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1:
田中
廊下からバタバタと誰かが走ってくる音
がらっと教室のドアが開いた必死な顔で友達の隼人が「大変やべーよ」2008-03-19 15:01:00 -
351:
まみ
私は無言のまま歩いた。
タクシーに乗り駅まで着くと、「送っていこか?」っと森岡くんが言ってくれた。「うん…」普通やったら遠慮するやろう。でも、もう少しだけ…一緒にいたかった。
自分の家まで少し遠回りをして歩き始めた2008-04-05 15:21:00 -
352:
まみ
「森岡くんは今何の仕事してるん?」涙が引いた私は沈黙に耐えられず話出した。「今はカメラのアシスタント」カメラかぁ…似合うなぁ…「綾瀬は?」彼はタバコに火をつけながら、言った。
「私は…普通のOL。特にやりたい事もなくてさっ」帰り道は、もうこれで会うのは最後だと思うと、悪い空気のままでは別れたくなくて私はしゃべり続けていた。2008-04-05 15:34:00 -
353:
まみ
それにつられてなのか、同じ気持ちなのか、彼もまたずっと私の話に答えてくれていた。
しばらくすると家の前に着いてしまった…
「ここ?家」彼は気付いたように言った2008-04-05 15:49:00 -
354:
まみ
私は立ち止まり黙って頷いた。
「そっか」そう言うと被せてくれていた帽子を取って私の髪をグシャグシャっとして「じゃぁな」そう言って背を向けて歩いて行ってしまった。
触れられた髪がくすぐったくて、愛しさがぐっと溢れた。―…このままでいいのだろうか?2008-04-05 17:18:00 -
355:
まみ
後悔はしたくない…
私は…森岡真吾が今でも好きや。
彼の背中を必死で走って追いかけた。
「待って!」森岡くんを見つけると私はとっさに叫んで引き止めた。2008-04-05 21:49:00 -
356:
まみ
彼は驚いた顔をして振り向いた。
私は走れば近づける距離をあえて縮めなかった。
「私達、もぉ絶対に戻れない?また一緒に笑えない?側にいちゃダメ?」
一生分の勇気を使っただろう…みっともない、悪あがき…うん分かってる。でも言わないで後悔だけはもう絶対イヤなんだ2008-04-05 21:56:00 -
357:
まみ
何度も隼人に心の中で謝りながら、自分の気持ちを優先してしまった。
彼を見ると、静かに笑った彼の返事に息を飲んで待つ
でも、彼は首を横に振った2008-04-05 22:04:00 -
358:
まみ
零れそうな、涙をぐっと堪えた。
どうして?そう聞く時間を与えないで森岡くんはまた背を向けた。
私は彼の背中を何度見送ったのだろう…拒絶されるのは分かっていた事なのに、諦めきれない自分。2008-04-05 22:14:00 -
359:
まみ
6年前の私が無性に羨ましくなった。
森岡くんに好きでいてもらえてた頃の私。あの時の私と何が違うのだろう…
気が付けばまた私は走って彼を追いかけ背中に飛び込んだ。2008-04-05 22:19:00 -
360:
まみ
「ごめん、ごめん森岡くん。でもむちゃ好きやねん。ごめん…」
もう、絶対に離したくない「俺な彼女おんねん。」ズキ…とする「その彼女がな、別れる時は笑って別れよう言いよるねん。何でやと思う?」彼はそっと私を離すようにこっちを振り向き私の顔を覗き込んだ。2008-04-05 22:26:00