃん、知ってるよ!よくヘヴンのってるやん」このメールを見て自分に念をおす。ほんまの姿は見せへん。風俗嬢〇〇やから。
    けど、あの人だけは違った。「ごめん、俺ヘヴンみーひんから風俗詳しくないねん」新鮮やった。あの人は若いけどベテランホスト。私はあの人が新人の頃から知ってる。でもその頃付き合ってた男にホスト一切禁止命令を出されて遊びにいけなかった。あの人が新人の頃に店に行ってたら今頃どうなってたんかな?もっと早く出会いたかった。私の心が麻痺する前に。心がすさむ前に。
    たくさんの風俗嬢やフードルを見て接客してきたはずのあの人が全盛期だったあの頃の私を知らなかった。私はメールを送ったその日に会いに行った。

    2005-12-21 03:49:00
  • 8:

    ? ◆aNcczJY1pQ

    久しぶりに生で見る顔はストライクゾーンど真ん中。あの人が最初に私に言った言葉。「はじめましてのような違うような」自然に笑えた。私は「喋るのは、はじめまして。でも昔から知ってたよ。キャッチしてる頃知ってねんで」そう言うとあの人は「えっ?だいぶ前やん。キャッチとかバリはずいやん。」そう答えた。あの人はルックスと天性であっとゆうまにナンバー1になってキャッチなんかほとんどしてない。あの人の存在は知っててもあの人がキャッチをしてた姿を知ってる人はほとんどいないはず。あの人は今、某ホストクラブの代表やから。

    2005-12-21 04:03:00
  • 9:

    ? ◆aNcczJY1pQ

    昔の時代のミナミやいろんな事話したなぁ。「何才?年令不詳よなぁ?」「顔出しした時からずっと公式年令変えてへんねん!サバ読んでるよぉ」ほんまの年令ゆったらびっくりしてたなぁ。私の趣味は若造り。スタイルも肌にも気を使ってたから嬉しかった。それからあの人はヘヴンを何冊か持ってきた。「すごいやん!アイドルやん!今の時代でこんな子おったんやぁ」嬉しかった。あの人の元彼か色彼かわからんけと、一瞬グラビアにのってたお客さんいててんな。今でもあの人とその子が関係あった事は有名。「ひさしぶりのフードルやわぁ。昔は何人かおったけど俺しらんだけで〇〇ちゃんてかなり有名なんやな」

    2005-12-21 05:26:00
  • 10:

    名無しさん

    おもろそうやからあげ?

    2005-12-21 19:40:00
  • 11:

    ? ◆aNcczJY1pQ

    私は言った。「仮面かぶってるだけやで。本名は〇〇。やから本名で呼んでな!」自分でも不思議だった。自然に口から出た本名。いつもと違う感覚だった。私は彼のホストデビュー時代を知っている。あの頃の私は顔出しなんかしてないただの風俗嬢。彼氏はあの人も知ってるホスト。色枕で有名やったホスト。あの人はきっと思ったやろな。本営でがっつりひっぱられてたって。私は近づいた心の距離を一歩離す為に真実を語った。メインホストには絶対に内緒にしてきた事を。この時から私はあの人に恋のかけひきをしてたのかもしれない。私を特別扱いしてよ。私と他の客、一緒にしたらあかんよ。あなたにだけ過去を話すんやから。

    2005-12-21 22:19:00
  • 12:

    ? ◆aNcczJY1pQ

    私は付き合ってたホストと結婚していた。最初は色彼。むしろ趣味。こいつの女好きは天下一品。寝る暇もおしんで女と会う。やる。その中のひとりだった。だけど私は惚れた。ほんまに惚れた。だから、こいつの女ぐせの悪さには泣かされた。家に行ったら趣味彼がいた事もある。ベットに裸で。あいつがはまってたRPGのゲームをロードしたら登場人物に色彼の名前がついていた。財布の中には色んな女とのプリクラ。キスしてるのは当たり前。結婚します!とかゆうコメントまであった。そのたびに私は発狂した。気が狂ったかのようにキレた。私はあいつにお金を落としてたから。自分よりお金を落としてない女に時間を使うあいつが憎かった。愛は憎しみと紙一重。その意味を19才で知った。あいつとは半同棲。帰ってこない日は色彼の家。色んな嘘をつくけどわかっていた。帰ってきた日はあいつが寝ている間に携帯チェック。ほんま嫌な女。見るたびに怒りで血の気がひく。鳥肌がたつ。こんな偽物の愛が続くはずなかった。

    2005-12-21 22:33:00
  • 13:

    ? ◆aNcczJY1pQ

    身も心も疲れ果てた。今まで付き合った男はみんな私にはまった。浮気なんかされた事ない。男はいいなり。そう思ってた私が惚れた男にさんざん振り回された。お金と指名は簡単に手に入るのにあいつの愛は手に入れられへん。嫉妬だらけの嫌な女。色に溺れたバカ女。みっともないと思ってきた女の姿に自分がなった。ある日、私は見た。あいつが客でもない女と手をつないで歩いているとこを。我慢してきた心、少しだけ残っていた信じる心が壊れた。

    2005-12-21 22:42:00
  • 14:

    ? ◆aNcczJY1pQ

    そのまま携帯番号を替えに行った。メルアドも替えた。あいつの荷物は全部捨てた。あいつが大事にしてたアルマーニのスーツもグッチの時計もシャツもベルトも。私が買ったエルメスのネクタイもカバンも。鍵の救急車を呼んで鍵も替えた。あいつのメモリーも受信メールも送信メールも消した。そして私も姿を消した。

    2005-12-21 22:46:00
  • 15:

    ? ◆aNcczJY1pQ

    人生で初めて味わった挫折。敗北。私は精一杯愛した。言葉、行動、そしてお金。すべてをかけて表現した。それが伝わらなかった。がむしゃらに恋をした半年間の苦しみを痩せ細った体が語っていた。

    2005-12-21 22:50:00
  • 16:

    ? ◆aNcczJY1pQ

    私は仕事に没頭した。何かに狂ったかのように働いた。信じるのはお金と自分だけ。忘れていた心のゆとりを取り戻した頃、あいつを目にした。風俗雑誌のホストページのグラビアで決め顔のあいつを。[不動のナンバーワン]と書かれていた。相変わらず女騙して、金しぼりとってんやな。あいつは人間じゃない。私から恋愛感情を奪った。あいつへの恨みを踏み台にして生きていた私はあいつのページを破り捨てた。
    私はあいつと離れて充実した生活を送ってた。仕事とクラブと遊びと。ホストなんか興味ない。普通の二十歳の女の子。ただ風俗嬢なだけ。この頃からかもしれない。私が客の前で本当の自分を隠して風俗嬢を演じるのを徹底したのは。客は金にしか見えない。お金さえ払えば夢を見させてあげる。体は売る。だけど心は売らない。作った笑顔。作ったセリフ。作った愛敬。気付いたらナンバー1になっていた。顔出しNGのナンバー1に。

    2005-12-21 23:05:00
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