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1:
田中
廊下からバタバタと誰かが走ってくる音
がらっと教室のドアが開いた必死な顔で友達の隼人が「大変やべーよ」2008-03-19 15:01:00 -
401:
真吾
なぜたが急に彼女は明るく仕事の話や、好きなものの話、最近見た映画をまるで沈黙を避けるように話続けた。
俺はその空気を察し彼女の話に付き合っていた。
15分くらい歩いただろうか…一軒家が建ち並ぶ中、白い10階建てくらいのマンションが目に飛び込んできた。2008-04-09 01:17:00 -
402:
真吾
多分、ここに住んではるんやろな…
「ここ?家」そう聞く俺に彼女は黙って頷いた。
何だかここで本当に彼女と会うのが最後やと思うと、無性に切なくなり、本当はあの時、好きで、好きでたまらなかった事を伝えたくなった。
2008-04-09 01:21:00 -
403:
真吾
でも、その思いはしまった。あれからどれだけの時間がたっているんだ。
遅すぎた。「そっか。じゃあな」
音が待ってくれている。俺には音しかいない。そう強く言い聞かせ、振り向く事はなく、歩き出した2008-04-09 01:27:00 -
404:
真吾
彼女の帽子を取り髪をなでた感触がなかなか消えてくれない…
もう触れる事もないのだろう。
携帯を見ると、音からの着信で埋まっていた。かけ直そうとした時2008-04-09 01:31:00 -
405:
真吾
「待って!」彼女の声がして振り向くと、全力で走ってきたのか、服や髪を乱した綾瀬が立っていた。
俺を見るなり彼女は少し大きな声で「私達、もう絶対に戻れない?また一緒に笑えない?側にいちゃダメ?」と言った
今までこんなに泣きたくなったのは初めてだった。2008-04-09 01:40:00 -
406:
真吾
お互い…こんなにも時間が過ぎているのに、気持ちが同じで…
なのに何故俺は受け止める勇気がないのだろう…
脳裏に音や隼人の顔がやけにチラついていた。2008-04-09 01:43:00 -
407:
真吾
少し、躊躇ったが自分が今愛しているのは音だと信じたかった。
俺は精一杯笑うと首を横に振った。
ごめん。でもまた会えて良かった。本当にそう思えていた。2008-04-09 01:56:00 -
408:
真吾
俺は再び歩き始めた。
すると、背中にふわっと柔らかく包まれる感覚に驚く。すぐに彼女が背中にいるのが分かった。
2008-04-09 02:00:00 -
409:
真吾
「ごめん、ごめん森岡くん。でもむっちゃ好きやねん。」彼女は泣きながら何度も俺に謝った。
彼女を今すぐにでも抱き締めてあげられたなら…
ブーブー…2008-04-09 02:03:00 -
410:
真吾
ポケットで携帯が震えた。
多分音だろう…電話にずっと出ない俺を心配している…とっさに冷静に戻った。「俺な、彼女おんねん…」綾瀬を傷付ける…そう思ったが俺はあえて彼女に音が昨日話していた話をした。
どうか、気付いて欲しい。俺がどんな気持ちか。さっき笑ってたのは君を想ってだと…2008-04-09 02:07:00