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1:
田中
廊下からバタバタと誰かが走ってくる音
がらっと教室のドアが開いた必死な顔で友達の隼人が「大変やべーよ」2008-03-19 15:01:00 -
291:
まみ
しばらくすると、彼は戻ってくるなり「で、どこ行くん?」
ぶっきらぼうに言った。
「海や」とっさに出てしまった…。
「まだ泳ぐには早いんちゃう?」冗談なのか本気なのか…彼は帽子を脱いで髪をクシャクシャッとかいた。2008-04-02 02:05:00 -
292:
まみ
彼はもう私の知っている森岡くんではなかった。
髪の毛の色は茶色にフワフワなパーマ。赤いピアスをしていて、髪の毛をかいた左手の薬指にシルバーの指輪。
色んな所を見すぎだ。見なくていいものまで見えてしまった2008-04-02 02:09:00 -
293:
まみ
だけど私はそのまま気付いてないふりをした。
「ええから行くよ!!」
そう言うと降りた事のない駅からタクシーに乗り込み「とりあえず海まで」そう運転手に伝え、森岡くんと無言のまま海へと向かった。
「はいっ5200円ねっ」運転手はさらっと言ったが金額の事なんて何も考えないで乗った私は2008-04-02 09:38:00 -
294:
まみ
所持金3000円…
「ごめん、森岡くん2200円貸して?」こそっと耳打ちすると「はいこれで」っと森岡くんは運転手に一万円渡した。
おつりを貰いタクシーから降りた。
「ごめんな、これ…」3000円を差し出した。誘ったん私なのにカッコ悪…2008-04-02 09:42:00 -
295:
まみ
「ええよ。いらん」そう彼は言って海へ向かって歩き始めた。
「やべっ久々だ。海来たの」少し懐かしそうに言っていた。
「私も、めっちゃ久々やねん」私が話しても振り向いても答えてもらえなかった2008-04-02 09:45:00 -
296:
まみ
波打ち際まで来ると森岡くんの足が急に止まった。
「なぁ…話って何?」そう切り出された。
「うん…あんな別れた理由を聞きたいねん」早くケリをつけなあかん。ウダウダしとっても始まらん…
「何で今更そんな話をせなあかんの?だいたいお前は隼人と結婚するんやろ?」少し早口でキツイ口調…やっぱりもう遅すぎたのかもしれない。今更…そう思われて当然だ2008-04-02 09:51:00 -
297:
まみ
「結婚に踏み切れんのは、森岡くんのせいや…」涙が溢れてしまった。
冷たくされたからじゃない彼が変わったからじゃないただ自分だけまだ森岡くんと同じ時間を歩いている気になっていたのが恥ずかしくなったのだ2008-04-02 09:54:00 -
298:
真吾
ブーブーブー
机に置いてある携帯の揺れで目覚める。
「あっはい…」寝ぼけながら電話に出た。
「しんちゃん?起きた?ちゃんと仕事遅れないようにね!!」っと彼女"音"のモーニングコールで1日が始まった。2008-04-02 09:58:00 -
299:
真吾
「分かったよ。ほなな」っと電話を切ると、買っておいた朝食用のパンをかじりながら服を着替え仕事へ出掛ける準備をした。
ブー…ブーポケットにしまった携帯が再び揺れる
今度はメールだ
"話があるんだ。今夜時間作ってくれ。また夜連絡する。隼人"2008-04-02 10:02:00 -
300:
真吾
隼人とはしばらく会っていない…
隼人は今俺が人生の中で最も好きだった人と付き合っている…。
"分かった"それだけ返信すると家を出た。2008-04-02 10:05:00