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DEAR〜

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  • 1:

    アイ◆hsF3gEfPG6

    これは、愛の16の時の実話です。
    よかったら読んでください。

    2007-12-20 01:13:00
  • 173:

    愛◆hsF3gEfPG6

    この感覚は前にも何度かあった事があるけど、こんなにひどいのは初めて………愛は、苦しみもがきながらじたばたしていて、まぁくんは愛の名前を呼びながら愛の口にビニール袋を当てながらも、愛を力一杯抱き寄せていた。                               
    息ができない!息が‥怖いっ怖いよ!!  何も考えれない意識の中で、遠くのほうで聞こえるまぁくんの声に答える余裕さえない中で、愛はまぁくんの手を探して強く握っていた。

    2008-01-07 13:43:00
  • 174:

    愛◆hsF3gEfPG6

    ――スー‥…はぁぁぁ  呼吸がだんだん出来るようになり、ゆっくりまぶたを開けると、まぁくんが愛に微笑む顔が視界に映り凄く安心した。                               
    誠「もう大丈夫やから…」まぁくんからそう言われ、コクリとうなずきながら、ゆっくりビニール袋を口から放す。

    2008-01-07 13:47:00
  • 175:

    ゆう

    愛ちゃん(*μ_μ)
    小説読んでると涙がでてくるよ。。
    (っω;`。)スンスン
    頑張って(*ノェノ)

    2008-01-07 14:12:00
  • 176:

    愛◆hsF3gEfPG6

    一体どれくらい時間が過ぎていたのだろうか。。まぁくんを握り続けていた手のひらにはじんわりと汗が出ていた。                                
    誠「愛って過呼吸もち?」 まぁくんから言われた言葉に理解ができないでいる。 誠「また苦しくなったらビニール袋か何かで口にあてたら治るから……ってかさぁ……お腹のあおたん何??」                                 
    愛の目を、まっすぐ見ながらまぁくんがそう言った。いつの間にか愛のブラジャーのホックを、まぁくんは取り外していたみたいで、服をめくる時にお腹のあおたんが見えたのだろう。

    2008-01-07 17:18:00
  • 177:

    愛◆hsF3gEfPG6

    …言っちゃだめだ…まぁくんは傷つけたくない……ねぇまぁくん?愛はね……まぁくんが大事だから……                                      
    愛「お父さんにまた殴られたねん…」自分の中で、一番自然な嘘をついた。まぁくんの目を見ながら、愛はそう話すと、まぁくんは愛の目をじっと見てから、1つため息をついて  そっと愛のお腹の上に手を添えたんだ。                                
    この時ちゃんと話しておけば、君との未来は変わっていたのかな……                             
    誠「ほんまに?」その言葉に愛はうなずく。 まぁくんは、唇を噛みしめ愛のお腹に置いてる手でそっとそっとお腹を撫でてこう言った。

    2008-01-08 05:15:00
  • 178:

    愛◆hsF3gEfPG6

    誠「そっか…」この言葉の意味に深いか浅いかは分からない。けれど、それ以上の言葉が見つからなかったのかな。                                
    愛は、ひどく疲れていた。過呼吸になったし、泣いたせいかな…でも、まぁくんの傍にいるとね、すごく落ち着けたんだ。                             
    まぁくんは、いつもよりだいぶ早い時間に、愛を家の前まで自転車の後ろに乗せ送ってくれた。

    2008-01-08 05:20:00
  • 179:

    愛◆hsF3gEfPG6

    玄関のドアを開けると同時にリビングからお父さんの声がして、愛はお父さんに呼び出され、まだじんじんと痛む体のまま、リビングの机にお父さんと向かい合わせになり座り、母さんがテーブルの椅子に足を組ながらタバコを吸っている。                         
    あぁまたこの感覚。息がつまるような苦痛。。過呼吸とは違う感覚。この空間が愛は苦手……愛は、この家ではまるで氷のように冷めているんだ。

    2008-01-08 05:24:00
  • 180:

    愛◆hsF3gEfPG6

    お父さんはタバコを灰皿にもみ消すと、灰皿に押し付けられたタバコから、細い煙が風に吹き消された。愛は、ただそれを見ていた。                         
    父「昨日の夜中また家出てったやろ?何でや?」父さんの冷静な声。愛が何を言っても、父さんは愛の言う事なんて信じようとせず、母さんの言う事を信じる。 それに何を言っても、愛を殴る。                     
    愛「別に…」父さんの目を見ることもせず愛は、そう答える。 母「遊びに行ってたんでしょ?シンナーとかしてるんじゃないでしょうね?」煙を吐きながら母さんが愛にそう言った。

    2008-01-08 05:31:00
  • 181:

    愛◆hsF3gEfPG6

    愛が母さんの顔を睨むと、母さんはテーブルの椅子に足を組んだまま愛をまるで見くだすように見下ろした。 父「そんな事しとるんか?!」 父さんが声を張り上げる。 …あんたは、何でも信じるんやな…                          
    愛は母さんを睨んでいた。拳に力が入る。 父さん「答えぇ!!」父さんの怒鳴り声。愛はそれでも母さんを睨んでいた。                             
    愛「そう思うなら思えばいいやんか!!」愛がそう怒鳴ると、父さんはテーブルの上に置いてるタバコを愛に投げつけ、床にタバコが散らばる。

    2008-01-08 05:37:00
  • 182:

    愛◆hsF3gEfPG6

    愛は今まで、父さんや母さんには、手をあげた事がなかった。理由は親だから。どんな嫌味を言われようと、どれだけ殴られようとも泣かないし、歯を食い縛り耐えてきた。 何を言われても、ぐっとこらえてきたんだ。                                 
    「はぁ……あんたの母親はどんな人なんやろね(笑)どんな育て方してきたんやろね(笑)」母さんがタバコを消しながら、ため息まじりにそう言ったんだ。まるであざわらうように…                           
    「母さん!言い過ぎや…」父さんが、すぐさまそう言ったけど、母さんはくすっと笑ったんだ。                             
    殺してやる……こいつは殺してやる……愛は、立ち上がりテーブルの上にあるガラスでできた灰皿を掴み、思い切り母さんにぶつけると、灰皿が母さんの腕にぶつかり床の上で割れ、それと同時に父さんが立ち上がり愛を殴りはじめた。

    2008-01-08 05:46:00
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