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1:
田中
廊下からバタバタと誰かが走ってくる音
がらっと教室のドアが開いた必死な顔で友達の隼人が「大変やべーよ」2008-03-19 15:01:00 -
311:
真吾
「わっびっくりした。湯川か…」湯川は「しっ!!こっち来て」っと階段の踊り場まで俺をひっぱっていった。彼女が気になって仕方ない俺は「何?俺急いでるんやけど」っと言うと
「彼女何してたか分かる?」そう半笑いしながら言った。2008-04-03 01:10:00 -
312:
真吾
少しムッとした俺は「それを聞きに今から行くんや」っと教室に向かおうと湯川に背を向けた。
「やめた方がいいと思うなぁ!いじめられてるなんて彼氏に知られたくないやろうし」彼女の言葉に耳を疑った。2008-04-03 01:14:00 -
313:
真吾
「何でそんな事したんや!!」っと湯川を怒鳴りつけた。すると彼女は動じず「私やないよ?あんたの事好きな女子がなぁみんなでやってん。モテる人の彼女は辛いなぁ?」そう横目でニヤッと笑うとくるりと向きを変えて湯川は階段を降りて行った…
2008-04-03 01:22:00 -
314:
真吾
…綾瀬が俺のせいでいじめられてる?
何故…綾瀬は何も相談してくれなかったのだろう。
俺は一番近くで綾瀬を見ているはずなのに…何も見えていなかった。いつになっても綾瀬から打ち明けてくれる事もなく。かと言って俺から聞き出す事も出来なかった2008-04-03 01:27:00 -
315:
真吾
段々、自己嫌悪になり、俺と別れる事で綾瀬がいじめられなくなるのならと、カッコ悪いがそういう選択をして彼女を守る事しか出来なかった。
別れを告げた夜、声を押しころしながら泣いたのがつい昨日の事のように蘇ってくる…2008-04-03 01:34:00 -
316:
真吾
「わりぃっ待ったか?」隼人の声で現実に引き戻された「いや、全然。久しぶりだな」笑顔で答えた。
綾瀬と付き合ってると聞いたのは一年前。隼人とは元々中学校を卒業してからあまり会わなくなっていたがその報告からはパッタリ会わなくなっていた2008-04-03 01:41:00 -
317:
真吾
「あぁ久しぶりだなぁ!!とりあえず店に入ろうぜ。」そう言われ近くの小さな居酒屋に入った。
別に隼人と会わなかったのは綾瀬を引きずっていたからじゃなく、まぁ付き合ってると聞いた時は古傷を抉られた気持ちだったが、それより、俺と隼人が会ったりしていたら彼女が気まずいと思った。2008-04-03 01:47:00 -
318:
真吾
俺なりに過去は立ちきっているつもりだ。
最初は世間話、仕事の話をしていたが生ビールを5、6杯飲み干した位に隼人は急に真剣な顔をして話始めた。「俺、綾瀬と結婚しようと思ってる。さっきプロポーズしてきた。真吾…いいか?」2008-04-03 01:51:00 -
319:
真吾
動揺しなかった…と言えば嘘になる。
結婚、愛し合い付き合っているなら誰もがそうなりたいと願うだろう…。俺に反対なんてする権利なんてない。「ええんちゃう?おめでとう!!俺もそろそろしちゃおっかなぁ〜♪」少し酔ってきた俺は酔いに任せてそんな事を口走っていた。2008-04-03 01:55:00 -
320:
真吾
「何や!!真吾彼女おるんか?俺はてっきり…ぁっいやなんでもない。どんな子なんだ?」
隼人のてっきり…に続く言葉は何となく想像がついたが聞かなかったふりをした「あぁ言ってなかった?音って名前でタメ。もう2年になるわ」っと綾瀬の話は避けた2008-04-03 02:01:00