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一つの光

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  • 1:

    ありきたりな話かもしれませんが、自分の人生を織り交ぜながら書いてみます。下手な文章になるとは思いますが良かったら読んで下さい?

    2007-11-12 22:33:00
  • 2:

    「けいちゃん!こっち向いて♪」
    ビデオカメラを片手に幼いアタシに呼び掛ける優しい母。
    遠くで走り回っている兄と弟。
    幼い頃は母、兄、あたし、弟でよく近くの大きな公園に遊びに来ていた。
    父は夜中まで帰って来なかったので、あまり父と出掛けた記憶がない。

    「けい!お前もこっち来い!!」
    弟一人じゃ物足りないのか少しキレ気味の兄に呼ばれアタシは急いで兄達の元へ走った。

    2007-11-12 22:45:00
  • 3:

    兄の和は幼い頃から近所のガキ大将で、力で支配するジャイアンタイプだった。
    そんな兄貴とは相対して弟の勇は甘えっ子で泣き虫な根っからの末っ子タイプ。
    あたしと勇は完全な兄貴の家来状態だった。

    2007-11-12 22:50:00
  • 4:

    走って兄貴の傍に行ったにも関わらず「遅い!!」と言ってはゲンコツで殴られる。
    それでも、長男の兄は家族想いな一面もあった。
    殴られて泣くアタシ。そんな光景を見て泣く弟。
    泣かせるのも兄だが、アタシ達をさり気なく笑わせて泣きやませてくれるのも兄だった。

    2007-11-12 22:55:00
  • 5:

    走って兄貴の傍に行ったにも関わらず「遅い!!」と言ってはゲンコツで殴られる。
    それでも、長男の兄は家族想いな一面もあった。
    殴られて泣くアタシ。そんな光景を見て泣く弟。
    泣かせるのも兄だが、アタシ達をさり気なく笑わせて泣きやませてくれるのも兄だった。

    2007-11-12 22:56:00
  • 6:

    優しくて綺麗な母。
    あまり帰って来ないが、たまにお土産を買って帰ってきてくれる親父。
    ジャイアンタイプだが、なんだかんだ言って面倒をみてくれる兄貴。
    甘えたで泣き虫だが可愛い弟。

    【幸せな家庭】
    幼いアタシには、そう見えていた。
    だから、少し先の未来なんて見えるはずもなかった。

    2007-11-12 23:04:00
  • 7:

    名無しさん

    あたしが小学校に入学した頃から、少しずつ家庭は荒れ出した。
    夜中になるとリビングから怒鳴り声が聞こえ出す。
    後から知った話だけど、どうやら親父が仕事を辞めたらしい。
    働かない親父に母が文句を言っていたのだ。

    2007-11-12 23:09:00
  • 8:

    ガシャーンっ!!
    親父が物に当たり散らし、そこら中の物を母に投げつけている。
    「お姉ちゃん…、何でパパとママは喧嘩ばっかりするん…っ?」
    二つ下の弟、勇は泣きながらアタシに聞いてくる。
    アタシは何も言えず同じように泣きながら勇の頭を撫でてやる事しか出来なかった。

    2007-11-12 23:14:00
  • 9:

    その喧嘩は毎日夜中になると続けられた。
    親父が帰って来ると、自分達に被害がいかないようにと母がアタシ達を部屋へ入れる。

    いつしか優しい母から笑顔は消え、常に眉間にシワが寄っていた。

    2007-11-12 23:19:00
  • 10:

    そんなある日、母が新しい家族を連れて帰って来た。
    ポメラニアンのリリ。
    母の知り合いが飼えなくなって引き取って来たらしい。
    犬嫌いだったアタシは逃げ回っていたが、久々に穏やかに笑う母の顔を見て嬉しくなった。

    2007-11-12 23:23:00
  • 11:

    唯一の癒やしは、あたしの唯一の親友になっていった。

    夜中の喧嘩は相変わらずだが、リリが傍に居てくれたおかげで少し気は安らいだ。
    兄、アタシ、勇、リリは6畳の部屋で布団にくるまりながら親父の怒りが収まるのを、ただただ祈っていた。

    2007-11-12 23:29:00
  • 12:

    小学三年に上がり、相変わらずリビングで一方的に母を殴る父の怒鳴り声も当たり前になってきた頃だった。
    「けい…」
    ふいに名前を呼ばれたアタシは兄の方を振り返る。
    兄は人差し指を立て、シィーと言いながらアタシに近付いて来た。

    2007-11-12 23:35:00
  • 13:

    『どうしたん?お兄ちゃん…』
    眠りかけてたアタシは目を擦りながら問いかける。
    その問い掛けに兄は
    「ええから絶対声出すなよ」
    そう言って兄はアタシの上に馬乗りになった。

    2007-11-12 23:38:00
  • 14:

    『何…っ!?』
    そう言った瞬間、片手で口を覆われた。
    いつもと違う兄の様子にただただ恐怖した。
    助けを求めて弟に目をやるが、弟はぐっすり眠っている。
    その変化に気付いたのはリリだけだった。

    2007-11-12 23:42:00
  • 15:

    四つ上の兄は、まだ中学一年生だが身長は170を越えていてガタイは大人と変わらない。
    幼いアタシの抵抗は意味の無い物だった。

    抵抗すれば殴られ、声を出せば首を絞められた。

    2007-11-12 23:47:00
  • 16:

    その様子を見てリリが吠えてくれたが、リリの夜泣きは日常茶飯事だった為、リビングから「やかましいっ!!」と扉を叩かれただけだった。

    下を脱がされ、殴られ、抑えられ、ほとんど抵抗も出来なかった。

    2007-11-12 23:53:00
  • 17:

    痛いっ!!
    漏れるっ!!
    苦しい…っ!!
    恐怖から身動きも取れず、涙を流す事しか出来ない。
    まだ生理も始まって居ないのに無理やり入れられ、今まで味わった事のない激痛に襲われた。
    ただ、ソレが終わるまで耐えるしか無かった。

    2007-11-12 23:58:00
  • 18:

    コトが終わると兄は
    「言うたらコロスからな」
    とだけ言い残し、自分の布団へ潜り込んだ。

    痛みと恐怖から涙を流すアタシの隣へ来て心配そうに顔を覗き込むリリ。

    2007-11-13 00:09:00
  • 19:

    『リリ…』
    その日、あたしはリリを抱き締めながら声を押しコロして泣き続けた。

    まだ幼かったアタシにソレは理解出来なかったが【ひどい事をされた】という事だけは理解できる。
    そしてソレはアタシが小学校を卒業するまで繰り返された。

    2007-11-13 00:14:00
  • 20:

    両親の喧嘩が始まり、弟が寝静まると、兄貴の気分によって始まる。

    一度、勇に見られたが、幼い勇に理解する事など出来ず、アタシが殴られているのだと思い泣いていた。
    その日だけは免れたが、変わる事はない。

    2007-11-13 00:17:00
  • 21:

    家に居る事が苦痛だった。
    でも門限を破れば親父に殴られる。
    夜中になれば兄貴に犯される。
    逃げ場なんて無かった。

    ただ殴られ無いように、コロされないように。
    何も知らない母や弟の為、親父に殴られない為にイイ子を演じ続けた。

    2007-11-13 00:23:00
  • 22:

    しかしアタシが中学に入る頃、転機が訪れた。
    親父の仕事の都合で引っ越しする事になったのだ。
    新しい家は4LDK。
    親父と兄貴は個々の部屋が設けられた。
    それは、兄貴からの解放を意味していた。

    2007-11-13 00:27:00
  • 23:

    案の定、あたしは解放された。
    部屋が別々になり、両親の喧嘩も少なくなってきた。
    (やっと自由や…)
    解放と安心から涙が零れる。
    さすがに中一にもなると知識もあったし生理も始まっていたから不安だったのだ。

    2007-11-13 00:31:00
  • 24:

    学校生活は順調だった。
    すぐに新しい友達も出来たし、塾に行かされ家庭教師を付けられたおかげで勉強も楽勝だった。

    しかし家に帰ると兄貴の悪い友達や兄貴の彼女なんかの溜まり場になっている。

    2007-11-13 00:35:00
  • 25:

    そんな家に長居はしたくないので、あたしは毎日学校から直帰しては制服のままリリを連れて兄貴の友達が帰るまで時間を潰した。

    リリや学校の友達と一緒に遊ぶ。
    帰っても殴られる事は少ない。
    それだけで幸せだった。

    2007-11-13 00:40:00
  • 26:

    中2の夏休み。また事件は起こった。
    夏休みという事もあり、昼過ぎまで寝ていたアタシは突然誰かに覆い被さられ目を覚ました。
    寝起きで状況が掴めない。
    『ちょっ、誰やねん!?』
    無理やり引き剥がして顔を確認する。

    2007-11-13 00:45:00
  • 27:

    それは兄貴の友達で、よく家に来る弘樹君だった。
    兄貴の友達の中でも比較的優しそうな人。
    全員嫌いだったが、弘樹君だけは喋った事がある。
    「けいちゃーん♪いつまで寝てんのぉ?」
    全体重をかけるように抱きついてくる弘樹君からはキツいマジックの臭いがした。

    2007-11-13 00:50:00
  • 28:

    弘樹の手はさり気なくアタシの胸を触っている。
    『何してんねん!?やめろや!!』
    力いっぱい突き飛ばし、弘樹君の顔を見ると、いつもの穏やかな弘樹君とは違った。
    兄と同じ、鋭い眼光。
    一瞬にしてアタシは凍りついた。

    2007-11-13 00:53:00
  • 29:

    やばい…ヤられる…。
    途端に体が震え出す。
    「痛いのぉ…」
    低い声でそう言い放つと、弘樹君はアタシの顔を拳で殴り付けた。
    布団の上に倒れ込むアタシ。
    兄貴よりは幾分弱かったが、それでもアタシは恐怖で動く事が出来ない。

    2007-11-13 00:58:00
  • 30:

    観念した。
    抵抗は意味の無い物だという事は充分知っていたから。

    声も出さない、動く事も無いアタシの上で弘樹君は必死で腰を振っている。
    あたしはすごく冷静に、客観的に見ていた。
    快感なんてない。ただ痛いだけの行為。

    2007-11-13 01:02:00
  • 31:

    丁度その時、勇が帰ってきた。
    勇も小学6年生、ある程度の知識はあるだろう。
    扉を開けた勇は、アタシと弘樹君を見て絶句した。
    「きっしょ…」
    それだけ言い残して勇は扉を閉めた。

    2007-11-13 01:08:00
  • 32:

    幼い頃とは違う反応。
    当然と言えば当然か。
    しかし、家族で唯一普通に喋る事が出来た弟からの軽蔑の目にアタシは頭を鈍器で殴られたような気分だった。
    コトが終わって弘樹君が帰ると家にはアタシと勇だけになった。

    2007-11-13 01:12:00
  • 33:

    気まずい空間。重い沈黙。
    先にこの空気を壊したのは勇だった。
    「やりたかったら外でやれや、ヤリマン」
    完全な拒絶の言葉。軽蔑の眼差し。
    アタシと勇は同室。そりゃ自分の部屋でそんな事をされたら誰だって嫌がるだろう。

    2007-11-13 01:16:00
  • 34:

    しかし勇のその言葉で、アタシは急に今まで耐えてきた涙が溢れ出した。
    母の部屋にこもり、わんわん泣いた。
    理解してくれない悲しさ、恥ずかしさ、悔しさ、自分の中の何かが音を立てて崩れていくようだった。

    2007-11-13 01:19:00
  • 35:

    もう嫌や…っ!!こんな人生いらん…。
    もう生きていたくない。
    みんな居なくなれ。
    みんな消えてまえ!!

    そっからは人生転がるようやった。

    2007-11-13 01:27:00
  • 36:

    悪い友達と連むようになり、窃盗、恐喝、タバコ、喧嘩、無免、シンナー。
    薬と売り以外はほとんどやった。
    もう体裁なんてどうでも良かったし、単車で走っている時は全て忘れられる気がした。

    2007-11-13 01:35:00
  • 37:

    家に帰るのも嫌になり、なるべく家に近づかなくなった。
    そのせいでリリと過ごす時間も減っていた。

    そんな時に出会ったのが4人の連れ。

    2007-11-13 05:55:00
  • 38:

    小学校から原付を乗り回し、中学からヤクザと遊び回っていた根っからのヤンキー、さなえ。
    無邪気で情に熱いが喧嘩っ早い。学校1の美女、ユウコ。
    全く学校に来ないが、夜中の集まりには皆勤賞のマキ。

    2007-11-13 06:02:00
  • 39:

    そして中2にしてNo.3入りするホスト、容姿端麗でかなり大人びた男、隼人。
    全員が全員第一印象で嫌っていたにも関わらず、自然と4人は連むようになった。

    2007-11-13 06:06:00
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