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honerty…
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1:
ケリ-
初カキです。
読んでくださぃ。2008-08-24 22:44:00 -
121:
ケリ-
『茜ちゃん俺のホストとしての考えな。俺は、茜ちゃんはドンと構えてたらええと思うで?ホストはどんな時でも客1番や。中には金で付き合ってる奴もおる。もちろん彼女は別におってな。枕とかは別や。なんぼ金積まれてもそれはアカンと思うねん。彼女おらんホストは確かに枕やってる奴おるわ。それも営業の1つやと思ってるねんだからミサキは枕はやってないと思うネン』店長は茜に言った。
2008-09-03 03:59:00 -
122:
ケリ-
『茜なぁ今日は酔いたい〜』『うん。久しぶりに酔いやぁ〜』二人でイッキ大会が始まった。『テンテン〜ふんま強いぃ〜』『まだまだいけるで?』だいぶん酔いが回ってきた頃あの奥の席でシャンパンが降りた。なりやまないシャンパンコール。茜は真っ暗な店の中で人目につかないよう泣いていた。――取られる…ミサキがあの子に取られる――そんな時コールでは『でわでわ〜ベッピンりさちゃんから〜もう1本いけるから一言3・2・1ハイ』『ミークン大好きやしぃ〜ミークンがぁ〜りさ好きぃ言ってくれたらぁ〜キャハッ』『おっと?ミサキ君から一言?』『りさ…好きやぁ〜』『キャーじゃあドンペリぃ〜』――いやぁ〜もういやや何なんよ〜茜どうしたらいいんやろ、逃げ出したい――茜はシャンパンコール中に店の外に出た。いつもの階段に…
2008-09-03 04:08:00 -
123:
ケリ-
ヒクッヒクッ……
――初回の時もここで唯と待ってたなぁ〜私いまちゃんと幸せなんかな?あの頃の方がまだ幸せやったんかもしれん…ホストと付き合うのこんなに苦しいの?別れようかな?別れたくないよ〜ウェーン――ガチャッ
『ハイ見つけ〜何やってんねんお前?』『…』『なぁ聞いてんけ?』『うん…ヒッ』『茜…泣いてんけ?』『だってな…』『こっち向いてみ?』茜は顔を上げた。ミサキの鋭い目が茜にドクッと突き刺さったかに思えた。2008-09-03 04:14:00 -
124:
ケリ-
『茜?お前は誰の女や?』『ミサキ…』『そやろ〜もっと自信もたれへんのかなぁ〜?』『だってな好きとか聞きたくないもん…』『ハハッあんなん客の望むなんでもない言葉や簡単に好きは言えても愛してるは簡単には言えんねやで』『だってあの子は…』『ハッキリ言うわなアイツとは何もないだけど色は使う。でも外では会った事ない。先月はアイツはエースになったんや。売上あげてくれてな。』『ミサキもぉええよ…わかったから茜もう泣かない…』『ゴメンな〜俺がホストやなかったら茜泣かんでええのにな』『前にも言うたやん好きになった人がただホストやっただけやって…』ミサキは茜にイイコイイコしてくれておでこにチュッとして『店戻ろか…』『ウン』ミサキの手を茜が握りしめて店の前でパッと離した。茜はなんだか気持ちが楽になった。
2008-09-03 04:23:00 -
125:
名無しさん
おもろい?楽しみに待ってます?
2008-09-05 23:43:00 -
126:
ケリー
店に戻ると…
あの女の子が酔っぱらって叫んでいた。りさだ。りさはまたシャンパンを卸すとわめいては従業員に止められていた。ミサキがりさの席に座った。『ミサキどこ行ってたぁん〜?なんでりさ置いていくん?りさ〜シャンパン飲むねん』ミサキは少し不機嫌で話を聞いている。一方…茜の席に着いたのが新人だ『ほんとミサキさんかっくいいですよね〜』『う…うん』『んま俺憧れるし早く客増えてほしいっす〜』『初めは積み重ねやと思うで…頑張りよ?』辺りが暗くなった。『あっ茜サンすいませんシャンコですわぁ〜』『うん頑張り?』茜は新人に応援するように笑顔で見送ったら…りさがこっちをみて睨み付けていた。2008-09-06 08:46:00 -
127:
ケリー
りさの席でシャンパンが3本あいた。りさはもうベロンベロンだ。ミサキはりさの席を離れ茜の席にきた。『茜、今日は一緒に帰ろか』『マヂ?茜マック食べたいから買って帰ろ?』『わかった。階段で待っててな』茜はニコリと笑顔であふれていた。しばらくすると【ミサキさん〜ミサキさん〜ブースまで】とマイクでラストソングの案内が流れた
2008-09-06 09:00:00 -
128:
ケリー
????
ラストが流れる…『歌いたいのバラッド』―あっ〜めちゃええうたやぁ〜誰が歌うんやろぉ―茜はマイクを探したら…響だった。???―ちょっとめちゃ上手いやん?ヤバい聞き惚れてまうやん―茜はニヤニヤと笑みを浮かべ歌を真剣に1人の世界にひたっていた。ゴツッ?『痛っ』『オイこらッ何お前ニヤニヤ聞いてんねん?』『あっいやっ上手いなぁ〜思って』ミサキは茜の隣に座ったままだ。『えー本日もクラブマリンにお越し頂きありがとうござぁいましたぁ〜なお明日も午後…』と響が最後の挨拶をした時にミサキはりさの席に戻り会計を済ましていた。次々とお客さんを見送るホスト達。
2008-09-06 09:08:00 -
129:
ケリー
ミサキがりさを送り出した。まだミサキのお客さんは一組残っていた。ミサキが茜の席について『いこかぁ〜金払っといたから〜』『は?勝手な事せんといてよぉ〜茜払うし?』『イランわマックおごりなぁ〜』ミサキは先に出て行った。店前で『階段で待ってて?』ミサキは笑顔で店に入って行った。―もぅミサキ本間自分勝手やし―茜が階段に行った瞬間…ドンッ???…
茜は階段から二階まで転げ落ちた。―え?何で…痛い痛い…誰かいたん?―茜が上を見るとりさが立ってこっちを見て笑っていた。『アンタがおるから…アンタがミサキに手出すからこんな事なるねん?サイトで有名やしなこのパンコ?』『まっ…何でこんな事す…るん?』茜は頭を打ったのか意識が朦朧とするのがわかった。りさは茜が血を流しているのを見て怖くなり走って帰って行った。2008-09-06 09:18:00 -
130:
ケリー
何でこんな事になるんやろ…アタシがミサキと付き合ってしまったから?ミサキを好きになったから?アタシもういない方がいいんかな?痛いよぉ…サキ…ミサキ…
目が覚めると病院のベッドだった。首を横にするだけで痛い。頭に包帯が巻かれてるのがわかる。ミサキがうつ向いてるのが見えた。
『ミサキ…?』『ハッ?大丈夫か?痛いか?ゴメン…ゴメン本間に…茜がこんなめに合わせてしまって…』『ミサキ…大丈夫。茜死んでないやろ…痛ッほら身体中痛いんやもん…』『なんもゆわんでええよ…茜…』ミサキは泣いていた。『茜…俺…情けない…好きな女守れてない…わか…別れよ…』『なんて?何で別れなあかんの?茜嫌いなったん?』『もう…お前苦しめたくない…』『嫌やぁ〜茜ミサキと離れたくないよ…ヒクッ苦しくないよ…マック行くってゆうたやん…これからイッパイ約束したやん?何で1つも守れんと…別れなアカンの?』ミサキは『茜…考えさしてくれ…茜は二週間は入院やから…それと俺はやらなアカン事があるし…二週間いや1週間だけ考えさして…』ミサキはそう言い残して病室を出た。2008-09-06 09:32:00