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◆Bitter*Sweet◇
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1:
林檎 ◆Vm1DyOAhKo
普通の恋愛ぢゃ物足りない――・・・
甘すぎる恋愛はいらない――・・・
どこか危険な薫りが漂う恋愛がしたい――・・・
苦くてほんのり甘い恋愛を――・・・2006-04-07 13:16:00 -
191:
林檎 ◆Vm1DyOAhKo
『あたし友達に電話しなきゃいけないから、先に食べてて〜』と言い、部屋に行った。
『――フフッ・・・フハハハ――・・・なんでぇ〜――なんでエイジなぁ〜ん――ヒック――違うってゆうてぇ――なぁ――誰かゆうてよぉ〜・・・ウッ・・・ウウッ』
あたしは、声をおし殺して泣いた。あまりの衝撃的な現実に、ショックだった。どうしてエイジなのか、どうしてママが彼女なのか、神様に聞きたかった。
もし願いが叶うのなら――この現実を嘘にして下さい――そう願うだろう。2006-04-11 20:03:00 -
192:
林檎 ◆Vm1DyOAhKo
『ユウちゃん!!!まだ〜???』フユちゃんがリビングから叫ぶ。
『―――もうちょっとしたらいく〜――☆』あたしは、震える声を必死に隠しながら返事をした。
【いつまでも泣いていられない。今は泣いたらあかん。ユウナ頑張れ。エイジが帰ってから泣けばいい。頑張って笑うから。だから、お願い―――今は涙でないで。】あたしは涙を拭き、今泣いていたのをバレないように、部屋で作り笑いをしながら部屋を出てリビングへ行った。2006-04-11 20:14:00 -
193:
林檎 ◆Vm1DyOAhKo
『ごめん、遅くなって☆あ!!!ママばっかり食べてんちゃ〜ん☆ホンマ食いしん坊やな〜☆』と、あたしは言いながらフユちゃんの横に座った。
信じがたい光景。横にはフユちゃん。フユちゃんの前にはエイジ。手が震える。でも、ここでバレてはいけない。必死だった。
『ユウちゃん??お腹すいてないん??』フユちゃんが箸をくわえながら聞いてきた。2006-04-11 20:28:00 -
194:
林檎 ◆Vm1DyOAhKo
ユウナ『へっ?!!あ、もうお腹ペコペコやわ〜☆』
ママ『なんかユウちゃん変(・_・?)なんかあった??』
ユウナ『何もないよ〜☆ママこそあたしぢゃなくて、彼氏さんにちゃんとおかずとってあげや〜☆すいません、こんな母親で―・・・☆』
エイジ『えっ――あ、いえ――大丈夫ですよ―・・・・☆』ママ『なんか二人共変なの〜☆』
ユウナ・エイジ『え゙っ?!!!』2006-04-11 20:36:00 -
195:
林檎 ◆Vm1DyOAhKo
ママ『だって、二人共おかしいもん☆あ、当たり前か☆初対面やし☆おかしいのはママか〜☆アハハハハハ☆』
ユウナ・エイジ『ハハ・・・ハハハ・・・ハハハハハハ☆』
ママ『ユウちゃん☆ずっと黙っててごめんね――何回も言おうと思ったんやけど、中々言えなくて―・・・・』
ユウナ『ホンマや☆もっとはよゆうてよ――・・・みずくさいな〜、ママは〜☆アハハハハハ☆』ママ『ホンマごめんね〜(´∩`)』
ユウナ『もうええって〜☆はよ食べようや☆彼氏さんもたくさん食べて下さいね☆』2006-04-11 20:43:00 -
196:
林檎 ◆Vm1DyOAhKo
エイジ『あ―・・・はい―☆』そうして、あたし達は楽しくご飯を食べた。本当は楽しくなんてなかった。ただ、ひたすらココにいるのが辛かった。
ご飯も食べ終わり、あたしはコーヒーを入れ3人で話しをしていた。すると、あたしが聞きたくない事を、フユちゃんが話しだす。
ママ『そうそう☆ママとエイちゃんの付き合ったきっかけはね――・・・』フユちゃんはエイジとの付き合ったきっかけ、エイジとの今までの事、エイジとの想い出など色々と聞かされたのだ。
聞きたくなかった。この場から離れたかった。耳をふさぎたかったけど、できない。もう限界がきていた。今にも涙がでてしまいそうで――・・・2006-04-11 21:02:00 -
197:
林檎 ◆Vm1DyOAhKo
そして、やっとフユちゃんは話し終わりもう11時をまわっていた為、あたしはエイジを帰らせようとした。
ユウナ『ママ、もう11時まわってんで!!そろそろおひらきにしないと、彼氏さん可哀相やで??――ねぇ??』
エイジ『―――・・・』
ママ『今日エイちゃん家に泊まるんよ☆』2006-04-11 21:20:00 -
198:
林檎 ◆Vm1DyOAhKo
ユウナ『はっ?!!!何ゆうてるん?!!!』
ママ『明日エイちゃん大事な会議らしくて、朝早いんよ〜。でね☆家から会社までなんと20分もかからんのよ☆エイちゃんの家から会社まで1時間かかるんだって〜!!!だから、家からだと近いし遅刻しないでしょ??☆それで、ママが今日の朝泊まりにおいでってゆうて、着替えもってこさせといたんだ〜☆ユウちゃん、ごめんね??(´∩`)』
あたしはホンマに限界やった。
ユウナ『勝手やわ―――・・・ママ勝手すぎるわ!!!初めて男連れてきてその日にお泊まり?!!あしがいるのに?!!ようそんな事できんな!!!神経疑うわ!!!勝手にしぃや!!!あたしは知らん!!!』あたしはそう言い放ち、カバンと携帯を持って家を出た。2006-04-11 21:32:00 -
199:
林檎 ◆Vm1DyOAhKo
家を飛び出たのはいいが、行くとこがなかった。本当は行くとこは、いっぱいあるけどもこんな事をゆえる相手などいない。恥ずかしくて言えない。そんな時――・・・
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
携帯がうるさく鳴った。この着信音は―――――――――――――【ノボル】だ。2006-04-11 21:37:00 -
200:
林檎 ◆Vm1DyOAhKo
―ピッ『ん??』
ノボル『ん??てなんやねん。ワラ 今何してるん??アミと一緒に飲んでるんやけど、こぉへん??☆』
ユウナ『行く!!!どこ?!!』
ノボル『おぉ☆くいついてきたな☆場所は――・・・』
ノボルに場所を聞き、あたしは急いで向かった。2006-04-11 22:18:00