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タックンと一円玉

スレッド内検索:
  • 1:

    プラチナヴェール

    ……?……?……?……

    2007-12-27 01:39:00
  • 2:

    名無しさん

    季節はポカポカ温かい春

    2007-12-27 01:42:00
  • 3:

    名無しさん

    オレの名は小竹タックン
    中学三年生
    連れの名は田原ノブたん
    同じクラスだ
    オレ達はパンチラが大好きだ

    2007-12-27 01:45:00
  • 4:

    名無しさん

    その日も夕方学校が終わってから駅前の自転車置場へと急いで走って行った
    何故って?
    それは駅から自転車で帰宅する女の子が自転車に跨がる瞬間を見る為だ
    「ノブちゃん今パンチラ見えた?」
    「見えた×2オレこの瞬間が超ースキ!」

    2007-12-27 01:48:00
  • 5:

    名無しさん

    二人共筋金入りのチラリズム派だ
    手の施しようなんてない
    男なんてどうしようもない生き物だ
    とくに中学生の男なんてHが歩いてるようなものだ
    女の子を眺めていたら二人して後ろから誰かに頭を殴られた

    2007-12-27 01:51:00
  • 6:

    名無しさん

    「ゴッツーん!」
    「痛っ!」
    振り返ると
    そこには結衣ちゃんが居た
    結衣ちゃんはタックンの妹

    2007-12-27 01:55:00
  • 7:

    名無しさん

    「お兄ちゃんもノブたんもいい加減にしなさい!」
    タックンとノブたんは素直に頭を下げて謝った
    「ははーぁ 許して下され」
    「もうお兄ちゃん夜ゴハン抜きにするよ!ノブたんも押し入れに隠してるエロ本捨てるからね!」

    2007-12-27 01:58:00
  • 8:

    名無しさん

    オレたちは結衣ちゃんには頭が上がりません
    オレと結衣ちゃんには親がいません
    オレが中学生になってから父ちゃんは女つくってどっか行きました
    一応母ちゃんに引き取られましたが
    母ちゃんは新しい彼氏ができてから家にはめったに帰ってきません

    2007-12-27 02:01:00
  • 9:

    名無しさん

    もう半年も帰ってきていません
    もともと母ちゃんはオレ達が幼い頃からよく家出をする人だったので
    オレ達は幼い頃から淋しい思いをしてました

    2007-12-27 02:11:00
  • 10:

    名無しさん

    オレは妹の結衣ちゃんと基本ほとんど二人暮らしです+ノブたん頻繁に遊びに来ます
    爺ちゃんも婆ちゃんもいないのでオレ達には頼る人なんていません
    アパート代と食費を稼ぐ為オレは中学生の時から年齢をごまかして働いてました

    2007-12-27 02:14:00
  • 11:

    名無しさん

    連れのノブたんには親居てます
    だけどノブたんは親が嫌いらしいです
    理由はわかりません
    今日も妹の結衣ちゃんが作ってくれた夜ゴハンを二人で食べてます
    「いただきまーす!」

    2007-12-27 02:17:00
  • 12:

    名無しさん

    そしてノブたんは自分の家で夕飯を済ませてからタックンのアパートに毎日泊まりに来ます
    そして中学二年生の年頃の結衣ちゃんは隣の部屋に布団を敷いて一人で寝んね
    タックンとノブたんは同じ部屋に布団二組敷いて寝んねです

    2007-12-27 02:20:00
  • 13:

    名無しさん

    朝早く起きてタックンは原付きバイクで新聞配達してました
    無免許なので警察に見つかったらヤバイです
    新聞配達が終わってから急いでアパートに帰って制服に着替えてノブたんと通学します

    2007-12-27 02:23:00
  • 14:

    名無しさん

    行きしなコンビニで昼メシのパンとコーヒー牛乳を買ってから学校まで歩いて行ってました
    通学中もちろん女の子の後ろ姿のスカートばっか二人して眺めてます
    思春期の男なんてこんなもんです
    今日は頭髪検査の日
    校門で先生達が待ち構えています

    2007-12-27 02:26:00
  • 15:

    名無しさん

    タックンとノブたんは素通りしようとしましたが
    生活指導の鬼原先生に腕を掴まれて強制的に引き止められました
    タックンとノブたんは言いました
    「なんじゃ?」
    先生に対して言葉使いの悪いタックンとノブたんです

    2007-12-27 02:29:00
  • 16:

    名無しさん

    生活指導の鬼山先生は怒りました
    「誰に口聞いとんじゃ?」
    「おまえしかおらんやろが」
    「二人揃って髪の毛坊主にすんぞコラァ!小竹と田原おまえらの髪の色はなんじゃそれ?金色になんかにしよって」

    2007-12-27 02:32:00
  • 17:

    名無しさん

    そっから生活指導室に連れて行かれて二時間は説教されました
    それから教室に戻って自分の席に座った時にはもう数学の授業中でした
    タックンは一番後ろの廊下側の席
    ノブたんは一番前の窓際の席
    席の距離は敢えて離されてました

    2007-12-27 02:35:00
  • 18:

    名無しさん

    どうしてって?
    二人揃うと授業中にずっと喋ってて先生の話を聞かないからです
    席に座ってからタックンは一人の女の子を見ていました
    その女の子はただ下をうつむいて座っていました
    名前は白崎さん

    2007-12-27 02:38:00
  • 19:

    名無しさん

    クラスに友達はいないみたいです
    白崎さんはクラスの中で孤立していました
    タックンはそんな白崎さんのことが少しだけ気になってました
    タックンは授業中に先生の話を無視して白崎さん目掛けておもろい顔をしてみました

    2007-12-27 02:41:00
  • 20:

    名無しさん

    すると白崎さんは気づいて笑ってくれました
    うつむいてる顔よりも笑ってる顔の方が可愛いなと思いました
    タックンの隣の席の女子は言いました
    「タックンあんな子相手しない方がいいって」
    「なんで?」

    2007-12-27 02:44:00
  • 21:

    名無しさん

    「だってあの子みんなに嫌われてるもん」
    「なんで嫌われてん?」
    「勉強できないし無口だし」
    タックンはその言葉に思わず言葉が出ませんでした
    「……。」

    2007-12-27 02:47:00
  • 22:

    名無しさん

    タックンは思いました
    「みんなが嫌ってるから私もあの子嫌いって…なんだよそれ?」
    タックンは隣の席の女子の言うことを無視して再び白崎さん目掛けておもろい顔をしてました
    白崎さんは笑ってくれます
    タックンは嬉しかったです

    2007-12-27 02:50:00
  • 23:

    名無しさん

    プラチナヴェールってなんやねん(笑)

    2007-12-27 02:52:00
  • 24:

    名無しさん

    タックンは白崎さん目掛けておもろい顔を続けました
    すると隣の席の女子は不満そうにしていました
    昼休憩
    みんな友達同士机をくっつけて母ちゃんが作ってくれたお弁当を食べてます
    タックンとノブちゃんは朝買ったパンとコーヒー牛乳です

    2007-12-27 02:53:00
  • 25:

    名無しさん

    タックンは白崎さんが目に入りました
    白崎さんは一人でお弁当を隠しながら食べてました
    そんな白崎さんに一人の女子が近づいてクスッと笑って言いました
    「お弁当なんで隠しながら食べてんの?」

    2007-12-27 02:56:00
  • 26:

    名無しさん

    女子は一瞬の隙を狙って白崎さんのお弁当を取り上げました
    「見せてみなさいよ」
    「あっ…!」
    女子は白崎さんのお弁当をみんなに見せて白崎さんを笑いものにしました
    「アハハ何このお弁当〜?貧乏クサイ〜」

    2007-12-27 02:59:00
  • 27:

    名無しさん

    何人かが一緒になって笑いました
    白崎さんは涙目でうつむきました
    タックンはお弁当を隠しながら食べる人をバカにする人は恵まれた環境で何不自由無く育ち過ぎてそんな人の気持ちも解らない人なんだと思いした

    2007-12-27 03:02:00
  • 28:

    名無しさん

    タックンは言いました
    「そうゆうのやめろよ」
    クラスの中がシーンとなりました
    「……。」
    そして夕方タックンとノブたんは駅前にまたパンチラを見に行きました

    2007-12-27 03:05:00
  • 29:

    名無しさん

    みんなが帰宅しようと駅をから帰っているのに駅を目掛けて歩いて来た女の子がいました
    見覚えのある派手なギャル系の服にサングラス
    タックンは確信しました
    近づいて女の子のサングラスをバッ!っと外しました

    2007-12-27 03:08:00
  • 30:

    名無しさん

    「あっ!お兄ちゃん…」
    「結衣ちゃんそんな格好してどこに行くんだ?」
    「面接…」
    「ん?」
    「水商売しようと思って…」

    2007-12-27 03:11:00
  • 31:

    名無しさん

    その言葉を聞いてタックンは怒りました
    「まだ中学二年生なのにダメだ!お兄ちゃんが働いてるんだから結衣ちゃんは働かなくていいんだ!」
    「だって…」
    「なに?」

    2007-12-27 03:14:00
  • 32:

    名無しさん

    「水道代払ってないから止められたの」
    「えっ?」
    「水が無いとお風呂も入れないしゴハンも作れないしトイレの水も流れないんだよ?」
    「払うお金ないの?」
    「無いよ…我が家は貧乏なんだから」

    2007-12-27 03:17:00
  • 33:

    名無しさん

    「オレのバイト代は?」
    「……。」
    「結衣ちゃん?」
    「さっき母ちゃんがアパートに帰ってきて結衣の財布ごと持って行っちゃった」
    「えっ?」

    2007-12-27 03:20:00
  • 34:

    名無しさん

    「男と遊ぶのにお金が要るんだって」
    「マジで?」
    「うん…ダメって引き止めたけど振り払われて聞いてくれなかった」
    「はぁ…?母子家庭の福祉の援助金まで母ちゃん遊びに使い込んでるのにオレのバイト代まで持って行くなんてマジわけわかんねぇ!クソッ!」

    2007-12-27 03:23:00
  • 35:

    名無しさん

    「だから結衣も働くお金要るし」
    「お兄ちゃんがお金どうにかするから結衣ちゃんはアパートに帰れ」
    「でも…」
    「いいから!」
    「わかった…」

    2007-12-27 03:26:00
  • 36:

    名無しさん

    「あっ!結衣ちゃん待って」
    タックンは自分のズボンのポケットを探って昼メシ代のおつりの小銭を出しました
    三百二十円しかなかったです
    これが我が家の残りの全財産
    タックンは小銭を結衣ちゃんに渡しました

    2007-12-27 03:29:00
  • 37:

    名無しさん

    「これでパンと水でも買って食べといてくれ」
    「お兄ちゃんは…?」
    「お兄ちゃんはお腹空いてないからいいんだ」
    そうして結衣ちゃんをアパートに帰らせました

    2007-12-27 03:32:00
  • 38:

    名無しさん

    タックンは考えました
    「どうやってお金作ろっかな…?」
    バイトを増やそうと思いました
    でも今すぐお金がほしいタックン
    男で日払いが可能な仕事なんてそう簡単には見つかりません

    2007-12-27 03:35:00
  • 39:

    名無しさん

    どうしようかと途方に暮れてると
    ノブたんが助言しました
    「自動販売機の下にお金落ちてないか探しに行こう!」
    とりあえず履歴書を買うお金すら無いタックンはノブたんとたくさんもの自動販売機の下を覗き込んでお金を探しました

    2007-12-27 03:38:00
  • 40:

    名無しさん

    10円とか50円玉とかが落ちていました
    隣町まで行って小銭を集めて数時間経ち
    1179円になりました
    ノブたんは言いました
    「そのお金でスロット行ってイチカバチカの勝負しよう!」

    2007-12-27 03:41:00
  • 41:

    名無しさん

    良い話やん…(х∩х)
    続き気になります?

    2007-12-27 03:41:00
  • 42:

    名無しさん

    タックンは悩みました
    「このお金が無くなったら一文無しになる…」
    ノブたんは言いました
    「元々無かった金だし勝てば今よりはラクになる」
    早くラクになりたかったタックンはその言葉に釣られました

    2007-12-27 03:44:00
  • 43:

    名無しさん

    「だな…スロットしに行こう!」
    安易な考えのタックンとノブたんです
    アパートに帰って私服に着替えてタックンとノブたんは千円を握りしめてスロット専門店へと足を運びました
    初めて入るスロット専門店

    2007-12-27 03:47:00
  • 44:

    名無しさん

    タックンもノブたんもドキドキです
    タックンはコインの両替機に千円を入れる瞬間手が震えてました
    「あーっ千円が入って行くぅ〜…」
    千円札との悲しいお別れの瞬間でした
    コインは五十枚しかありません

    2007-12-27 03:50:00
  • 45:

    名無しさん

    隣の席に座ってノブたんは応援しながら見守ってくれました
    「がんばれタックン!」
    タックンはうなづき慎重にコインを三枚ずつ入れてスロットを打ちました
    そしてコインは三十枚二十枚と減って行き
    残るコインはいよいよ最後の三枚になってしまいました

    2007-12-27 03:53:00
  • 46:

    名無しさん

    切なすぎる…お母さんとクラスの女子むかつく!
    頑張ってたっくん!

    2007-12-27 03:54:00
  • 47:

    名無しさん

    タックンとノブたんは生唾を飲み込んでラスト一回に願いを込めました
    「神様〜!」
    その結果
     ↓

    2007-12-27 03:57:00
  • 48:

    名無しさん

    案の定負けました
    今頃後悔しても遅いです
    タックンとノブたん放心状態
    そしてスロット専門店を去りました
    歩きながらタックンは呟きました

    2007-12-27 04:00:00
  • 49:

    名無しさん

    「どうしよっかな…千円使って残り全財産179円だしやっぱ原付きバイク売るしかないよなぁ…?」
    「マジで?」
    タックンは原付きバイクを買う為生活費のバイト代とは別でバイトを掛け持ちでして一生懸命働いてその給料で買いました
    新聞配達でも原付きバイクは必要だしできれば売りたくはありません

    2007-12-27 04:04:00
  • 50:

    名無しさん

    だけど他にすぐお金を作れる方法は見あたりません
    タックンは原付きバイクを取りにもう一度アパートまで帰りました
    アパートのヨコに停めていた原付きバイクが見あたりません
    タックンとノブたんは焦って辺りを探しました
    「バイクが無い!どこだ!」

    2007-12-27 04:07:00
  • 51:

    名無しさん

    アパートの二階から結衣ちゃんが降りてきて言いました
    「お兄ちゃん原付きバイク乗って行ってなかったの?」
    「乗って行ってない!」
    ノブたんは言いました
    「パクられたんじゃねぇ?」

    2007-12-27 04:10:00
  • 52:

    名無しさん

    タックンはその言葉に声が出ませんでした
    「……。」
    かなりショックでした
    段々怒りが込み上げてきました
    「そんな…なんで…誰が…絶対に盗んだ奴を許せねぇ!血の果てまで追い込んでやる!」

    2007-12-27 04:13:00
  • 53:

    名無しさん

    我が家に他にお金に変えられるようなそんな物はありません
    タックンは凹みました
    もうその日はそれから水も口にできないままおとなしく眠りました
    夜中タックンはいつもよりも早く起きて新聞配達に行きました

    2007-12-27 04:16:00
  • 54:

    名無しさん

    今日は新聞屋さんで借りた自転車で配達です
    新聞は少ない量ではあまりお金にならないです
    タックンはいつも原付きバイクで多い量を配達していました
    今日はタックンにとって男をかけた意地の勝負です
    筋肉痛になるくらい重い新聞紙を大量に乗せた自転車を目一杯急いでこいて配達しました

    2007-12-27 04:19:00
  • 55:

    名無しさん

    タックンはその日学校を遅刻しました
    今日はお金が無いのでお昼ゴハンなしです
    喉が渇いてるので人目のつかない体育館のヨコにある水道の蛇口をひねって水道水を飲みました
    「マズッ…!」
    飲めたもんじゃありません

    2007-12-27 04:22:00
  • 56:

    名無しさん

    タックンはふと気づきました
    「オレが昼メシ無しってことは妹の結衣ちゃんも昼メシ無しってことだよな…」
    タックンは焦ってポケットに入ってる残りの全財産の179円を握りしめて正門を乗り越えて近所のお菓子屋さんまで急いで走りました

    2007-12-27 04:25:00
  • 57:

    名無しさん

    タックンは息を切らしながら100円のパンを一つ手にとりました
    イチゴ牛乳は80円です
    残金は79円しかありません
    タックンは心の底から悔しかったです
    「あと1円あればイチゴ牛乳を妹に買ってあげれたのに…」

    2007-12-27 04:28:00
  • 58:

    名無しさん

    タックンは一円ってお金がどれだけ価値のあるものかとそのときに知りました
    タックンはパンだけを買って中学二年生の結衣ちゃんのクラスまで急いで走って向かいました
    結衣ちゃんのクラスの後ろの戸を開けてみると結衣ちゃんはみんながお弁当を食べている中一人だけ教科書を読んでいました

    2007-12-27 04:31:00
  • 59:

    名無しさん

    タックンは胸が張り裂けそうなくらいせつない気持ちになりました
    「結衣ちゃん!」
    「お兄ちゃん…」
    タックンは教室の中に入って結衣ちゃんにパンが入った袋を渡して小さい小声で伝えました
    「イチゴ牛乳は買えなかったパンも一つしか入ってないけどゴメンな…」

    2007-12-27 04:34:00
  • 60:

    名無しさん

    「お兄ちゃんは?」
    タックンはそのまま返事をせず自分の教室にカバンを取りに行き再び正門を乗り越えて学校を早退しました
    タックンはその足で役所に行きました
    タックンは役所の窓口にて79円を突き出してキッパリ言いました

    2007-12-27 04:37:00
  • 61:

    名無しさん

    「これが我が家の残りの全財産です79円を払うので水道を再び使えるようにして下さい」
    役所の人間は渋りました
    「79円ってあんたそんなことを言われてもね〜人間にとって水は一番必要な物なんだからガスや電気よりも利用停止にするまでの期限を元々長くしてるだよ?これ以上はねぇ〜」

    2007-12-27 04:41:00
  • 62:

    名無しさん

    「水は人間にとってどれだけ必要かは解ってるんだろ?あんた水無しで生活出来んのかよ?お風呂に入れねぇどころかトイレの水も流せねーんだよ?部屋中アンモニアで充満だよ」
    タックンは何時間も根気強く再び水道を使えるようにしてくれと言い続けました

    2007-12-27 04:45:00
  • 63:

    名無しさん

    そして夕方アパートに帰りました
    結衣ちゃんが目を輝かせて言いました
    「お兄ちゃん!水道からお水が出るようになったしトイレの水も流れるようになったよ」
    「うん」
    「きっと母ちゃんが払ってくれたんだよ」

    2007-12-27 04:48:00
  • 64:

    名無しさん

    これ読んでたら麒麟田村の小説思い出す?

    2007-12-27 04:49:00
  • 65:

    名無しさん

    「……。」
    タックンは思わず言葉が出ませんでした
    妹の結衣ちゃんはまだ母ちゃんのことを信じています
    そんな妹を見てタックンはせつなくなりました

    2007-12-27 04:50:00
  • 66:

    名無しさん

    それから結衣ちゃんはお茶を沸かして残り少ない米を炊いておにぎりを作ってくれました
    タックンはそれを食べてからお風呂に入りました
    普段あたり前にしていることだけどお茶も飲めてゴハンも食べれてお風呂にも入れるなんて…なんてしあわせなことなんだろうとタックンは思いました

    2007-12-27 04:55:00
  • 67:

    名無しさん

    そしてお風呂のお湯を浸かっているとお風呂のドアが勢いよく開きました
    「ん?」
    ノブたんです
    「タックンの原付きバイク見つけた!」
    「マジッ?」

    2007-12-27 04:59:00
  • 68:

    名無しさん

    「公園に止まってた!でもタックンの原付きバイクのヨコに10人くらいたまってる奴らがいて絶対そいつらが盗んだんだぜ!」
    タックンは急いでお風呂を上がって私服に着替えてノブたんと一緒に公園に行きました
    そこには年上らしきヤンキー達がいました

    2007-12-27 05:02:00
  • 69:

    名無しさん

    そこにタックンの原付きバイクはあります
    タックンと結衣ちゃんは原付きバイクを売ってお金に変えないと生きては行けません
    タックンは言いました
    「それオレの原付きバイク」
    年上らしきヤンキー達は言いました

    2007-12-27 05:05:00
  • 70:

    名無しさん

    「はぁ?何言ってんのコイツ」
    「返してもらうからな」
    そう言ってタックン達は原付きバイクを押して帰ろうとしました
    その時タックンの後頭部に何かが直撃しました
    「ゴンッ!」

    2007-12-27 05:08:00
  • 71:

    名無しさん

    「痛っ!」
    振り向くとそこには中味の入ったまだ空けてないジュースの缶が落ちていました
    「どうりで痛いはずだ…」
    奴らは笑っています
    「アハハハ!オモシレーっ!ヒーッアハハハ!」

    2007-12-27 05:11:00
  • 72:

    名無しさん

    タックンとノブたんはブチ切れました
    タックンは落ちている中味の入ったそのジュースの缶を一人の顔面におもいっきり力を入れて投げぶつけ返しました
    「ゴッ!」
    顔面直撃!そいつの前歯が折れて鼻から鼻血がタラ〜リ垂れてます

    2007-12-27 05:14:00
  • 73:

    名無しさん

    10人対2人の大乱闘が始まりました
    そこへ後をつけてきた妹の結衣ちゃんが現れました
    「お兄ちゃん!」
    タックンは焦りました
    「妹に手を出されたら困る!」

    2007-12-27 05:17:00
  • 74:

    名無しさん

    殴ったり蹴ったり揉み合ってる中タックンは結衣ちゃんに大声で言いました
    「今スグ帰れーっ!!」
    タックンが心配な結衣ちゃんは首を振って帰ろうとしません
    結衣ちゃんが気になってタックンもノブたんもバランスを崩しました
    敵の一人が結衣ちゃんを目掛けて歩いて行きます

    2007-12-27 05:20:00
  • 75:

    名無しさん

    10人対2人のケンカです
    タックンとノブたんは押さえつけられてボコボコに殴られて蹴られて動くに動けません
    タックンは叫びました
    「結衣逃げろーっ!!」

    2007-12-27 05:23:00
  • 76:

    名無しさん

    ?しおり?

    2007-12-27 05:26:00
  • 77:

    名無しさん

    主です☆
    登場人物の名前は変えていますがこれはオレの実話をもとに書いています
    読んでくれてる人がいてビックリしました
    ありがとうです。m(__)m

    2007-12-27 05:53:00
  • 78:

    名無しさん

    身の危険を感じた結衣ちゃんは走って逃げました
    敵のその一人の男は結衣ちゃんをヘラヘラ笑って追いかけました
    タックンもノブたんも焦りました
    タックンは怒鳴りました
    「妹にもしなんかしたらおまえら絶対許さねぇからなーっ!!」

    2007-12-27 14:01:00
  • 79:

    名無しさん

    そっから二時間くらいボコボコに殴られて蹴られてました
    そいつらはタックンとノブたんを殴りおわった後タックンの原付きバイクをそのまま持ち去って消えました
    タックンとノブたんはケガをしてフラフラになりながらも妹の結衣ちゃんを大声を出しながら探しました
    「結衣ーっ!!」
    「結衣ちゃーんっ!!」

    2007-12-27 14:04:00
  • 80:

    名無しさん

    アパートに見に帰ってみたけど結衣ちゃんはアパートには帰っていませんでした
    タックンとノブたんは胸騒ぎがしました
    気が気でなかったです
    とにかく無我夢中で探しました

    2007-12-27 14:07:00
  • 81:

    名無しさん

    でも結衣ちゃんは見つかりません
    タックンは思いました
    「結衣ちゃんにケイタイ電話を持たせていたら連絡もとれていたかもしれないのに…」

    2007-12-27 14:10:00
  • 82:

    名無しさん

    タックンは結衣ちゃんが以前ケイタイ電話を欲しがっていたのに金が掛かるからと反対をした事に心が傷みながらも一生懸命結衣ちゃんを探しました
    「結衣ーっ!!どこだぁーっ!!」
    二時間以上探しました

    2007-12-27 14:13:00
  • 83:

    名無しさん

    タックンの目は赤く血走っていました
    結衣ちゃんが見つからなくて泣きそうでした
    タックンにとって妹の結衣ちゃんは掛け替えの無い存在です
    小さい頃から寒い夜も肩を寄せ合って今までのほとんどを二人で生きてきました
    親よりもなによりも大切な存在です

    2007-12-27 14:16:00
  • 84:

    名無しさん

    タックンとノブたんはケガだらけのその面をさげて近くの交番に入りました
    「妹が!妹が見つからないんです!」
    ケガで血だらけのタックンとノブたんを見てお巡りさんは目の色を変えました
    「落ち着いて何かあったのか?」

    2007-12-27 14:21:00
  • 85:

    名無しさん

    「妹がオレ達がケンカしていた相手に追いかけられてるんです!妹は何も関係無いんです!」
    「待て!今すぐ調べてやる」
    そう言ってお巡りさんは警察署に電話をして調べてくれました

    2007-12-27 14:25:00
  • 86:

    名無しさん

    結衣ちゃんは少し離れた交番で無事保護されていました
    タックンは体の力が抜け落ちました
    「よかった…本当によかった…」
    タックンとノブたんはお巡りさんに付き添われたまま結衣ちゃんがいる交番へ向かいました

    2007-12-27 14:29:00
  • 87:

    名無しさん

    結衣ちゃんは涙目でタックンに抱きつきました
    「お兄ちゃん!」
    「よかった無事で…」
    タックンは結衣ちゃんを抱きしめて涙を浮かべました

    2007-12-27 14:32:00
  • 88:

    名無しさん

    ケガで血だらけのタックンとノブたんです
    警察がおとなしく家にそのまま帰してくれるわけがありません
    事件性を感じたお巡りさんはアレコレ聞いてきたのち親の連絡先を教えろと言ってきました
    「未成年だから保護者が迎えに来ないと家に帰せないんだ」

    2007-12-27 14:35:00
  • 89:

    名無しさん

    ノブたんは渋ったのち実家の電話番号を教えました
    そしてしばらくしてノブたんのお母さんはお巡りさんに頭を下げてノブたんを連れて帰りました
    タックンと結衣ちゃんの家に電話なんて物はありません
    それに親の連絡先なんて知りません
    タックンも結衣ちゃんも教えようが無いので困りました

    2007-12-27 14:38:00
  • 90:

    名無しさん

    ずっと黙っているタックンと結衣ちゃんです
    見兼ねたお巡りさんは言いました
    「担任の先生に迎えに来てもらおうか…学校名とお兄ちゃんの担任の名前おしえて」
    言わないとこのまま帰れそうになかったです

    2007-12-27 14:41:00
  • 91:

    名無しさん

    タックンは学校名と担任の先生の名前を言いました
    タックンの担任は男の先生は極々平凡なおじさんです
    しばらくして担任の中田先生が迎えに来てくれました
    担任はタックンのケガしてる顔を見てあっちゃーって顔をしていました

    2007-12-27 14:49:00
  • 92:

    名無しさん

    先生はお巡りさんに深々と頭を下げてお礼を言ってくれました
    「保護して頂き本当にありがとうございます!」
    そんな担任の先生の姿を見てタックンは少しビックリしました
    担任の先生とタックンはろくに会話をしたことが今までなかったのです
    なのに先生は親身になってお礼を言ってくれました

    2007-12-27 14:52:00
  • 93:

    名無しさん

    担任としてそれがあたり前なのかもしれません
    でもタックンは人にそこまで親身にされたことが無かったので衝撃的でした
    交番を出てから先生は言いました
    「ケガ痛むか?」

    2007-12-27 14:55:00
  • 94:

    名無しさん

    タックンは強がりました
    「こんなのたいしたことねぇよ」
    しばらく間を置いてから先生は言いました
    「おまえ達お腹減ってないか?」
    「えっ?」

    2007-12-27 14:58:00
  • 95:

    名無しさん

    タックン達はオニギリを一つずつしか食べてなかったのでお腹が空いていました
    「先生お腹空いたんだメシつきあってくれよ」
    「……。」
    タックンと結衣ちゃんは先生にラーメン屋さんに連れて行かれました
    「なんでも好きなの食っていいぞ」

    2007-12-27 15:04:00
  • 96:

    名無しさん

    タックンは意地を張りました
    「いらねぇよ!口の中切れてて食べれねぇし…」
    「おまえが食べないと妹も食べれないだろ?」
    その言葉に押されてタックンは渋々結衣ちゃんと先生のオゴリでラーメンを食べることになりました

    2007-12-27 15:07:00
  • 97:

    名無しさん

    ラーメンを食べるタックンと結衣ちゃん
    そんなタックンと結衣ちゃんを先生は温かい表情で見守ってくれてます
    ラーメンの湯気のせいでタックンの目から涙が流れ落ちました
    たぶんそれは湯気のせいではなかったです…
    人って温かいんだなとそのときにタックンと結衣ちゃんは初めて知りました

    2007-12-27 15:10:00
  • 98:

    名無しさん

    ?しおり?

    2007-12-27 15:13:00
  • 99:

    名無しさん

    ⊃チラ裏

    2007-12-27 15:57:00
  • 100:

    名無しさん

    実話なん?
    いい話や?

    2007-12-27 16:27:00
  • 101:

    名無しさん

    主です
    オレの実話をもとに書いていますm(__)m

    2007-12-27 16:35:00
  • 102:

    名無しさん

    あげ??

    2007-12-27 17:04:00
  • 103:

    単なる本音

    見てるで〜
    俺自身は単に生きてるだけで、何かに一生懸命になれる人は、すごいと思ってたけど、一生懸命にならないと生きていけない人は、もっとすごい力をもってるんやなと思ったわ。
    頑張って。

    2007-12-27 17:05:00
  • 104:

    名無しさん

    主は今携帯も使えるぐらいお金稼いで頑張ってるんだな!
    泣けるな

    2007-12-27 21:11:00
  • 105:

    名無しさん

    主です☆
    書き込みサンキューです
    読んでくれてありがとうですm(__)m

    2007-12-28 12:41:00
  • 106:

    名無しさん

    そしてアパートに帰ってから結衣ちゃんは水で絞ったタオルでタックンのケガの傷口を拭いてくれました
    結衣ちゃんは手荒なとこがあるので力加減がイマイチわかっていません
    手当てをしてくれるのは有り難いけどそれはそれは痛かったです
    ただグッと耐えるタックンでした

    2007-12-28 12:45:00
  • 107:

    名無しさん

    絆創膏が張りおわってから時計を見たらタックンにはもう眠る時間は無かったです
    そのまま一睡もすることなく新聞配達に出かけました
    体中ケガであちこち痛いです
    重い大量の新聞紙を乗せて自転車をこぐのはさすがにその日はつらかったです
    そしてまた遅刻で学校に行きました

    2007-12-28 12:48:00
  • 108:

    名無しさん

    授業中です
    タックンの顔もノブたんの顔も絆創膏だらけです
    クラスのみんなはそんなタックンとノブたんを見て″気にるぅ〜ゞみたいなようすでした
    そんななか白崎さんも気にしているようすで目が合いました
    タックンは素の顔冷たいってよく言われます

    2007-12-28 12:51:00
  • 109:

    名無しさん

    でもタックン今日は笑うだけでも顔痛いです
    タックンは白崎さんがこっちを向いても無反応な素の顔をしました
    すると白崎さんはうつむいて泣きそうです
    タックンびっくりしました!
    「えっ!あ、えーっ?」

    2007-12-28 12:56:00
  • 110:

    名無しさん

    同時に胸が″きゅんゞって痛く苦しくなりました
    タックンは恋をしたみたいです
    そしてチャイムが鳴ってお昼の休憩時間です
    ノブたんはチャイムと同時に急いで教室を出て行きました
    「…?」

    2007-12-28 13:11:00
  • 111:

    名無しさん

    タックンのヨコの窓が勢いよく開きました
    「ん?」
    誰かと思えばタックンの元カノの麗子です
    隣のクラスです
    麗子は心配したようすで言いました

    2007-12-28 13:16:00
  • 112:

    名無しさん

    ノブたんが教室に戻って来ました
    「オレの昼メシ結衣ちゃんに渡してきた」
    「えっ…?」
    「オレがそうしたいからそうしたんだ」
    そう言ってノブたんは自分の机からエロ本を持って来ました

    2007-12-28 13:23:00
  • 113:

    名無しさん

    「この雑誌の姉ちゃんすごいエロいんだってコレ見てマジで凄くねぇ?」
    そう言ってノブたんはタックンが気を遣わないようにエロ本で気まずい空気を消してくれようとしました
    そんなカンジで昼休憩がおわるまでエロ本を見て二人で語りました

    2007-12-28 13:26:00
  • 114:

    名無しさん

    ノブたんは以前自分の親から毎月一万円おこづかい貰ってました
    でもタバコを吸ってることがばれてからおこづかいを千円にされてしまいエロ本代で消えます
    昼メシ代は親が毎日必要な分だけをノブたんに渡しています
    だから今日はノブたんもお昼ゴハン無しってことになります

    2007-12-28 13:31:00
  • 115:

    名無しさん

    タックンは申し訳ないなと思いながらもノブたんが妹にしてくれた事に対してお礼を言いました
    「ノブたんサンキューな」
    「おぅ」
    友達っていいなって改めて思いました

    2007-12-28 13:35:00
  • 116:

    名無しさん

    麗子は言いました
    「お弁当作ってきてあげるぅ〜」
    「いらない」
    「照れてるの?」
    「そんなんじゃねぇーよ」

    2007-12-28 13:39:00
  • 117:

    名無しさん

    麗子は別れてからもタックンにベタベタ
    つき合ってた頃と変わらない態度で接してきます
    自分から別れようって言っといてそれなのに…
    タックンには理解ができませんでした

    2007-12-28 13:43:00
  • 118:

    名無しさん

    そして学校が終わってからタックンとノブたんは帰宅中にアルバイト雑誌を見る為コンビニで立ち読みをしていました
    「はぁ…原付きバイク持ち去られたしなんか日払いのバイトがあったらいいけどな〜?」
    「給料前借りしてもらえば?」

    2007-12-28 13:46:00
  • 119:

    名無しさん

    タックンはそれも考えました
    でも給料を前借りしてもえる自信はなかったので諦めていました
    だけどこのままだと結衣ちゃんまで怒涛に迷わす事になります
    「だよな…してもらえるかわかんねぇけどダメ元で言ってみようかな?」

    2007-12-28 13:49:00
  • 120:

    名無しさん

    タックンはアパートに帰って私服に着替えてから新聞屋さんに行ってテキトーな理由をこじつけて店主に前借りをお願いしてみました
    店主は最初は渋りました
    タックンは土下座をしてお願いしました
    そしたらOKが出ました
    タックンの目はキラキラと輝きました

    2007-12-28 13:53:00
  • 121:

    名無しさん

    ホッと一安心です
    「よかった…ホッ」
    そして前借りをして胸を張ってアパートに帰りました
    「お兄ちゃんお帰り!」
    「バイト先で前借りしてもらえたんだ」

    2007-12-28 13:56:00
  • 122:

    名無しさん

    結衣ちゃんもキラキラと目を輝かせました
    「ヤッターッ!」
    「結衣ちゃん一緒にスーパーに買い物に行こう!」
    「うん!」
    そしてスーパーで食材や必要な物を買ってアパートに帰りました

    2007-12-28 13:59:00
  • 123:

    名無しさん

    今日は久しぶりにちゃんとしたゴハンが食べれます
    その日タックンと結衣ちゃんはお腹いっぱいゴハンを食べました
    「はぁ〜もうお腹いっぱいで結衣はこれ以上食べれないよ〜」
    そんな結衣ちゃんを見てタックンは一安心です

    2007-12-28 14:02:00
  • 124:

    名無しさん

    でも前借りをしてしまったので来月の生活が苦しくなります
    タックンは新聞配達とはべつにもう一つバイトをしようと思いました
    タックンは母ちゃんが帰ってきてまたお金を持って行かないようにタンスの引き出しの下にお金を隠しました
    「結衣ちゃん母ちゃんには内緒だからな」
    「うん!」

    2007-12-28 14:05:00
  • 125:

    名無しさん

    そして結衣ちゃんが食べ終わった食器を洗ってるときにいつものようにノブたんが泊まりに来ました
    「おっす!」
    「前借りしてもらえたんだ」
    「そっかぁよかったな〜とりあえず一安心だな」
    「だな」

    2007-12-28 14:09:00
  • 126:

    名無しさん

    そしてその日は肩の力が少しだけラクになって新聞配達に行くまでの時間久しぶりにすんなりと眠れました
    そして起きて新聞配達に行って通学中に昼メシのパンとコーヒー牛乳を買って行って昼休憩に昼メシを食べてってそんないつもの平凡な生活に戻りました

    2007-12-28 14:12:00
  • 127:

    名無しさん

    そしてある日
    学校が終わってからタックンとノブたんは帰宅中にコンビニでアルバイト雑誌を見ていました
    「もう一つバイトしないとなぁ〜なんかいいのあるかな?」
    タックンがページをめくって探しているとノブたんが声をあげました
    「あ!」

    2007-12-28 14:16:00
  • 128:

    名無しさん

    「ノブたんあった?」
    「待ち伏せされてる…」
    「えっ?」
    コンビニの外をガラス越しに見ると
    そこにはタックンのバイクを盗んだ奴ら10人全員がタックン達を見てヘラヘラと笑っていました

    2007-12-28 14:20:00
  • 129:

    名無しさん

    ?しおり?

    2007-12-28 14:23:00
  • 130:

    名無しさん

    二人共しばらく無言になりました
    「……。」
    「タックンどうする?」
    答えようがなかったです
    でもそいつらのヨコにはタックンの原付きバイクがあります

    2007-12-28 22:27:00
  • 131:

    名無しさん

    タックンとノブたんはコンビニの外へ出でそいつらの前へ行きました
    タックンは言いました
    「原付きバイクいい加減に返せよ!」
    「返してほしかったらちょと来いよ」
    広い公園に連れて行かれました

    2007-12-28 22:33:00
  • 132:

    名無しさん

    敵の一人がタックンの原付きバイクに跨がって少し離れた距離の場所にバイクを止めて降りました
    タックンは思いました
    「何をする気なんだ?」
    そいつは背中の後ろに挿していた鉄パイプを取り出してタックンのバイクをめった打ちにしました
    タックンは急いでそいつのもとに走って行き鉄パイプを取り上げようとしました

    2007-12-28 22:36:00
  • 133:

    名無しさん

    その際に鉄パイプで片腕をめった打ちにされました
    それでも男の意地でそいつの腹を蹴りあげて鉄パイプを取りあげました
    ノブたんも走ってきて後ろからそいつの頭をおもいっきり殴り飛ばしました
    そいつは倒れたけど他の奴らも走って来て乱闘になりました

    2007-12-28 22:43:00
  • 134:

    名無しさん

    でも最終的にはタックンとノブたんはそいつらに殴られて蹴られて再びボコボコにされました
    しばらくしてパトカーのサイレンが聞こえました
    そいつらは逃げました
    タックンとノブたんはパトカーで警察署に連れて行かれました

    2007-12-28 22:47:00
  • 135:

    名無しさん

    ノブたんはお母さんに迎えに来てもらいました
    タックンは担任の中田先生に迎えに来てもらいました
    警察署を出てからも先生はタックンの顔を心配そうに見ています
    タックンは目を反らしました
    「そんな目で頼むから見んなよ!」

    2007-12-28 22:50:00
  • 136:

    名無しさん

    「心配なんだおまえのことが!」
    「……。」
    「おまえは母ちゃんとはどうなってるんだ?家庭訪問に何度か伺ったけどおまえの母ちゃんはいつも留守だし…」
    「母ちゃんなんかいねぇよ!」
    「……。」

    2007-12-28 22:53:00
  • 137:

    名無しさん

    「オレと結衣には父ちゃんもいなければ母ちゃんもいねぇんだよ!」
    そう言ってタックンは体中痛いけどアパートまで走って帰りました

    2007-12-28 22:56:00
  • 138:

    名無しさん

    玄関のドアを開けました
    タックンはケガだらけです
    妹の結衣ちゃんは泣きました
    「もうケンカしたらダメだよ…結衣にはお兄ちゃんしかいないんだから」

    2007-12-28 22:59:00
  • 139:

    名無しさん

    その言葉を聞いてタックンは思いました
    「もう原付きバイクなんてどうでもいい…妹を守れる人間はオレしかいないんだから…」
    それから数日経ちました
    タックンは新聞配達中も学校の授業中も鉄パイプでめった打ちにされた片腕がかなり痛かったです

    2007-12-28 23:03:00
  • 140:

    名無しさん

    何で前作とは又書き方が全然ちがうの?

    あの時は書き方とかこだわってたのに…

    2007-12-28 23:09:00
  • 141:

    名無しさん

    タックンは学校がおわってからアパートに一度帰って薬局にシップを買いに行こうと思っていました
    そしてタックンはアパートに帰ってタンスの引き出しの下に隠しているお金を出そうとしました
    その瞬間タックンは硬直して言葉が出ませんでした
    「……。」

    2007-12-28 23:10:00
  • 142:

    名無しさん

    振り向いて結衣ちゃんに聞きました
    「ここに隠してた金は?」
    結衣ちゃんは下をうつむいて言いにくそうに言いました
    「今…母ちゃんとすれ違わなかった?」
    「えっ?」

    2007-12-28 23:14:00
  • 143:

    名無しさん

    「母ちゃん部屋中を探してタンスの引き出しの下に隠してるお金を見つけて今持って出たばかりだよ…」
    タックンは急いでアパートの二階から辺りを見渡しました
    白い車が停まってます
    助手席に乗ってる母ちゃんの姿が目に入りました

    2007-12-28 23:17:00
  • 144:

    名無しさん

    タックンは大声で言いました
    「母ちゃぁあーん!!」
    気づいた母ちゃんは車の窓を閉めて車を走らせました
    タックンは悔しかったです
    悔しくて悔しくて悔しくて仕方がなかったです

    2007-12-28 23:20:00
  • 145:

    名無しさん

    タックンは歯を喰いしばり怒りで腕の痛みも忘れる程拳を握りしめて叫びました
    「クソババァーッ!!」
    タックンが母ちゃんにそんな言葉を言ったのはそれが初めてでした…
    タックンはしばらく何もする気力が無かったです

    2007-12-28 23:23:00
  • 146:

    名無しさん

    主頑張って?

    2007-12-28 23:24:00
  • 147:

    名無しさん

    できたらずっとこのまま倒れていたいと思いました
    でもこんなときでも新聞配達の時間はやってきます
    タックンが働かないと二人共飢え死にです

    2007-12-28 23:26:00
  • 148:

    名無しさん

    アパートを出る前に結衣ちゃんに言いました
    「お兄ちゃんの分は作らなくていいから朝になったら冷蔵庫の中にある残りの材料でお弁当を作って結衣ちゃんは学校に持って行かないとダメだからな!」
    「お兄ちゃん…」
    そしてタックンは精神的に疲れたまま新聞配達に行きました

    2007-12-28 23:32:00
  • 149:

    名無しさん

    ?しおり?

    2007-12-28 23:35:00
  • 150:

    名無しさん

    主です☆
    もともとオレは内容によって書き方のパターンは変えたりします
    みなさん読んでくれてサンキューですm(__)mペコ

    2007-12-29 00:00:00
  • 151:

    名無しさん

    たっくん… 涙。

    2007-12-29 06:49:00
  • 152:

    名無しさん

    水道代払えんかったとこやねんけどなんで水道でた時ご飯とかたけたん?おかしいやん。小説書くんやったらそれぐらい考えろよ

    2007-12-29 08:15:00
  • 153:

    名無しさん

    カセットコンロ?でも炊けるやん?

    2007-12-29 09:32:00
  • 154:

    名無しさん

    主やけど
    ガス代と電気代を優先に水道代を後回しに払ってたからやで

    2007-12-29 11:00:00
  • 155:

    名無しさん

    配達中も片腕がずっとかなり痛くて片腕を極力かばいながら配達しました
    そしていつも通り学校は遅刻です
    タックンとノブたんの顔は絆創膏だらけです
    昼休憩になってすぐ教室の後ろの戸が勢いよく開きました

    2007-12-29 12:22:00
  • 156:

    名無しさん

    「ん?」
    見てみると生活指導の鬼山先生です
    タックンとノブたんは生活指導室に連れて行かれました
    説教が始まりました
    「おまえら遅刻し過ぎじゃ!とくに小竹!それにまだ前のケガも治ってないうちからまたケンカばっかしよって!おまえら警察沙汰ばっかじゃ!」

    2007-12-29 12:26:00
  • 157:

    名無しさん

    タックンはイライラしていたので怒鳴りました
    「オレ達がケンカをしたのには理由があるんじゃボケェッ!!」
    「おぉ言ってみろや!」
    タックンは思いました
    「言えません…」

    2007-12-29 12:30:00
  • 158:

    名無しさん

    タックンの原付きバイクがケンカの理由なんて言えば何故持ってるんだと聞かれてそれはそれで問題になるしオレがバイトをしてる事も学校にはもちろん内緒だし理由を話せなかったです
    ノブたんが怒鳴りました
    「鬼山おまえいつもいちいちうるさいんじゃ黙れハゲがっ!!」
    「おまえらはいつもいつも誰に口聞いとんじゃボケェ!」
    「いつもおまえしかおらん言うてるやろがどんだけアホなんじゃ!!」

    2007-12-29 12:36:00
  • 159:

    名無しさん

    そんなカンジで二時間くらい言い合いの説教をされました
    それから教室に戻りました
    授業中タックンはずっと悩んで考え事をしていました
    母ちゃんに残りのお金を全部持って行かれてタックンはかなりショックで気が重いです

    2007-12-29 12:40:00
  • 160:

    名無しさん

    新聞配達のバイト先ではもう前借りはできません
    タックンピンチです
    「はぁ…現実当否したいって」
    正直な思いでした
    だけどそうは言ってられなかったです

    2007-12-29 12:43:00
  • 161:

    名無しさん

    今の現実に目を向けて変えなければ生きては行けません…
    タックンは日払いのできるバイトを探しましたがなかなか見つかりません
    冷蔵庫にあった食材で三日くらいはどうにか食べることができたけど
    もう食料も尽きそうです

    2007-12-29 12:51:00
  • 162:

    名無しさん

    そんなある日
    学校の帰りにノブたんとコンビニでアルバイト雑誌を立ち読みしてましたすると日雇いの鳶職の仕事で日払いの記事がありました
    タックンとノブたんは自動販売機の下に落ちてる十円玉を拾ってタックンはすぐに公衆電話から電話をかけてみました

    2007-12-29 12:56:00
  • 163:

    名無しさん

    「履歴書を買うお金が今無いので持って行けないんですけど…」
    「んーまぁとりあえず後で面接おいで」
    とのことでした
    タックンは急いでアパートに帰って私服に着替えてそこの事務所に面接に行きました
    もちろん年齢は再びごまかしました

    2007-12-29 13:05:00
  • 164:

    名無しさん

    今人手が足りないから明日からでもおいでと言われました
    働く期間は一ヶ月しか無いけど日払いで日当を全額貰えます
    タックンは目を輝かせて喜びました
    そして次の日からタックンは学校を一ヶ月お休みしました

    2007-12-29 13:10:00
  • 165:

    名無しさん

    片腕は痛いままだけど固帯を巻いて日雇いの仕事と新聞配達と一生懸命に働きました
    そして日雇いの仕事は期間が終了して再び学校と新聞配達の元の生活に戻ることができました

    2007-12-29 13:15:00
  • 166:

    名無しさん

    教室に入って白崎さんと目が合いました
    タックンはおもしろい顔をして白崎さんを笑わせました
    白崎さんは笑ってます
    久しぶりに白崎さんの笑顔が見れてタックンは嬉しかったです

    2007-12-29 13:22:00
  • 167:

    名無しさん

    すると後ろから肩をポンッと叩かれました
    振り返ると担任の中田先生でした
    先生はタックンが一ヶ月ぶりに学校へ来たことに対して笑顔で言いました
    「ヨシ!」

    2007-12-29 13:26:00
  • 168:

    名無しさん

    先生はタックンが学校を一ヶ月休んでる間心配して学校が終わってから何度かアパートまでようすを見に来てくれていました
    タックンは仕事で疲れていたし眠たくて×2先生を無愛想に追い返していました…

    2007-12-29 13:31:00
  • 169:

    名無しさん

    でも、そんな先生に対してうっとおしいって思う気持ちがほとんどだったけど一ヶ月ぶりに学校に来たのに歓迎して「ヨシ!」って言ってもらえたその瞬間…
    なんかタックン嬉しかったです

    2007-12-29 13:37:00
  • 170:

    名無しさん

    ?しおり?

    2007-12-29 13:40:00
  • 171:

    名無しさん

    そして平穏な日々が続きタックンの腕の痛みも徐々にどうにか落ち着いて行きました
    そして季節は夏です
    蝉の声がうるさいです
    夏休み前日の登校日
    担任の田中先生はクラスのみんなに言いました

    2007-12-30 08:08:00
  • 172:

    名無しさん

    「中学三年生のみんなは受験勉強で忙しいと思うが夏休み中にあまり夏バテしないようになるべく気をつけて下さい以上です解散〜」
    みんな次々席を立って帰って行きます
    ノブたんが言いました
    「タックン帰ろうぜ?」
    「あ、ちょっと行ってくるわ」

    2007-12-30 08:12:00
  • 173:

    名無しさん

    タックンは帰る用意をしてる白崎さんの席の前に行って話しかけてみました
    「えっと…あのさ…夏休みどっか遊びに行こっか?」
    白崎さんはびっくりしています
    「えっ?」

    2007-12-30 08:17:00
  • 174:

    名無しさん

    「イヤじゃなかったら…って言うか…なんちゅーか…その…」
    それからしばらく沈黙が続きました
    「……。」
    タックンは思いました
    「まいったなこの沈黙をどうしようかな…」

    2007-12-30 08:20:00
  • 175:

    名無しさん

    タックンは大人しい女の子とつき合った事が無かったのでどう対処したらいいのかわからなかったです
    白崎さんはずっと黙っています
    「……。」
    タックンはノーってことなのかなって思って言いました
    「んーっといいやバイバーイまたな」

    2007-12-30 08:24:00
  • 176:

    名無しさん

    タックンとノブたんは帰ろうとしました
    「小竹君待って!夏休みどっか一緒に遊びに行きたい…」
    「えっ?」
    その瞬間タックンの心は花火がドッカーンとあがったかのように喜びで溢れました
    「マジで?」

    2007-12-30 08:28:00
  • 177:

    名無しさん

    「うん!」
    そして日にちを決めて遊びに行く約束をしました
    そして帰宅中
    ノブたんはタックンに聞きました
    「白崎さんのこと好きだったんだ?」

    2007-12-30 08:31:00
  • 178:

    名無しさん

    「んーまぁな」
    誰かが後ろから走って来る足音が聞こえました
    タックンは振り返りました
    タックンの元カノの麗子です
    「バッチィィーン!」

    2007-12-30 08:36:00
  • 179:

    名無しさん

    タックンはおもいっきりビンタされました
    「えっ…?」
    タックンにはビンタされるような心辺りは何も無かったです
    麗子は怒って言いました
    「浮気すんなよ!」

    2007-12-30 08:39:00
  • 180:

    名無しさん

    タックンには麗子が何を言ってるのかがわからなかったです
    「……。」
    「タックン最低だよ!あたし聞いてたんだから白崎さんにデートしようってなんで言ったのよ!」
    「オレたち別れてんのになんで…?」

    2007-12-30 08:43:00
  • 181:

    名無しさん

    「あたしはタックンのことが今でも好きなんだって!」
    麗子は泣き出しました
    タックンには理解ができませんでした
    「自分から別れようって言ったくせになんで今更泣くんだよ?」

    2007-12-30 08:46:00
  • 182:

    名無しさん

    タックンはそっから麗子にめちゃくちゃビンタの嵐にあいました
    「うわぁ…ちょ…待てって!」
    ノブたんが止めました
    「ちょ…やめろって!」
    麗子は怒ってます

    2007-12-30 08:49:00
  • 183:

    名無しさん

    「だって白崎さんって嫌われてんだよ?みんなに仲間ハズレにされてるし絶対仲良くしない方がいいって!」
    タックンは言いました
    「麗子が言ってることわけわかんねぇ…」
    「なにが?」
    「麗子は今までに白崎さんに何か嫌なことをされたことがあんのかよ?」

    2007-12-30 08:52:00
  • 184:

    名無しさん

    「べつにないけどみんなに嫌われてるのは事実だから!」
    「みんなが嫌ってるから私もあのコを嫌いになるとかさ間違ってると思わないのか?」
    「……。」
    「自分に対して何もしてない人の事をそんなふうに言うもんじゃないとオレは思う」
    タックンは最後にもう一発おもいっきりビンタされました

    2007-12-30 08:56:00
  • 185:

    名無しさん

    「えっ?」
    そして麗子は泣きながら去って行きました
    タックンにはわけがわからなかったです
    「……。」

    2007-12-30 08:59:00
  • 186:

    名無しさん

    ノブたんは言いました
    「麗子ちゃんヤキモチ妬いてるだけじゃねぇ?」
    「……。」
    そしてタックンはわけがわからないままアパートに帰りました

    2007-12-30 09:02:00
  • 187:

    名無しさん

    玄関のドアを開けると母ちゃんがいました
    「母ちゃん…」
    「あんたに話があってわざわざ帰って来たのまぁ座りなさいよ」
    タックンは部屋に入り座りました
    「母ちゃん今つき合ってる人年下の若い男なんだけどね〜話し合った結果近いうちにその人と母ちゃんとあんたと結衣と四人でここで暮らす事にしたからさ」

    2007-12-30 09:07:00
  • 188:

    名無しさん

    タックンはその言葉を聞いてショックな気持ちと怒りでブチ切れました
    「勝手な事ばっか言ってんなよ!どんだけ自分が勝手な事ばっかしてんのかわかってんのかよ!」
    「母ちゃんはしあわせになったらダメなのか?」

    2007-12-30 09:11:00
  • 189:

    名無しさん

    「なんでいつも母ちゃんはそうやって自分の事しか考えらんねぇんだよ!結衣の事も考えろよ!その母ちゃんの若い男と年頃の女の子の結衣が一つ屋根の下に暮らすって事はそんな簡単な問題じゃねぇだろが!結衣がもしなんかされたらどうすんだよ!母親ならそれくらいちゃんと考えろよ!」
    「心配ないよ母ちゃんの男はあたしに惚れてるし結衣みたいなガキには手を出さないよ」

    2007-12-30 09:14:00
  • 190:

    名無しさん

    「母ちゃん!母親なら現実ちゃんと見ろよ!」
    「何が?」
    「オレが稼いだ金を母ちゃんがこの家から勝手に持ち出してるってそいつも知ってんだろ?」
    「……。」
    「母ちゃんそんな男やめとけって!」

    2007-12-30 09:18:00
  • 191:

    名無しさん

    「あんたは母ちゃんの気持ちなんてちっともわかってない!」
    「母ちゃんは子供の気持ちわかってんのかよ?何もわかってねぇのは母ちゃんだろが!母親に家出されて置いて行かれる子供の気持ち考えた事あんのかよ!」
    「あんたにわかってもらおうと思った母ちゃんがバカだった」

    2007-12-30 09:25:00
  • 192:

    名無しさん

    「男つくるなって言ってるんじゃねぇーんだよ!子供の事をもう少し考えろって言ってんだよ!」
    「母ちゃんは父ちゃんとの生活にずっと我慢してきたんだ!残りの人生遊んで生きて何が悪いって言うんだい?」
    「出て行け!クソババァもう二度と帰ってくんな!」

    2007-12-30 09:29:00
  • 193:

    名無しさん

    「誰に向かってクソババァだって!」
    母ちゃんはタックンを殴ろうとしました
    でもタックンは母ちゃんが振りかざすその手を振り払いました
    母ちゃんは床に手をついて倒れました
    「親に向かってなにすんだい!」

    2007-12-30 09:32:00
  • 194:

    名無しさん

    「えっ?あ、母ちゃんゴメン…」
    タックンは母ちゃんを起こそうとしたら手を振り払われました
    「もうこんな家二度と帰って来るか!」
    そう言って母ちゃんは再びアパートを出て行きました

    2007-12-30 09:35:00
  • 195:

    名無しさん

    それからタックンはしばらく沈んだ気持ちで座り込んでいました
    タックンは母ちゃんの手を振り払ったとき力をたいしてそんなに入れていませんでした
    なのに母ちゃんは簡単に倒れてしまいました
    母ちゃんはタックン達が幼い頃オレと結衣の顔を見る度に暴力をよく奮う人でした
    タックン達が子供の頃の母ちゃんはもっと力が強かったです

    2007-12-30 09:40:00
  • 196:

    名無しさん

    なのに…今の母ちゃんはタックンがちょっと振り払っただけで母ちゃんは簡単に倒れてしまいました
    昔に比べて力が弱くなっていた母ちゃん…
    タックンは母ちゃんのその手を振り払ってしまったことに心が痛み後悔していました…

    2007-12-30 09:45:00
  • 197:

    名無しさん

    ?しおり?

    2007-12-30 09:48:00
  • 198:

    名無しさん

    100につづき200もゲト?
    たっくん頑張ってね?

    2007-12-30 11:52:00
  • 199:

    単なる本音

    オカン…血が繋がってなかっても愛情があれば親。血が繋がってても愛情がなければ親じゃない。

    2007-12-30 15:09:00
  • 200:

    名無しさん

    しばらくすると結衣ちゃんが学校から帰って来ました
    「ただいま〜!」
    タックンは結衣ちゃんに言いました
    「母ちゃんさっき帰って来てたんだ…」
    「えっ?母ちゃんは?」

    2007-12-31 12:21:00
  • 201:

    名無しさん

    「また出て行った…」
    「……。」
    「お兄ちゃんのせいなんだ…結衣ちゃんは母ちゃんが帰って来るのをずっと待ってるのにな…ごめんな…」
    タックンは母ちゃんを再び出て行かせてしまって妹に申し訳ない気持ちでいっぱいでした
    ノブたんがいつもどおり泊まりに来ました

    2007-12-31 12:25:00
  • 202:

    名無しさん

    「おっす!邪魔するよ〜」
    どんよりとした部屋の空気に気づいてノブたんはしばらく無言になりました
    「……。」
    そして眠るまえにノブたんは言いました
    「タックンの家庭環境よりはオレの家の方がまだマッシかもしれない」

    2007-12-31 12:28:00
  • 203:

    名無しさん

    「……。」
    「オレ自分の親嫌いって言ってただろ」
    「あぁ…」
    「オレの母ちゃんいわゆるママ母ってやつなんだ…」
    ノブたんとは中学生になってからの友達なのでタックンは知らなかったです

    2007-12-31 12:32:00
  • 204:

    名無しさん

    「そうだったんだ?」
    「母ちゃん悪い人じゃないけど…たまにオレのことを男として見てくるんだ」
    「えっ?」
    「オレの父ちゃん出張ばっか行っててあんまし家に居ないからママ母と家の中で二人きりになるんだそれが気まずくてさタックンのアパートに毎日泊まりに来てる…まぁオレはタックンと一緒に居る方が楽しいからいいんだけどな、でも父ちゃんがなんか可哀相だろ…一生懸命働いてるのにさ
    出張ばっか行かれてるママ母も可哀相だけど…」

    2007-12-31 12:35:00
  • 205:

    名無しさん

    「あぁ…」
    タックンは父ちゃんと母ちゃんが離婚に至るまでの話をノブたんにしました
    「オレの父ちゃんも一生懸命働く人だったんだ
    家族の為にほとんど休みなしで働いてくれてた…
    もう半年以上一日も休み無しで働いてるときとかもあってさ

    2007-12-31 12:39:00
  • 206:

    名無しさん

    めちゃくちゃ頑張ってくれてた
    それでもオレの家には借金があって元々貧乏だったから
    お金が無いと夫婦ゲンカは絶えないからさ
    オレが幼い頃から父ちゃんも母ちゃんもケンカばっかしてた
    母ちゃんは金が無いからイライラしてオレ達に暴力とゆう形でやつあたりしまくってた

    2007-12-31 12:42:00
  • 207:

    名無しさん

    オレと結衣は幼いながらも母ちゃんのそのどうしようもないつらい思いを痛みに耐えて受け止めていたんだ
    母ちゃんは浮気ばっかしてた
    その度に家出をして
    オレと結衣はさみしい思いをしてた…
    でもいちばん寂しかったのは父ちゃんだったと思う…

    2007-12-31 12:45:00
  • 208:

    名無しさん

    父ちゃんは何度母ちゃんに裏切られても最終的には母ちゃんのことを許してた
    子供を抱えてるのにお金が無くて生活に追い詰められてる母ちゃんも可哀相だったけど…
    一生懸命働いてるのに何度も裏切られてる父ちゃんも可哀相だった…
    オレと結衣ちゃんはそんな二人を見てただ可哀相だったよ…
    だから母ちゃんの暴力にもずっと耐えてたんだ

    2007-12-31 12:48:00
  • 209:

    名無しさん

    母ちゃんのことを殴り返すことなんてさいつでもできたけど
    敢えてオレと結衣は母ちゃんに殴られて
    母ちゃんのつらい思いをそうやってオレも結衣もずっと受け止めていたんだ…
    まぁ親に手を挙げたりなんてしたらダメだしな…

    2007-12-31 12:51:00
  • 210:

    名無しさん

    オレが中学二年生になってすぐ父ちゃんと母ちゃんは離婚したんだ
    最後に浮気をしたのは父ちゃんだった
    母ちゃんをずっと許し続けてきて
    そのとき初めて母ちゃんを裏切ったんだ…

    2007-12-31 12:55:00
  • 211:

    名無しさん

    母ちゃんの気持ちもわかるけど
    父ちゃんの気持ちはもっとわかった…
    でもオレと結衣は母ちゃんが浮気することよりも父ちゃんが浮気したことの方がショックだった
    信じていた分父ちゃんに裏切られた気持ちになったし
    母ちゃんが可哀相だと思った…

    2007-12-31 12:58:00
  • 212:

    名無しさん

    やっぱり子供はさ母ちゃんの肩を持ってしまう生きものなんだと思う…
    どれだけ殴られてもどれだけ家出されても子供は母ちゃんのことが好きなんだ…
    嫌いになりきれないな…」
    そう言ってタックンは布団に潜り少し涙を浮かべながら眠りました

    2007-12-31 13:01:00
  • 213:

    名無しさん

    ?しおり?

    2007-12-31 13:04:00
  • 214:

    名無しさん

    主です☆
    読んでくれているみなさんありがとうございますm(__)mペコリ

    2007-12-31 13:07:00
  • 215:

    名無しさん

    そして夏休みに入りタックンと白崎さんの初デート日です
    タックンは白崎さんと昼過ぎに学校の近くで待ち合わせをしました
    外はセミがうるさく鳴き太陽がカンカンなので暑いです
    タックンが待っていると白崎さんは自転車で来ました
    「小竹君…」

    2008-01-01 13:16:00
  • 216:

    名無しさん

    「おっす!」
    タックンと白崎さんは自転車をおしながらしばらく歩きました
    「白崎さんどこ行こっか?」
    「えっ…あの…んと…」
    白崎さんは緊張しているみたいです

    2008-01-01 13:20:00
  • 217:

    名無しさん

    「えっと…んと…」
    「んー?」
    「……。」
    白崎さんは下をうつむいて言いました
    「こっ小竹君はどうしてあたしなんかを誘ってくれたの…?」

    2008-01-01 13:23:00
  • 218:

    名無しさん

    「気になってたから」
    「えっ?」
    「中学二年生の終わり頃に廊下ですれ違ったことがあんだけど」
    「あたしと?」
    「うん、すれ違った瞬間白崎さん泣いてたんだ…」

    2008-01-01 13:26:00
  • 219:

    名無しさん

    「えっ?」
    「今すれ違った女の子なんで泣いてたんだろうって気になったのが最初で…んで、中学三年生になってたまたま同じクラスになってアッあの子だって思ってて少し気になってたんだ」
    「そうなんだあたし泣いてたんだ…やだなぁそんなとこ見られて格好悪いね」
    「んー?べつにいいんじゃねぇかな」

    2008-01-01 13:29:00
  • 220:

    名無しさん

    「あたし…中学二年生の頃もクラスのコに嫌われてたからそれで泣いてたんだと思う」
    「……。」
    「あたし中学二年生の半ば頃に今の学校に転校して来て…みんなとどう接したらいいのかわからなくてそんなこんなしてるうちに仲間ハズレの対象にされちゃった…」
    「……。」
    「仲間ハズレの対象にされてからもねがんばって何人かには話しかけてみたんだけど無視されて誰も口聞いてくれなくて…それからよけいみんなに話しかけるのがこわくなってね…話し掛けてまた無視されたら傷つくし…もう傷つきたくないからみんなに話しかけないことにしたんだ…」

    2008-01-01 13:32:00
  • 221:

    名無しさん

    その話を聞いてタックンは少し胸がなんか痛くなりました
    「……。」
    「小竹君公園に行く?」
    「あ、うん…」
    タックンと白崎さんは自転車を公園に止めてベンチに座りました

    2008-01-01 13:36:00
  • 222:

    名無しさん

    「小竹君いつもあたしを笑わせてくれてありがとう…」
    「えっ?あ、うん…」
    「以前にあたしのお弁当を指摘されて虐められた事があっでしょ?あの時小竹君がみんなを止めてくれたから…あたし小竹君にずっとありがとうって言いたかったのにずっとなかなか言えなかったんだ…ごめんね」
    「べつにありがとうとか言わなくていいよ止めない奴の方がおかしいんだからさ」

    2008-01-01 13:40:00
  • 223:

    名無しさん

    「あたし小竹君とはなんか喋れる…」
    「えっ?」
    そう言われてタックンは少しドキッとしました
    「あたしったらやだなぁ…せっかく遊ぼうって誘ってくれたのにこんな話ばっかしてゴメンね?」
    「ん?べつにいいけど」

    2008-01-01 13:43:00
  • 224:

    名無しさん

    「小竹君ってキンパツだし素の顔冷たいし…あーこの人とも一度も話することもなくこのまま卒業するんだろうなってあたし思ってた」
    「そなんだ…?」
    「なのに小竹君おもしろい顔をして笑わせてくれたりとかするしあたし嬉しかったんだ…」
    「そっか」
    「小竹君ってどんな人がタイプ?」

    2008-01-01 13:47:00
  • 225:

    名無しさん

    「んーいつも好きになるタイプばらばらだしわかんねぇ」
    「いつも隣のクラスの女の子がよく小竹君に逢いに来てるでしょ?もしかして彼女?」
    「んー今は元カノ」
    「そなんだ…」

    2008-01-01 13:50:00
  • 226:

    名無しさん

    元カノって言ってからしばらく沈黙が続きました
    「……。」
    タックンは思いました
    「何を喋ってこの空気を消したらいいんだろう…?」

    2008-01-01 13:53:00
  • 227:

    名無しさん

    白崎さんは下をうつむいて沈黙中です
    「……。」
    タックンはとりあえず思いついたことを喋りました
    「こんど海で花火しようか?」
    「えっ?」

    2008-01-01 13:56:00
  • 228:

    名無しさん

    「オレ夏の夜に海で花火するの好きなんだ」
    「そうなんだ?」
    夏の海ってさひと時だけでも嫌なことをぜんぶ忘れさせてくれるような気がするし花火は癒してくれるしさオレそうゆうの好きなんだ」
    「うんあたし行きたい」
    「あ、安い花火しか買えないけどいい?」

    2008-01-01 14:03:00
  • 229:

    名無しさん

    「うん!」
    「んーと〜じゃ、こんど遊ぶときに行こうか?」
    タックンと白崎さんは夏休み中にもう一度遊ぶ約束をしてそんなかんじで夕方の7時頃まで公園でずっと喋ってました

    2008-01-01 14:08:00
  • 230:

    名無しさん

    白崎さんを自宅の近くまで送って行ってからアパートに帰って玄関の戸を開けると結衣ちゃんとノブたんに詰め寄られました
    「お兄ちゃんデートどうだった?」
    「タックンどうだった?」
    「どうって、ふっ…ふつうだよ」

    2008-01-01 14:14:00
  • 231:

    名無しさん

    そしてその夜眠るまえにノブたんが言いました
    「白崎さんておとなしいってだけで仲間ハズレにされて可哀相だよな…」
    「んーそうだなぁ〜」
    「みんなに何か意地悪な事をしてるわけでもないのにな…夏休みが終わってまた学校が始まったら昼メシ白崎さんと三人で食う?」
    「んーでもなぁ…それを男のオレたちがすると白崎さんみんなにからかわれたりすると思うしそしたら白崎さんが可哀相だろ?そこ悩むとこなんだよな〜」

    2008-01-01 14:22:00
  • 232:

    名無しさん

    「まあなぁ〜でも一人ぼっちで食べるよりかはまだマッシなんじゃねぇかな?」
    「ん〜悩むとこだよなぁ…」
    そんなかんじで白崎の話をしながら眠りました

    2008-01-01 14:25:00
  • 233:

    名無しさん

    そして新聞配達の時間に起きてアパートを出て配達がおわる頃にはもうセミが鳴き出しています
    「朝からセミの鳴き声ってほんとうるさいよなぁ…」
    タックンは夏の夜がスキです
    暑い昼間が終わり夜にはセミの鳴き声も静かになって夜風が少し涼ませてくれる開放感が溢れる夏の夜がスキです

    2008-01-01 14:29:00
  • 234:

    名無しさん

    新聞配達が終わってアパートに帰るとノブたんは目を輝かせて言いました
    「タックン海に泳ぎに行こうぜ!」
    「えっ…?」
    タックンのアパートから大分だけど離れた距離には海があります
    ノブたんの自転車で二人乗りして海に行きました

    2008-01-01 14:34:00
  • 235:

    名無しさん

    カンカンに熱くテカる太陽と波音がザッブーンザッブーンです
    そして周りを見渡せば水着姿の女の子達がたくさんいてます
    男にとってそこは輝く楽園です
    思春期のタックンとノブたんは女の子達を眺めてばっかです

    2008-01-01 14:44:00
  • 236:

    名無しさん

    ノブたんは言いました
    「タックンナンパしに行こう!」
    「えっ?あ、いや…オレは白崎さんのこと好きだしやめとくわ…」
    ノブたんはとりあえず開放感溢れる夏に流されるままナンパに行きました
    タックンは一人でボケーッと辺りを見渡していました

    2008-01-01 14:47:00
  • 237:

    名無しさん

    すると担任の中田先生が子供二人を連れて海に遊びに来ていました
    先生は良いパパみたいで子供達は楽しそうにはしゃいでいます
    そんな光景を見てタックンは小学校三年生の頃に見た夢を思い出しました

    2008-01-01 14:52:00
  • 238:

    名無しさん

    夏休みに父ちゃんと母ちゃんと結衣と四人で海へ遊びに行った夢です…
    楽しかったです
    でも朝が来て目が覚めてそれがただの夢だったと気づいた幼いタックンはただ泣いていました…
    小学校の頃は夏休み明けに学校に行くと家族と夏休みにどこへ遊びに行ったかをよく作文に書かされました

    2008-01-01 14:57:00
  • 239:

    名無しさん

    家族四人で遊びに行くことなんて無いタックンと結衣ちゃんには毎年書ける話なんて何も無かったです…
    毎年その作文にはタックンも結衣も嘘を書いていました
    父ちゃんと母ちゃんと遊びに行ってる嘘の話を…半泣きしながら書いていたことをただ思い出していました…

    2008-01-01 15:00:00
  • 240:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-01 15:03:00
  • 241:

    名無しさん

    タックン?感動ゃあ?

    2008-01-02 08:55:00
  • 242:

    名無しさん

    主です☆
    読んでくれてサンキューですm(__)m

    2008-01-04 12:53:00
  • 243:

    名無しさん

    タックンは気分が沈んだので泳ぎに行こうとしました
    するとノブたんが女の子をナンパするのを中断してタックンを呼びに来ました
    「タックン麗子ちゃんも海来てる」
    「えっ?」
    辺りをよく見渡すと麗子が友達の女の子と二人で海に遊びに来ていました

    2008-01-04 12:55:00
  • 244:

    名無しさん

    麗子もタックンに気づいて目が合いました
    麗子はフンッ!って感じでヨコを向きました
    まだ何か怒っているみたいです…
    わけがわからないので泳ぐ気も失せてタックンは寝転がって日焼けをしていました

    2008-01-04 12:59:00
  • 245:

    名無しさん

    だけどしばらくしてなんとなく起き上がって辺りを見渡しました
    麗子が海の中で立ち止まったま泣いていました
    「えっ…?なんで?」
    気になったタックンは麗子のようすを見ました
    よく見ると麗子の真横に二十歳くらいの男が立っていて麗子の友達がそいつに何か怒っています

    2008-01-04 13:02:00
  • 246:

    名無しさん

    男が真横に立っていて麗子が泣いてるってことは何かをされて泣いたのかもしれないと思ったタックンは立ち上がって急いで海の中までに走って行って泣いてる麗子に聞きました
    「何かあったのか?」
    「……。」
    麗子は下をうつむいたまま何も答えません
    隣の男がその場から離れようとしました

    2008-01-04 13:05:00
  • 247:

    名無しさん

    タックンはそいつに言いました
    「おい!まてって!」
    そいつはそれでも逃げようとしたのでタックンはそいつの腕を掴んで引き止めました
    そいつはタックンの手を振り払って立ち止まりました
    「なんだよ?」

    2008-01-04 13:07:00
  • 248:

    名無しさん

    「麗子におまえ何かしたんじゃないのか?」
    「はぁ?何もしてねーよ」
    「だって泣いてんだろうが!」
    「知らねぇようるせーなぁ〜」
    「じゃあおまえなんで逃げようとしたんだよ?」

    2008-01-04 13:11:00
  • 249:

    名無しさん

    「ガタガタうるせーな〜ケンカうってんのか?」
    「はぁ?なめんなよ!」
    そいつとタックンの睨み合いです
    麗子が口を開きました
    「あたし…この人にお尻さわられてた…怖くて…ずっと動けなかった…」

    2008-01-04 13:17:00
  • 250:

    名無しさん

    その言葉を聞いてタックンはそいつをおもいっきり殴りました
    「おまえ痴漢なんかしてんじゃねぇぞコラァッ!」
    そいつは倒れてまた再び起き上がって反省の色もなくタックンを殴り返してきました
    ブチ切れたタックンはそいつを海の中で何度か殴りました

    2008-01-04 13:20:00
  • 251:

    名無しさん

    周りで泳いでいた人達はタックン達から離れて行きました
    騒ぎとタックンに気づいた先生とノブたんは急いで海の中へ駆けつけて来ました
    「小竹ー!」
    「うわぁマジ?タックン!」
    先生は間に入ってタックンを止めました

    2008-01-04 13:22:00
  • 252:

    名無しさん

    「小竹どうしたんだ!」
    「こいつが麗子を痴漢したから殴ってんだよ!」
    「わかったから落ちつけ!落ちつくんだ!」
    タックンは一時的に殴るのをやめてそいつに言いました
    「麗子に謝れよ!」

    2008-01-04 13:24:00
  • 253:

    名無しさん

    しばらく経ってもそいつは謝るそぶりも無いのでタックンは再びそいつを殴ろうとしました
    先生は必死にタックンを止めて言いました
    「と、とりあえずやめるんだ!」
    タックンは先生に怒鳴りました
    「やめてどうすんだよ!こいつ反省してねぇーんだぞ!」

    2008-01-04 13:26:00
  • 254:

    名無しさん

    先生は力強く言いました
    「いいからやめるんだ!暴力だけでは何も解決できないんだ!」
    「オレだってそんくらいわかってんだよ!」
    先生のその言葉が胸にグッと強く響きました…

    2008-01-04 13:32:00
  • 255:

    名無しさん

    「な?小竹落ちつくんだ」
    タックンは少し冷静を取り戻して言いました
    「でもコイツは警察に連れて行くから」
    「わかった一緒に行こう」
    麗子とその友達はバスタオルを羽織って先生は砂浜にいる自分の子供達も連れて痴漢したそいつを一緒に海の近くにある交番まで連れて行きました

    2008-01-04 13:34:00
  • 256:

    名無しさん

    そして状況の説明が終わってからそいつ以外はみんな交番から帰されました
    もう外は夕方です先生はみんなに言いました
    「全員自宅まで送って行くからな」
    タックンは言いました
    「んっなのいいし…子供と遊んでやれよ」

    2008-01-04 13:38:00
  • 257:

    名無しさん

    「おまえ達の先生でもある以上そうゆうわけにはいかない」
    「……。」
    そして先生は子供を連れて海の家に着替えに行きました
    ノブたんは言いました
    「タックンどうする?」

    2008-01-04 13:40:00
  • 258:

    名無しさん

    「めんどくさいし勝手に先に帰ろうぜ!」
    タックンとノブたんはシートの上に荷物を置いていたので海水パンツを履いたまま上から私服を着ました
    麗子が言いました
    「タックン…さっきありがとう」
    「おぉ、また学校でな」

    2008-01-04 13:44:00
  • 259:

    名無しさん

    タックンとノブたんは先生が海の家から出て来るまでに自転車に乗って先に帰りました
    「ノブたんナンパどうだった?」
    「一人だけ今度遊ぶ約束した」
    「マジで?」
    そして夏の夕方の海を後にしました

    2008-01-04 13:47:00
  • 260:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-04 13:48:00
  • 261:

    名無しさん

    それから何日かして再び白崎さんとのデートの日がやってきました
    タックンはノブたんに自転車を借りてからスーパーで安い花火を買って夕方待ち合わせ場所に行きました
    白崎さんは待ち合わせの時間から20分過ぎてもまだ来ません
    タックンは遅いなぁ〜と思って待っていました

    2008-01-04 14:22:00
  • 262:

    名無しさん

    しばらくして白崎さんの姿が見えました
    「小竹君ごめんね遅れて…昨日自転車パンクしちゃったから今日歩いてここまで来たんだ…」
    「そっかぁ…んーとじゃあ二人乗りしよっか?」

    2008-01-04 14:24:00
  • 263:

    名無しさん

    「えっ?」
    白崎さんの頬は赤くなりました
    「後ろ乗って」
    「あ…うん」
    そして海まで二人乗りして行きました

    2008-01-04 14:26:00
  • 264:

    名無しさん

    海に着いたけど夏の夕方なのでまだ外は少し明るいです
    「白崎さんは今日何時くらいに帰らないとダメとかある?今日遊ぶの夕方からだしさあまり遅くなってもあれだろうし」
    「あ、今日は花火してくるって言ったから少し遅くなっても平気かな?」
    「んーとじゃあ花火するのはもう少し暗くなるまで待つ?」
    「あ、うん…」

    2008-01-04 14:29:00
  • 265:

    名無しさん

    タックンと白崎さんは外が暗くなるまで砂浜に座って夕方の海を眺めていました
    「白崎さんて何人兄弟?」
    「一人っ娘」
    「へぇ〜じゃあお父さんにめちゃ可愛がられてたりするんだ?」
    「ちがうよ…」

    2008-01-04 14:31:00
  • 266:

    名無しさん

    「えっ?」
    「今の学校に転校して来るまではお父さんあたしのこと可愛がってくれてたんだけどね…お父さん長年働いてた会社をクビになってしまって…だから中学二年生の半ば頃に家賃が安い借家へと引っ越して来たんだけどね…それからもお父さん仕事がなかなか見つからなくて…それからお父さん人が変わってしまって毎日お酒に逃げてる…だから今はお母さんのパート代だけで生活してるの…」
    「そうなんだ…」
    「小竹君はお父さんとお母さん優しい?」

    2008-01-04 14:34:00
  • 267:

    名無しさん

    「父ちゃんも母ちゃんもいないよ…」
    「えっ?」
    「妹と二人暮らし…あ!これ内緒な!」
    「あ、うん…」
    「父ちゃんは女つくってどっか消えたし、母ちゃんは男にハマってるしもう長い間家にも帰って来てないんだ…まぁ、帰って来ない方が家の中掻き乱されなくて済むからいいといえばいいんだけど…」

    2008-01-04 14:38:00
  • 268:

    名無しさん

    「さみしくないの?」
    「慣れた…」
    「えっ?」
    「オレが幼い頃から母ちゃんよく家出する人だったから小学校四年生の頃まではさみしかったんだけど…五年生の後半頃かな?学校が終わって家に帰ったら母ちゃんまた家出しててさ…でもその時オレ母ちゃんが家出をして家に居ないってわかったのにぜんぜんなんか淋しくなくってさ…そんなことよりも母ちゃんが居ないって事は子供のオレ達が代わりに洗濯とか掃除とかをしないといけないからそれしかオレの頭にはなくなってしまったんだ…小学校五年生のオレはとうとう母ちゃんが家出をすることに慣れてしまったんだな…」
    「そんな…」

    2008-01-04 14:40:00
  • 269:

    名無しさん

    「でも妹は違ったんだ…今でも母ちゃんが家に居ない事をさみしがってるし…ほんとどうにかしてやりたいよ…」
    それから二人でしばらく何も喋らずただ海を眺めていました…

    2008-01-04 14:44:00
  • 270:

    名無しさん

    そして外は暗くなってきたのでタックンと白崎さんは花火をしました
    白崎さんは花火を見て楽しそうです
    タックンは嬉しかったです
    そして最後にせんこう花火を袋から取り出している時に白崎さんが言いました
    「あたしせんこう花火けっこうスキ!」

    2008-01-04 14:46:00
  • 271:

    名無しさん

    「マジで?オレも闇でせんこう花火スキなんだ」
    「せんこう花火ってカワイイもんね」
    タックンはせんこう花火は一袋に何本もたくさん入ってるのでスキなだけです
    タックンはせんこう花火に火をつけました
    「パチパチパチパチッ」

    2008-01-04 14:49:00
  • 272:

    名無しさん

    タックンは白崎さんがせんこう花火を持つその手の甲にまだそんなに古くない傷があるのを見つけました…
    タックンに見られたことに気づいた白崎さんは言いました
    「あ、コレ…お父さんがお酒飲んで暴れている時に振り飛ばされてそのときにできた傷なの…」
    「えっ…?」

    2008-01-04 14:53:00
  • 273:

    名無しさん

    「どこかでぶつけて切れたんだと思う…」
    「……。」
    タックンはそれを聞いて白崎さんが可哀相だと思ったし胸が痛かったです

    2008-01-04 15:00:00
  • 274:

    名無しさん

    そして時間は経ってせんこう花火は最後の一本になりました
    タックンは最後のそのせんこう花火に火をつけて二人で眺めました
    「パチパチパチパチッ」
    白崎さんは淋しそうにせんこう花火を見つめて言いました
    「このせんこう花火が終わったら小竹君とまたバイバイしないとダメなんだね…」

    2008-01-04 15:05:00
  • 275:

    名無しさん

    「パチパチパチパチッ」
    その淋しい横顔を見て胸がせつなくなり守ってあげたいと思いました
    タックンは白崎さんにキスをしました
    最後に激しく燃え尽きたせんこう花火の球はそっと静かに夏の夜空の下へと落ちました…

    2008-01-04 15:11:00
  • 276:

    名無しさん

    唇を離してからタックンは言いました
    「オレとつき合って」
    白崎さんは顔を真っ赤にして恥ずかしそうにうつむきながら言いました
    「うん…」

    2008-01-04 15:13:00
  • 277:

    名無しさん

    そしてその帰り道白崎さんの家の近くになったので自転車を押しながら歩いていました
    「白崎さんて下の名前って奈々だったっけ?」
    「うん…あ、小竹君」
    「んっ?」

    2008-01-04 15:16:00
  • 278:

    名無しさん

    白崎さんは立ち止まりました
    「どうした?」
    白崎さんは下をうつむいて言いました
    「帰りたくないの…」
    「えっ?」

    2008-01-04 15:18:00
  • 279:

    名無しさん

    「お父さんお酒のせいで暴力奮うし家に帰りたくない…」
    「……。」
    タックンは白崎さんが可哀相だと思いました…

    2008-01-04 15:22:00
  • 280:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-04 15:24:00
  • 281:

    名無しさん

    このまま家に帰って自分の好きな女の子がまた酒で荒れてる親に暴力を奮われるのかもしれないと思ったら帰らせたくはなかったです
    でもオレ達はまだ中学生三年生…
    同棲をするのはまだ年齢的に早いです
    タックンは悩みました
    でも何度考えなおしても白崎さんが理不尽に親に殴られるのは嫌でした…

    2008-01-05 14:53:00
  • 282:

    名無しさん

    女を守れるのは男しかいません
    中学三年生のタックンは彼女に言いました
    「オレのアパートで一緒に住む?」
    「えっ…」
    「自分の彼女が理不尽に親に暴力をうけるなんてさオレ嫌だし」

    2008-01-05 14:57:00
  • 283:

    名無しさん

    「……。」
    「オレが白崎さんの側に常にいたらさいつでも代わりに殴られてやれるし絶対守ってやるから」
    「小竹君…」
    「オレこんな頭の色してるけどそこら辺の男よりは根性あるから任しとけって」
    白崎さんはタックンに抱きついて泣きました

    2008-01-05 14:59:00
  • 284:

    名無しさん

    上げ?

    2008-01-05 15:01:00
  • 285:

    名無しさん

    それから二人乗りしてアパートに帰りました
    でも所詮は中学生です
    この後にどれだけの難があろうとは知るヨシもありませんでした

    2008-01-05 15:02:00
  • 286:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-05 15:04:00
  • 287:

    名無しさん

    主です☆
    読んでくれてサンキューですm(__)mペコペコ

    2008-01-05 15:11:00
  • 288:

    名無しさん

    そしてアパートについて玄関のドアを開けました
    結衣ちゃんもノブたんも白崎さんを見てキョトンとしてます
    「お兄ちゃんひょっとして白崎さん?」
    「あぁ」

    2008-01-06 02:41:00
  • 289:

    名無しさん

    タックンは白崎さんに言いました
    「狭いけどあがって」
    「あ、うん…おじゃまします…」
    白崎さんは気を使っています
    ノブたんは白崎さんに言いました

    2008-01-06 02:44:00
  • 290:

    名無しさん

    「白崎さんおっす!花火楽しかった?」
    「あ…うん」
    タックンは言いました
    「白崎さんと一緒に住むことにした」

    2008-01-06 02:48:00
  • 291:

    名無しさん

    二人ともびっくりしました
    「なっ、なんですと?」
    「タックンマジで?」
    「白崎さんのお父さん酒に酔って暴力を奮うらしいんだ」
    「マジ…?」

    2008-01-06 02:50:00
  • 292:

    名無しさん

    「オレ知らない顔をするつもりはないから」
    結衣ちゃんは言いました
    「学校はどうするの?」
    「ここから通ったらいいし、あと白崎さんのお母さんには後で連絡入れさせるから」
    「迎えに来るんじゃないかな?」

    2008-01-06 02:54:00
  • 293:

    名無しさん

    「白崎さんのお父さんが酒飲んで暴力奮ったりしなくなるまではここに居させる」
    「結衣は中学生で同棲って初めて聞いたよ…?」
    「常識から外れてるとお兄ちゃんも思うけど知ってしまった以上知らない顔はできない」
    「……。」

    2008-01-06 02:59:00
  • 294:

    名無しさん

    「自分のとってる行動が間違ってようが誰になんと言われようがそれで自分の女を暴力から守れるならオレはそれでいい」
    「お兄ちゃん突っ走るねぇ〜」
    「まぁな」
    結衣ちゃんは白崎さんに聞きました
    「我が家は貧乏だけどだいじょうぶ?」

    2008-01-06 03:03:00
  • 295:

    名無しさん

    「あ、はい…」
    「ふーん、まぁ…我が家は貧乏だけど親がいない分うるさいことを言う人間もいないしべつに結衣はいいよ」
    「なら、お兄ちゃん白崎さん連れて公衆電話まで行ってくるから」
    「行ってらっしゃーい」

    2008-01-06 03:07:00
  • 296:

    名無しさん

    そしてタックンと白崎さんは公衆電話がある場所まで行きました
    タックンは白崎さんに受話器を渡して公衆電話に何枚か10円玉を入れました
    「トゥルルル〜トゥルルル〜」
    「もしもしお母さん…奈々だけど…」

    2008-01-06 03:10:00
  • 297:

    名無しさん

    「奈々ちゃん何時だと思ってるの?」
    「あたしもうそこには帰らないから…」
    「何言ってるのお父さん機嫌悪いんだから早く帰って来てちょうだい」
    「あたし…もう…そこの家には帰りたくない…」
    「奈々ちゃんとにかく帰って来て」

    2008-01-06 03:13:00
  • 298:

    名無しさん

    「お母さんあたしがお父さんに暴力奮われていてもいつも知らないふりするでしょ…止めてくれないのはどうしてなの?お父さんが怖いから?自分まで暴力奮われるのが怖いからなんでしょ」
    「奈々…」
    「あたし一人で耐えれないよ…」

    2008-01-06 03:17:00
  • 299:

    名無しさん

    「……。」
    「あたしほんとは学校でも虐められるの…」
    「えっ…」

    2008-01-06 03:23:00
  • 300:

    名無しさん

    「お母さん知ってたでしょ…今更知らないふりなんてしなくていいよ…」
    「……。」
    「ノート破かれてたりしてるのお母さん気づいてるってあたし知ってる…でもいつも見てみぬふりばっかしてるね…」
    「それは…」
    「あたし家に居ても一人ぼっちだよ…?」

    2008-01-06 03:27:00
  • 301:

    名無しさん

    「奈々…」
    「お母さん守ってよ…あたしをどうして守ってくれないのよ…」
    「……。」
    「お父さんがお酒をやめない限りもう帰らないから…」

    2008-01-06 03:33:00
  • 302:

    名無しさん

    ピィ― ピィ― ピィ―
    ピィ―――――――ッ
    公衆電話は切れました

    2008-01-06 03:37:00
  • 303:

    名無しさん

    タックンは白崎さんに聞きました
    「かけなおす?」
    白崎さんは首をヨコに振りました
    「もう…いいの…一人で耐えるのはもう疲れた…」
    タックンは白崎さんをそっと抱きしめました

    2008-01-06 03:40:00
  • 304:

    名無しさん

    「オレが側にいるから…絶対守ってやるから」
    そして二人でアパートに帰りました

    2008-01-06 03:45:00
  • 305:

    名無しさん

    結衣ちゃんは言いました
    「布団どうする?」
    「えっ?」
    「お兄ちゃんと白崎さん一緒に寝るの?」
    「……。」
    妹にそんなことを聞かれてタックンは少し困りました…

    2008-01-06 03:48:00
  • 306:

    名無しさん

    「お兄ちゃん我が家には布団三組しか無いんだよ〜わかってるぅ?」
    ノブたんは笑いながら言いました
    「オレ帰りたくねぇから布団いるよ〜」
    「えっ…ノブたん?」
    「タックン白崎さんと二人で一緒に寝ればいいじゃん?」

    2008-01-06 03:52:00
  • 307:

    名無しさん

    「……。」
    結衣ちゃんも言いました
    「二人一緒に寝なよ〜だってノブたん帰らすの可哀相だもーん」
    「タックンの妹の結衣ちゃんは優しいなぁ〜」
    「ノブたん結衣と一緒に寝る?」

    2008-01-06 03:56:00
  • 308:

    名無しさん

    「一緒に寝よかうな〜」
    タックンは言いました
    「そ、それはダメだ!」

    2008-01-06 03:58:00
  • 309:

    名無しさん

    「じゃあお兄ちゃんが白崎さんと一緒に眠ればいいんじゃない?」
    白崎さんは顔真っ赤です
    「……。」

    2008-01-06 04:00:00
  • 310:

    名無しさん

    タックンは白崎さんに聞きました
    「あ、えっと布団がないし一緒に寝る…?」
    「う、うん…」
    タックン心臓ドキドキです
    妹も居るので変な気は起こせないけど…

    2008-01-06 04:02:00
  • 311:

    名無しさん

    妹の結衣ちゃんはオレが寝る部屋に一組敷いて
    自分が寝る部屋に二組敷きました
    タックンは言いました
    「この敷き方っておかしくないか?」

    2008-01-06 04:03:00
  • 312:

    名無しさん

    「いいから〜いいからぁ〜二人でごゆっくり」
    結衣ちゃんとノブたんはそう言って部屋と部屋の戸を閉めました
    「……。」

    2008-01-06 04:08:00
  • 313:

    名無しさん

    いくら布団が別々でも妹とノブたんが一緒の部屋で寝るのは兄として微妙です
    でも白崎さんと二人きりで寝たい気持ちもあります
    タックン中学三年生揺れる男心です

    2008-01-06 04:09:00
  • 314:

    名無しさん

    でもタックンは部屋と部屋の戸を開けました
    「やっぱり戸は開けとくからな!」
    結衣ちゃんは言いました
    「お兄ちゃんのケチー」
    「……。」

    2008-01-06 04:14:00
  • 315:

    名無しさん

    タックンは電気を消して先に布団に入りました
    「布団入ったら?」
    「えっ?あ…うん…」
    白崎さんは緊張しながらそっと布団に入って来ました
    タックンも白崎さんも心臓ドキドキです

    2008-01-06 04:20:00
  • 316:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-06 04:23:00
  • 317:

    名無しさん

    主、早く続き書いてや??待ってるさかいな?

    2008-01-06 09:55:00
  • 318:

    名無しさん

    今まで夜遊び小説見てきたけど素直に待ちたい思う小説です。たっ君頑張ってください。頑張って完結して下さい?

    2008-01-07 03:06:00
  • 319:

    名無しさん

    主です☆
    そんなふうに言ってくれてサンキューですm(__)m

    2008-01-07 13:37:00
  • 320:

    名無しさん

    部屋はシーンと静かです
    結衣ちゃんの歯ぎしりとノブたんのイビキが聞こえてきます
    白崎さんも眠ってるみたいです
    タックンは中学三年生といえども健全な男であることに変わりありません

    2008-01-07 13:44:00
  • 321:

    名無しさん

    タックンは悪魔と天使と戦ったのち
    白崎さんに背中を向けて眠ることにしました
    「もう本気で眠ろう…」

    2008-01-07 13:46:00
  • 322:

    名無しさん

    そのときふと背中で何か感じました
    白崎さんは声を出さないで静かに泣いてるような気がしました…
    そして小さく呟きました
    「………お母さん…」
    その言葉を聞いてタックンは胸がせつなくなりました

    2008-01-07 13:49:00
  • 323:

    名無しさん

    どうにかしてやりたかったです…
    タックンは新聞配達までの残りの時間を眠らないことにしました
    白崎さんにしてやれることをただ考えました…
    中学生といえども好きな女の子を想う気持ちには大人となんら変わりありません

    2008-01-07 13:51:00
  • 324:

    名無しさん

    新聞配達中もどうしてやればいいのかをただ考えていました
    そして朝新聞配達が終わってアパートに戻りました
    ノブたんと結衣ちゃんはまだ眠ってます
    白崎さんは起きていました
    「あ、おかえりなさい」

    2008-01-07 13:54:00
  • 325:

    名無しさん

    「ただいま」
    白崎さんたぶんあまり眠れなかったんだろうなと思いました…
    タックンは言いました
    「オレ眠いしもう少し眠るわ…白崎さんも眠ったら?」
    「あ、うん」

    2008-01-07 13:59:00
  • 326:

    名無しさん

    布団に入って二人で眠っていました
    しばらくして玄関の戸を叩く音がしました

    2008-01-07 14:07:00
  • 327:

    名無しさん

    タックンは眠たかったけど誰かと思い戸を開けました
    担任の中田先生でした
    「小竹おはよう」
    「……。」
    タックンはヤバッと焦り再び戸を閉めて鍵をかけました

    2008-01-07 14:09:00
  • 328:

    名無しさん

    白崎さんの元に行き小声で起こしました
    「白崎さん…白崎さん…起きて…?シーッ…!」
    「ん…?」
    「隣の部屋に…隠れて…」
    「あ、うん?」

    2008-01-07 14:11:00
  • 329:

    名無しさん

    白崎さんは隣の部屋に行きました
    タックンは部屋と部屋の戸を音がならないようにそっと静かに閉めました
    そしてタックンは平然を装いました
    玄関の鍵を開けて戸を再び開けました
    「なんか用かよ?」

    2008-01-07 14:14:00
  • 330:

    名無しさん

    「白崎がなんでおまえのアパートで布団で眠ってるんだ?」
    ばれていました…
    タックンは嘘をつきました
    「妹と友達なんだよ!」
    「白崎のお母さんから娘が帰って来ないって昨日の夜中先生に連絡があったんだ」

    2008-01-07 14:19:00
  • 331:

    名無しさん

    「……。」
    「ずっと一緒に居たのか?」
    「だから…」
    「どうゆうことか先生に説明をしてくれ」

    2008-01-07 14:21:00
  • 332:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-07 14:23:00
  • 333:

    名無しさん

    しおり

    2008-01-07 19:10:00
  • 334:

    名無しさん

    ?しおり??

    2008-01-07 19:11:00
  • 335:

    名無しさん

    「だからそれは…」
    先生はジッとタックンを見ています
    「おまえに用があってアパートまできてみたら白崎が布団で寝ているし…どうゆうことなんだ?」
    「……。」
    「白崎と話をさせてくれないか?」

    2008-01-08 04:22:00
  • 336:

    名無しさん

    タックンの頭には白崎さんを酒乱の父親から守ることしかなかったです
    「朝からガタガタうぜーんだよ!」
    先生は呼びかけました
    「白崎そこの部屋から出て来るんだ!」

    2008-01-08 04:26:00
  • 337:

    名無しさん

    タックンは意地でも先生を追い返してやろうと思いました
    「失せろ!殴んぞコラァ!」
    「白崎お母さんは心配してるんだぞ!」
    「いいから帰れよ!」
    「白崎隠れてないで出て来るんだ!」

    2008-01-08 04:36:00
  • 338:

    名無しさん

    白崎さんは部屋から出て来ました
    「あたしあの家にはもう帰りたくないんです…」
    「何があったのか先生に話してくれないか?」

    2008-01-08 04:38:00
  • 339:

    名無しさん

    それから白崎さんは先生に事情を説明しました

    2008-01-08 04:40:00
  • 340:

    名無しさん

    先生は言いました
    「だが、白崎のお母さんは心配してる」
    タックンは言いました
    「家に帰って父親に暴力奮われろって言ってんのかよ?」
    「そうは言ってない…」

    2008-01-08 04:42:00
  • 341:

    名無しさん

    「じゃあなに?」
    「白崎がお母さんにここに居ることを伝えてないことも問題だが、おまえらが一緒に寝ていることも問題なんだ」
    「……。」
    「おまえらはまだ中学三年生だ」

    2008-01-08 04:47:00
  • 342:

    名無しさん

    「だからなんなんだよ?」
    「一緒に住むのは世間から見てまだ早い…」
    「んっなのわかってんだよ!」
    「こんな言い方をしてはあれだが保護者がろくに家に居てないのに白崎のお母さんも安心して預けれないだろ」

    2008-01-08 04:49:00
  • 343:

    名無しさん

    タックンは怒鳴りました
    「世間体だけで話すんなよ!」
    「……。」
    「大人の言ってることは矛盾してんだよ!世間体なんかよりも子供を守ってあげることの方が大事だろが!オレの母ちゃんもたいがい身勝手だけど白崎さんの親も暴力を振るうくせに帰って来いとか、守れもしないのに帰って来てほしいなんて身勝手だと先生も思わないのか?」

    2008-01-08 04:55:00
  • 344:

    名無しさん

    「……。」
    「親には責任と義務があて当然だろ?だけど子供を所有物みたいに扱うのはおかしいって…子供は物じゃねぇーんだから殴られたら痛いって!」
    「……。」
    「白崎さんはな学校でも一人で家でも一人ぼっちなんだよ!親がいてるのに一人ぼっちなんだよ!誰かが守ってやらねぇとダメだろが!」

    2008-01-08 04:59:00
  • 345:

    名無しさん

    「おまえの言ってることもわかるが…だが…」
    「オレは親に守ってもらえない悲しさを身に染みる程わかってる、そんな思いをする子供はもう一人もいらねぇんだよ!誰にも守ってもらえない淋しさそんな思いを自分の女にさせられるか!黙って見てられるわけねぇだろが!」

    2008-01-08 05:01:00
  • 346:

    名無しさん

    先生はしばらく考えてから言いました
    「わかった先生が白崎のお父さんに暴力をやめるように話をしてみる、今から行ってくるから待っていてくれ」
    先生は白崎さんの家へ向かいました

    2008-01-08 05:05:00
  • 347:

    名無しさん

    ノブたんは言いました
    「落ちてる人間引っ張りあげるのはそんな簡単な問題じゃねぇっての」
    結衣ちゃんは言いました
    「先生ちゃんと白崎さんのお父さん説得できるかな〜?」

    2008-01-08 05:06:00
  • 348:

    名無しさん

    それから昼過ぎに先生は白崎さんのお父さんを連れて再びアパートにやってきました
    お酒の臭いがプンプンです
    先生は言いました
    「お父さんは酒をやめるって言ってる」
    「奈々お父さんが悪かったから帰って来てくれ」

    2008-01-08 05:10:00
  • 349:

    名無しさん

    白崎さんは言いました
    「そう言ってはまたお酒を飲んで暴力を奮うじゃない…」
    「お父さんがぜんぶ悪い頼むから帰って来てくれないか?」
    「お母さんは…?」
    「パートに行ってる」

    2008-01-08 05:14:00
  • 350:

    名無しさん

    「そう…」
    白崎さんのお父さんは土下座をしました
    「奈々頼むお父さんを許してくれ」
    「お父さん…」

    2008-01-08 05:19:00
  • 351:

    名無しさん

    タックンには酔っ払いがする土下座にしか見えませんでした
    酔っ払いに真剣な話をしても酔っ払いは酔っ払いです
    タックンは言いました
    「本気で言ってるようには見えねぇって」

    2008-01-08 05:28:00
  • 352:

    名無しさん

    タックンはとにかくムカついてました
    こんな状況なのに酒の臭いプンプンさせてる白崎さんのお父さんがムカつきました
    白崎さんのお父さんは凶変しました
    「奈々をそそのかしやがって!警察に突き出してやるからな!」

    2008-01-08 05:33:00
  • 353:

    名無しさん

    ノブたんは言いました
    「おっさんてめぇのせいでこうなってんだろが!人のせいにしてんじゃねぇーよ!」
    「やんのかコラァッ!」

    2008-01-08 05:40:00
  • 354:

    名無しさん

    タックンは言いました
    「子供はなぁ親に殴られたら身が痛いだけじゃないんだ、心も痛いんだ!お父さんお母さんやめてって心が痛いんだよ!」
    「……。」
    白崎さんは言いました

    2008-01-08 05:43:00
  • 355:

    名無しさん

    「お父さんをもう信じれない…」

    2008-01-08 05:44:00
  • 356:

    名無しさん

    その言葉を聞いてお父さんは愕然とした顔をしました
    「奈々…」
    その瞬間お父さんの顔は再び凶変へと変わりました
    「今まで誰に育ててもらったと思ってるんだ!」
    お父さんは白崎さんを殴ろうとしました

    2008-01-08 05:46:00
  • 357:

    名無しさん

    タックンは追い被さるようにして白崎さんをかばいました
    白崎さんのお父さんはタックンの横っ腹と背中を憎しみを込めて連続で蹴っています
    たけど先生とノブたんがお父さんを強制的に止めました
    タックンは立ち上がって先生に怒鳴りました

    2008-01-08 05:55:00
  • 358:

    名無しさん

    「これが今の現実なんだよ!こんな状況で引き渡せれると思うかよ!」
    「……。」
    妹の結衣ちゃんは言いました
    「白崎さんのおっちゃんこっちこそ警察呼ぶよ!我が家から出て行け!」

    2008-01-08 05:56:00
  • 359:

    名無しさん

    先生は言いました
    「白崎のことはわたしが責任を持ちますので場所を移してお酒が抜けてからまた後で話をしましょうか」
    白崎さんのお父さんは先生とノブたんの手を振り解きました
    「放せクソ!」

    2008-01-08 05:59:00
  • 360:

    名無しさん

    白崎さんのお父さんは白崎さんの腕を掴んで強制的に連れて帰ろうとしました
    「来い!」
    「やめてよお父さん!」
    タックンは白崎さんのお父さんの手クビを掴んで白崎さんの腕から離させました
    そしてタックンの手は白崎さんの手とつないで二人で走って逃げました

    2008-01-08 06:08:00
  • 361:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-08 06:09:00
  • 362:

    名無しさん

    ?しおり

    2008-01-08 08:26:00
  • 363:

    名無しさん

    タックンと白崎さんは少し離れた公園のスベリダイの中に隠れました
    「時間が経って頃合いを見てから帰ろう」
    「うん…」
    「それにしても暑いなぁ今日気温何度だ?」
    「さっき蹴られたとこ腫れてたりしてない…?」

    2008-01-08 16:49:00
  • 364:

    名無しさん

    「んーまぁたいしたことねぇよあれぐらいなら」
    「ごめんね…」
    「オレは白崎さんとくっつけれてうれしかったくらいだし」
    白崎さん相変わらず顔真っ赤になります
    「……。」

    2008-01-08 16:52:00
  • 365:

    名無しさん

    「冗談だってアハハッ」
    そしてタックンは白崎さんと再び手をつなぎました
    「ぜったい守ってやるって言ったろ?オレは男のコだし任せとけって」
    白崎さんはタックンを巻き込んでしまったことに対して申し訳なさそうにしていました

    2008-01-08 16:55:00
  • 366:

    名無しさん

    タックンはつないでるその白崎さんの手を自分の方にゆっくり引き寄せて舌を入れた甘い長いキスをしました…
    白崎さんの緊張がとれるまでのとろけた長いキス
    唇を離してから白崎さんは言いました

    2008-01-08 16:59:00
  • 367:

    名無しさん

    「小竹君ってキス慣れてるよね…?」
    「あ……」
    「べつにいいけどね…」
    「……。」
    沈黙が続きました…

    2008-01-08 17:01:00
  • 368:

    名無しさん

    タックンは何をしゃべってこの沈黙に打ち勝とうかと考えていました
    公園でキャッチボールをしていた男の子のボールがスベリダイの中に転がって来ました
    タックンは外に転がしてあげました
    「コロコロ〜はいよ〜」

    2008-01-08 17:03:00
  • 369:

    名無しさん

    男の子がもう一人の男の子に言いました
    「もうボール無くすなよな捜すのめんどくさいんだよ〜」
    「なくなったらまたママに買ってもらったらいいだけじゃん」
    タックンはその子供達の何気ない話を聞いてただ哀しかったです…

    2008-01-08 17:05:00
  • 370:

    名無しさん

    親に何不自由なく育ててもらってる子供たち
    グローブとボールも少しねだっただけできっとあたりまえのように買ってもらったんだろうなと思いました…
    物をたいして大事に思う気持ちもなく
    恵まれた環境に慣れてしまって物を大事にすることもなく
    我慢を覚えることもなく

    2008-01-08 17:08:00
  • 371:

    名無しさん

    そしてまたボールがなくなれば哀しむ事も無くあたりまえのようにまたボールを買ってもらうんだろうなと思いました…

    2008-01-08 17:11:00
  • 372:

    名無しさん

    タックンは小学校一年生の頃に一度だけ万引きをした事があります
    その日は妹の結衣の誕生日でした
    妹は泣いていました…
    近所の友達はみんな誕生日にプレゼントを買ってもらえるのに結衣は何も買ってもらえないって…

    2008-01-08 17:14:00
  • 373:

    名無しさん

    お兄ちゃんのタックンも親にプレゼントを買ってもらえなかったので妹の泣く気持ちはわかりました
    タックンは妹の手をつないでお菓子屋さんに行きました
    妹を店の外で待たせて
    タックンは妹にあげる為に10円のガムを一つ盗みました
    店員のおばちゃんに見つかって母ちゃんに万引きをした事がばれて何度も殴られました

    2008-01-08 17:21:00
  • 374:

    名無しさん

    タックンは自分が悪いことをしたんだからべつに殴られても仕方がないとそれだけ思っていました
    でも妹はそんなタックンを見て泣きじゃくりました
    お兄ちゃんを叩かないでって…
    妹を泣かせてしまった事を悔やみました…

    2008-01-08 17:23:00
  • 375:

    名無しさん

    やっと殴られおわってヨコたわってるタックンに妹は言いました
    結衣がプレゼントほしいって言ったからだねお兄ちゃん痛かったよねごめんね…ごめんね…って

    2008-01-08 17:29:00
  • 376:

    名無しさん

    盗むとゆう事は誰かを哀しませるとゆうこと…

    自分一人の問題じゃなくて…

    身内や盗まれた人が哀しむ行為なんだと思いました…

    2008-01-08 17:31:00
  • 377:

    名無しさん

    あのときの妹の泣き顔を見てもう二度と同じ過ちを繰り返さないとその時にタックンは誓いました
    「小竹君どうしたの?」
    「ん?あ、いやなんでもない…」
    タックンは白崎さんのひざ枕で寝ました
    「オレひざまくらしてもらうのスキなんだ」

    2008-01-08 17:33:00
  • 378:

    名無しさん

    「今までの彼女にもしてもらってたの…?」
    「あ……」
    タックンは再びいらないことを言ってしまいました…
    沈黙がまた続きました…
    タックンは再び何を話してこの沈黙に打ち勝とうかと考えていました

    2008-01-08 17:35:00
  • 379:

    名無しさん

    「あ―――――ッ!」
    「えっ?」
    「今月妹の誕生日なの忘れてた…」
    「そうなの?」
    「プレゼント何か買ってあげないと」

    2008-01-08 17:36:00
  • 380:

    名無しさん

    「いつもあげてるの?」
    「オレが中学生になって働くようになってからあげてる」
    「小竹君って妹想いなんだね」
    「去年は安い服だけどギャル系の服あげたんだ」
    「今年は?」

    2008-01-08 17:38:00
  • 381:

    名無しさん

    「んー今年は母の日とか金なくてなにもしてあげれなかったしなぁ〜?」
    「小竹君て母の日も妹にあげてるの?」
    「母ちゃんが居てない分妹がメシ作ってくれたりしてるから感謝の気持ちでハンカチくらいはあげてるよ?」

    2008-01-08 17:40:00
  • 382:

    名無しさん

    「あたしも小竹君みたいなお兄ちゃんほしかったな…」
    「きょうだいは結婚できないんだから他人でよかったじゃん?」
    白崎さん顔真っ赤です
    「……。」

    2008-01-08 17:41:00
  • 383:

    名無しさん

    「オレいつか自分に子供ができたらさ服と筆記用具だけは絶対困らないように買ってあげるんだ」
    「どうして…?」

    2008-01-08 17:43:00
  • 384:

    名無しさん

    「オレ今は自分で働いてるからたまに服を買って筆記用具も買えるけど…まぁ今は筆記用具なんてオレはいらねぇけどさ、小学校の時は近所からお古の服もらって着てたしノートとか使い終わってもさ家に金ないの知ってるし母ちゃんにノートを買う金ちょうだいって言えなかったんだ…」
    「……。」
    「そんなの言ったらさ…なんか母ちゃんが可哀相な気がしてさ…」

    2008-01-08 17:47:00
  • 385:

    名無しさん

    白崎さんはそっと優しくタックンの手を握って頭を撫でてくれました
    なんか安心してタックンは眠たくなりました
    タックンはそのまま白崎さんのひざ枕で夕方までスヤスヤと眠りました

    2008-01-08 17:49:00
  • 386:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-08 17:53:00
  • 387:

    名無しさん

    そして夕方になって目が覚めてアパートのようすを見に行きました
    タックンは白崎さんを近所の駐車場の車の後ろに隠れさせて部屋に誰が居るか見に行きました
    結衣ちゃんとノブたんだけでした…
    タックンは白崎さんを呼びに行ってようやく部屋に戻れました
    「お兄ちゃんと白崎さんおかえり〜」

    2008-01-09 11:01:00
  • 388:

    名無しさん

    ノブたんは言いました
    「白崎さんのお父さんはたぶん帰ったんじゃないかな?先生は元々タックンに用があったみたいだから明日また来るって言ってた」
    「そっか…」
    結衣ちゃんは言いました
    「ゴハン作ってあるからみんなで食べよう!」

    2008-01-09 11:10:00
  • 389:

    名無しさん

    「あ、そっか今日オレたちみんな何も食べてないんだった忘れてた…」
    「ノブたんも今日は自宅に食べに帰らないで結衣が作ったゴハン食べなよ?でも今日だけだよん」
    「うんそうするよ」
    そして結衣ちゃんが作ったゴハンをみんな食べおわりました

    2008-01-09 11:16:00
  • 390:

    名無しさん

    結衣ちゃんは言いました
    「お兄ちゃん白崎さんの着替えって結衣の服でいいかな?」
    「あ、うんサンキュー」
    「パンティーの着替えは結衣がさっきコンビニで買ってきたよ」
    「そっか」

    2008-01-09 11:19:00
  • 391:

    名無しさん

    「でもブラジャーはコンビニで売ってないし白崎さんを連れて明日にでもお兄ちゃんが買いに連れて行ってあげたら?」
    「えっ…」
    タックンは女性の下着売り場には行ったことがありません
    「結衣が安いとこおしえてあげるし」
    「あ、うん…」

    2008-01-09 11:21:00
  • 392:

    名無しさん

    みんなてきとーな順番でお風呂に入りました
    タックンは白崎さんがお風呂に入ってる間ドキドキです…
    みんながお風呂に入りおわって結衣ちゃんは布団を敷きました

    2008-01-09 11:24:00
  • 393:

    名無しさん

    結衣ちゃんは今日も自分の寝る部屋にノブたんの布団も敷きました
    「えっ?」
    「いいから〜いいから〜お兄ちゃんオヤスミ」
    今日は部屋と部屋の戸を開けたままです
    「まぁ…戸を開けてるしいいっか」

    2008-01-09 11:26:00
  • 394:

    名無しさん

    タックンは電気を消して布団に入りました
    白崎さんも布団に入りました
    一緒に布団で寝るのは今日でまだ二日目だし互い意識して緊張してたりします
    だけどタックンは白崎さんに腕まくらをして自分の方に寄せて優しく包み込むように抱きしめて眠ることにしました

    2008-01-09 11:33:00
  • 395:

    名無しさん

    抱きしめていると白崎さんのドキドキが伝わってきます
    可愛いなと思いました
    しばらくして白崎さんは眠りました
    でもタックンはやっぱり今日も布団に入ってから二時間以上経ってるのに眠れそうにないです…

    2008-01-09 11:37:00
  • 396:

    名無しさん

    部屋と部屋の戸を開けていることが良心を保つ唯一の救いではあるけど…
    でも男とゆう生きものだけでものを言えば正直今すぐあの戸を閉めて○×△○×△です…
    まるでお預けを喰らってる犬みたいな気持ちです
    タックンは男の本能を必死に抑えつけながら思いました
    「一人暮らしならとっくにやってるよなオレ…」

    2008-01-09 11:39:00
  • 397:

    名無しさん

    タックンは結局眠れないまま新聞配達の時間を迎えました…
    「眠いけどまぁ新聞配達がんばろっか」
    タックンは仕事に行きました
    そして新聞配達が終わってアパートに帰ると先生が玄関の前にいてました

    2008-01-09 11:42:00
  • 398:

    名無しさん

    「小竹おはよう」
    「なにか用があるんだっけ?」
    「それは後だ…先に一言だけ言っておく白崎とおまえが一緒の布団で寝るのは絶対禁止だからな!くれぐれも変な気を起こすんじゃないぞ!」
    「……。」

    2008-01-09 11:45:00
  • 399:

    名無しさん

    「それとだな夏休み明けにすぐ修学旅行があるんだが小竹はどうする?」
    「行かねぇ…」
    「……。」
    我が家には修学旅行なんて行く余裕はないです

    2008-01-09 11:48:00
  • 400:

    名無しさん

    仕事を休めばその分給料が減ります
    行くつもりもないので修学旅行の積立金もちろん払っていません
    「それだけか用って?」
    「あと、先生毎日ようすを見に来るからな」
    「……。」

    2008-01-09 11:50:00
  • 401:

    名無しさん

    タックンは玄関の戸を閉めました
    先生はしばらくして帰りました
    みんなはまだ眠ってます
    スヤスヤと眠っている白崎さんの寝顔はホッペタにふれたくなるくらいとても可愛いです
    そしてタックンはまだ眠っている白崎さんのとなりでそっともう一度眠りしました

    2008-01-09 11:58:00
  • 402:

    名無しさん

    そしてお昼過ぎにタックンと白崎さんは結衣ちゃんにおしえてもらった店にブラジャーを買いに行きました
    タックンある意味ドキドキです
    非常―っに居づらいです
    客は若い女のコもたくさんいてるけどおばちゃんもいてます
    とにかく店の中には男はタックン以外いてません

    2008-01-09 12:00:00
  • 403:

    名無しさん

    若い女のコが下着を手にしてるだけでもそれはもうエロス全快です
    タックンはパンチラが好きでエロいけど、下着売り場はちょっとなんか目のやり場に困ります…
    白崎さんは自分のサイズのブラジャーをもって試着室に入りました
    今脱いで試着をしているかと思うだけで鼻血ブーッになりそうです
    タックンは白崎さんをまっている間Tバックに目がとまりました

    2008-01-09 12:03:00
  • 404:

    名無しさん

    そしてアパートに帰りました
    ノブたんは言いました
    「四人だけで修学旅行に行こう!」
    「えっ…?」
    ノブたんの自転車とノブたんのお母さんの自転車を借りて二人ずつ二人乗りをしてアパートからだいぶだけど離れた海まで行きました

    2008-01-09 12:06:00
  • 405:

    名無しさん

    白崎さんは水着がないのでみんなで私服のまま暑い中2対2でピーチバレーをしました
    結衣ちゃんと白崎さんは短パンにキャミです
    タックンとノブたんは膝までの短パンにタンクトップです
    極力暑くない格好でピーチバレーに挑みましたがでも暑い太陽の下で服を着たままピーチバレーはなかなか厳しいです
    タックンとノブたんはタンクトップを脱いで上半身裸になって互い勝負に挑もうとしました

    2008-01-09 12:16:00
  • 406:

    名無しさん

    白崎さんはタックンの上半身を見て顔真っ赤です
    でもついでに妹の結衣ちゃんはノブたんの上半身を見てなぜか顔が赤くなってます
    タックンは思いました
    「あぁ…なるほどだからノブたんと一緒の部屋で寝たがってたのか…」
    妹はノブたんに恋をしているみたいです

    2008-01-09 12:18:00
  • 407:

    名無しさん

    お兄ちゃんとしては複雑な心境でした
    ノブたんは以前に海に行ったときにナンパした女の子とあれからいいかんじになってました…
    それをお兄ちゃんのタックンは知っているので複雑な心境です…

    2008-01-09 12:20:00
  • 408:

    名無しさん

    そして夜になってタックンたちはお金がないので旅館には泊まれません
    シートを敷いてその上で寝ることにしました
    夜の海は涼しいです
    だけど時間につれて夜中は肌寒いです
    海の砂浜で寝泊まりなんてしたことがなかったので夏でも夜中の海が肌寒いとは知りませんでした

    2008-01-09 12:27:00
  • 409:

    名無しさん

    タックンとノブたんは新聞紙を拾いに行きました
    四人で新聞紙を被って寝ようとしました
    だけど朝方まで結局みんな肌寒くて眠れません
    タックンは朝方駅の売店に行ってカップメンを二つ買って売店でお湯を入れてそれをみんなに持って行きました

    2008-01-09 12:30:00
  • 410:

    名無しさん

    タックンは一人で売店に行ったのでカップメン二つしか持てなかったです
    四人で分けました
    カップメンの汁が冷えた体に温まりました…
    中学生の時にこんなふうに海の砂浜でみんなで新聞紙を被って寝たことも朝方カップメンの汁で体が温まったこともきっといつかいい想い出になるんだろうなと思いました

    2008-01-09 12:33:00
  • 411:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-09 12:34:00
  • 412:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-09 12:48:00
  • 413:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-09 14:37:00
  • 414:

    名無しさん

    更新して(^_^)v

    2008-01-10 17:44:00
  • 415:

    名無しさん

    主です☆読んでくれてサンキューですm(__)mペコ

    2008-01-11 01:18:00
  • 416:

    名無しさん

    夏休みのある夜
    ノブたんは気分ルンルンです
    タックンは知っていました
    ノブたんは以前に海でナンパした女のコと明日デートです
    明日は妹の結衣ちゃんの誕生日です

    2008-01-11 01:21:00
  • 417:

    名無しさん

    友だちを思う気持ちもあるけど
    妹を思う気持ちもあるし
    ノブたんの友だちとして
    結衣のお兄ちゃんとして
    あいだに挟まれてるような気分になっている今日この頃です…

    2008-01-11 01:23:00
  • 418:

    名無しさん

    タックンは結衣ちゃんがお風呂に入っている間にノブたんに聞いてみました
    「ノブたんは結衣のことをどう思う?」
    「可愛いと思うけどなんで?妹みたいなかんじ」
    「……。」
    予想通りの返事でした

    2008-01-11 01:27:00
  • 419:

    名無しさん

    ノブたんは張りきって言いました
    「てか、オレ明日のデートで絶対キメてやる」
    「つき合うのか?」
    「おぅよ!やっぱ年上がいちばんさぁ〜」
    「ノブたん中学生三年生ってこと言ってねぇんだろ?」

    2008-01-11 01:30:00
  • 420:

    名無しさん

    「相手が21歳じゃ言えないって」
    「まぁ…がんばれよ…」
    それ以上何も言えませんでした
    結衣ちゃんはパジャマを着てお風呂場の方から出て来ました

    2008-01-11 01:37:00
  • 421:

    名無しさん

    結衣ちゃんは頬っぺたをふくらませています
    「ノブたん明日結衣の誕生日だよ?」
    「うんおめでとう」
    結衣ちゃんは落ち込んで言いました
    「今日…じゃなくて…明日言ってよ…」

    2008-01-11 01:39:00
  • 422:

    名無しさん

    「えっ?」
    「ノブたんのバカ…」
    「……。」
    結衣ちゃんは落ち込んだ顔のまま布団を敷き始めました
    ノブたんの布団は今日はタックンたちが寝る部屋に敷きました

    2008-01-11 01:44:00
  • 423:

    名無しさん

    結衣ちゃんはわかりやすい性格だなと思いました
    ノブたんは寝転んでマンガの本読んでます
    ノブたんには結衣ちゃんの気持ちは伝わってないみたいです…
    タックンも鈍感で女心があまりわからないけど…
    ノブたんもたいがいです

    2008-01-11 01:46:00
  • 424:

    名無しさん

    結衣ちゃんは布団を敷きおわって自分の布団に潜ってすねて眠りました
    タックンはお兄ちゃんなので結衣ちゃんが少し可哀相に思えました
    次の日ノブたんは昼前にデートに出かけました
    タックンは結衣ちゃんに小さなケーキだけど買ってあげました

    2008-01-11 01:50:00
  • 425:

    名無しさん

    そしてプレゼントを渡しました
    「結衣ちゃん誕生日おめでとう」
    「……。」
    結衣ちゃんはノブたんがいないので落ち込んでいます…
    タックンは小さい瓶で安いのだけど香水をあげました

    2008-01-11 01:53:00
  • 426:

    名無しさん

    結衣ちゃんはプレゼントを開けました
    「香水…ありがとう…」
    それから一言もしゃべりませんでした
    お兄ちゃん困りました
    その夜ノブたんは泊まりに来ませんでした

    2008-01-11 01:55:00
  • 427:

    名無しさん

    そして次の日の夜
    結衣ちゃんは昨日の夜からずっと布団から出てきていません…
    今日は白崎さんがゴハンを作ってくれました
    白崎さんは心配して聞いてくれました
    「結衣ちゃんゴハン食べないの?しんどいの?」

    2008-01-11 02:05:00
  • 428:

    名無しさん

    「いらない…お腹空いてないから食べたくない」
    玄関の戸が開きました
    ノブたんが昨日のデートの報告をしにきました
    「ナンパのコとつき合うことにしたんだ」
    「……。」

    2008-01-11 02:11:00
  • 429:

    名無しさん

    なんて言えばいいのか…
    タックンはとりあえず言いました
    「よっ…よかったな…」
    結衣ちゃんは布団の中でたぶん泣いてます…
    そして布団を敷いていると玄関の戸を叩く音がしました

    2008-01-11 02:15:00
  • 430:

    名無しさん

    戸を開けると先生でした
    「白崎と一緒に寝てないだろうな?」
    「……。」
    先生は一日に一回時間帯ばらばらで不意をついて毎日ようすを見に来ます
    「小竹どうなんだ?」

    2008-01-11 02:17:00
  • 431:

    名無しさん

    「白崎さんは妹と一緒の布団で眠ってるって毎日言ってんだろ?」
    「なら、いいが…」
    タックンは玄関の戸を閉めました
    先生はしばらくして帰りました
    そしてタックンは今日も白崎さんと一緒の布団で眠ります

    2008-01-11 02:20:00
  • 432:

    名無しさん

    相変わらず先生の忠告を無視しています
    タックンは白崎さんを抱き寄せて今日も何もできないまま寝んねです…
    結衣ちゃんとノブたんが居る限り手を出せません
    玄関の戸を叩く音がしました
    「また先生かよ!いい加減にしろよな!」

    2008-01-11 02:23:00
  • 433:

    名無しさん

    戸を開けると母ちゃんでした
    「母ちゃん…」
    「今日結衣の誕生日だろケーキ持って来たんだ」
    母ちゃんはタックンと結衣にケーキなんて今まで一度も買ってくれたことがないです…
    母ちゃんの以外な行動にタックンはびっくりです

    2008-01-11 02:27:00
  • 434:

    名無しさん

    「えっと…あ、結衣起こすわ」
    タックンは結衣ちゃんを起こしました
    「母ちゃんが結衣ちゃんにケーキ持って来てる」
    「えっ?母ちゃんが?」
    白崎さんもノブたんもタックン達の声に目を覚ましました

    2008-01-11 02:32:00
  • 435:

    名無しさん

    母ちゃんは部屋に上がってタックンに言いました
    「いつからここはたまり場になってんだい?女なんか連れ込みやがって」
    「うっせーなババァ滅多に現れないくせに母親ずらしてんじゃねぇーよ」
    結衣ちゃんは嬉しそうに母ちゃんに言いました
    「ケーキありがとう!」

    2008-01-11 02:35:00
  • 436:

    名無しさん

    「そのケーキあたしの男からだからさ有り難く食べな」
    結衣ちゃんはショックな顔をしました
    「そう…なんだ…」
    タックンは母ちゃんに言いました
    「何か他に用があって来たんだろ?金ならねぇーからな」

    2008-01-11 02:40:00
  • 437:

    名無しさん

    「そんなケチるんじゃないよ五万円でいいからさちょっと貸してくれよ」
    タックンは怒りました
    「母ちゃんにやる金なんてねぇーよ!自分達だけで生きて行くのに必死なんだよ!出て行けよ!」
    「少しでいいからさぁ遊ぶ金がないんだよ」

    2008-01-11 02:45:00
  • 438:

    名無しさん

    「オレは母ちゃんに金やる為に働いてんじゃねぇーんだよ!」
    「うるさいコだねこんな夜分にそんな大声出したら近所迷惑さ」
    「遊ぶ金せびるなら出て行けって!」
    「かわいげもへったくれもないコだね〜あ〜やだやだあんたなんか産むんじゃなかったよ」
    「なんだよ…それ…」

    2008-01-11 02:48:00
  • 439:

    名無しさん

    母ちゃんは諦めて出て行きました
    タックンは母ちゃんが言った言葉に傷ついて動けませんでした
    結衣ちゃんは心配して言いました
    「お兄ちゃん…」

    2008-01-11 02:55:00
  • 440:

    名無しさん

    タックンは自分に言い聞かせました
    「今更あんな言葉なんてことねぇよ…」
    タックンは母ちゃんに金をせびられているとこをノブたんと白崎さんに見られたくなかったです…
    でもタックンは気を取り直して明るく振る舞おうとしました
    「結衣よかったな〜またケーキもらえてさ」

    2008-01-11 02:57:00
  • 441:

    名無しさん

    「よくないよ…」
    「えっ?」
    「母ちゃんの男からもらったケーキなんて食べたくない…」
    結衣ちゃんはゴミ箱に捨てました
    「こんなのいらない…」

    2008-01-11 03:01:00
  • 442:

    名無しさん

    タックンも結衣ちゃんと同じ気持ちです
    金をせびる為によこしたケーキなんて食える筈もなかったです…
    しかも母ちゃんの男からのケーキなんて…

    2008-01-11 03:03:00
  • 443:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-11 03:04:00
  • 444:

    名無しさん

    つらいな…

    2008-01-11 03:24:00
  • 445:

    名無しさん

    たっくん大好き?

    2008-01-11 03:28:00
  • 446:

    名無しさん

    書き方がいいよな(笑)独特

    2008-01-11 03:45:00
  • 447:

    名無しさん

    結衣ちゃんは泣きそうに言いました
    「母ちゃん…しかも結衣の誕生日まちがってるし…結衣の誕生日…昨日なのに…」
    結衣ちゃんが可哀相でした
    たぶん母ちゃんは男のことで頭いっぱいなんだとあきらめました

    2008-01-11 06:06:00
  • 448:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-11 06:07:00
  • 449:

    名無しさん

    めっちゃええ話や?
    世の中自分一人で
    成立ってる訳じゃ
    ないですもんね(ToT)
    勉強なりました?

    2008-01-11 15:00:00
  • 450:

    名無しさん

    主です☆読んでくれてサンキューですm(__)mペコ

    2008-01-11 15:25:00
  • 451:

    名無しさん

    そうして夏休みも過ぎて行き学校が始まるまで残り一週間となりました
    そんなある日
    白崎さんは言いました
    「制服と教科書を家に取りに帰ろうと思うの…」
    「あ…そっか、制服か」

    2008-01-11 15:27:00
  • 452:

    名無しさん

    タックンはうっかりそれを忘れていました
    我が家には今すぐ買ってあげれる余裕はありません…
    タックンは思いました
    「もっと自分が気をつけていたらバイトをかけもちして買ってあげれていたのに…」

    2008-01-11 15:31:00
  • 453:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-11 15:32:00
  • 454:

    名無しさん

    白崎さんは言いました
    「今から取りに帰ろうと思うの」
    「あ、どうしようまいったな…」
    「制服は家に取りに帰るから平気よ?それにお父さん今の時間帯はだいたい眠ってることが多いからきっとばれないで自分の部屋に取りに行けると思うの」
    「あ、うん…じゃあ一緒に行くよ」

    2008-01-11 15:34:00
  • 455:

    名無しさん

    そしてタックンと白崎さんは白崎さんの家へと向かいました
    玄関の前で白崎さんは言いました
    「じゃあ取りに行ってくるね」
    「なにかあったら声出して?飛んで行くから」
    「うんきっとだいじょうぶよ」

    2008-01-11 15:37:00
  • 456:

    名無しさん

    白崎さんは家の中に入って行きました
    タックンは外で心配で落ちつきません
    しばらくして二階の窓が開きました
    見上げると白崎さんです

    2008-01-11 15:40:00
  • 457:

    名無しさん

    白崎さんはクチパクで言いました
    「だい・じょ・う・ぶ・だ・よ」
    タックンはコクッと白崎さんにうなづきました
    白崎さんは窓を閉めて降りて来るだけです
    「ホッ…なんとかだいじょうぶか」

    2008-01-11 15:43:00
  • 458:

    名無しさん

    タックンは白崎さんが家から外に出て来るのを待っていました
    だけどなかなか出てきません…
    タックンは心配してます
    「だいじょうぶかな?」
    その瞬間玄関の戸のガラスが勢いよくバリィーンと割れて砕け散りました

    2008-01-11 15:47:00
  • 459:

    名無しさん

    思わず叫びました
    「白崎さん!」
    タックンは玄関の戸を開けました
    白崎さんは玄関で泣き崩れていました
    ガラスで腕に少しケガを負っています

    2008-01-11 15:51:00
  • 460:

    名無しさん

    目の前には酒でかなり酔っ払って暴れている白崎さんのお父さんが居ます
    タックンは怒鳴りました
    「娘になんでこんなことすんだよ!ケガさせて平気なのかよ!」
    「またおまえかここはワシの家じゃ出て行け!」
    タックンは白崎さんを支えながら起こしました

    2008-01-11 15:53:00
  • 461:

    名無しさん

    「腕の傷痛むか…?」
    「うん…少し痛い…」
    お父さんは再び白崎さんに暴力を奮おうとしてきました
    その瞬間タックンは白崎さんを後ろによけてお父さんに力強く言いました
    「酒に酔って娘に暴力奮ってんじゃねぇーよ!自分の娘だろうが可哀相だと思わねぇのかよ!」

    2008-01-11 15:57:00
  • 462:

    名無しさん

    「自分の子供に何しようが勝手だ!」
    タックンはその言葉に幻滅しました
    「子供は親の所有物じゃねぇーんだよ!」
    白崎さんのお父さんはタックンをぶん殴ろうとしました
    だけどタックンはそれを除けました

    2008-01-11 16:01:00
  • 463:

    名無しさん

    お父さんは玄関に手をついて砕けたガラスで手をケガしました
    だけど白崎さんのお父さんは酔っ払ってわけがわからなくなっています
    白崎さんのお父さんは玄関に置いてあった花瓶でタックンの頭を殴ろうとしてきました
    タックンは花瓶を腕でよけて落としお父さんの腕を掴んで後ろに力付くで押して倒しました
    そして荷物を持って白崎さんの手をつないで二人で走りました

    2008-01-11 16:05:00
  • 464:

    名無しさん

    そしてアパートについてから妹の結衣ちゃんに白崎さんのケガの手当てをしてもらいました
    タックンは言いました
    「結衣ちゃん力加減優しくな?」
    「わかってるよそれとまぁ傷は浅いからだいじょうぶだとは思うよ」

    2008-01-11 16:08:00
  • 465:

    名無しさん

    白崎さんは結衣ちゃんに言いました
    「ありがとう…」
    「うんどう致しまして」
    タックンは白崎さんに聞きました
    「白崎さんのお母さんの姿が見えなかったけどパート中とか?」

    2008-01-11 16:10:00
  • 466:

    名無しさん

    「お母さん台所に居たよ…」
    「えっ?」
    「お母さんお父さんのことが怖いからあたしが暴力を奮われてもいつも止めてくれない…」
    「……。」
    それを聞いて言葉には出さなかったけど白崎さんのお母さんも母親失格だと思いました

    2008-01-11 16:14:00
  • 467:

    名無しさん

    子供をかばうのは親の役目です
    親には子供を護る義務があります
    義務関係なしにしても親なら子供を想い自分が縦になってでも守るのが当然です
    タックンは白崎さんに言いました
    「ごめんな…制服買ってやれなくて可哀相な思いさせてしまった…」

    2008-01-11 16:16:00
  • 468:

    名無しさん

    「小竹君は何もわるくなあのにそんなこと言わないで…」
    タックンは自分の無力さを感じて所詮は中学生なんだと思いました
    少ない給料、少し遣えばなくなるようなお金しかないです…
    中学生のタックンがしてあげれることなんてしれてるんだなと思いました…

    2008-01-11 16:21:00
  • 469:

    名無しさん

    タックンはバイトをかけもちしようと思いました
    そして学校が再び始まりました
    夏休み明けの登校一日目の今日もタックンは新聞配達で学校遅刻です
    もう授業は始まっています
    教室に入って行くと白崎さんと目が合って二人共も少し笑みました

    2008-01-11 16:24:00
  • 470:

    名無しさん

    一緒に住んでいることは他の周りの人間は知りません
    スリルに心は感じました
    担任の中田先生は白崎さんがタックンのアパートで生活していることは問題になるのでとりあえず学校には内緒にしてくれています
    昼休憩になりました
    ノブたんはタックンの席に来て言いました

    2008-01-11 16:28:00
  • 471:

    名無しさん

    「タックン昼メシ白崎さんと三人で一緒に食べようぜ?」
    「あ、おぉ…」
    タックンとノブたんは自分の机を白崎さんの机にくっつけて昼メシを食べ出しました
    白崎さんは嬉しそうなのでよかったです
    今日は三人共パンとコーヒー牛乳です

    2008-01-11 16:32:00
  • 472:

    名無しさん

    クラスのみんなはタックンたちが三人で昼メシ食べてることをコソコソと言い出しました
    「なんであの二人白崎さんとお昼ゴハン一緒に食べてるの?」
    「わけわかんなーい」
    「三角関係かよ〜」
    「あんなコと仲良くしない方がいいのに」

    2008-01-11 16:35:00
  • 473:

    名無しさん

    みんなの言葉が聞こえてきて白崎さんは落ち込みました
    「……。」
    タックンとノブたんは言いました
    「あんなバカな奴らの言うことは気にすんなよ」
    「そうそうあいつらは人を虐めることしか知らない奴なんだからさ」

    2008-01-11 16:37:00
  • 474:

    名無しさん

    白崎さんは落ち込んだようすで言いました
    「あ、うん…」
    教室の廊下の戸が開きました
    タックンの元カノの麗子が隣のクラスからやってきました
    「タックン…」

    2008-01-11 16:39:00
  • 475:

    名無しさん

    気づいたタックンは言いました
    「んっ…おぉ麗子」
    麗子は大きな声で言いました
    「そんなコと昼ゴハン食べてんじゃねぇーよ!」
    そう言って力を入れて戸を閉めて隣の教室へと帰って行きました

    2008-01-11 16:45:00
  • 476:

    名無しさん

    教室を出て廊下を歩いていたら麗子が向こうから歩いて来ました
    タックンは麗子に何か言われると思っていました
    「……。」
    麗子は何も言わず意味深に企みがあるかのように悪笑みを浮かべて素通りしました
    それを見てタックンとノブたんは二人して背筋がゾクゾクッとしました…

    2008-01-11 16:50:00
  • 477:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-11 16:52:00
  • 478:

    名無しさん

    しおリ

    2008-01-11 21:05:00
  • 479:

    名無しさん

    あげ

    2008-01-12 13:09:00
  • 480:

    名無しさん

    しおりんりん?

    2008-01-12 22:14:00
  • 481:

    名無しさん

    ネタつきたな

    2008-01-14 16:19:00
  • 482:

    名無しさん

    主やけど
    読んでくれてありがとう忙しくて書かれへんかったわ今日夜中更新するわ〜☆

    2008-01-14 18:09:00
  • 483:

    名無しさん

    そしてその夜
    お風呂も済んでタックンはくつろいで寝転んでいました
    ノブたんは言いました
    「ナンパのコと次のデートでHするかもな〜」

    2008-01-15 02:55:00
  • 484:

    名無しさん

    妹の結衣ちゃんも部屋に居ます
    タックンはなんて言えばいいのか…
    「そ…そうか…」
    結衣ちゃんは泣きそうになって布団に潜りました

    2008-01-15 02:58:00
  • 485:

    名無しさん

    ノブたんは気分ルンルンです
    「はぁ…」
    お兄ちゃん神経使います
    「なぁタックン中学生三年生ってこと向こうに言ったらどうなるかな?」

    2008-01-15 03:01:00
  • 486:

    名無しさん

    「ん…まぁ…なんつーかなぁ?」
    「そのコ男の陰があんだよな〜」
    「えっ?」
    「彼氏居るっぽい…」
    「……。」

    2008-01-15 03:04:00
  • 487:

    名無しさん

    ノブたんは心を込めて言いました
    「でもおいらあのコのこと好きなんだぁ〜」
    たぶんいま妹の結衣ちゃんは布団のなかでさっきよりも泣いてます…
    兄として複雑だけど友達として言いました

    2008-01-15 03:19:00
  • 488:

    名無しさん

    「まぁ…がんばれよ…」
    せい一杯の言葉です
    タックンは布団に潜ってる結衣ちゃんのようすを見に行きました
    「結衣ちゃん?」

    2008-01-15 03:25:00
  • 489:

    名無しさん

    周りに見えないように布団をめくってみました
    「……。」
    これでもかってくらい泣いてました…

    2008-01-15 03:30:00
  • 490:

    名無しさん

    そして次の日
    タックンが新聞配達がおわってアパートに戻ると結衣ちゃんはまだ布団の中でした
    タックンは聞きました
    「結衣ちゃん学校を休むのか?」

    2008-01-15 03:33:00
  • 491:

    名無しさん

    「カゼでしんどいから行けない…」
    「……。」
    たぶんノブたんのことが原因なんだろうなと思いました…
    そしてタックンは今日も学校遅刻です

    2008-01-15 03:35:00
  • 492:

    名無しさん

    タックンは授業中シャーペンを廻しながらボケェ〜と母ちゃんのことを考えていました
    「はぁ〜…」
    母ちゃんがこないだタックンに言った、あんたなんか産むんじゃなかったって言葉がまだ忘れられません…

    2008-01-15 03:36:00
  • 493:

    名無しさん

    そして学校がおわって帰宅中です
    タックンは通り道の端に置いてあったダンボール箱に目が止まりました
    だれか拾ってくださいって書かれていました
    でも箱の中にはなにもありません
    「……?」

    2008-01-15 03:39:00
  • 494:

    名無しさん

    そしてアパートに帰るとビックリする光景が…
    結衣ちゃんが子犬を七匹拾って来ています
    「あの…結衣ちゃん?」
    「遅刻して学校行こうとしたら道に捨てられてたから拾って帰ってきた」
    「……。」

    2008-01-15 03:42:00
  • 495:

    名無しさん

    タックンは言葉が出ませんでした
    結衣ちゃんは犬を抱きしめながら言いました
    「結衣だってわかってるよ我が家は貧乏だしアパートだし飼えないって…だけど捨てられて可哀相だったんだもん…」
    タックンは聞きました
    「七匹もどうやって持って帰ってきたんだ?」

    2008-01-15 03:44:00
  • 496:

    名無しさん

    「結衣教科書とか学校に置きっぱにしてるからカバン空っぽだしチャック開けたままカバンに入れて持って帰ってきた」
    タックンは突然の事でなんて言えばいいのか…
    とりあえず言いました
    「餌やったか?」
    「ミルクあげたけど飲まないんだ…」

    2008-01-15 03:48:00
  • 497:

    名無しさん

    まだ小さな小さなワンちゃんです
    結衣は一匹の子犬を指さして言いました
    「結衣が拾って来るマエからこのコだけなんかぐったりしてる…心配…」
    「えっ…?」
    「弱ってるのかな…?それともお腹空いてるだけかな?」

    2008-01-15 03:51:00
  • 498:

    名無しさん

    たしかに他の子犬よりぐったりしてます…
    白崎さんは言いました
    「スポイドであげたら飲むかもしれない」
    「わかった!」
    タックンは文房具屋に行ってスポイドを買ってそれでミルクを子犬にあげてみました

    2008-01-15 03:52:00
  • 499:

    名無しさん

    めでたく六匹は飲みました
    でも残りの一匹は飲まないです…
    「なんでおまえ飲まないんだよ?」
    何度あげようとしても飲みません…
    「おまえ飲まないと死んじゃうだろ」

    2008-01-15 03:54:00
  • 500:

    名無しさん

    結衣ちゃんは泣きそうに言いました
    「このコ…やっぱり…弱ってるよね…」
    「外暑かったし脱水症状を起こしてるのかもしれない…」
    弱っているとしたら人間が手をかしてやらないと動物は命を落としてしまいます…
    このまま子犬を見捨てるわけにはいけません

    2008-01-15 03:56:00
  • 501:

    名無しさん

    「お兄ちゃん動物病院に連れて行ってくるから」
    「えっ…お金は?」
    「金なんか頭さげて後払いにしてもらったらいいんだこっちは命がかかってんだから!」
    タックンはその子犬を近くの動物病院に連れて行きました
    病院は閉まっていました

    2008-01-15 03:58:00
  • 502:

    名無しさん

    いくらドアを叩いても反応はありません
    タックンは子犬を抱えながら公衆電話のボックスに入って中に置いてある電話帳で他の動物病院を捜しました
    夏なので公衆電話の中は蒸し風呂のように暑いです
    子犬はさっきよりもぐったりしています…
    タックンは焦りました

    2008-01-15 04:01:00
  • 503:

    名無しさん

    電話をいくらかけてもつながる動物病院がなかったです
    「クソッ!」
    とにかく動物病院にかけまくりようやく一件見つかりました
    隣町の動物病院です
    診察時間内に間に合わないってわかっていたけどすがる思いでタックンは子犬を抱えながら急いで走りました

    2008-01-15 04:06:00
  • 504:

    名無しさん

    「死ぬな!ぜったいに死ぬな!」
    動物病院のシャッターは閉まっていました
    タックンは動物病院のドアのシャッターを叩いて大声で言いました
    「死にそうなんだ!助けてくれ!」
    何度も必死でドアのシャッターを叩きました

    2008-01-15 04:08:00
  • 505:

    名無しさん

    だけど反応はありません
    心の底から悔しかったです
    「クソッ!こんまま死なさせられるか!」
    タックンは子犬をアパートに連れて帰りみんなで必死で見守りました
    「絶対に死ぬな!おまえが死んだらほかのチビたちも悲しむだろうが!」

    2008-01-15 04:11:00
  • 506:

    名無しさん

    人間の身勝手で捨てられ消えて行く命

    この世の中にどれだけの動物の命が犠牲になっているか知っていますか?

    日本だけでも年間犬は30万頭、猫は35万頭もの命が犠牲になっています

    2008-01-15 04:12:00
  • 507:

    名無しさん

    動物へ対する人間一人一人の自覚さえしっかりすれば哀しむ命がなくなるのに…

    結衣は泣きじゃくりながらも子犬を抱いて必死にミルクを飲まそうとしています
    タックンも泣きそうになりながら言いました
    「絶対死ぬな…おまえが死んだら…オレも結衣もみんなも悲しむだろ」

    2008-01-15 04:15:00
  • 508:

    名無しさん

    タックンは振るしきる思いで言いました
    「頼むからミルクを飲むんだ…絶対に死ぬな…」
    結衣が流した一粒の涙が子犬の口元にポタッと落ちました
    子犬は口を少しピクッと動かしました

    2008-01-15 04:19:00
  • 509:

    名無しさん

    タックンはビックリしました
    「えっ…?」
    タックンはミルクを指につけて子犬の口にあててみました
    すると子犬は少しだけ口を動かしました

    2008-01-15 04:22:00
  • 510:

    名無しさん

    結衣ちゃんは言いました
    「お兄ちゃん!」
    タックンはうなづいで再びミルクを指につけて口にあててみました
    子犬は小さな舌を出してミルクを舐めています
    タックンは再び涙を浮かべました

    2008-01-15 04:24:00
  • 511:

    名無しさん

    皿に入れているミルクが少なくなるまで時間をかけて指で何度も舐めさせました
    「がんばれ…がんばって生きるんだ!」

    2008-01-15 04:25:00
  • 512:

    名無しさん

    この世に生まれて意味のない命など一つもないとこの小さな子犬に教えられました

    数日後子犬は元気になりました
    結衣ちゃんは言いました
    「この子犬たちも母ちゃんがいないんだね…」

    2008-01-15 04:28:00
  • 513:

    名無しさん

    タックンは言いました
    「新しい家族を探してやらないといけない」
    「我が家で飼ってあげることは…ダメなんだよね…?」
    タックンは心を鬼にして言いました
    「ダ、ダメだ!」

    2008-01-15 04:37:00
  • 514:

    名無しさん

    我が家はアパートなので飼ってあげれないです…
    結衣ちゃんは飼いたい気持ちを押さえつけて言いました
    「そうだね…」
    いくら可哀相でも飼えな家庭で犬を飼えば最終的には犬を苦しめることになります

    2008-01-15 04:41:00
  • 515:

    名無しさん

    家主にばれた途端保健所送りにするとゆうそんな人間がいます
    なら最初から飼うなと思います
    先のことも考えず飼えない家でペットを飼うのは無責任です

    2008-01-15 04:43:00
  • 516:

    名無しさん

    タックンは思います
    今の世の中、人間の助けなしで犬一匹だけで生き抜くことは難しいです…
    かといって生まれたたくさんの犬達をまとめて飼える程めぐまれた家庭ばかりじゃありません
    子犬が生まれて困ったあげく捨てるくらいならそうなるまえに飼い犬に避妊手術を受けさせてやるべきだと思います

    2008-01-15 04:46:00
  • 517:

    名無しさん

    それが本当の愛情だと思います
    母ちゃん犬だって自分のコが捨てられたら悲しいと思います
    そして又、母ちゃん犬と子犬が引き離されて他所の家に子犬が貰われて行くのは定めだから仕方ないです…
    だからこそ人間は母ちゃん犬の分まで大切にして愛してあげないとダメです

    2008-01-15 04:51:00
  • 518:

    名無しさん

    母ちゃん犬がいなくても懸命に生きようとしたこの子犬のようにタックンも母ちゃんがいなくても強く生きて行こうと改めておもいました
    この世に無駄な命なんてありません
    命を無駄にしてはいけません
    タックンは母ちゃんにあんなことを言われたけどもう気にしません

    2008-01-15 04:55:00
  • 519:

    名無しさん

    ???

    2008-01-15 04:58:00
  • 520:

    名無しさん

    そしてタックンは今回のことでもう一つ教えられたことがありました
    人間も無責任に行動を起こさず避妊は大切だよなと…中学生ながら勉強になりました(汗)

    2008-01-15 04:59:00
  • 521:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-15 05:00:00
  • 522:

    名無しさん

    しおりんりん?

    2008-01-15 07:06:00
  • 523:

    名無しさん

    たっくん忙しいんー?まってるからね?

    2008-01-16 23:22:00
  • 524:

    名無しさん

    主です☆読んでくれてサンキューですm(__)m
    ここ何日か忙しくて★
    今からちょい書くわ〜

    2008-01-17 13:47:00
  • 525:

    名無しさん

    子犬の看病で学校を休んでる間に修学旅行も終わってしまいました
    とりあえずタックンたちは七匹の子犬たちの里親になってくれる人を探しました
    タックンとノブたんは全学年の教室を休憩時間を利用して全て周りました
    「子犬七匹いてます。大切に育ててくれる人限定で里親募集です。ペットOKの家に住んでる人で飼いたい人は親御さんの省略を得てからオレに伝えて下さい」
    そして三日くらいで子犬五匹の貰いてはなんとか見つかりました

    2008-01-17 13:51:00
  • 526:

    名無しさん

    あと二匹です
    タックンとノブたんは職員室が嫌いです
    だけど行きました
    「子犬ほしい人〜?」
    シーンです…

    2008-01-17 13:53:00
  • 527:

    名無しさん

    生活指導の鬼山先生は言いました
    「おまえらもたまには人間らしいことしよって」
    タックンもノブたんも頭カッチーンなりました
    いつもなら怒鳴り散らしてるけど子犬の為今日は我慢です
    タックンは担任の中田先生に言ってみました

    2008-01-17 13:54:00
  • 528:

    名無しさん

    「中田先生は子犬欲しくないか?」
    「あ…いや…先生の家はペット禁止なんだ…」
    「ふーんじゃあいいわ」
    タックンとノブたんは放課後教室に残ってどうやって貰いてを探そうかと考えていました

    2008-01-17 13:57:00
  • 529:

    名無しさん

    「タックンどうする?」
    「んー悩むな〜…」
    そんなとき中田先生が教室に入って来ました
    「子犬のことなんだが先生の知り合いにあたってみたんだが一匹は欲しいって言ってくれてる」
    「マジ?先生サンキューありがとよ〜!」
    「やったなタックン!」

    2008-01-17 13:58:00
  • 530:

    名無しさん

    中田先生に感謝の気持ちでいっぱいです
    残るはあと一匹
    帰宅中に後ろから声が聞こえました
    「タックン!」
    振り返ると麗子でした

    2008-01-17 14:01:00
  • 531:

    名無しさん

    「あ、麗子…」
    麗子は笑顔で言いました
    「子犬全部貰いて見つかった?」
    「あ、一匹だけまだ…」
    「あたし親に犬飼っていいか聞いてみるね」

    2008-01-17 14:02:00
  • 532:

    名無しさん

    「えっ?あ、うん…サンキュー…」
    麗子は帰って行きました
    ノブたんは言いました
    「こないだの麗子ちゃんの意味深な怖い顔はなんだったんだろうな?」

    2008-01-17 14:04:00
  • 533:

    名無しさん

    タックンにもさっぱりわかりません
    「さぁ…?わかんねぇ」
    そうしてアパートに帰って残りの二匹をみんなで眺めていました
    そしてその夜
    みんなもう眠ってます

    2008-01-17 14:06:00
  • 534:

    名無しさん

    玄関の戸を叩く音がしました
    タックンと白崎さんは目が覚めました
    白崎さんは言いました
    「先生が子犬一匹引き取りに来たんじゃない?」
    「うんたぶんな」

    2008-01-17 14:07:00
  • 535:

    名無しさん

    タックンは布団から出て戸を開けました
    「先生迎えに来る時間帯遅いって〜!」
    その瞬間タックンは言葉が出なかったです
    「……。」

    2008-01-17 14:08:00
  • 536:

    名無しさん

    麗子でした
    タックンは戸をそのまま閉めました
    麗子は再び戸を開けて言いました
    「どうして白崎さんがタックンのアパートに居てるのよ!」
    「え…あ、なんつーか…その〜えっと…アッ!犬見に来たんだ〜」

    2008-01-17 14:09:00
  • 537:

    名無しさん

    「白崎さん布団で寝てるじゃない!どうゆうことか説明してよ!」
    「あ…いや…その…」
    「どうせ白崎さんとヤッたんでしょHしたならしたって言えば!」
    麗子は一方的に部屋にあがって白崎さんに言いました
    「タックンとHしたんでしょ!正直に言えば!」

    2008-01-17 14:12:00
  • 538:

    名無しさん

    「えっ…?」
    白崎さん困ってます
    ノブたんと結衣ちゃんも目が覚めて麗子の姿にビックリです
    「えっ?麗子ちゃん…」
    「お兄ちゃんの元カノがなんで…?」

    2008-01-17 14:14:00
  • 539:

    名無しさん

    そして麗子はむきになって白崎さんを叩こうとしました
    「このクソ泥棒猫!」
    タックンは麗子の振りかざすその手を掴んで言いました
    「まてって!事情を説明するから聞けって!」
    タックンは白崎さんの家庭の事情を麗子に説明しました

    2008-01-17 14:15:00
  • 540:

    名無しさん

    そして話が終わって返ってきた言葉が…
    「学校中に言いふらしてやるから!」
    そして麗子は部屋を跡にしました
    「……。」
    タックンと白崎さんものすごくピンチです…

    2008-01-17 14:17:00
  • 541:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-17 14:18:00
  • 542:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-17 14:29:00
  • 543:

    名無しさん

    しおりんりん?

    2008-01-17 14:38:00
  • 544:

    名無しさん

    ?

    2008-01-17 19:09:00
  • 545:

    名無しさん

    (●`ε´●)

    2008-01-18 01:02:00
  • 546:

    名無しさん

    主です☆読んでくれてサンキューですm(__)mペコ

    2008-01-18 16:14:00
  • 547:

    名無しさん

    白崎さんは不安を抱えて言いました
    「学校にバレたら大変なことになるしあたしどうしたら…」
    「明日学校行ってもう一度わかってもらえるように麗子に話してみる」
    「心配…」
    「麗子も根は悪い子じゃないからなんとか話したらどうにか…」

    2008-01-18 16:22:00
  • 548:

    名無しさん

    結衣ちゃんは言いました
    「元カノまだお兄ちゃんのこと好きなの?」
    「さぁ…わかんねぇ?」
    「お兄ちゃん鈍感だからねぇ〜」
    とりあえず再び布団に入って眠ることにしました

    2008-01-18 16:26:00
  • 549:

    名無しさん

    555

    2008-01-18 16:28:00
  • 550:

    名無しさん

    タックンも白崎さんもなかなか寝付けないです
    白崎さんは言いました
    「小竹君起きてる…?」
    「うん」
    「どうしてあのコと別れたの…?」

    2008-01-18 16:28:00
  • 551:

    名無しさん

    「なんで?」
    「あのコ可愛いのに…それに小竹君のことまだ好きみたいだし…」
    「……。」
    白崎さんは不安そうにしてます
    タックンありのまま答えました

    2008-01-18 16:30:00
  • 552:

    名無しさん

    「オレがフラれた、別れようって言ってきたのは麗子の方だし」
    「えっ…?」
    「オレ女心わかんねぇしたぶん悪いのはオレ?」
    「……。」
    白崎さんは言いにくそうに言いました

    2008-01-18 16:32:00
  • 553:

    名無しさん

    「あのね…実は…」
    「んっ?」
    「夏休み明けの登校日の次の日にあたし元カノさんに校舎裏に呼び出されたの…」
    「えっ?マジ?」
    それを聞いてタックンびっくりです

    2008-01-18 16:34:00
  • 554:

    名無しさん

    「一緒に昼メシ食ってんじゃねぇーよって怒られて…」
    「あぁ、そんなの気にしなくていいよ」
    「それで…あの…小竹君が中学二年生だった頃に学校を巻き込んだ問題を起こしたって聞いたんだけど」
    「あ……。」
    「元カノさんと駆け落ちしようとしたの?」

    2008-01-18 16:37:00
  • 555:

    名無しさん

    「まぁ…思ったのは事実だけどな」
    白崎さんは泣きそうに言いました
    「じゃあ…やっぱり元カノさんが言ってた事は全て本当だったんだ…」
    「……?」

    2008-01-18 16:43:00
  • 556:

    名無しさん

    白崎さんは布団から起き上がって泣きながら言いました
    「元カノさんが小竹君の子供を中二の時妊娠してたって言ってた…」
    「……。」
    タックン思わず無言になりました

    2008-01-18 16:47:00
  • 557:

    名無しさん

    たしかに麗子に妊娠を告げられたとき学校中に噂が広まって教育委員会とかPTAとか出てきていろいろと騒動があって大変でした…
    しばらくしてから麗子とつき合ってた頃の話を白崎さんにしました

    2008-01-18 16:50:00
  • 558:

    名無しさん

    「中学二年生の頃…七ヶ月くらい付き合ってて、ある日言われたんだ妊娠してるって…オレからバカとったら何も残らないくらいオレバカだし、子供ができるような行為をオレしてた…」
    タックンは部屋と部屋の間の戸を閉めて続きを話しました

    2008-01-18 16:54:00
  • 559:

    名無しさん

    「オレ避妊してたのに麗子から妊娠したって聞かされてビックリしたし…正直あせった…互い中学生だし、中学生なのにそんな行為をしてたオレがバカなんだけどな…自分の家の生活だけでせいいっぱいなのに子供できたって聞かされて悩んだ…でも麗子は産みたいって言ってるし、オレ一応働いてるし子供も好きだし、だけど向こうの親に反対されるのは聞かなくてもわかってたし、だっていくら働いてても世間からはオレは所詮ただの中学生だから…だけどオレ自分が愛情なく育てられたから…自分の子供には絶対哀しい思いをさせたくないって思ったし、麗子のことも好きだったし…でも妹を置いて自分だけ家を出る事もできないし「なら、妹も一緒だけど駆け落ちしようか?」って言ったら「あんたバカじゃないの?妊娠なんて嘘に決まってんじゃん!妹も一緒とかマジ引く」って言われてさ、オレ真剣に悩んだ分嘘つかれてたってわかったときやっぱ頭カッチーンきてさ「なんでそんな嘘ついた?」って怒って聞いたら、バイトと妹にオレを取られてる気がしてさみしかったらしいんだ…」
    「……。」

    2008-01-18 16:59:00
  • 560:

    名無しさん

    「だけどオレ親が離婚してバイト掛け持ちしまくってたから中学二年生の時は学校ほとんど行ってなくてさ、バイトばっかで麗子のことそんなに構ってあげれてなかったし、まぁオレが悪いんだろうなって思ってその嘘を許したのに…別れようって言われてさ、オレ麗子の言ってることがわけわからなくなってもういいわかったじゃあなって言って終わったんだ…でもそれからもつき合ってる頃と変わない態度でオレに接してくるし理解できねぇーんだ…」
    「それって元カノさんはほんとうは小竹君に引き止めてほしかったんだと思う…」
    「えっ?」
    「別れる気はなくてただ小竹君に自分を見てほしかっただけだと思う…」
    「……。」

    2008-01-18 17:03:00
  • 561:

    名無しさん

    「別れようって言っても好きだから引き止めてほしかったんだよ」
    それを聞いてやっと麗子の気持ちがわかりました
    つき合ってた頃と変わらない接しかたをしてきてた理由…
    女のコの言う別れようはほんとうの別れようじゃないこともあるんだ…と知りました
    タックンは鈍感で女心がわからないので麗子に対して可哀相な事をしたなと思いました…

    2008-01-18 17:06:00
  • 562:

    名無しさん

    明日学校に行ったら麗子に謝ろうと思いました
    次の日いつも通り遅刻で学校に行くと
    校門で生活指導の鬼山先生がタックンを待ち構えていました
    鬼山先生は凄い剣幕です
    「生活指導室に来い!」

    2008-01-18 17:08:00
  • 563:

    名無しさん

    タックンは生活指導室に連れて行かれました
    鬼山先生は言いました
    「小竹おまえ白崎と同棲してるらしいのぉ〜このマセガキが!」
    「……。」
    麗子は学校にもうバラしていたみたいです…

    2008-01-18 17:10:00
  • 564:

    名無しさん

    「中学生の分際で白崎と一緒に寝てるらしいな〜おまえの根性叩き直したらぁ〜!」
    「理由があんだよ!」
    鬼山先生は話も聞かないでタックンの胸元を掴んで一発顔をおもいっきり殴ってきてから竹刀を振り回してめった打ちにしてきました
    ブチきれたタックンは鬼山の足元を掬い上げ倒して顔面をおもいっきり殴ってイスで何度もぶん殴りました
    鬼山はタックンが振りかざすそのイスを掴んで投げ飛ばして再び立ち上がってタックンの頭を掴んでテーブルに何度も叩きつけました

    2008-01-18 17:14:00
  • 565:

    名無しさん

    タックンは肘で鬼山のミゾオチを力強く突いて顔面をおもいっきり殴り飛ばしました
    鬼山は再び起き上がってタックンの腹を蹴り上げました
    そしてタックンは鬼山の片足を再び掬い上げ倒し顔面を足で何度も蹴りました
    互い意地になって血を流しながら生活指導室で殴り合い暴れました

    2008-01-18 17:17:00
  • 566:

    名無しさん

    暴れて殴り合っている時に生活指導室の戸が開きました
    担任の中田先生でした
    「小竹やめるんだ!鬼山先生も暴力はやめて下さい!事情を知ってのことですか!」
    鬼山は言いました
    「中田先生は知ってたんですか?小竹と白崎が同棲してることを!」

    2008-01-18 17:19:00
  • 567:

    名無しさん

    「いや、同棲ではなく同居です…」
    「親もいないアパートで一緒に暮らしてるんだ!同棲以外のなにものでもないだろう!」
    「でも事情が…」
    「あんたも同罪だ!それが教師のやることか!知ってて学校に内緒にしてたんだあんたには厳重な処分が下るだろうな!」

    2008-01-18 17:26:00
  • 568:

    名無しさん

    「わたしは、きちんと理由を聞いてやるのも教師がするべき事ではないですかとあなたに言ってるんです!」
    「どうゆう理由があろうとも中学生の同棲を許すわけにはいかんだろ!」
    「理由を聞いてやって下さい!」
    「どんな理由だ言ってみろ!」

    2008-01-18 17:30:00
  • 569:

    名無しさん

    タックンは話す気も失せました
    「おまえなんかに話すかハゲ!」
    「中学三年生の男と女が一緒の布団に寝ることにどんな理由があるって言うんだ!言ってみろ!」
    「うっせーんだよコラアッ!」
    中田先生は鬼山先生に頭を下げてタックンをとりあえず廊下に連れ出しました

    2008-01-18 17:32:00
  • 570:

    名無しさん

    生活指導室の前には生徒の凄い人だかりができていました
    みんなコソコソ何か言ってます
    タックンはイライラしてます
    先生は人目のつかないように男子トイレにタックンを連れて行きました

    2008-01-18 17:34:00
  • 571:

    名無しさん

    先生は言いました
    「だからあれほど一緒には寝るなと何度も言っただろが!」
    返す言葉がありません…
    「……。」
    タックンと先生がトイレで話してるとわざとらしくトイレに行くふりをして聞き耳をたてようとして入ってくる奴らがいてます

    2008-01-18 17:37:00
  • 572:

    名無しさん

    タックンは入ってこようとする奴をガンガンに睨みつけて入って来ないようにしました
    さっき男子トイレの洋式トイレに入った奴はまだ出てきません
    おもしろがるように人を見てトイレに入って行ったのでなかで聞き耳をたててることはわかっています
    タックンはトイレのドアを足に力を入れておもいっきり蹴りました

    2008-01-18 17:41:00
  • 573:

    名無しさん

    先生が止めるのも無視しておもいっきりトイレのドアをガンガンにひたすら蹴ってドアを壊しました
    なかに入ってた奴に怒鳴り散らしました
    そいつは逃げてトイレから出て行きました
    タックンかなりイライラです
    先生の手を振り払って水道の蛇口をひねって水で顔の血を洗い流しました

    2008-01-18 17:43:00
  • 574:

    名無しさん

    そして教室に帰ると待っていたのは人の陰口と視線でした
    タックンが机のイスに座ってからもコソコソみんな言ってます
    白崎さんは泣きそうにうつむいてます…
    タックンは陰口を叩くクラスの奴らにかなりイライラです

    2008-01-18 17:48:00
  • 575:

    名無しさん

    怒鳴りました
    「おまえら言いたいことあんならオレに面と向かって言って来い!」
    教室のなかはシーンです
    そして誰も何も言って来ないです
    面と向かって言ってくる根性もないくせにみんな陰口だけはイッチョマエです

    2008-01-18 17:51:00
  • 576:

    名無しさん

    いつもなら教室に居てるノブたんの姿が見辺りません
    タックンは近くにいた奴に聞いてみました
    「ノブたん知らねぇ?」
    「あ…田原君なら朝から鬼山先生に呼び出されてたよ」
    ノブたんはタックンよりも先に鬼山に呼び出されていました

    2008-01-18 17:53:00
  • 577:

    名無しさん

    タックンはノブたんを学校中探しました
    殴られてケガをしてるかもしれません
    校舎裏でノブたんを見つけました
    「……。」
    「おうタックン!」

    2008-01-18 17:55:00
  • 578:

    名無しさん

    ノブたんは座りながらタバコ吸ってたけど顔ケガしてました
    「ノブたん鬼山にやられたんだろ…」
    「タックンと白崎さんのことを力づくで聞かれたけどオレ何も言ってねぇから」
    「わるい…」

    2008-01-18 17:57:00
  • 579:

    名無しさん

    「オレは事情を知ってるし気にすんなよ…おいらがエロ本買うの我慢して買ってきたタバコでも吸う?」
    「あぁ、サンキュー…」
    「二人して久しぶりのタバコ解禁だな、中学一年生で吸い初めて二年生でオレたち禁煙したもんな」
    「まぁオレたちは金ねぇから吸えなかっただけだけどな」

    2008-01-18 18:01:00
  • 580:

    名無しさん

    「まぁな〜てか、タバコ吸うと身長延びねぇって実話〜?」
    「さぁ〜?オレ達ふつうに伸びてっけどな」
    「てか、白崎さん教室に一人残してだいじょうぶか?」
    「あ!ヤバッ…オレ教室戻るわ」
    タックンとノブたんはタバコの火を消して教室に戻りました

    2008-01-18 18:03:00
  • 581:

    名無しさん

    もう昼休憩です
    教室に入って黒板を見ると落書きされてました
    タックンと白崎さんのことをみんな好き勝手に書いてました
    白崎パンコとか…タックン毎日やりまくりとか…白崎のこと遊びなら早く別れてやれよとか…書かれていました

    2008-01-18 18:06:00
  • 582:

    名無しさん

    タックンは担任の中田先生の忠告を無視して一緒の布団で寝た結果こんな状況になりました
    タックンが全て悪いです
    自分がとった軽はずみな行動で白崎さんに嫌な思いをさせてしまって心の底から反省しました
    だけど白崎さんが悪く言われるのは腹がたちます
    タックン黒板の落書きを消してみんなに言いました

    2008-01-18 18:08:00
  • 583:

    名無しさん

    「オレは白崎さんとヤってないし、陰口叩いたりこんなふうに黒板に悪口落書きしたりとかおまえらかなり最低な人間だよな!面と向かって言う根性もねぇーくせにあーだこーだ言ってんなよ!言いたいことあんならオレ一人に言って来いやコラアッ!おまえらな白崎さんのこと目の敵にしてんけど白崎さんになんかされたことあんのかよ?」
    シーンです…

    2008-01-18 18:11:00
  • 584:

    名無しさん

    「ただ大人しいからとかそんなんで…人をストレス発散のはけ口にしてんなよ!それと自分が虐めの対象にされたくないからって一緒になって虐めてる奴もいてんだろが!なんでそこで止めてやる勇気や思いやりがおまえらにはねぇーんだよ!止める勇気がないならせめて自分だけは虐めに参加すんなよ!おまえらのやってる事は最低だ!虐めなんてする奴は最低なんだよ!」
    一人の女子が席を立って言いました
    「あたし白崎さん見てるとイライラすんのよねぇ〜無口だしさ〜」

    2008-01-18 18:15:00
  • 585:

    名無しさん

    タックンは言いました
    「オレはおまえを見てるとイライラする、おまえの態度がムカつくそれなら虐めていいのか?」
    「えっ…」
    「ならオレはたった今からおまえを虐める、それがおまえの言う正論なんだろ?じゃあ問題ねぇーよな〜」
    「あ、あたしは何も悪いことしてない…」

    2008-01-18 18:17:00
  • 586:

    名無しさん

    「白崎さんだって何も悪いことしてねぇだろが!なのに虐めんならオレがおまえを虐めてやる」
    「え……」
    「おまえら全員に言ってんだからな!虐められる側の気持ちもわからないならおまえらにとことん虐められる人の気持ちを教えてやっから覚悟しとけ!」
    その女子は泣きました

    2008-01-18 18:20:00
  • 587:

    名無しさん

    口々に他の奴らは言いました
    「泣かすなんてひどい」
    「可哀相じゃない」
    「男のくせに泣かしてんなよ」
    「最低〜」

    2008-01-18 18:22:00
  • 588:

    名無しさん

    ノブたんは言いました
    「おまえらよく自分のしてることを棚に上げてもの言えるよな、バカじゃねぇーの?おまえらどんだけ白崎さん虐めて悲しい思いさせてんだよ、なぁ?なのに自分はちょっと言われただけで可哀相っておまえらどうゆう神経してんだよ!バカじゃねぇーの?虐めてる奴の肩を持つんじゃなくて虐められてる奴の肩を持てよな!」

    2008-01-18 18:24:00
  • 589:

    名無しさん

    そして昼休憩後の授業は緊急の職員会議で自習になりました
    タックンと白崎さんのことが原因だろうと聞かなくてもわかりました
    一緒に住んでることがバレたので今日は白崎さんとノブたんと三人で帰宅です
    白崎さんは元気ないです…
    タックンはアパートに帰ってから子犬を眺めていました

    2008-01-18 18:30:00
  • 590:

    名無しさん

    一匹は中田先生の知り合いが貰ってくれるけど、あと一匹貰いてを探してあげないと…
    白崎さんのことも心配だし…
    中田先生はオレと白崎さんが一緒に暮らしてることを学校に内緒にしてくれていたから…
    中田先生の処分がどうなるのかも心配です…

    2008-01-18 18:34:00
  • 591:

    名無しさん

    そんなタックンを見て結衣ちゃんは凄く言いづらそうに言いました
    「あのね…お兄ちゃん達が帰って来るまえに…」
    嫌な予感がしました
    「えっ…?」
    「母ちゃんが…また…お金持って行った…」

    2008-01-18 18:36:00
  • 592:

    名無しさん

    タックンは頭を抱えてどん底に落ちました
    今はとくにお金がないと困ります
    オレと結衣だけではなく白崎さんと子犬まで何も食べれなくなります…

    2008-01-18 18:39:00
  • 593:

    名無しさん

    給料も出たばかりなのでもう前借りできません
    タックンは倒れるように転げて頭を抱え込みました
    「母ちゃん…頼むからもう勘弁してくれって!」

    2008-01-18 18:40:00
  • 594:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-18 18:40:00
  • 595:

    名無しさん

    同じような話でなかなか前にすすまないね

    2008-01-18 21:32:00
  • 596:

    名無しさん

    てか他のスレはすごく荒れてるけど…
    一番荒れる原因って、中学時代を題材にしてる実話と言い切る、こうゆう作品ぢゃないかなとうち思うんよ…
    だって、少なからず地域限らず皆見てるのに、誰か一人は本人特定してもおかしくないのに、こうゆう中学物語って、誰も書いてる主を知らんわけやん?そこおかしいよね。主が男やから荒れないんかな・

    2008-01-18 22:25:00
  • 597:

    名無しさん

    主やけど☆
    んー中学生の頃の話やからな〜
    まぁ読んでくれてサンキューなm(__)mペコ

    2008-01-18 22:26:00
  • 598:

    名無しさん

    たっくん余裕できたらまた書いて、読ませてね!!毎日楽しみにしてるから?

    2008-01-18 22:38:00
  • 599:

    名無しさん

    主です☆
    604さん読んでくれてサンキューですm(__)mペコ

    2008-01-18 22:46:00
  • 600:

    名無しさん

    とりあえず結衣ちゃんに聞きました
    「冷蔵庫に食材残ってるか…?」
    「二日分くらいなら…」
    「米と犬にあげるミルクは…?」
    「あんまりないよ…」

    2008-01-20 14:22:00
  • 601:

    名無しさん

    「わかった…」
    玄関の戸を叩く音がしました
    戸を開けてみると担任の中田先生でした
    「子犬を一匹引き取りに来たんだ」
    「あ…連れてくる…」

    2008-01-20 14:25:00
  • 602:

    名無しさん

    タックンは子犬を一匹先生に渡しました
    「……。」
    「カワイイなぁ〜先生犬好だから抱けるだけでもうれしいんだ」
    タックンは子犬を抱いて目を優しく細めてる先生に聞きました
    「なぁ…先生は…学校辞めさせられたりしないよな…?」

    2008-01-20 14:27:00
  • 603:

    名無しさん

    先生はタックンに優しい目で言いました
    「心配するな、小竹が卒業するまでは先生見守るから」
    その言葉でオレが卒業したら先生は学校を飛ばされるのかもしれないと思いました…
    先生の言葉にタックンは目頭が熱くなりました…

    2008-01-20 14:35:00
  • 604:

    名無しさん

    先生は子犬を抱きながら片手でタックンの腕を掴んで言いました
    「先生はおまえが以外と優しい子だってことは知ってる」
    気持ちが滅入ってたせいか…タックンの目頭はもっと熱くなりました…
    そんな言葉を学校の先生に言われたのは初めてでした…
    「以外は余計だって…」

    2008-01-20 14:38:00
  • 605:

    名無しさん

    「ハハハッそうだな」
    タックンは先生にいつの間にか心を開いてました
    今まで大人に心を開けた事なんて一度もなかったです…
    タックンにとって先生はいつの間にか特別な存在になっていました
    先生の心の温かさを感じました…

    2008-01-20 14:41:00
  • 606:

    名無しさん

    「それじゃあ先生帰るからな」
    「あぁ…」
    先生の後ろ姿の背中がオレの父ちゃん背中と重なって見えました…
    父ちゃんは今どこで何をしてるんだろうとなんとなく思いました…

    2008-01-20 14:43:00
  • 607:

    名無しさん

    タックンは結衣ちゃんに言いました
    「お兄ちゃんはメシいらないからその分を明日お弁当にして二人共学校に持って行ってくれ」
    「食べないの…?」
    「お兄ちゃんはお腹空かないからいらないんだ」
    結衣ちゃんは泣きそうにうつむいて言いました

    2008-01-20 14:47:00
  • 608:

    名無しさん

    「そんな人間いないよ…嘘つき…」
    タックンは結衣ちゃんの頭を撫でてからアパートを出ました
    タックンは内心焦っていて一秒たりとも無駄にはできなかったです…
    食材が無くなるまでにお金をどうにかしないといけないです…
    タックンはコンビニに行ってアルバイト雑誌を立ち読みしました

    2008-01-20 14:51:00
  • 609:

    名無しさん

    とりあえず日払いの仕事を探しまくりました
    「どんな仕事でもいいんだ…何かあれば…」
    数あるアルバイト雑誌を見て探したけど…
    今すぐお金が手に入る仕事がなかったです…
    タックンはため息をついて頭を抱えながらコンビニを出て歩いてました

    2008-01-20 14:52:00
  • 610:

    名無しさん

    「タックン!」
    腕を掴まれて誰かに呼び止められました
    顔を見ると二年前まで少し離れた家に住んでいた五つ年上の兄ちゃんでした
    「あ!祐介…」
    「タックンこの二年で身長伸びたなぁ〜」
    「まぁな…」

    2008-01-20 14:54:00
  • 611:

    名無しさん

    年上だけど呼び捨てで呼んでます
    祐介はタックンが幼い頃たまに遊んでくれてた兄ちゃんです
    「今オレ駅前でBar経営してんだ」
    「ん、あぁ…」
    祐介は二年前の姿とはかなり変わってました

    2008-01-20 14:56:00
  • 612:

    名無しさん

    「祐介髪型とか変えたな?」
    「オレ二年間ホストしてたからな」
    「へぇ〜…」
    「名刺渡しとくわ」
    「未成年に店の営業してどうすんだよ…」

    2008-01-20 14:58:00
  • 613:

    名無しさん

    「まぁジュースでも飲みに来いよ夕方には開いてるから」
    「……。」
    タックンはひらめきました
    「あ…!」
    「どうした?」

    2008-01-20 14:59:00
  • 614:

    名無しさん

    タックンは祐介に土下座をしました
    「頼む!日払いで雇ってくれ!」
    「えっ…?」
    タックンは家の事情を全て話しました
    返って来た返事は…

    2008-01-20 15:01:00
  • 615:

    名無しさん

    「なら、店では18歳って言えよ?」
    「えっ…いいのか?」
    「知らない顔はできないしな」
    タックンの目はキラキラと輝きました
    「祐介サンキューな!」

    2008-01-20 15:03:00
  • 616:

    名無しさん

    「明日から手伝いに来るか?」
    「おぉ頼む!」
    そしてタックンは少し肩の荷が下りました
    「ど、どうにかなりそうでよかった…」
    ホッと一安心です
    夕方から新聞配達の時間までBarで働かせてもらうことになりました

    2008-01-20 15:07:00
  • 617:

    名無しさん

    次の日
    タックンは今日も学校遅刻です
    授業中、タックンはどうやってクラスのいじめっ子に人の傷みをわからそうかと考えていました
    休憩時間です
    一人の女子が白崎さんの机の前に行きました

    2008-01-20 15:13:00
  • 618:

    名無しさん

    「白崎さん…」
    「えっ?」
    「今まで仲間ハズレにしてごめんなさい」
    「……。」
    「あたし自分までもし虐められたらって考るだけでこわかったんだ…だけどもう仲間ハズレとかしないから…」

    2008-01-20 15:14:00
  • 619:

    名無しさん

    昨日タックンが泣かした女子は言いました
    「あたしも謝る…人を虐めることに楽しさを覚えてた…だけど昨日、自分が虐められる立場に直面した時、本当にこわかった…そんな思いしたくないって思ったし…あたし白崎さんのことをずっと傷つけてた…つらかったよねごめんなさい…」

    2008-01-20 15:18:00
  • 620:

    名無しさん

    一人の男子は言いました
    「オレ白崎さんが虐められてるって知ってたのに知らない顔してた…ごめん…」
    「オレは虐めてる奴らと一緒になって白崎さんの靴をおもしろがって隠したことがあって…後悔してる…」
    そして一人の女子は言いました
    「あたしは…みんなが白崎さんを嫌いって言うから自分も流されて一緒に嫌いって言ってた…ごめんなさい…」

    2008-01-20 15:21:00
  • 621:

    名無しさん

    一人の女子はみんなに呼びかけました
    「みんな人を虐めるのはもうやめよう…自分がされたら嫌な事を人にするのは間違ってるって!」

    2008-01-20 15:23:00
  • 622:

    名無しさん

    差別や虐められた人の心の傷は一生消えません…

    差別や虐めで人を傷つけることは罪です

    イジメをしてはいけないと世の中の人間がもっと自覚するべきです

    2008-01-20 15:26:00
  • 623:

    名無しさん

    その日を境にタックンのクラスでは虐めがなくなりました
    タックンは学校が終わってから私服に着替えて祐介のBarへとバイトに行きました
    カウンターとソファー席が何個かあるやや小型店くらいの店です

    2008-01-20 15:30:00
  • 624:

    名無しさん

    祐介は言いました
    「タックンはグラスを洗ってカクテルとか運んでくれたらいいから、酒飲め言われたら客に見えないようにロックグラスに烏龍茶入れて酒飲んでるふりしてくれたらいいから」
    「オレふつうに酒飲めるけど?」
    「バカ!未成年に酒飲ませれるか」
    「あ、まぁ…そっか」

    2008-01-20 15:33:00
  • 625:

    名無しさん

    「オレはもう経営者なんだからな〜それと伝票にはお客さんにおごってもらった飲み物の分もつけとくように」
    「おぉ…」
    そして開店の準備を手伝いました
    しばらくするとちらほら客が入ってきました

    2008-01-20 15:36:00
  • 626:

    名無しさん

    時間が経つにつれてみんな酔いが更に増して行きます
    いろんな意味で絡んでくる女の人が以外と多かったです
    客の二人組の女のコは言いました
    「ケイタイ番号おしえよ〜」
    「いや、オレ携帯電話持ってないし…」

    2008-01-20 15:38:00
  • 627:

    名無しさん

    「あたしのこと嫌いだからそんなこと言ってんでしょ〜」
    「いや、ほんとに持ってないし…」
    「今ドキ持ってない奴なんているわけないじゃーん?」
    タックンは思いました
    「ここに居てます…」

    2008-01-20 15:39:00
  • 628:

    名無しさん

    「お姉さんがケイタイ買ってあげようか?」
    「いや、いらないです」
    「あたしが買ってあげるケイタイじゃ気にいらないのかよ!」
    中学三年生のタックンには酒に酔って絡んでくる女の人の扱いはまだ難しいです
    ソファー席にお酒を持って行くと客に酔った勢いで抱きつかれたりとか…

    2008-01-20 15:41:00
  • 629:

    名無しさん

    オーナー(祐介)にタックンをお持ち帰りしていいか聞く人もいてたりとか…
    精神面でかなり疲れる仕事だと思いました…
    タックンは祐介に言いました
    「オレBarだけでもこんな苦痛なのにホストとかぜってぇムリ…」

    2008-01-20 15:43:00
  • 630:

    名無しさん

    そして絡んでくるお客さんの相手に散々疲れてアパートに帰って、そしてまた新聞配達に行って朝から昼前まで眠って昼から学校行くって…そんな生活リズムになりました
    タックンの体は睡眠不足で少しクタクタです…
    だけど日払いのためしばらく一ヶ月くらいはBarで働きます

    2008-01-20 15:46:00
  • 631:

    名無しさん

    そんなある日Barのバイトが終わってアパートに帰ると白崎さんは起きていました
    部屋と部屋の間の戸は閉まっています
    電気もついたままです…
    「ただいま…」
    白崎さんは涙目でタックンを見て言いました

    2008-01-20 15:49:00
  • 632:

    名無しさん

    「毎日服に口紅つけて帰って来るのやめてほしい…」
    「えっ…?」
    タックンはを鏡を見ました
    服の胸元に口紅がついてました…

    2008-01-20 15:53:00
  • 633:

    名無しさん

    白崎さんは言いました
    「あたし…小竹君がBarで働くのイヤ…」
    「だけど日払いがなかったら生活できないし…それにオレいくらキスされそうになってもちゃんと除けてるしさ…」
    「自分の彼氏が水商売するのなんてあたし耐えれないよ…」
    「ごめん、でも…オレも好きでBarで働いてるわけじゃないし…」

    2008-01-20 15:55:00
  • 634:

    名無しさん

    「小竹君が誰かにキスをされそうになってること事態凄く嫌なの!」
    「でも、酔っ払いの客に強引にキスをされそうになるのはオレだって嫌なんだって…」
    「小竹君はあたしと結衣ちゃんの為に働いてくれてるんだってわかってるけど凄く不安なの…Barのバイト辞めてほしい…」
    タックンは不甲斐にも白崎さんに怒鳴ってしまいました…

    2008-01-20 15:58:00
  • 635:

    名無しさん

    「だけど、オレは人がやりたくないような汚い泥作業でもなんでも日払いができるならどんな仕事でもやろうと思ってた!そんな中たまたまBarの仕事があったからしてるだけで他に日払いの仕事がないんだから仕方ないだろ!いつまでも日払いの仕事を探してる余裕は無いんだ!働かないと生きて行けないだろ!」
    白崎さんは泣きました…

    2008-01-20 15:59:00
  • 636:

    名無しさん

    タックンは今の状況をどうすることもできなくて頭を抱えました
    タックンは自分自身にイライラしてました
    結衣ちゃんは隣の部屋から出てきて言いました
    「お兄ちゃん…白崎さんに怒鳴ったら可哀相だよ…悪いのはみんな母ちゃんなんだから…」
    「そんなことくらいわかってんだよ!でもどうしようもないだろが!」

    2008-01-20 16:00:00
  • 637:

    名無しさん

    タックンは母ちゃんより自分の女が大切です
    母ちゃんのせいで自分の女が泣くのは嫌です…
    白崎さんが哀しむ顔は見たくないです…
    母ちゃんへの憎しみがタックンの心にこの日できました…

    2008-01-20 16:01:00
  • 638:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-20 16:02:00
  • 639:

    名無しさん

    しおりんりん?

    2008-01-20 17:13:00
  • 640:

    名無しさん

    白崎さん自分勝手でむかつくわ?

    2008-01-20 23:09:00
  • 641:

    名無しさん

    いや、中学生やし、両親の愛情まっすぐに浴びてないし、しゃあないやん(笑)

    タックン頑張れ?

    2008-01-20 23:54:00
  • 642:

    名無しさん

    てか…白崎さんはただめし食わしてもらってるのに自分勝手よな

    2008-01-21 04:56:00
  • 643:

    名無しさん

    うん。白崎さんが新聞配達いけばいいやんな。

    2008-01-21 06:12:00
  • 644:

    名無しさん

    ウンウン住ませてもらった上にタダ飯とブラジャーも買ってもらったくせにな?

    2008-01-21 09:44:00
  • 645:

    名無しさん

    白崎自己チューすぎ〜

    2008-01-21 09:59:00
  • 646:

    名無しさん

    少し時間が経ってからタックンは白崎さんに言いました
    「さっきは怒鳴ってしまってごめん…」
    「あたしの方こそごめんなさい…頭では仕方ないってわかってるのに…凄く不安で…」
    仕方ない理由があっても彼氏が他の女に抱きつかれたりキスされそうになって毎日のように口紅つけて帰って来てたらそりゃ不安になるよなって思いました…

    2008-01-22 14:40:00
  • 647:

    名無しさん

    白崎さんは言いました
    「あたしも何かバイトを探して働く…」
    「オレは結衣にも働かせてないくらいだしそんなのしなくていいから」
    「でも…」
    「オレが働けばどうにかなるから、そんなの気にしなくていいんだ」

    2008-01-22 14:43:00
  • 648:

    名無しさん

    「……。」
    タックンは結衣ちゃんと白崎さんには自分みたいな思いはさせたくはありません
    できるだけ他の中学生のようにふつうに生きてほしいので働かせたくはないです

    2008-01-22 14:48:00
  • 649:

    名無しさん

    タックンは白崎さんの小指と自分の小指をつないで言いました
    「オレ一ヶ月でキッパリ辞めるしそれまでは不安になると思うけど、オレのこと信じてほしい、オレ、バカだけど浮気はしねぇーから」
    「うん…」
    そして一ヶ月Barで働いて日払いをしてどうにか生活が再び成り立ったのでBarのバイトは辞めました

    2008-01-22 14:49:00
  • 650:

    名無しさん

    そんなある日
    学校が終わってアパートに帰ってみると母ちゃんが自分の若い男を部屋にあげていました
    タックンはぶちギレました
    「おまえ人のアパートに勝手に上がってんじゃねぇーぞコラァッ!」

    2008-01-22 14:51:00
  • 651:

    名無しさん

    母ちゃんはタックンに言いました
    「大事な話があって来たんだ、いいから座りな」
    「話ってなんだよ?またどうせ金か!」
    「いいから座りなって」
    結衣ちゃんは白崎さんと子犬を連れて隣の部屋に行きました

    2008-01-22 14:53:00
  • 652:

    名無しさん

    タックンはとりあえず座りました
    「早く言えよ!」
    「母ちゃんさ、体の調子悪くてさ〜」
    「どうせ仮病だろが!」
    「母ちゃんパートを辞めたんだ、この人も働いてないからさ〜生活して行けないんだ、頼れるのはあんただけなんだ」

    2008-01-22 14:55:00
  • 653:

    名無しさん

    「パートって母ちゃんこいつの為に働いてたのか?オレ達はほったらかしといてその金でこの男にメシ食わしてたのか!その上オレから盗んだ金も全てこいつに使ってたのかよ!」
    「そう言うなって、母ちゃん今体ほんとに悪くて頼れるのはあんただけなんだ」
    母ちゃんに対して憎しみがあるけど…
    タックンはしばらく頭を抱えて悩み抜いた結果、憎しみを押し殺して母ちゃんに言いました
    「なら…母ちゃん戻って来い…」

    2008-01-22 14:59:00
  • 654:

    名無しさん

    「この人も一緒にここで暮らすからさ」
    タックンは母ちゃんにガンつけて言いました
    「はぁ?」
    その男はヘラヘラ笑って言いました
    「おまえが一家の大黒柱だ、がんばってオレも養ってくれよ〜」

    2008-01-22 15:05:00
  • 655:

    名無しさん

    頭の血管はブチッとキレてタックンはもう限界でした
    「ふざけんなおまえそれでも男かぁコラァッ!男としてのプライドがねぇーのかよ!」
    タックンはそいつの顔面を足でおもいっきり蹴り飛ばしてぶん殴って髪を掴んでアパートの廊下に引きずり出しました

    2008-01-22 15:06:00
  • 656:

    名無しさん

    「おまえらのせいでオレ達がどんだけ犠牲喰らってんのかわかってんのかよコラァッ!失せろ!今すぐ失せろって言ってんだろが!」
    母ちゃんはタックンの背中を何度も叩いて来て言いました
    「母ちゃんの男になんてことすんだい!このクソガキ!」

    2008-01-22 15:10:00
  • 657:

    名無しさん

    タックンは母ちゃんの手首を掴んで外に出して玄関の戸の鍵を閉めました
    「クソババァ!おまえも出て行け!二度と帰って来んな!」
    母ちゃんは外に置いてあったバットで玄関の戸のガラスを割ってガラスは砕け散りました
    母ちゃんはガラスが割れてできた穴の中に手を突っ込んで鍵を開けて再び部屋に入って来て言いました
    「ここはあたしのアパートだ!不満ならおまえらが出て行けばいい!」

    2008-01-22 15:12:00
  • 658:

    名無しさん

    母ちゃんが完全に自分の男を選んだ瞬間でした…
    タックンは怒鳴りました
    「オレは一人ならとっくに出て行ってんだよ!オレは母ちゃんが放棄してる分結衣に責任感じてんだよ!母ちゃんみたいに簡単に家出れるか!」
    タックンは母ちゃんへの憎しみが増しました

    2008-01-22 15:14:00
  • 659:

    名無しさん

    タックンは怒鳴り散らし母ちゃんはしばらくして諦めて去りました…
    その数日後
    母ちゃんは毎日お金をせびりに来るようになりました
    「母ちゃん50万円借金してしまったんだ、返さないと大変な目に合うんだ、お金貸してくれよ…」

    2008-01-22 15:31:00
  • 660:

    名無しさん

    「そんなもん知るか!」
    タックンは母ちゃんに憎しみがあるので冷たく追い返してました
    家に隠してある金も常にタックンが自分のポケットに入れて持ち歩くようにしました
    タックンは母ちゃんを本気で見捨てようと思っていました

    2008-01-22 15:33:00
  • 661:

    名無しさん

    そんなある日
    学校が終わってアパートに帰ると柄の悪い男が部屋の前に立っていました
    そいつはタックンに言いました
    「おまえか冷たい息子って奴は〜おまえの母ちゃんに貸した50万を返せ」
    「知るかそんなもん今すぐ失せろコラァッ!」

    2008-01-22 15:38:00
  • 662:

    名無しさん

    そいつは白崎さんを見て言いました
    「可愛いな妹か?」
    「違うし、失せろって言ってんだろが!」
    そこに結衣ちゃんがアパートの階段を上がって帰って来ました
    「お兄ちゃん…その人誰…?」

    2008-01-22 15:40:00
  • 663:

    名無しさん

    そいつは言いました
    「妹も可愛いな〜おまえの母ちゃんもおまえも払わないなら妹に稼いでもらうことになんぞコラァッ!」
    そう言って柄の悪い男はしばらくして帰りました
    こうなってしまった以上母ちゃんをほっておくわけにはいきません…

    2008-01-22 15:46:00
  • 664:

    名無しさん

    憎しみ以上に心配になりました
    タックンは白崎さんに言いました
    「ごめん…またBarで働くことになる…」
    「うん……」
    タックンは次の日から学校を休んでバイトをしまくりました

    2008-01-22 16:01:00
  • 665:

    名無しさん

    新聞配達とBarと八百屋のバイトを掛け持ちしてほとんど睡眠時間もとらず二ヶ月根詰めて働きまくりました
    それもこれも母ちゃんの為です
    二ヶ月で50万円つくりました
    この金を母ちゃんに渡せばタックンたちにはお金は残りません
    だからBarの仕事をまだ続けます…

    2008-01-22 16:25:00
  • 666:

    名無しさん

    母ちゃんがお金を取りに来て渡した瞬間…
    タックンはプレッシャーから介抱されてトイレに駆け込み何度も血が混じった胃液を吐きました…
    白崎さんはそんなタックンの背中をさすって泣いていました…

    2008-01-22 16:26:00
  • 667:

    名無しさん

    今、我が家にはお金がないです…
    とうぶんまたBarの日払いで生活して行きます…
    トイレでくたばってたタックンに結衣ちゃんは封筒を渡しました
    「これ…白崎さんがバイトしてくれたお金…」
    「えっ…?」

    2008-01-22 16:35:00
  • 668:

    名無しさん

    タックンは衝撃を受けました…
    「結衣はお兄ちゃんが怒るから働かなかったけど…白崎さんはお兄ちゃんに内緒でこの二ヶ月働いてくれてたんだ…」
    タックンは胸が締め付けられました…
    白崎さんはうつむいて言いました
    「内緒にしててごめんなさい…だけど少しでも力になりたかったから…」

    2008-01-22 16:38:00
  • 669:

    名無しさん

    タックンはバイトを掛け持ちしてほとんどアパートに居なかったので白崎さんが働いていたことに気づきませんでした…
    タックンは自分の目を手の平で隠して熱い涙を隠しました…
    白崎さんの想いに心の底から心が打たれました…

    2008-01-22 16:41:00
  • 670:

    名無しさん

    タックンは自分の母ちゃんのせいで白崎さんに働かせたりなんてしたくなかったです…
    それにタックンは男としてのプライドがたぶん人一倍あるので…
    だけど、申し訳ないとゆう気持ちとありがとうとゆう気持ちが込み上げて来ました…
    タックンは心の底から白崎を大切にしてやりたいと思いました

    2008-01-22 16:49:00
  • 671:

    名無しさん

    ?しおり?

    2008-01-22 16:50:00
  • 672:

    名無しさん

    そして生活はもとに戻りました
    季節は12月です
    久しぶりに学校に行くと廊下で麗子とすれ違いました
    あれから麗子はタックンの教室に逢いに来たりとかしてなかったです
    たぶん顔を合わせづらかったんだと思います

    2008-01-23 01:53:00
  • 673:

    名無しさん

    「タックン告げ口してごめん…」
    「……。」
    「あたしまさかタックンが鬼山に殴られたりするとか思ってなくて…」
    「オレが学校に内緒でバイトしてることは言わないでいてくれただろ、ありがとうな」
    「タックン…」

    2008-01-23 01:55:00
  • 674:

    名無しさん

    「あと、別れるとき麗子の本当の気持ちに気づいてやれなかった…ごめんな…」
    「あたしタックンのことが今でも好き…」
    「ごめん…」
    「今更謝らないでよ、寄り戻せないなら謝らてもあたしが惨めになるだけじゃない…もういいよ、バイバイ」
    しばらくして麗子は通り過ぎて行きました…

    2008-01-23 01:58:00
  • 675:

    名無しさん

    そして学校が終わってアパートに帰ると知らないおばさんが部屋の前にいました
    白崎さんは言いました
    「お母さん…」
    「今まで奈々のことを護れなくてごめんなさい…お母さん、これからは奈々のことをちゃんと守って行く…」
    「……。」

    2008-01-23 02:01:00
  • 676:

    名無しさん

    「お母さん、お父さんと離婚をした」
    「えっ…?」
    「お母さんの田舎に戻ることにした、奈々は一緒に帰ってくれる?」
    白崎さんは泣きました…
    お母さんをほっとけない気持ちと彼氏と離ればなれになりたくない気持ちで複雑な気持ちで泣き崩れました

    2008-01-23 02:03:00
  • 677:

    名無しさん

    中学三年生といえども好きな人を想う気持ちは大人となんら変わりありません…
    どちらかを選べとゆう方が残酷です…
    タックンは白崎さんと離れるのは哀しいです…
    だけど、母親が子供を護る決心をしたのであれば中学生である以上、親と暮らすべきです…

    2008-01-23 02:07:00
  • 678:

    名無しさん

    タックンは白崎さんに言いました
    「お母さんを安心させてあげた方がいい…」
    「だけど…お母さんのことも心配だけど…小竹君とも離れたくない…」
    タックンは泣きじゃくる白崎さんを優しく抱きしめて言いました

    2008-01-23 02:09:00
  • 679:

    名無しさん

    「泣くなよ…別れるわけじゃないんだから…な?オレは白崎さんのことちゃんと好きだから離れても心配すんなって」
    「中学を…卒業したら…絶対逢おうね…」
    「あたりまえだろ…逢いに行くから待っとけ」
    「手紙書くから…返事してね…」
    「うん……」

    2008-01-23 02:12:00
  • 680:

    名無しさん

    そしてタックンは白崎さんがお母さんと去って行く姿を見送りました…
    「よかったな…白崎さん…」
    それからタックンはしばらく凹んで部屋で寝転がってました
    結衣ちゃんが学校から帰って来ました
    「お兄ちゃんただいま〜あれ?子犬は?」

    2008-01-23 02:14:00
  • 681:

    名無しさん

    「白崎さんが田舎で飼うって」
    「えっ?白崎さん出てったの…」
    「白崎さんの母ちゃんと二人で田舎に帰った…」
    「そうなんだ…さみしくなるね…」

    2008-01-23 02:16:00
  • 682:

    名無しさん

    「まぁな…でも卒業したら逢いに行くし」
    そしてタックンは白崎さんと手紙のやりとりをしました
    声が聞きたくて仕方なくなったときは公衆電話からたまに電話をしました
    白崎さんの田舎は遠い場所なので短い時間しか話せないけど、我慢です…

    2008-01-23 02:20:00
  • 683:

    名無しさん

    タックンの母ちゃんは来るはずもなかったです…
    そして卒業式が終わりました
    体育館の外を出ると担任の中田先生はタックンに言いました
    「小竹は一年中先生に心配をかけてくれたな、だけど先生、おまえが白崎や妹を護る姿を見て心が打たれてた…」
    「……。」

    2008-01-23 02:35:00
  • 684:

    名無しさん

    「卒業おめでとう、小竹が二十歳になったら一緒に飲みに行こうな」
    タックンの目頭は熱くなりました
    先生はタックンをこの一年間暖かい目で見守ってくれました
    「先生この一年間サンキューな」

    2008-01-23 02:37:00
  • 685:

    名無しさん

    そして学校の校門を出ようとしたら
    母ちゃんがいました…
    タックンはびっくりしました
    「母ちゃん…」
    「あんたの顔見に来ただけだから…」

    2008-01-23 02:38:00
  • 686:

    名無しさん

    「……。」
    そう言って母ちゃんは新しい男の車で去って行きました…
    久しぶりに見せた母親の顔だったと思います
    そしてその夜
    ノブタンは結衣ちゃんに第二ボタンを渡しました

    2008-01-23 02:40:00
  • 687:

    名無しさん

    「結衣ちゃんにあげる」
    「えっ…」
    タックンも結衣ちゃんもびっくりです
    結衣ちゃんは言いました
    「あ、ありがとう…」

    2008-01-23 02:41:00
  • 688:

    名無しさん

    「オレ結衣ちゃんのことが好きだ」
    「えっ?」
    タックンはノブタンに聞きました
    「ナンパのコは…?」
    「別れてきた」

    2008-01-23 02:43:00
  • 689:

    名無しさん

    「……。」
    「オレほんとうは結衣ちゃんのことずっと好きだったんだ、だけどタックンの妹だし、今まで気持ち押し殺してて言えなかったんだ」
    「……。」
    「結衣ちゃんとつきあってもいいか?」
    親友と妹がつき合うのはそれはそれでお兄ちゃんとしては微妙な複雑な気持ちです…

    2008-01-23 02:45:00
  • 690:

    名無しさん

    「まぁ…、結衣もつき合いたならそうすれば…」
    ノブタンと結衣ちゃんは喜びました
    タックンは言いました
    「結衣はまだ中学生だしHはすんなよ」
    シーンです…

    2008-01-23 02:47:00
  • 691:

    そしてタックンは白崎さんの田舎まで逢いに行きました
    「白崎さん!」

    それから数年後―――" " "08/01/23 02:49

    2008-01-23 02:49:00
  • 692:

    名無しさん

    今日は結衣の結婚式です
    17歳の花嫁です
    相手はノブタンです
    タックンは結衣のウェディングドレス姿を見て肩の荷が降りました
    「結衣幸せになれよ…」 (完)

    2008-01-23 02:53:00
  • 693:

    名無しさん

    主です☆
    こんな掴み所のない話を読んでくれてサンキューでしたm(__)mペコペコ

    2008-01-23 02:55:00
  • 694:

    名無しさん

    たっくんは白崎サンとは?

    2008-01-23 03:13:00
  • 695:

    名無しさん

    主です☆残念なことに中学卒業して一年くらいで終わりが来ましたm(__)mペコペコ

    2008-01-23 03:23:00
  • 696:

    名無しさん

    主さんお疲れさまでした。でも…最後終わり方あっけなかった?

    2008-01-23 04:17:00
  • 697:

    名無しさん

    いい話やのに
    終わりかたもったいない(>_

    2008-01-23 04:27:00
  • 698:

    名無しさん

    主です☆ごめんな〜
    オレもそう思うねん↓↓
    なんか今日急に夜遊びのサイト開いてもエラーばっかでな、一日中アクセスしてもめったにずっとエラーでつながらんからもう一生つながらんのかな思うて、やっと繋がったときに大まかに書いてん↓ほんまはオレも細かく書きたかってんけどエラーに疲れてん?
    今もずっとエラーばっか
    ほんま読んでくれてた人ごめんな?エラー管理人どうにかしてくれ

    2008-01-23 04:54:00
  • 699:

    名無しさん

    アク禁にされたんかな思うくらいひたすらつながらん?
    今日一日中エラーなりまくりや?今もやけど?
    みんなのケイタイは今日ふつうにアクセスできてるん?

    2008-01-23 05:00:00
  • 700:

    名無しさん

    エラーが発生しました。リクエストが不正です。
    ってなんねんやんか↓↓
    中学生の頃の話書いてたから中学生やと思われてアク禁にされたんかな?

    2008-01-23 05:08:00
  • 701:

    名無しさん

    タイトルの一円玉はどうゆう意味だったん??

    2008-01-23 15:14:00
  • 702:

    名無しさん

    あたしも今日1日小説板開けんかった?
    タックンお疲れ様?たったの1円玉がいかに大切かってことに気付いた日々の小説ってことやんな?

    2008-01-23 22:29:00
  • 703:

    名無しさん

    主です☆うんそやねん♪

    2008-01-24 00:03:00
  • 704:

    名無しさん

    実話なら実話でいいんやけど…
    リアルティに欠けるな

    2008-01-24 05:31:00
  • 705:

    名無しさん

    リアリティやで…

    2008-01-24 06:48:00
  • 706:

    名無しさん

    ↑爆笑?
    ホンマそれなぁ?

    2008-01-24 07:05:00
  • 707:

    名無しさん

    主やけど☆また違う話書くと思うしまたよかった読んで下さいっと!ほならまたごきげんよう〜?
    バイバーイ?

    2008-01-24 07:16:00
  • 708:

    名無しさん

    たっくんは今幸せに暮らしてるん??

    2008-01-24 13:39:00
  • 709:

    名無しさん

    違う話書くなら現在まで書いてほしー

    2008-01-24 16:06:00
  • 710:

    名無しさん

    主です☆719さんへ
    ん〜〜今は、ぼちぼちかな?ありがとう。

    2008-01-26 04:57:00
  • 711:

    名無しさん

    主です☆720さんへ
    ん〜〜了解です。

    2008-01-26 04:59:00
  • 712:

    名無しさん

    主です☆
    では、また近いうちに書くんで?ほいなら〜??

    2008-01-26 05:02:00
  • 713:

    名無しさん

    たっくんラブ?

    2008-01-26 08:07:00
  • 714:

    名無しさん

    サンキューです←に苛立ちを覚えました。

    2008-01-26 14:27:00
  • 715:

    名無しさん

    主妄想とか作り話得意そうやな?

    2008-01-26 14:53:00
  • 716:

    名無しさん

    主やけど☆ちゃら書きでごめんよm(__)m
    実話やで。オレは中学生の時からバイトしてたし母ちゃんに金ばっか取られてたよ…そんな家庭もあるねんで
    オレはふつうの家庭からは考えられないような環境で生きて来たんかもしれん…オレは世の中にはもっと酷い環境で必死に生きてきた人はおる思う
    母ちゃんはオレたちを置いて家出ばっかしてたし、置いて行かれる子供の気持ちわかる…?
    この話には書いてないことがまだいっぱいあって…母ちゃんな父ちゃんと離婚する時灯油を頭から被ってライター持って死のうとしてん…

    2008-01-26 17:05:00
  • 717:

    名無しさん

    父ちゃんがライター取り上げたけどな
    母ちゃんいっぱい泣いててん…別れたくないって…………
    オレの家は貧乏やったけど母ちゃんは父ちゃんのこと愛してた…
    父ちゃんも母ちゃんのことを愛してた…
    だけど母ちゃんは現実から逃げたくて浮気して家出を繰り返してたんやと思う…

    2008-01-26 17:07:00
  • 718:

    名無しさん

    父ちゃんはそんな母ちゃんを最終的には許してた、母ちゃんの気持ちを察してたんやと思う…
    父ちゃん一生懸命働いてたけどオレの家は貧乏やったわ…
    どっちが子供を引き取るかって話になったときな…二人になすり合いされてん…
    あんたが引取り女のとこに連れて行けって…
    おまえが引き取れ連れて行けるかって…

    2008-01-26 17:08:00
  • 719:

    名無しさん

    オレも妹もそんな言葉を言う親に傷ついてたわ…
    離婚してからな母ちゃん元気なかってん…
    母ちゃん男何人か変わってるけどな、離婚してから母ちゃんに彼氏できた時な…最初はオレも妹も嬉しかってん…
    妹は母ちゃんの為に母ちゃんがデートで着て行く服を一緒に選んであげたしとかしてな…母ちゃん嬉しそうやし元気になってくれたからオレも妹も嬉しかってん…だけど家にほとんど帰って来なくなってな…オレがバイトで稼いだ金も持ち出すようになってしまってな…

    2008-01-26 17:09:00
  • 720:

    名無しさん

    怒ってもわかろうとせーへんし…ほんま大変やってん…………
    だけどな妹おるし死なすわけにも行かんしオレがんばってた…
    好きな女の子が虐めにあってたのもほんまやし親が酒に酔って彼女に暴力を奮ってたのもほんまやで…………
    オレの家はうるさいことを言う母ちゃんもおらへんし…オレのアパートに身を潜めてたのもほんまやで…

    2008-01-26 17:11:00
  • 721:

    名無しさん

    暴力から逃げる方法がそれしかなかってん…
    おばちゃんは娘が暴力奮われててもおっちゃんのことが怖くて止めへんかったしな…………
    自分が親に恵まれへんかったし…誰にも護ってもらえない悲しさを知ってたから…彼女のことほっとけんかった…………
    つらい思いをさせたくなかった………
    おばちゃんが離婚してな彼女を迎えにきた時、さみしかったけど、安心してん………

    2008-01-26 17:13:00
  • 722:

    名無しさん

    これでやっと彼女は母親に護ってもらえるんや思うたらな安心したわ……
    よかったな…って、ほんまに思うたよ
    母ちゃんが借金して、柄の悪い奴が家に毎日嫌がらせいっぱいしに来たしな……母ちゃんはあんなんやしオレが金つくるしかなかってん……
    妹に手を出されたらあかんしな…

    2008-01-26 17:15:00
  • 723:

    名無しさん

    話にも出てきてた親友に結衣と彼女のこと頼んでずっとアパートに居てもらって護ってもらってた…オレはバイト掛け持ちして金作って母ちゃんに渡したのもほんまやで…
    そんな状況になってみ、金作るしかないから……
    母ちゃんのこといくら憎んでも憎しみきられへんかった…親に対して情があったし…母ちゃんが優しかった一瞬の顔を思い出すとな、やっぱ自分のなかに情があったわ……
    オレが幼い頃に41℃熱出したことがあってな…そのとき必死になって看病してくれてん…………
    動かしたら熱が上がって死んでまう言うてな…近所に熱下げる薬持ってないか聞いて駆けづりまわってくれてんやんか……

    2008-01-26 17:17:00
  • 724:

    名無しさん

    父ちゃんも母ちゃんもそのときだけはほんまに心配してくれてな……
    今となっては救急車呼んだらいいだけやん思うけど…家に病院に連れて行けるお金がなかったんやろな…………
    オレなんだかんだ言って父ちゃんと母ちゃんのこと嫌いにはなりきられへんわ………嫌いやけどな
    だけど…やっぱ産んでくれたことは感謝してる

    2008-01-26 17:19:00
  • 725:

    名無しさん

    いくら貧乏でも親がめちゃくちゃな人でも…産んでくれたからオレは今こうやって文章なんて書いてられる………
    産まれてからいろんな感情や考えを知ることができた…
    人を愛する気持ち、助け合う気持ち、誰かを護るとゆうこと
    人を憎む気持ち…そしてまた、許すことをオレは知りました

    2008-01-26 17:20:00
  • 726:

    名無しさん

    母ちゃんをオレはもう許しています…
    妹も母ちゃんを許しました…
    母ちゃんも弱い人間の一人だったとゆうことです…
    今はこの世にはいませんが妹もオレも母ちゃんを大切に思っています
        (おわり…)

    2008-01-26 17:22:00
  • 727:

    名無しさん

    中学を卒業してからの話書いてって言ってくれた人がいたのでオレの話なんかで申し訳ないですけどまたそのうち新しいスレで書きたいと思います
    m(__)mではほいなら〜☆

    2008-01-26 17:23:00
  • 728:

    名無しさん

    主です☆あ!オレの名前も妹の名前もみんなの名前だけは偽名なんで。ほなら〜?

    2008-01-26 17:32:00
  • 729:

    名無しさん

    何最後のダラダラ
    必死すぎやって
    小説で書いた事を何故また書く?

    主より辛い経験した人は確かにいっぱいいるわな

    2008-01-26 18:34:00
  • 730:

    名無しさん

    主です☆724さんへ
    読んでくれてサンキューでした(≧∇≦)ニャハ

    2008-01-26 18:36:00
  • 731:

    名無しさん

    主です☆725さんへ
    サンキューって言葉ばっかでごめんよ?読んでくれてありがとう☆

    2008-01-26 18:38:00
  • 732:

    名無しさん

    主です☆726さんへ
    読んでくれてありがとう♪

    2008-01-26 18:39:00
  • 733:

    名無しさん

    主です☆それではみなさんまた新しいスレで?
    m(__)mペコッ

    2008-01-26 18:41:00
  • 734:

    名無しさん

    主です☆オレはつらい思いしたとかそんなんを書いたんじゃないねんで?
    伝わらんかったんか…
    まぁ仕方ないっかオレ文章下手くそやしなぁ〜〜
    それとオレ書いてたときは敢えて短い「読んでくれてサンキューです」って言葉しか返してなかったからみんなごめんなm(__)mへたにたくさん言葉書いて返事したらまたその言葉に対して荒らされたらいややったからな〜〜みんなごめんやで?バイバイ

    2008-01-26 19:07:00
  • 735:

    名無しさん

    この話好きやってんけど…主が最後必死になってるの見てちょっとひいた。。。

    2008-01-27 10:33:00
  • 736:

    名無しさん

    主やけど☆必死に思った?そうなんや〜〜まぁ人それぞれ受け取り方あるしな〜。オレは後書きくらいのつもりやったけどな〜まぁ746さんも読んでくれてありがとうな?バイバイ?またね?

    2008-01-27 12:41:00
  • 737:

    名無しさん

    ↑そうゆうのが必死

    2008-01-27 15:41:00
  • 738:

    名無しさん

    主やけど☆返事返さん方がいいんか?
    なら無視するわぁ〜?でも無視したら無視したでまたなんか言うんやろ?
    難しいなぁ〜〜

    2008-01-27 17:08:00
  • 739:

    名無しさん

    ほっといたら、いいと思うで?気にしやんとき〜??文句言いが多いねん?他の楽しみにしてる小説も荒らされて続き見れんくなったし?この小説も楽しみにしてたし完結してくれて、ありがとう?お疲れ様?

    2008-01-27 18:04:00
  • 740:

    名無しさん

    ほんまそれ?荒らされまくって完結する小説が少ない中、最後までありがとう?主さんの言うように、感想に対してレスしたら必死とか言われるしスルーしたらまた非難されるかもやからもう〆でいいと思います。お疲れさまでした?

    2008-01-27 18:45:00
  • 741:

    名無しさん

    主さんは今いくつなんですか?

    2008-01-27 20:52:00
  • 742:

    名無しさん

    よかったぁ?

    2008-08-11 12:54:00
  • 743:

    名無しさん

    主って関西人なん?
    なんで会話全部が
    標準語なん?(笑)

    2008-08-15 04:29:00
  • 744:

    名無しさん

    >>754小説とかなら普通ちゃん?

    2008-08-16 02:18:00
  • 745:

    名無しさん

    主さん、バイバイってゆうてからしつこい?

    2008-08-19 13:03:00
  • 746:

    名無しさん

    漢字間違い多いし。最後の卒業したトコからおもんない

    2008-08-19 16:15:00
  • 747:

    名無しさん

    あげ

    2009-11-22 00:31:00
  • 748:

    名無しさん

    2011-02-20 00:56:00
  • 749:

    名無しさん

    あげ

    2014-09-01 13:45:00
  • 750:

    名無しさん

    あげ

    2014-09-01 13:48:00
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