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ざっしゅ。
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1:
T
『手に入らんねやったら、壊れてしまえばいいのに』
2008-09-14 09:58:00 -
269:
T
…アキの張り上げられた声が、余計苛々を誘う。
『…お前最近うるさい。何で一々報告せなあかんねん。面倒くさい。』
『面倒臭いって何なん!?あたしは彼女やろ?彼氏の行動知りたいってゆって…心配して…何が悪いんよ!?』
『信用してないから心配なるんやろ。とりあえず鬱陶しいわ、お前。』
俺は自分のしてる事を棚にあげて、アキに酷い言葉を浴びせた。自分でも止めれんくて、日頃の鬱憤を全てアキに吐き出した。2008-09-20 19:50:00 -
270:
T
アキの目からはもう涙も消え失せて、ただ呆然と俺の口から吐き出される汚い言葉を聞いていた。
…ふと、テーブルの上の飯の用意が目に入った。
それを見てアキが今日も飯を作って俺の帰りを待ってくれていた事を思いだし、少し冷静になった俺は水を飲もうと冷蔵庫を開けた。そこには…顔に似合わず俺が大好きなチョコレートケーキが…2008-09-20 19:58:00 -
271:
T
そうや…今日は記念日やったんや…
2008-09-20 20:00:00 -
272:
T
自分の最低さにようやく気づいた俺は、慌ててアキの元に駆け寄った。
ソファーに座り、俯きながらポポの頭を撫でているアキ。
『アキ…俺…ほんまごめん…』
『…………。』
『最近…色んな事あってむしゃくしゃしとって…。ごめん。こんなん言い訳やな…』2008-09-20 20:04:00 -
273:
T
『どうせ…たっちゃんも離れて行くんやろ?』
2008-09-20 20:06:00 -
274:
T
俺は…初めて聞いた。アキのそんな冷たい声を。
『えっ…?』
『やから…たっちゃんもどうせあたしから離れて行くんやろ!?もう…あたし嫌や!!今誰とおるんやろとか、今日は帰ってくるんかなとかずっと心配して…せっかくご飯作っても食べんと寝る時もあるし…もう耐えられへん!!』
確かに俺は、家に帰らんと店でちょっと寝て仕事に行ったり、飯を食わんと起きたら食うとか言って結局は食わんまま出かけたりしていた日もあった。上手く行ってるって勝手に思ってたんは…俺だけやったんや。2008-09-20 20:15:00 -
275:
T
『アキ…ごめん。これからは俺も気つけるから。ごめんな…』
泣きじゃくるアキを、必死になだめた。
家で独り、誰かを待つ寂しさは俺も嫌って程分かってたはずやのに…
数十分後、ようやく落ち着いたのかアキはポツリポツリと話だした。2008-09-20 20:19:00 -
276:
T
『死んでん。寒空の下…独りっきりで。』
2008-09-20 20:38:00 -
277:
T
『ずっと…暴走なんか止めやってゆっててんけど、今日だけ、今日だけってゆう彼氏をあたしも段々許すようになってた。その日も行ってらっしゃいって…普通に送り出して寝てたんやんか。でも、朝になっても帰ってこんくて…一緒に走りに行ってた人らに聞いても知らんってゆうねん。それで…必死に捜してた時に彼氏のお母さんから電話あってな、死んだって聞かされてん。』
2008-09-20 20:50:00 -
278:
T
『その日な、いつものメンバーが揃わんかったらしくてあんまり知らん人らと行っててん。
それで二ケツする事なって、彼氏が前に乗って運転してたらしいねんけど…
途中でみんなと別れて裏道に入った時に…そいつが俺にも運転させろって無理矢理後ろから手出したらしいねん。それでバランス崩してガードレールに突っ込んで…
彼氏はそいつとバイクの間に挟まれた後に吹っ飛んで…ガードレールの脇にあった下に続く階段の所に落ちてん。』2008-09-20 21:04:00