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‥‥ふたりぼっち‥‥
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1:
京子
気がつけば、いつの間にか私達‥‥ふたりぼっち‥‥になってたね。―あの頃―
2007-11-01 13:15:00 -
177:
京子
私は、その事には触れずに「はい。おしまい…下手でごめんね。しみたやろ?」
潤は首をゆっくり横に振り『…ほんま…ありがとう』そう言って頭を下げた‥。
『けど何で…薬とか持ってるん?化膿止めとか珍しいやん。持ち歩いてるん?』私は、大きめのバックからポーチを取り出して見せた中には色んな物が入ってる2007-12-06 13:15:00 -
178:
京子
風邪薬・液体胃薬・鎮痛剤バンドエイド・(女性用品)等、他もろもろ。必需品!『薬箱みたいやな〜』って笑ってる。
「でもさすがに、ガーゼや包帯は無かったけどね〜」半分、冗談で言ったのに…『ごめん…。』潤は謝っただから何気に私は言った。「けど化膿薬は役に立ったから喜んでるわ〜お薬も」潤は少し笑った。
その笑顔がちょっとヤバイって思ったから‥テーブルを片付けてウロウロしてた2007-12-06 13:58:00 -
179:
京子
潤の消毒を済ましたら‥私何もする事が無くなった。「コンビニで買ったモノやけど…潤君、紅茶飲む?」潤は頷いた。
『…話あるねん…。』潤は紅茶にお湯を注いでる私に向かって、静かに言った。「うん。」とだけ返事してテーブルを挟んで向かい側に座った。紅茶を手渡した『うまいわ〜』
潤は美味しそうに飲んでる私は思い切って潤を見た。「‥‥話って何やのん?」精一杯、何気なく聞いた。2007-12-06 15:12:00 -
180:
京子
潤が、煙草を吸い始めた。昨日…喉が痛いとか言ってセーブしてた筈やから何か久しぶりに思えた。
『話したい事は…いくつかあるし、聞いてほしい事も色々あるんやけど…。』潤はそう言ってうつ向いた。私は少し考えた後‥
「何でも、聞くし……何でも話してくれていいよ。」自分自身に言い聞かせる様に、はっきりと口にした。それを聞き潤が顔を上げた2007-12-06 19:48:00 -
181:
京子
『まずはヒロミの事やけど…ヒロミから何を聞いた?何を言うたん?アイツ…』
さすがに化粧室での会話を全て言えないし、言いたく無かった。けど…潤の眼が真剣に私を見てる。私も、逃げんとこうって思った。
「…私からも聞いたり話したりしても…かめへん?」潤は大きく頷いた。そして『何でも聞いて…どんな事でも俺、話すし聞くから』そう言って、また頷いた。2007-12-06 20:22:00 -
182:
京子
私は聞きたい事…話したい事を順序立てずに、思った事から喋ろうと思った…。
「潤君…何でヒロミさんとロビンソンにアフター行く事、ずっと断ってたん?」気になってた疑問やったー
「他のアフターは行くのにおかしいなって…何で?」潤は私の疑問に直ぐ答えた『思いっきり酒飲んで又、終わって次も酒はキツイ』けど‥私とは行ったやん?2007-12-07 12:43:00 -
183:
京子
『それに車あるし…営業終わってからも飲みたいとは思わんし普通そうやろ?』
「…けど…ヒロミさんは、大事なお客さんやん?何回も断るのも逆におかしい」
『店、終わってからまでも一緒に飲みたいって思った事ないから断ってたんや』そう言って煙草を消した。私は聞きたい事が中々聞けない事に苛立ちを覚えた。2007-12-07 13:05:00 -
184:
京子
「私‥飲みたい」弱いな‥『かめへんで。但し…酔っ払う迄はやめといてな?』「潤君は飲めへん?」私の質問に潤は笑って答えた。
『飲まんワケないやろ。』美味しくて、飲み過ぎたらあかんから缶ビールにしたこれやとセーブ出来そう。
「じゃあ、ヒロミさんとは…どんなアフター?」胸をチクッと針でさした感じ。潤の口元をじっと見ていた『飯行ったり…色々やな』色々‥それ聞いてるねん‥2007-12-07 13:30:00 -
185:
京子
私は話題を変えた…こわい「ヒロミさん以外の、お客さんともアフターで飲みに行けへんの?」
『行かんよ』そしたら‥‥私はビールを一気し聞いた「けど…じゃあ、何で私は新規やったのに行ったん?欣ちゃんが誘ったから?」潤は首を横に振って
『一緒におりたかったから…それだけ。』動悸がした「‥‥嘘やん」私は言った『嘘ちがう!ほんまや…』2007-12-07 13:58:00 -
186:
京子
「そんな筈ない…私を潤君が、そんな事思う筈ない」『なんで!?なんでや?』私は言いたく無い事言った「年上過ぎる‥」
『そやから何や?そやから俺の言う事が嘘になるんか?何の為に嘘つくねん…』潤、ホストやん。仕事の為やん。それ位分かっている…つもりやったのに、私。いつの間にか…
気持ちが自然に流れてた。そんな時ヒロミからの言葉今も心でシミになってるー2007-12-07 14:25:00