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DEAR〜
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1:
アイ◆hsF3gEfPG6
これは、愛の16の時の実話です。
よかったら読んでください。2007-12-20 01:13:00 -
213:
愛◆hsF3gEfPG6
誠「何やっとんねん!!!」まぁくんが愛とさやの間に入り、さやに怒鳴る。 さや「だってそうやんか?!いつもの浮気やろ?!どうせまたいつものナンパやろ?!」さやが誠にそう怒鳴り返す。
――――?!―――――なにそれ………なんなんそれ………どういう意味?………いつもの浮気?いつものナンパ?…………
さや「さいきん夜中しか会わなかったんは、この子とおったからやろ?!」さやがまぁくんにそう怒鳴っていた。 夜中しか会ってないってなに?? どういう意味???
どくん・・・どくん・・・どくんどくん・・・・ 血の気が一気に引いていくような感覚になる。2008-01-18 02:55:00 -
214:
愛◆hsF3gEfPG6
愛の門限気にして愛の事考えてくれたから、だから愛を夜家に帰してたんじゃなかったの? 愛の事大事にするって言ってくれたのは? 好きって言ってくれたのは? 何やったん?この子に会うために愛を早くに帰してただけやったん??
愛、遊ばれてたんや・・・
頭ん中でその言葉が最後に、ぽんっと答えとなって浮かび上がった。2008-01-18 03:02:00 -
215:
愛◆hsF3gEfPG6
さやとまぁくんが何か言い合ってる言葉がセミの声に交じり、愛はだまったままその横を通り過ぎようとした。
ぐいっ。 まぁくんが愛の手首を掴んだ。 けど、愛は気付けばその手を振り払っていた。 誠「ちょっと待ってや…こいつの言う事信じるな…夜中にこいつとなんか会ってないし!ちゃんと別れたから!」 さや「何言ってんねん!夜中さやと会ってたやんか?!」 誠「んならいつ会った?!会ってないやろが?!お前が勝手に家の前におっただけやろが?!」 さや「急に連絡とれんくなったら気になるやん!?」 誠「別れたいって言ってもしつこくしてきたんお前やろ?!」
愛はゆっくり、さやを見るとさやは泣きながらまぁくんを見ていた。 まるで、すがりつくように……2008-01-18 03:12:00 -
216:
愛◆hsF3gEfPG6
「その子とやり直し?」愛はその言葉をこぼしていたんだ。気付けばそうこぼしていたんだ。
そしてゆっくり駐車場から出ると、まぁくんがまた腕を掴んで愛が振り払おうとしたけど、まぁくんは放さなかった。。
強い日差しが降り注ぎ、もわっとしたアスファルトの上で立ち止まる。セミの声が響き渡って、うざったい。。2008-01-18 03:17:00 -
217:
愛◆hsF3gEfPG6
愛「放してや…」愛の力ない声。 誠「愛っぺと付き合ったばっかの時は、あいつとは切れてなかったけど今はほんまに愛っぺだけやから!今日な、ちゃんともう来るなってあいつに言ったし!言わないつまでたってもあいつ家の前に来るねん!」 困ったように必死に愛に話すまぁくん。
愛はそう話すまぁくんの顔を見ずに駐車場で泣き崩れるさやを見ていた。。2008-01-18 03:23:00 -
218:
愛◆hsF3gEfPG6
その姿と重なるように昔の映像が頭ん中で交わっていく……
お母さんが出ていってから、毎日家には誰もいない状況が続いた。 ある日、愛が暗くなってから友達の家から帰ってきた時、お兄ちゃんはまだ帰ってなくて、リビングで電気もつけずに、1人で弟がミニカーで遊んでいたんだ。 愛がただいまっていうと、弟が何よりも大事にしていたミニカーを置いて、愛にかけよってきたんだ。 愛はびっくりして電気をつけると、父さんが買ったお菓子にも手をつけていない状態だった。
生意気で、食いしん坊な弟。 愛に甘える事なんてそれまで一度もなかった。 愛は、トイレに行こうとしたら「お母さんまだ帰ってこうへんの?」っていきなり言われて、愛が振り向いて弟の顔を見ると、目が真っ赤で泣いた跡が分かったんだ。2008-01-18 03:31:00 -
219:
愛◆hsF3gEfPG6
お母さんは、晴れた日曜にただ出かけるだけと言ってこの家を出ていき、愛もよく分からないままお母さんが帰ってくるのを待ってはいたけど、兄ちゃんに手紙を渡したのと、お母さんの服や靴がなくなったのだけは知っていたから、なんとなく戻ってこないのはわかっていたけど、まだ一年生の弟には理解できてなかった事をその時になって初めて分かった。
弟は、遊びにも行かずお母さんの帰りをずっと待っていたんだ。 理由さえわからずに。。。 「あのお菓子お母さん好きやから一緒に食べるねんけど、いつ帰ってくる??」 弟が指差したお菓子がお母さんが大好きなお菓子だった。。
その時の目と、さやの目が何故か重なったんだ。。。2008-01-18 03:37:00 -
220:
愛◆hsF3gEfPG6
そりゃ、まぁくんの事は大好きやし、さやとよりなんて戻してほしくない。。今の愛は、まぁくんがいなくなる事が何よりもつらい。
でも………できない……愛にはできない………さやからまぁくんを奪う事……できへんよ………
まぁくんは、愛の手を掴んだまま愛を必死に説得させていた。。それを聞くとひどく胸が痛む。。2008-01-18 03:41:00 -
221:
愛◆hsF3gEfPG6
――まぁくん……大好きだよ――― 「だるいねんこういうん…」愛は、視線をまぁくんに向けて、まぁくんに低い声でそう言う。 「だから、俺ほんまに今は愛っぺだけやから!信じてや?!」 必死な顔して愛にそう話すまぁくん。
―――ほんまは、そばに居たい…――――― 「ってか、別にあんたの事適当やったし、やっぱ年下やし…」まぁくんの目を見ながら、あざわらうように言葉を吐くと、まぁくんは少しびっくりしたように愛を見る。
―――世界で一番、一番大好き――――「前の彼氏と愛な、ほんまは別れてないねんやんかぁ。。」愛がそう言うと、まぁくんの顔が少し変わったんだ。 「嘘やろ?愛っぺそんな事するような奴ちゃうやん?」2008-01-18 03:52:00 -
222:
愛◆hsF3gEfPG6
―――まぁくん?めっちゃ好きやで……―――――――――
「なんも知らんやん(笑)愛誰とでもやるし(笑)今やから言うけど!あんたは、遊びの1人(笑)年下の男に本気なるわけないやん!」
愛がそれを話した時、まぁくんが愛の手をつかむ手を、すっと放したんだ……胸が痛い。。。涙がじんわり浮かんできて、愛はうつむいた。。2008-01-18 03:57:00