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ピエロ

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  • 1:

    ◆NedEI85Yxg


    『ピエロみたいに笑ってたくない?ずーーっと!』


    ――――今でも、いつかのアイツの言葉を思い出す。

    2008-05-29 05:42:00
  • 71:

    【休憩】

    おはよございます☆カキコしてくれてる方ありがとうございます。前書いてたのを書き直ししてます。読んでくれてる方いてたんですね(>_

    2008-06-04 05:59:00
  • 72:

    もちろん、クスリの事も指摘され、『そんなんしてもロクな事ない。やめ。見たらわかるし相当やろ?』と止められたけど、『あんたに関係ないやん。』とあしらった。実好にだけは言われたくなかった。いちいちイラつくから。

    その日、『携帯教えて』と実好はかなりひつこかったけど、教えず見送った。『俺また来るから!』最後にそう言い残した実好を、"馬鹿だな"と思った。"信用"なんて微塵もなかった。

    2008-06-04 06:11:00
  • 73:

    家に帰りアヤにその事を話すと、『そんなんゆうてどうせ戻んねやろ〜!?』と笑いながら言われた。もちろんシラフの状態じゃない。なんか悲しかったのと同時に、少し意地になって答えたの覚えてる。『絶対ないから!今更…。』
    ―――そう、本当に今更。なのに何故。自分やを他人を責めるのは簡単だ。行き先まで恨んで責めてしまったら、過去、そしてこの先の未来に、何が残ると言うのだろうか。

    2008-06-05 05:33:00
  • 74:


    実好は、本当に店に頻繁に会いにきては、無意味にお金を落として行くようになった。『…アホちゃう、あんた。暇なん?』『そうですう〜!悪い!?笑』どんなに冷たくあたっても笑って受け流す実好。何度も会いに来る実好。"アタシが好きだった彼"がそこにいたから。「時間」ってやつは本当に怖く、切なく、残酷だ。彼のせいで頑なに閉ざされた心が、時を経て、彼の手によって開かれていく。素敵な事?悲しい事?わからない――…。でも事実、アタシは救われていて、そのうち、実好が会いに来てくれる事が店に行く楽しみになって行った。

    2008-06-05 05:53:00
  • 75:

    "こんなんじゃ駄目"と頭ではわかりつつ、でも言う事をきかない心。コレを恋だというのなら、コレもドラッグに違いない。アヤはどっちにハマってるん?雄志?薬?それとも、両方?
    ――しばらくして、アヤはまた帰って来なくなった。どこで何をしてるのか…アヤの行動範囲や周りはこの時すでにわからなかったけど、"雄志といて、覚醒剤をしている"、当たり前にそれだけはわかっていた。

    墜ちていく一方。それならばいっそ…。そんな想いで過ごす毎日。アヤがいない毎日。実好。どう想う?アタシはどうしたらいい―――?

    2008-06-05 06:05:00
  • 76:

    "実好には頼りたくない"強く思えば思うほど、アタシの中での彼の存在は大きくなって。アヤがアタシから離れて行くほど、実好は近づいてきて。本当にタイミングなんて言葉で片付けたくないけど、本当に…どうしようもなかった。
    『片瀬はまだ帰ってこやんの?』『うん…。』
    実好は元はと言えばアヤの地元の友達で、アヤが帰ってこなくなるまでのいきさつを話すと、心配していた。彼は心の優しい奴だった。"優しさなど偽善の自己満"と思っていたアタシだけど、その"偽善"こそが、人間の本来持っているはずの"優しさ"なのかもと、実好を見てたら思えた。

    2008-06-06 04:39:00
  • 77:

    実好を見てると、彼と話してると、たくさん学ぶものがあって、今までにない、色々な事を感じさせられた。そうしてるうちに、アタシの中で新しい想いが、いや、希望が芽生えてきたのだ――。
    『…アタシ、クスリ辞めるわ。』『ほんまッッ?』『ん。で、アヤも…辞めさせたい。一緒なら辞めてくれるかもしらん。』
    淡い期待じゃなく、強い意志。思えばアタシは、"本気"でこの状況を抜け出そうとしたのか?……全然。してない。むしろ逆。流されるばかり。何でもかんでも一緒なら良いって訳じゃないのに。
    『ルイ、頑張れよ。』実好との再会は、アタシに希望をもたらした。でもこの後すぐに、アタシは"絶望"を知る――。

    2008-06-06 04:56:00
  • 78:

    [16歳-冬-]

    家にあるクスリ、道具をすべて捨てた。禁断症状?的なものは今のところない。アタシは約一ヶ月、クスリには手を出していなかった。何日か前に帰ってきたアヤは、酷く疲れていて、アタシが真剣に話すのを聞き終えると、『…わかったわ。アヤも頑張って辞める…』と力無い声で頷いた。嬉しかった。"頑張ろう""二人なら大丈夫"――いつもの様にそう思った。

    2008-06-06 05:08:00
  • 79:

    実好はしばらく店に来てない。おそらく、お金が尽きたんだろう。悪いなと思った。こんなアタシの為に、ない金はたいて店になんか落として。アタシは渡されていてずっと送ってなかった実好のアドレスに、メールを入れた。
    「もう店にこやんくていいよ。ごめんな。ありがとう。ルイ」最後に携帯番号を入れて。これが間違いだったかな?いや、もう今となってはわからない事。いちいち記憶を辿っては見直す意味などきっとない―――…。

    ―――そうやろ、アヤ?

    2008-06-06 05:17:00
  • 80:

    忘れもしない。あれは一月の寒い雪の日。世間は正月でほのぼのオーラが満開だった頃。あの日は、アタシがアヤと過ごした最後の日で、同時にアヤを見た最後の日――。

    二人で"クスリを辞めよう"と決めてから、僅か一週間後。事件は起こる。

    『ただいまあ。』正月など関係無しに働き通しだったアタシ。"店に戻りたいな"とぼやいてたアヤに、ちょっとしたプレゼントと、少しでも正月気分を味わいたいかなと、おせち料理もどきなのをスーパーで選び、買い物をしていつも通り家に帰った。深夜2時位だった。

    2008-06-06 05:35:00
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