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DEAR〜
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1:
アイ◆hsF3gEfPG6
これは、愛の16の時の実話です。
よかったら読んでください。2007-12-20 01:13:00 -
153:
愛◆hsF3gEfPG6
夜中の光景がまるで映画を見ているような映像で、頭の中でカタカタと音をたて同じ場面が流れていくような感覚。
………大丈夫……
映像をぷつりと切り裂くように、愛は自分にその言葉を胸の中でつぶやき、ベッドに入り、ゆっくりとまぶたを閉じた。。2008-01-06 22:31:00 -
154:
愛◆hsF3gEfPG6
愛は夢を見た。
まだランドセルを背負ってる愛が勢いよくドアを開けて、ただいまと大きな声で笑顔で言ってる。 でも、おかえりという言葉が返ってくる事はなくて、笑顔が少しずつ変化して、肩を落としながらひどく悲しむ顔に変わり、靴入れの扉をゆっくりと開けて、お母さんの靴があった場所には、何もないことを確認して、ゆっくりと扉をしめ、靴を脱ぎ階段をゆっくりとのぼっていき、お母さんの洋服ダンスがある部屋へと入り、ゆっくりとドアを開けて、そこには何もなく、唇を噛みしめ泣いている。。2008-01-06 22:38:00 -
155:
愛◆hsF3gEfPG6
その姿を見ている今の愛。動こうとしても、体が動かなくて手を差し伸べようとしても、それすらできずにただただ、幼い自分を見る事しかできない。。
そこへ、弟がやってきて幼い愛は涙を拭き、立ち上がり弟に笑顔を見せた。。
――パチッ――――目が覚めると同時に、セミの鳴き声が耳に飛び込んできて愛は上半身を起こした。2008-01-06 22:44:00 -
156:
愛◆hsF3gEfPG6
お腹…痛い…… 痛みが夜中の出来事を甦らせる。 パジャマを少しめくると、黒紫と黄色のような内出血の跡が白い肌に、不自然にできている。 大事な部分も、ひどく腫れたような感じがする。。
………初めてだったのに………
恐怖心があまり湧き出てこない。湧き出てくるのは、まぁくんへの罪悪感。。。それだけだったんだ。2008-01-07 01:20:00 -
157:
愛◆hsF3gEfPG6
エアコンの作動する音の向こうで、やかましく鳴き交うセミの声を聞きながら、枕元に置いてるベルをそっと取り上げると、まぁくんからメッセージが届いていた。
【ガッコウイッテキマス! マコト】
机の上に置いてる時計を見ると2時をすぎていた。 まぁくん学校行ったんだ……付き合いはじめてから、初めてだよね。。メッセージ受信時刻を見ると愛が寝たあとすぐくらいに届いていたみたい。2008-01-07 01:26:00 -
158:
愛◆hsF3gEfPG6
まだぼーっとする頭ん中。でもなぜか、胸が痛い。 …なぜかじゃないね……理由は1つだけやね?
まぁくんに会いに行こう。まぁくんに…
大丈夫。。夜中の事は誰にも言わない。大丈夫だよ…過ぎた事やねんから……これくらいの事、お母さんがいなくなった時に比べれば対した事ない。2008-01-07 01:31:00 -
159:
愛◆hsF3gEfPG6
キリキリと痛む体でベッドから降り、服を着替える。夜中に着ていた服は床に脱いだ時の形のまま。。 愛は片手でそれを持ち上げると、真っ白なワンピースにビールのシミやうっすら血がシミになっていて、それを見てからゴミ箱に、そっと真上から落として、部屋をあとにした。
行ってきますとも言わず、行ってらっしゃいとも言われず、母さんの気配を無視して家を出る。
門から外へ一歩踏み出したと同時に、愛の家のまん前の道路を一台の原付が通りすぎ、その音に体がひどく反応する。2008-01-07 01:38:00 -
160:
愛◆hsF3gEfPG6
更新終わります?
書き込みありがとうございました!2008-01-07 01:39:00 -
161:
愛◆hsF3gEfPG6
大丈夫……大丈夫だ……拳を握りしめ、強い日ざしの下でもわもわとアスファルトから伝わる温度を感じながら、愛は一歩…また一歩足を進めていく。
恐がりたくなんてないよ…過ぎた事にしたい。そんなに愛は弱くなんてないよね?大丈夫だよね?
歩きながら愛は自分にそんな事を言い聞かせているのに、体は原付の音に怯えている。。2008-01-07 04:08:00 -
162:
愛◆hsF3gEfPG6
つい数年前まで歩いていた中学までの道。 懐かしいような、懐かしくないようなそんな道。 セミの声が暑さをよけい増すような気分。
愛は、ただ道を歩いている男の人を見るだけで気分が悪くなっていた。息が詰まるような感覚にさえなりはじめた……2008-01-07 04:11:00